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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『バジュランギおじさんと、小さな迷子』109シネマズ木場3

▲画像は後から。

五つ星評価で【★★★面白いけど期待値上げ過ぎた】
周りの評判でちょっと期待値を上げ過ぎた。これに尽きる。
決してつまらなくはないがボディーブローのように感動のパンチを叩き込まれ嗚咽が止まらずに息が出来なくなるほどやられはしなかった。そんな極端な人殺しみたいな映画は滅多にないけれど。
迷子可愛いし。
歌や踊りは華やかだし。
バジュランギおじさんはバカだけどいい奴だし。
少女人身売買みたいのを逃げずに描いたのも好感持てる。
パキスタンのモスク管理者の態度もグッと来た。
善には善を持って応える姿勢はとても清々しい。
パキスタン入国後の親元を探す謎解きの構築もよく出来てる
(その逆、国を出るまでの前半部はモタモタしてるかな)。

映画全体として想像以上ではなかった。

明確な難点を一つだけ上げるなら、
バーフバリの婚約者の顔が小林幸子っぽくてどうもね
(ってそれはどちらにも失礼だろ、おいおいおい)。


【銭】
109シネマのメンバーズデー(火曜)で1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
バジュランギおじさんと、小さな迷子@ぴあ映画生活
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ツイッターで呟いたちょっと素敵な一言。

個別記事覗かないと見れないようにしとくか(あんまりそーゆーのしないんだけど)。という事で「続きを読む」をクリックしてください。 続きを読む

『そらのレストラン』ユナイテッドシネマ豊洲12


▲UFOっぽいチーズ。

五つ星評価で【★★この映画を躊躇してしまう理由】
美談であるし、悪人は出てこないし、とても性善説の世界だ。そういうのに照れるってのはあると思う。登場人物の誰もが善人だったり、過去に辛い思い出があり、それが今の人格を形成してたり、みんな仲が良くって、誰一人として主人公の挫折からの復活を諦めないでサポートしてくれるのは構わない。うらやましいばかりだ。
問題は別の所だ。
多分、私は彼等を妬んでいるのである。
モデルになった人達がいるらしいのだが、その人たちもこの映画の彼等のように楽しく朗らかに苦労せず生活しているのだろうか。そう、彼等から労働の苦労・苦痛は感じない。冬の北海道に迷い込んだ本上まなみは、夫の大泉洋の畜産に手を出してるようには見えず、ほぼ専業主婦でノホホンと生活しているように見えるし、外資系から脱サラして牧畜業を受け継いだ岡田将生はペットに餌をやるように、ただ餌をやるシーンのみが描かれる。多分、それ以外は遊んでるのだと思う。農家のマキタスポーツ、高橋努も農家らしい苦労をしているようには見えない。農薬を使わないのは良い事だが、虫による被害をどう防ぐかは一切描かれていない。多分、あの大地では農薬を使わない作物には「呪い」か何かが仕掛けられてて被害を出さない仕組みが作られているのだろう。大雑把に大自然北海道の野生の力により作物は勝手に育つ。魚介類も同様。どんどん捕れる。その凄まじい恩恵を彼等は受けているように見える。いや、それはファンタジーでしょう。マンガ『銀の匙』の離農の現実などを見てると、この労働量で農業の生活基盤が立ってしまうのが謎である。と言う事で、挫折や復活などの精神性の問題はいいのだが、生活基盤の農業にリアリティーがない。私自身は農業に携わった過去は1分たりともないのだが、農家の人がこの映画見たら怒るのではないかと思う。

でっかいどう北海道果てしなく広がる遠大な背景を凄くロングから撮れるのは気持ちいい。

ラスト補助輪なしの自転車のカットはいいなあ。食もそうだけど、ああいうのに幸せを感じるのはいいよな。


【銭】
ユナイテッドシネマ金曜はメンバーデーでメンバー1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
そらのレストラン@ぴあ映画生活

『TAXi ダイヤモンド・ミッション』『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』『十二人の死にたい子どもたち』東宝日比谷11,シャンテ1,日本橋2

◆『TAXi ダイヤモンド・ミッション』トーホーシネマズ日比谷11

▲TAXiはともかくとして、一番この映画らしい人物。

五つ星評価で【★これはよく公開したな(後悔したなって出たぞ)】
今時、うんゲロ尽くしかよ。中60分くらい寝たけど問題ない。あと地方のダメ部隊が本当にダメ部隊なのも凄い(活躍してるように見えるけど地方のメイン部隊を邪魔してるだけでしょ)。フランスの姉ちゃんは無駄に綺麗。他の映画でその美貌使えよ。デートムービーに使ってた女が「面白かったねえ」と本心で言ってる風だったんだけど、男よ、その女で本当にいいのか。フリーパス鑑賞で本当に良かった。この映画にお金を使いたくはない。定期券の範囲内だから発生しないのだが、お車代を貰ってもいいくらいの駄作。


◆,『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』トーホーシネマズシャンテ1

▲スタンド使いっぽいサリンジャー。

五つ星評価で【★★映画の主役サリンジャーと友達にあまりなりたくない】
サリンジャーは『ライ麦畑でつかまえて』をパスして『ナイン・ストーリーズ』だけ読んだひねくれ者の私です。
偏屈くんが戦争で拗らせてスーパーサイヤ孤立偏屈くんになる話。 人生色々だから不幸だってあるだろうけど、その結果が反映されたにしても、主人公が人の言う事を聞かないいけ好かない野郎だと、やっぱ話としては乗りづらい。役者の実生活は抜きにして(性暴力容疑者俳優)ケヴィン・スペイシーの方が格段に常識人で善人で報われなくて哀しい。役者よのうケヴィン(いや、この文脈での褒めはおかしい)。
全米から彼の人生ダメ小説を読んで、「俺の事を書いたんだろ」と実行力のあるクズが集まってくる描写は怖い。押し寄せてくる得体の知れない元気な『ミザリー』たち。


◆『十二人の死にたい子どもたち』トーホーシネマズ日本橋7

▲大活躍な二人。

五つ星評価で【★★★大前提がおかしいけど、嘘でもこういう空想は面白かろう】
コメディーすれすれの設定。集団安楽死に集まった自殺志願者がみんな喋りたがりなのが違和感あるけど、そういうの取っ払ってトリック物として見ると面白い。何か似たような事を最近書いたな。『刀剣乱舞』か。『12人の怒れる男』よりは『12人の優しい日本人』寄りなのは中心にある謎の解明以上に陪審員(=自殺者)の各個性を一人一人掘り下げていく構成だからだろう。みんなでジンジャエールを持ちよって「ジンジャエー」と言ってほしかった。論理的に道筋を付けて納得したい男子陣より、勝手に暴れまわって自己の欲望を優先しようとする女子陣の方が魅力的。
12人の中で名前を知ってるのは男3人(高杉、北村、新田)、女3人(杉咲、黒島、秘密)。
新田はガタイがいいので病弱に見えづらい。シャッフルしても良かったかも。
杉咲は期待通り、黒島は化けたなあ。
秘密は存在そのものが飛び道具。よくやってる。
名前知らない中では、生命保険とイジメとドモリ、野郎三人が良かった。
12人もいるから多少のまごつきははしょうがない。
一応ちゃんとキャラを混同せずに見れたし、トリックも理解できたので、演出力高いと思う。監督、堤幸彦だから認めたくない人はいっぱいいるだろうが。


【銭】
2018.12.20から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その22~24本目(今回はこれで終わり)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
TAXi ダイヤモンド・ミッション@ぴあ映画生活
ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー@ぴあ映画生活
十二人の死にたい子どもたち@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー@大江戸時夫の東京温度

『マスカレード・ホテル』『ミスター・ガラス』『映画刀剣乱舞』『FBと黒い魔法使いの誕生』『ドラゴンボール超ブロリー』東宝日本橋7,6,1,錦糸町12,12

◆『マスカレード・ホテル』トーホーシネマズ日本橋7

▲キムタクの顔って定規で線引いて書いてるみたい。

五つ星評価で【★★★★こういう役者だらけ映画は好き】
おもろいけど明かされるトリックに比べれば上映時間が長目か。
どちらかと言うと殺人などのトリックよりも、刑事とホテルマンの目の付け所の違いや、ホテルというシステムその物の解明を作者が楽しんでいる節がある。なので観客としても、あるあるお客みたいなのを数多く見て、殺人事件と言う枠の外を楽しめるようにできてる。ぶっちゃけネタバレ的ではあるが、笹野高史なんて気難しくてちょっとの事で激昂する老人と言う名人芸を披露しに来ただけにすぎない。高嶋政宏、菜々緒、田口浩正、宇梶剛士、橋本マナミなんかもこの枠。こういうの楽しい。今回、刑事側だったが篠井英介なんてこっちの枠で使った方が面白かった。刑事やホテルマンを含めて述べ時間2分みたいな役者が山のように出て来てて、なるほどフジテレビらしい映画である。そんな中、特別出演のさんまがどこに出てたかは分からず。

長澤まさみはちゃんとやってるし、ちょうどいいサイズの善人役なのだけど、ヒロイン位置としては何か単に優等生みたいな感じで「性的」に面白くないのはちょっと残念。木村拓哉の犯人逮捕のためのバディとしては成立してるが、こーゆー話の時、裏で展開しそうな恋バナの匂いが全くしてこない。足がけっこうニョッキリ出てるのにエロくないのは困ったなー。

キムタクは大変、面白かった。今までのキムタクの役どころで言えば、最初に出てきたヒゲが生えていて眼光が鋭いヤマイヌのような男が妥当なキャスティングなのだが、映画は彼を全身クリーニングに出して、トリミングして、調教師に長澤まさみを付けて、吠えようとすると鞭で叩かせた。このイヤでイヤでしょうがないんだけど、「お客様」に対して常に低姿勢な態度を崩せないキムタクの綺麗綺麗したダサさが面白い。それでも彼は最高の猟犬で身体をグルグル巻きにされて身動きが取れないのに捜査は続けなければならない。良いハンデマッチである。

しかしこれで本当に犯人が菜々緒とか橋本マナミだったら、推理映画史上に残る、キャスティングから判別できない難解な犯人になったのに、それは無理なんだよなあ。


◆『ミスター・ガラス』トーホーシネマズ日本橋6

▲チアガール「こうなったら全力で応援するわよ」。

五つ星評価で【★★★そう言えばチャップリンの「キッド」でのチャップリンの職業はガラス屋だった。あれもある意味ミスター・ガラスじゃないかな】
予告のワクワク感に比べれば全体の時間配分はあまり上手くなくて、後半ダレてしまった。ただ、そんな終わり方に持ち込むとは思わなかったので、見終わってあまり悪い気はしない。ただ、タイトルロールになってる彼の「やりたかった事が最後に彼がやり遂げた事であった」か、どうかについては強い違和感がある。

ツイッターで、もっとシャマラン濃度の濃い『ミスター・ガラス』を求められてRTで呟いたツイート

解決案①ラストにミスター・ガラスをも影で操っていた「ミスター・もっと薄いガラス」が出て来る。②そしてそいつはウィル・スミス。


◆『映画刀剣乱舞』トーホーシネマズ日本橋1

▲最左の半ズボンも気にかかるが、男の癖に可愛いデザインの骨喰藤四郎は左から二人目(チェンジマンに出てきたアハメス様っぽい)。

五つ星評価で【★★★最初の大嘘が許せてしまえばそこそこ楽しめるのだと思う】
小林靖子にゃん脚本かよ。
っつか、これ衣装が安いコスプレなのが損してる。

これ登場人物が「男子」で、キラキラの2.5次元男子が演じているから、今一乗れないのだけど、この「刀剣男子」のキャラを更に少女に擬人化して、女の子達にあられもないコスプレで演じさせ、語尾に「にゃん」とか付けさせたら、恥も外聞もなくきっと好きになってしまうだろうという無駄な自信がある。骨喰藤四郎とか男であれだけ美しいのだから、女子姿が見たいものだ(そんなん望んでるのは俺だけだ)。

刀剣側、主役を張るだけあって鈴木裕樹の所作が美しかった。
あと、人間側のキャスティングで、信長に山本耕史、秀吉に八嶋智人と言う分かりやすい演技をする有名人を迎えたのが効いている。八嶋智人は出てきた途端、画面に「ダメ」が充満、相変わらず「能力に満たない」事を演じさせたら八嶋智人に適う役者はちょっと思い浮かばない。決して底抜けに無能ではないのだけど、有能とは認めたくない奴。


◆『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』トーホーシネマズ錦糸町楽天地12
五つ星評価で【★★ダメっすね】
せっかくのフリーパスなのと、ちょうど吹替版をやってたのと、で本当につまらないのか再確認にいった。やっぱりつまらなかった。

せめて、これが「ファンタスティック・ビースト」ではなく、「ファンタスティック・ビーチク」だったら楽しめるのかもしれない。やるな、俺。映画のつまらなさを抜いたな。


◆『ドラゴンボール超ブロリー』トーホーシネマズ新宿7、錦糸町楽天地12

▲地球最強の愛妻家。

五つ星評価で【★★★★,★★★★OKっすね。】
2018年のふじき邦画ベストワン。
フリーパスとしては2回目の鑑賞だが、1回目の感想をブログにUPしてないので便乗してあげる。

ともかくこんな30年も前に書かれたマンガ未だに続いており、基本的なフォーマットが変わっていない事がまず驚異である。しかも、それが面白い。もう、何かに罹患してしまっているとしか思えない。でもまあ、面白いのだからしょうがない。いいよ、もう、理由なんて。最初から最後までバトルで貫かれているのだけど、見せ方が飽きないようにかなり計算されている。上手いよなあ。ずっと殴り合いしてるだけなのにラストまで間が持つのが驚異的。

フリーザ様、声が同じ人だからって事もないだろうけど、徐々にバイキンマン化してないか? フリーザ様とブルマの願い事がベース一緒ってのがおもろい。お前らレッド・リボン軍の偉い人かよ。資金よりも権力よりも大事なのは「モテ」。まあ、そんなに間違えてない気がする。「モテ」に関係ない人生だから、資金でも権力でも身近にあったら嬉しいだろうなとも思う。なんだ、三つとも縁遠いのかよ、俺。

ゲストキャラのチライ、言い具合にスケバンっぽくって露出も多くて可愛い。姉御肌だけど人の事をちゃんと見てるんだよなあ。

PS エンドロールの三浦大知の曲も本編に負けず勇ましい感じで良かった。


【銭】
2018.12.20から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その17~21本目。
『ブロリー』はトーホーシネマズデーで1100円で鑑賞ってのも別にある。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
マスカレード・ホテル@ぴあ映画生活
ミスター・ガラス@ぴあ映画生活
映画刀剣乱舞@ぴあ映画生活
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生@ぴあ映画生活
ドラゴンボール超 ブロリー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
マスカレード・ホテル@ここなつ映画レビュー
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ファンタスティック・ビースト(一作目)@死屍累々映画日記・第二章
ファンタスティック・ビースト(二作目1回目)@死屍累々映画日記・第二章
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『アイスマン 宇宙最速の戦士』『西遊記 女人国の戦い』『王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン』新宿武蔵野館3

やられた。ほぼ書きおわったブログがクラッシュ。しおしおのパー。これからは自動下書き保存ONで対処して、記事内容は涙を流して思いだしながらパッパとあげるわよ。

企画「2019中国最強映画まつり」から3プログラム全部。うお、全部、続編かよ。

◆『アイスマン 宇宙最速の戦士』新宿武蔵野館3

▲ウルトラセブンがマスクだけ外したみたいなコスである。

五つ星評価で【★★えーと、こういう続きが見たかった訳じゃない気がするが4年も経ってると断言しかねる】
『アイスマン』の続編っつか前後編の後編。サイドストーリーとかでなく、そのまんま続く話なん・だから4年も間を開けないで。まー公開されただけでもまだよいか。一応、前回の話とかくっ付いてる親切設計だから前編見てなくてもどうにかなりそうではあるけど。前編の記憶って「凄まじい小便」しかないのだけど、それ、全然いらない部分だった。
・ツイッター感想開口一番「何じゃこりゃ映画だった。」うん、正しいよ、俺。
・前回が400年の眠りから目覚めてギャップ笑いを振り撒きながら武術指導がドニーさん本人なのでカンフーアクション壮絶だったけど、今回は400年前にタイムトラベルで戻って武術指導がドニーさん本人じゃないらしいので何気にカンフー・アクションがライト。話の出来がなかなかポンコツで400年後に進むのはまだしも、戻る事にメリットがそんなにない。事故で進んじゃったからしょうがないんだけど、極めて個人的な理由でみんなして過去に戻って、それで事態が好転するでもないってのは見てて面白くなくない?
・戻る事のメリットは金色のグルングルンマシンで3DCGバリバリ使えるって事かな。中国人3DCG好きだから。あれ、エディ・ポンが出た孫悟空映画に似た球体が出てた気がするな。
・倉田保昭先生は流石、年の功で美味しい役。そこに異論は全くない。
・ドニーさんの許嫁役の女の子がいじらしくてかーいー。
・未来(=現代)から400年前の過去にくっ付いて来ちゃった女の子がそんなに魅力ないなー。


◆『西遊記 女人国の戦い』新宿武蔵野館3

▲「夕飯はまだかね」「さっき食べたばかりでシしょ」

五つ星評価で【★★★★そだねー。愛が俺の弱点かもねー。】
・ドニー・イェン+アーロン・クォック系の「西遊記」の三本目。チャウ・シンチー+ツイ・ハークのと混同しちゃうんだよなー、どうしても。いや、あれ、公開時期が似てたし、どっちも二作目でキャスティング変えたりしたから、そんなん頭が追いつかへんよ。という訳で、今回は反省もあってか旅の4人はキャスティング変更なし。たりめーだけど、まー普通に良かった。
・今回の訪問先は女人国。キャバクラかよみたいな衣装じゃない? その中の一番の売れっ子が可愛い女王様チャオ・リーイン、店長みたいに国を管理しているのが国師ジジ・リョン。女王ちょっと宮崎アニメっぽいよ。国師ちょっと紅白で演歌歌いそうだよ。そして国全体はやっぱりキャバクラっぽいよ。
・三蔵と女王が恋に落ちてしまうのだけど苦しんだ末、自分の愛情より相手を真に思いやるのをお互い優先する流れが実にちゃんと出来てて良かった。三蔵が何回も声に出す「来世で添い遂げましょう」、実はこの三蔵は前世9回も西域への経典をいただく旅をしてきた男で、その都度妖怪に食われて死んでいる。そして三蔵を食った妖怪が9回とも実はお伴の沙悟浄なのである。そういう設定がオリジナルの「西遊記」にある。つまり、三蔵が言う「来世で添い遂げましょう」は三蔵自身本気で言ってるだろうが、とても夢物語のように確率が低いのだ。
・三蔵法師と女王と相似するようにもう一ケース愛が紡がれる。××と川の神。三蔵と女王のように制約や戒律で彼等は愛を全うできそうにない。川の神は神仙であり妖魔である。制約や戒律は自然界では用をなさない。川の神は愛したいように愛そうとする。荒れ狂う。川の神はその相手を殺してでも自分だけの物にしなければ気が済まない。それもまた愛の一側面だ。猿がその動きを止めようとする。この水の化け物である川の神と火の化け物である猿の戦いが素晴らしい。素晴らしいが、戦いは互角で終わりが見えない。この戦いを最後に制するのは人の心であり仏法である。そうあってほしいという物語の構造が何とも、普段、幸福の科学アニメとかで見せられてる見せかけの愛や正義と違って何かズンと来た。
・もう一つ三蔵が懐妊してしまう下りも驚いた。山口貴由の『悟空道』かよ。っつか、おそらく原典の「西遊記」にもある展開なのだろう。おそらく原典の「西遊記」では非常に簡単に堕胎されて次の都に行ってしまうのではないか。それは、貧困で間引きなど当たり前だった時代であり、堕胎が悪であったという観念が考えづらい。映画は現代に作られているので、ここで立ち止まる。三蔵は生き物を殺す罪悪から自ら堕胎が出来ない。その罪を被るのは弟子の猿である。猿は師匠の失敗の禍根を自責にして断つ。どんな罪でも背負うと。この猿の自己犠牲がたまらない。だって、猿は神や仏が500年くらい牢獄に閉じ込めるくらいはあっさり簡単にやってしまう事を実地で体験して知っているのだ。
・こんな事からキャバクラ映画みたいなので無性に泣いてしまった。大丈夫かよ、俺。


◆『王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン』新宿武蔵野館3

▲あえて主役のD判事ではなく、ラブコメパートの二人。

五つ星評価で【★★★3DCG大売出し映画】
・判事Dシリーズの3本目。
・謎説きのD、武官のユーチ、医官のシャトーは前作と同キャスト。それはそうだろ。そうでないとあかんやろ。Dは薄いちょび髭、ユーチはギョロ目、シャトーはゆとりっぽい外見(何だよ「ゆとりっぽい外見」って!)。悪皇女カリーナ・ラウも再登場。紀香っぽいな、それはダメだろ。紀香と香里奈を足して2で割ったみたいか。それでもダメだな。
・監督がツイ・ハークなのでガチャガチャ騒がしくて本当いい感じ。音楽が川井憲次だからテーマ曲聞き覚えあっていいぞ。で、ツイ・ハーク脚本も書いてるけど敵を幻術師なんかにしちゃダメよ。幻術って何でも出来るから逆につまらない。そら、幻術しかないやろみたいな部分はそれでいいが、幻術かどうか後から解明すらしてくれん部分はストレスになる(龍に殺される法師とか)。それと132分は全体に長いな。
・今作で面白かったのはゆとりのシャトーが敵の女剣士シュイユエ(水月)とラブコメ関係になってしまう辺り。シュイユエがビビアン・スー顔で全体ちょっとホワっとした所が残ってて可愛いのだけど、女剣士だから医官よりはずっと強い。それなのに毒にやられて動けないから身体のあちこちに唇をあてられて毒を吸いだされたりしてる。萌える、手に取るように萌える光景だ。地団駄踏む女の子が好きだって悪い性格だな、俺。


【銭】
『アイスマン 宇宙最速の戦士』:一般正規料金1800円。
『西遊記 女人国の戦い』:企画番組リピート料金1300円。
『王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン』:企画番組リピート料金1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
アイスマン 宇宙最速の戦士@ぴあ映画生活
西遊記 女人国の戦い@ぴあ映画生活
王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン@ぴあ映画生活
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アイスマン 宇宙最速の戦士@ここなつ映画レビュー
西遊記 女人国の戦い@すぷのたわごと。
▼関連記事。
アイスマン(一作目)@死屍累々映画日記・第二章
西遊記(一作目)@死屍累々映画日記・第二章
西遊記(二作目)@死屍累々映画日記・第二章
判事D(一作目)@死屍累々映画日記・第二章
判事D(二作目)@死屍累々映画日記・第二章

『フォルトゥナの瞳』一ツ橋ホール


▲異常にコンタクトレンズのCM感が高いツーショット。

五つ星評価で【★★★役者は褒めたい】
他人の不幸を肩代わりする能力と言う設定が乙一の『傷』に似てると思ったが、一応違う物として仕上がっていて安心。盗作とか言う気はないがタイプの似た同根の作品ではある。百田尚樹氏の原作は未読だが、『傷』が短編小説だったように、内容的には短編の内容だと思う。なので、映画にするにはちょっと短く、映画が長い。非常に丁寧に演出されており、その為、ラストの落ちにかなり早い段階で気が付いてしまった。それだったら、もっと作為的に荒い演出でいいんじゃないのか。

人が透ける特撮が自然で上手い。
ただ、映画前半と映画後半で「透ける能力」が発動する時間差が大きく違うのに何も説明されない点は減点。

ホモじゃないけど主演の神木隆之介が可愛い。世の女性の母性本能をくすぐるどころか蛸殴りにする感じ。「もう、本当に童貞なんだから」みたいな。野暮いファッションが徐々にオシャレくなってくのは何か幸せな事なんだけどちょっと悔しい感じもあり。

お相手の有村架純は悪くない。何かとってもいいバランスの組み合わせだと思う。ただ、有村架純は『ひよっこ』のみね子で大当たりを食らった影響で、あれ以上の名演を引きだせないでいる後遺症の中でもがいてるように見える。まあ、とても普通にやってる。そこが悪くはないのだけど、残念に感じてしまう所だ。

神木隆之介に突っかかる素行の悪い職場の先輩に、これも朝ドラ『半分、青い』でブレイクした志尊淳。「ボクテ」とはちゃんとテイスト変えてるから最初誰か分からなかった。

神木隆之介の親代わりに、こんなところに時任三郎、こんなところに斉藤由貴。海燕ジョーとスケバン刑事だから本当は二人とも強いのである。おまいらが、その能力で神木隆之介の運命をどうにかしてやればええんのとちゃうんか!(いやまあ、ちゃうんやろなあ)

神木隆之介の主治医に北村有起哉。適材適所。説得力ありあり。何も説明しないが、足引きずってるのがさもありなん。

そして、神木隆之介の初恋の相手をやり捨てて金が稼げなくなったのでソープに沈めたホスト役のDAIGO。凄い。そういう人に見える。DAIGOは最近では他に二つの役を見てる。『嘘を愛する女』の興信所付きハッカー。『ニセコイ』のピンクのスーツを着こなすマフィア。実はこの三役とも演じているDAIGOの心が伝わって来ない。本人に自覚があるかどうかは分からないが、それが無性に良い。何となく問題がないようにその場にいて、その場を進行させ、大きな波風を立たせない。この正反対の演技が『七つの会議』の香川照之。ムチャクチャ波風を立てて心情を嵐のように現場に残す。アレはいい。アレはそういう演技が求められて、その結果だ。なんつーかDAIGOの役って情報なんである。そういう人間がそういう事をした事がアリバイのように残せればOK。『嘘を愛する女』のハッカーは外見は特徴あるものの、発言力のない端役であり、存在感だけあればいい役だった。『ニセコイ』のマフィアはコミカルな「そんな奴いっこねえ」というファンタジーな役だった。なので、感情とか過剰に付いてると邪魔になる。そして今回のホストは極悪非道な役なのだが、ホストだから外見は無表情でクール。本気の感情表現はいらない。それを崩してこの映画の中で強く深い感情表現とかされると、ここだけマリワナ海溝のように深く重くなってしまい、映画の中心が変わってバランスを崩す。よい意味で今回も端役である。なんかこれは凄い役者として適しているのか、運がいいのか、面白いフィルモグラフィーだ。いいな、この腰かけ俳優感。妻の北川景子があれだけの美女なのに本気に熱演系なのも又、ギャップがあって面白い。という事で、俺、DAIGOって「ロックはそういうもんじゃないだろ」と言う面も含めて、凄い嫌いなキャラなんだけど(ともかくDAI語が嫌い)、映画に登場する役者としては次に何やってくれるのか、ちょっと楽しみになってしまった。

▲DAIGOと沈む前の松井愛莉。

そのDAIGOに売り飛ばされる初恋の君が松井愛莉。ああっ売り飛ばされた後が見たかったというバリバリにゲスい俺。


【銭】
マンガ雑誌の試写会当選。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
フォルトゥナの瞳@ぴあ映画生活

『岡本太郎の沖縄』ユーロスペース1


▲中々いいデザインだ。

五つ星評価で【★★★良いが長い】
『沖縄太郎の岡本』もとい『岡本太郎の沖縄』。前者だと米軍基地が消費するゴム問題みたいになってしまうからまずそうだ。時間帯が悪いからか、ツイッタ-のTLでとんとお目にかからない映画。岡本太郎の沖縄の写真が素晴らしく、岡本太郎の心情に寄り添いながら今の沖縄を旅したり、歌ったり、踊ったり、趣向が多いのは良い。どちらかと言うと、岡本太郎がテーマの映画ではなく、岡本太郎を出汁にして、沖縄とは何であるか、何であったかを描いた映画。
岡本太郎が撮った沖縄の写真が良い。これがほぼほぼ全て良い出来。
ごっつい指、刻まれた皺、染み、そして明るい顔、人物写真が良いわあ。


個々のカットは良いけど長い。同じ事をグルグル回って長いのは辛いわあ。お婆ちゃん普段笑わなかった事をそんなに念を入れて何回も裏取りせんでもええやろ。そんな下りが多い。長さに脳がやられて、言いたい事も何だかブレてしまって伝わりづらい。まあ、長さに負ける脳でゴメンっちゃーゴメンではあるのだけど、それはもう負けてしまうのだからしょうがない。


【銭】
ユーロスペース会員割引にて1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
岡本太郎の沖縄@ぴあ映画生活

マンガ『天地創造デザイン部 第一巻』原作 蛇蔵&鈴木ツタ 漫画 たら子、モーニングKCを読書する男ふじき

世界を作った神様が動物を作る段になって面倒くさくて下請けに出したというのが概要。

あー、こんな発想があったのかと書店で目を丸くしたが、何となくその場の勢いでは買わず、石の上にも3年(正確には14か月)ぼけーっとしてたらブックオフの108円に降りてきたので買った。いかんな。けしからんな。ブックオフ。

神様と動物のデザイン部を繋ぐ天使が上田と下田。
デザイナーとエンジニアが水島、金森、火口、木村、土屋、冥土、海原。
水金地火木土天冥海ね。地球は舞台が地球だから避けたか。天王星はややこしくなるのを避ける為に除いたのか。まあ、後から戦隊の追加戦士みたいに出てくるかもしれん。マンガは面白いし、キャラも絵的にはちゃんと描き分けられてはいるが、デザイナーの数がちょっと多いと思う。そんなに一度に全員が出てくる訳ではないが、それぞれのメンタルの特徴がそんなに際立っていない。最初に律儀に全員出さなくてもよかったのではないか。馬に拘る土屋とタブー的なデザインの多い冥土を除けば、誰が誰のデザインを受け持っても大きく変わらない気がする。でもまあ、それでも成り立つからそれはそれで、そんなにむきになって否定するようなもんじゃないのかもしれない。

『処女の泉』『鏡の中にある如く』『魔術師』『第七の封印』新文芸坐

新文芸坐の企画「イングマール・ベルイマン 101年目の風景」から2プログラム。
ベルイマンが凄い監督なのは分かってるけど身体がついていかない。ベルイマンって圧倒的に凄い映像と凄いドラマを投げつけてくる人で隙間がない。120%みたいなのが緩急無しでくる。そんなん仕事帰りに処理出来る訳ないじゃん。という事で、どれだけ寝てもいい。今回は印象だけでも持って帰るって見方をして来た。

◆『処女の泉』
五つ星評価で【★★★処女もヤリマもタイプじゃないのが問題】
1960年の白黒映画。89分。二回目。
ベルイマンと喧嘩する事になったら「お前なんか処女の泉の癖に」と吐き捨てる事が出来る、そういう意味で便利な映画。タイトルが『処女の泉』なのに最初に登場するのが擦れた妊婦なので、「ええっ」と思っちゃうのも束の間、出てくる処女が処女特有の「恐れ知らず無邪気」を無駄に膨らませたタイプで、外見が好みじゃなかったので、なんだか最初からゲンナリしてしまった。多分、現代だったら父ちゃんのマックス・フォン・シドーの後ろの処女を娘の前で奪うような展開もあるかもしれないと思うのだが、その展開に至るには59年早かった。
ベルイマンが神父だった実の父ちゃんに向けて、神様の真意など計り知れないポンコツな出来事が山のように起こっているであろうに、それでも神をゴリ押しするのは何故?という強迫観念めいた疑問を認めた初期映画群の一つ。
あの処女の死体一つ持っていたら、あちこちで泉を湧きあがらせる奇跡を生じさせられるかもしれない。と考えると、あの死体も『レイダース 失われた聖櫃』のラストシーンの箱の中に埋もれていたりするかもだ。


◆『鏡の中にある如く』
五つ星評価で【★★★家族の中の神の規定】
1961年の白黒映画。89分。初見。
どうしても神様の問題に決着を付けたいベルイマンが神の不在を説きながら、神が不在の中で何を規範として生きるべきであるかの結論をぶちまけた映画。個人的にはなかなかいい結論だと思う。だが、映画その物が答を出す為の思考実験のようであり、結論を出したものの、その結論が出た後に残された家族が幸せとはとても思えない。そこがとても皮肉だ。ベルイマン、ハッピーエンドとかダメなのか?(今回の含めてかなり偏った時期の5本しか見てないから全然断言できない)。
精神病にかかっている主人公の娘が「いる」とか「来る」という神様が、世間一般に言う「神様」とはかけ離れた印象を受けるが、神様に形はないからそれはしょうがないのかもしれない。


◆『魔術師』
五つ星評価で【★★★いや、単純に不敬な奴らがギャフンと言う映画が見たい】
1958年の白黒映画。99分。初見。
役人が詮議する旅芸人の一座のオカルトやトリック。科学万能主義の前に彼らの奇跡は全て暴かれようとするが、、、、。役人側のヒエラルキーの低い者を徹底的に見下そうという態度が鼻持ちならない。最終的には確実なオカルトも肯定しながら、役人と旅芸人の一座との争いは痛み分けで終わる。そこは庶民としてはギャフンと言わせて終わってほしかった。


◆『第七の封印』
五つ星評価で【★★★なにがどう第七の封印なのか今回も分からんかった】
1957年の白黒映画。97分。二回目。
十字軍の騎士と死神、魔女狩り隊、とかはいいけど、旅芸人や鍛冶屋夫婦とかそんなに大事な気がしない。最終的にいろいろ神の思惑が及ばないような不敬な事象が数多く行われているが、だから何というところまで思考が届かなかった。
死神はとても変なデザインで、真面目にやってるから笑えないけど、見れば見るほどいい味デザインである。真面目だけど味があるという意味で『ガメラ対バイラス』のバイラスっぽい。あんなんと比較すると怒られるか(あんなんって事もないけど)。


【銭】
『処女の泉』×『鏡の中にある如く』:新文芸坐の会員割引250円減の1100円。
『魔術師』×『第七の封印』:新文芸坐の会員割引250円減の1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
処女の泉@ぴあ映画生活
鏡の中にある如く@ぴあ映画生活
魔術師〈1958年〉@ぴあ映画生活
第七の封印@ぴあ映画生活
▼関連記事。
処女の泉(一回目)@死屍累々映画日記・第二章
第七の封印(一回目)@死屍累々映画日記・第二章

『七つの会議』『がっこうぐらし!』『サイコパスcae.1罪と罰』トーホーシネマズ新宿4,12,1『メイドインアビス 前編』『同 後編』EJアニメシアター新宿

映画ファン感謝デーに見た5本をまとめてレビュー。

◆『七つの会議』トーホーシネマズ新宿4

▲巨大怪獣の間で失禁しそうなミッチーと、その奥にOLっぽいリアクションが可愛い朝倉あき(勝負パンツとか持ってなくて、いつもガードル履いてそう💛)。

五つ星評価で【★★★★濃い顔がええがな】
・濃い顔の濃いメンツがぶつかり合って泣いたり喚いたりな映画は単純に好き。
・「七つ」と言われる会議が七つあったのかどうかすら分からない。
・シン・ゴジラの中身と鉄板の上で土下座する男のしのぎ合いが凄い。
・野村萬斎一人だけ演技が異質なのだが、その異質さが逆にああいう人だからこそ企業と戦えるみたいなプラスに見えなくもない。この萬斎氏の芝居の異質さをもっとも肯定的に演出に利用した映画が『シン・ゴジラ』である。
・朝倉あき無茶苦茶可愛い。オフィスラブで踏みにじりたい(おいおい)。そう言えばずっと眼鏡ちゃんじゃん。
・鹿賀丈史の「俺こそ圧力」というパワハラっぷり凄い。笑ってるだけでパワハラ演じられる人ってちょっと他に思い浮かばない。
・オリラジ藤本の薄っぺらさもグッド。あんな完膚亡き薄っぺらさなかなか見れない。しかもいそう。
・世良さん重役やるような年になったのか。エンドロール見て顔が浮かばなかった。ボギー刑事からよくもここまで。
・ミッチー仕事もしろよ。
・春風亭昇太あれだけかよ!(木下ほうかの出番の少なさの方が凄いが)
・7-11とコラボしてるドーナツは全然違う。やる気がない。やるならもっと似せろよ。安い値段で品質の悪い下請けに発注したんじゃないだろうか。


◆『がっこうぐらし!』トーホーシネマズ新宿12

▲こんな「必殺」みたいな映画ではない。

五つ星評価で【★★★こんなにあかん弱点をいっぱい抱えながら、そんなに嫌いになれない】
恥ずかしながら『がっこうぐらし』がかなり好き。
ゾンビに血が出ない。退治が比較的ゆるやか。でも、あの、燃えながらと言うサスペンスの盛り上げはなかなか良い。卒業式とか、まだるっこしーなーとか思う場面も多々あるのだけど。出演者で名前が分かるのが、おのののかとひょっこりはんって平仮名だけなのである。ひょっこりはんはあれ、ひょっこりはんっぽいと思ったら本当にひょっこりはんだった。


◆『サイコパスcae.1罪と罰』トーホーシネマズ新宿1

▲右の男が何気にライダーマン。

五つ星評価で【★★★短いのは良い。】
60分って長さが見やすい。割とそれだけな気がする。それはそれで大事な事なんだけど。
いくらでもエロ展開に持ち込めるのに全くその流れがないのがベースの話を知らない自分にはとても不思議。まあ、そういう展開には意地でも持っていかないんでしょう。全体的に「卒がない」感じ。大得点もないけど、ルート通りで、失点もないので、計画通りに普通の得点みたいな。


◆『メイドインアビス 旅立ちの夜明け 劇場版総集編【前編】』EJアニメシアター新宿
◆『メイドインアビス 放浪する黄昏 劇場版総集編【後編】』EJアニメシアター新宿

▲ロリキャラ。

五つ星評価で【★★★前編前半はまだるっこしい★★★★後編これでもかと哲学的にエモる】
まず絵柄がとても「ロリ」で、見るのに躊躇を誘った。絵柄が妙にエロマンガ風であるだけで、そういうエピソードはほぼ皆無。「ロリ」に見えるくらいの子供たちが本当に主人公なのだから、間違えてはいないのだが。
前編の前半は説明やこなさなければいけない話の流れがあってちょっと退屈。後半、大地の裂け目(アビス)に主人公二人が追われながら突入する所から徐々に面白くなってくる。そして、前半の核は「オーゼン」と言う拗れキャラ。この居心地の悪いキャラの存在が世界観を深い物に変えている。とは言え、「オーゼン=星一徹」と言ってしまえば身も蓋もないが。割と、本気で潰そうとか殺しても仕方なしとする気持ちの悪い思い切りの良さが本気で星一徹的である。

後編は驚くような哲学的な展開になる。子供にその選択を強いるのか。それは凄いな。あと、今後、主人公達の障壁になっていくだろう敵がちょっと気持ち悪いくらい屑。

この二本で話が終わりきらないとは思わなかったのも驚いた。何かそんな経験、前にもあったな。


【銭】
『七つの会議』:映画ファン感謝デー料金で1100円。
『がっこうぐらし!』:映画ファン感謝デー料金で1100円。
『サイコパスcae.1罪と罰』:映画ファン感謝デー料金で1100円。
『メイドインアビス 前編』:映画ファン感謝デー料金で1100円。
『同 後編』:映画ファン感謝デー料金で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
七つの会議@ぴあ映画生活
がっこうぐらし!@ぴあ映画生活
PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」@ぴあ映画生活
劇場版総集編【前編】メイドインアビス 旅立ちの夜明け@ぴあ映画生活
劇場版総集編【後編】メイドインアビス 放浪する黄昏@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
七つの会議@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

『あまねき旋律』シネマ・チュプキ・タバタ


▲素朴でいい歌だけど延々と二拍子。

五つ星評価で【★★映すだけのドキュメンタリーはキツい】
記録映画としては尊いが娯楽としてはきっつい。
集団鼻唄っつーか労働小唄みたいなのの記録だが、そんなにずっと聞いていたい魅力に満ちてはいない(この辺は個人的な嗜好もあるだろうが、少なくとも私はそんなにこれに惹かれはしなかった)。舞台はインド東北部ナガランド州。なので、出ているのはインド人になるのだが、ボリウッド映画に出てくるインド人とは見掛けが違い、人種的には中国人系である。台湾の人を超日焼けさせた感じ。日本人と同系の親しみはあるが、残念ながら美女は発見できず(ひょっとすると隠されてたりしたのか)。

肝心の歌、クールポコの掛け合いを音楽的に3段階くらいレベルアップした感じです。レヘルアップはされてもあれが詰まりきって83分は長いでしょ(もちろん笑いはありません)。

プレイメイトを使って『おねまき旋律』でもいいぞ(そんなの共感もらえんだろ)。


【銭】
期限無期限のシネマ・チュプキの12回券を10000円で購入、6回目使用。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
あまねき旋律(しらべ)@ぴあ映画生活

マンガ『治癒魔法の間違った使い方 第1~3巻』原作 くろかた 漫画 久我山レキ、角川コミックスエースを読書する男ふじき

異世界召喚冒険もの。

勇者二人の召喚のオマケに連れてこられた主人公の属性は治癒魔法師。
えーと『ハクソー・リッジ』でアンドリュー・ガーフィールドがやった戦場救命士のファンタジー版です。実際の戦場と異なり、死体直前の重傷者を魔法で一戦力として遂次再投入できるので戦力としてはかなり貴重。主人公の所属する救命団は魔法を使える者が二名。これは前線で治しまくる。それ以外は「人攫い」と呼ばれる運搬専用人材。前線から後衛に運んでゆっくり治療する。

この辺の設定は細かく、密で面白い。

何となく盛り上がりに欠けるのは主人公が流された先の異世界で地道にコツコツ積み上げる努力くんで、性格的にもこれと言った面白味が薄い事である。とてもとても「マジメかよ!」と言う感じなのである。

マンガ『ありふれた職業で世界最強 第四巻』原作 白米良 漫画 RoGa、ガルドコミックスを読書する男ふじき

異世界召喚冒険もの第四巻。

いつの間にか、御付きになった女の子二人と異世界に何カ所もある大迷宮を攻略するマンガになってしまった。どっちかって言うと、大きなスキルを持ちえないような職業で仲間から軽く見られていた彼が窮地を挽回して仲間を見返すと言う道筋を期待していた者としては、愉快な展開ではない。並行して読んでる「村人ですが何か?」もそうだが、クエスト攻略って作者が読者の触れない情報を縦横無尽に使えるから、必ず勝てる流れに持っていけるのに、懇切丁寧に説明しないと面白くならない。逆に説明のための説明になってもつまらないし、ここでクリエイターとしてのスキルが問われる事になる。申し訳ないが、これもあれもあかんのではないか? とりあえず、これはやめてもいいかな。
ありふれた職業にしても、村人にしても、元々その資質の者が弱かった頃の面影は全くない。「勇者」という看板が付いてないだけで、単なる勇者と何ら変わらない。その上、性格がオラオラである。この辺がどうにも自然にムカムカしてきてしまう原因だろうか?

『マイル22』中野ZERO大ホール


▲社会に融け込む系ホモ・カッフル。日曜日は家庭菜園の手入れです、みたいに見える二人。

五つ星評価で【★★猛スピードで置いてかれた】
何か凄い映画だったけど空炊き猛スピード「ぶおんぶおん」みたいにぶっ飛ばされて、すっかり置いてかれた。
22マイル(35.4キロ)の重要参考人護送ミッション。マーク・ウォールバーグが護送ミッションの現場リーダーを演じる。このリーダーが現場での作戦遂行能力が物凄く高いのに人間味がない差配とかするので、全体として彼に頼らざるを得ない側面も強いが決してリスペクトされてる存在ではない、と言うのが面白いけど、面倒くさい。いいんじゃないのかね、そこは単純胸熱系ヒーローで。それで、できん話でもないだろう。マーク・ウォールバーグ強くて的確。安定感半端ない。
護送対象がシラッドの使い手、イコ・ウワイス。格闘しない訳がない。
ラストあんなんなんね、御苦労様という感じ。

あと、マーク・ウォールバーグの顔が何か整理されすぎて『デス・ウィッシュ』のブルース・ウィリスみたいな何か荒野っぽく目の周りだけウルウルしてるような顔に撮られてるなと思った。

PS 22マイルだったら273回、映画を見ないとフリーパス権利がたまらないぜ!


【銭】
マンガ雑誌の試写会当選。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
マイル22@ぴあ映画生活

『四万人の目撃者』『裸の銃弾』シネマヴェーラ渋谷

特集上映「ニッポン・ノワールⅡ」から2プログラム。

◆『四万人の目撃者』
五つ星評価で【★★あまり佐田啓二も伊藤雄之助もよくない】
1960年、白黒、92分。初見。
堀内真直監督。
球場の空撮から「四万人の目撃者」と出るタイトルがかっこいい。ただ、せっかく四万人が目撃しているのに、殺人トリックが薬殺による遅効と言うのがつまらん。その野球観戦に偶然遊びに来ていた検事の佐田啓二と張り込みで来ていた伊藤雄之助が正義側。証拠もなしに逮捕や起訴は出来ないという佐田啓二検事の立場は至極真っ当だが、真っ当が過ぎて、被害者側の女性に「君があの時、訴えてくれていたならば!」とかヒステリーのように詰め寄ったりして、何か女々しくてあまりイメージが良くない。どちらかと言うと、如何にも海千山千の悪党を相手にしてきた伊藤雄之助の飄々とした粘り腰の方が好感持てるのだが、バランスから言って伊藤雄之助はそんな長い時間スクリーンに映されないので、どうにも正義側が手薄に見えてしまう。
若い岡田茉莉子がデッサンモデルの塑像のように美しい。



◆『裸の銃弾』
五つ星評価で【★★★大和屋竺という異物】
1969年、白黒、パートカラー、一部青白、72分。初見。
若松孝二監督。改題前タイトル『やわ肌無宿 男殺し女殺し』(らしい)
大和屋竺が脚本という事でわらわらチンピラや殺し屋が出てくる(ちなみにスタッフロールの脚本家名は「出口出」、かっけー名前である)。この脚本家「大和屋竺」が曲者でTVアニメ『ルパン三世』のファースト・シーズンを手掛けてた事で、才能ありありに見えるのに、脚本=大和屋竺の映画を見ると中二具合がひどすぎて付いていけなかったりする。今回はかなり、いい方。これは監督の若松孝二と相性がいいと言う事だろうか。若松は若松で普通じゃない監督だが。
過去と現在の二つの時間に分かれており、過去は主人公のうぶな男女が敵を信用して、男はうぶの塊として指を失い、女はシャブ中にされる。現在のパートで男がパートナーに望むのは過去のような「うぶな女」ではなく、「徹底的にしぶとい女」。あまりにしぶとすぎて自分の自由にさえならない。そんな女。
過去のヤクザ達がリアルで怖い。みんな「役者」より普通に「ヤクザ」に近い人達なのかもしれない。
現在の仕事仲間が次元だったり五右衛門だったりの空気感を持つ。



【銭】
それぞれ通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
四万人の目撃者@ぴあ映画生活
裸の銃弾@ぴあ映画生活

『クリード 炎の宿敵』『来る』『仮面ライダー平成ジェネレーション』『Fate stay night』東宝日本橋6、府中7,8,1

◆『クリード 炎の宿敵』トーホーシネマズ日本橋6

▲人間核弾頭的な立ち方をしてるドルフと、きんどーさん的な立ち方をしてるスタローン。

五つ星評価で【★★★★ミスターTの息子の出番はないのか】
普通に全然面白い。クリードはスタローンさんと違ってアクの強い顔じゃないので、勝負や人生に対する挫折などはまだまだ小さいのだが、そこにスタローンやドルフの顔が入ってくることで、話の重さや親身さが増す。スタローンもドルフ・ラングレンもいい感じによう老けた。映画には爺さんの顔がよく似合う。ドルフの絵に描いたような低迷ぶりには笑ってしまった。若い時のドルフと違って息子ドルフが異常にスター性がなく、ただ腕っぷしが強いタイプというのも面白い。そして大事な時に又、あの大事なテーマ曲。たまらない。こんなん年末に見てたらベスト10に叩き込んじゃうようなベタな力が強い映画だ。クリード陣営もドルフ陣営も生きづらそうなのが泣ける。

クリードの奥さん誰かに似てる気がする。一作目の感想ブログ読んだ。なるほど黒人にした仲間由紀恵か。
クリードの母ちゃんは、顔と言うより態度が何となくなんだけど、上沼恵美子。
「炎の宿敵」というサブタイトルは違うと思うなあ。


◆『来る』トーホーシネマズ府中7

▲めっちゃええ子やんけ。

五つ星評価で【★★★★おむほら】
フリーパスだからこそ、という事で二回目鑑賞。
力がないのに善人爆発で傷だらけになる小松菜奈のキャバ嬢風なのにバンバンな男気と、そんなんせせら笑う感じで化物寄りにただ強い松たか子の傍若無人な感じが最高。基本はそこに帰結するのだと思う。
岡田准一くんが小さく見えないのは撮影か演出の腕が超絶凄くいいからだろう。
おむほら:オムライスの国の世界の隅っこの方で、「いやだいやだいやだ、オムライスになんかなりたくないーっ」と叫んで黄色に同化されていく黒木華と無言で沈んでいく妻夫木聡がいたら怖いと思う。


◆『仮面ライダー平成ジェネレーション』トーホーシネマズ府中8

▲おまいら全員アマゾンズのおかずになれ。

五つ星評価で【★★おれ、やっぱこの二束三文の設定がイヤだわ】
お祭り映画って言っちゃえばそれまでだけど、中学生が3時間くらいうんうん考えて捻り出したような設定で、全体に雑い。プロの仕事を感じない。


◆『Fate stay night』トーホーシネマズ府中1

▲今年一番の鬱エロ・アニメ。

五つ星評価で【★★話が痛すぎる】
つらいわ。そんなエロ設定ぶち込んで、しかも、みんなどん底に落ちるような流れ。アクション・シーンとそこで流れる音楽は華麗で豪奢。この肉体的なご褒美と物語の鞭が若者をこの物語に引き付けるのであろう。「堕落」としか言いようがない。そんな中、マスターの一人でありながら何から何まで屑い設定を押し付けられてる「屑の頂点」キャラ、間桐慎二のCV神谷浩史の屑演技が素晴らしすぎて堪能する。まあ、この演技の為だけにもう一回というのはきつくてやらんけど(基本、話が無駄に長くて停滞してるよ)。


【銭】
2018.12.20から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その13~16本目。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
クリード 炎の宿敵@ぴあ映画生活
来る@ぴあ映画生活
平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER@ぴあ映画生活
劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]II.lost butterfly@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
クリード 炎の宿敵@ここなつ映画レビュー
クリード 炎の宿敵@SGA屋物語紹介所
クリード 炎の宿敵@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER@SGA屋物語紹介所
平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
▼関連記事。
来る(一回目)@死屍累々映画日記・第二章
クリード チャンプを継ぐ男(前作)@死屍累々映画日記・第二章
劇場版 Fate(前作)@死屍累々映画日記・第二章

『野獣群』『女の決闘』シネマヴェーラ渋谷

特集上映「ニッポン・ノワールⅡ」から中篇2本立て1プログラム。

◆『野獣群』
五つ星評価で【★★地味な何とも地味な】
1958年、白黒、44分。初見。
浅野辰雄監督(同じシリーズ『殺人と拳銃』の監督)。
かって日本テレビで放映してから映画館でかかった「犯罪捜査シリーズ」の一本。今回は殿山泰司の悪徳刑事もの。が、何となくタイちゃんに感情移入できず、うかうかしてたら終わってしまった。リアルに徹しながらかなり新情報の開示があった『殺人と拳銃』と違い、ドラマ部分に溺れた感じがある。個人的にはこのシリーズでそっちに走らんでもと思ってしまった映画。



◆『女の決闘』
五つ星評価で【★★地味なこっちも何とも地味な】
1959年、白黒、47分。初見。
金子敏監督(誰なんだか全く分からない、、、『七人の侍』の助監督のうちの一人だったりする)。
かって日本テレビで放映してから映画館でかかった「犯罪捜査シリーズ」の一本。ナイトクラブの踊り子の姉妹喧嘩が男を挟んで殺人に展開するような話で、これもドラマ溺れ系。展開が特に面白くとか、あの背景が面白くとかが個人的には感じられなかった。銀座が全く銀座に見えなかった。飲み屋街中心のロケで広い道とか映らないからか?



【銭】
通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
野獣群@ぴあ映画生活
女の決闘@ぴあ映画生活

マンガ『テロール教授の怪しい授業 第一巻』原作カルロ・ゼン 漫画石田点、モーニングKCを読書する男ふじき

テロール教授の洗脳系授業。
洗脳に弱そうな純朴な学生に、洗脳の手段を実践しながら(生徒を攪乱し騙しながら)授業が進む。この後、教授の内面や過去の事件が明らかになるだろうが、その大きさ次第でマンガの面白さが確定すると思う。まだ、今は何ともな空気。

『妖怪ウォッチ フォーエバーフレンズ』『ういらぶ。』『それだけが、僕の世界』『ラブライブ!サンシャイン!!』『機動戦士ガンダムNT』東宝錦糸町オリナス8,8、シャンテ1、上野2,6

◆『妖怪ウォッチ フォーエバーフレンズ』トーホーシネマズ錦糸町オリナス8
五つ星評価で【★★何でつまんないのかを見直して考えたくなったというのは口実で、『ういらぶ』見に行ったら、その前にちょうどまるまるこれが時間的にはまる事に気が付いたのだ】

何でつまんないのかは凄く明確だった。後半、舞台は妖魔界へと移り、そこで次から次へとバトルがずっと繰り広げられる。このバトルに説得力がなく、バランスが悪い。
イツキが力を覚醒しアマテラスで敵・紫炎と戦う。
紫炎・ブヨブヨの空亡になる。
空亡から紫炎の正義の心を救う。
シンの祖先の力が覚醒しスサノオと空亡戦う。
何となくまだ勝てない。
シン妖怪ウォッチで妖怪の全妖力を借りる。
よく分からないが何となく勝つ。

『ドラゴン・ボール』のように、勝ったり負けたりする事に説得力がない。時間いっぱいまでただ戦ってるかのよう。これはつまらんわ。だってそもそもそれだったら戦ったりしなくていいのだもの。それは戦いではなく調整だ。

あと、それとは別に町のアイコンがちょっと面白い。「さくら銀行」という銀行名にちょっと引っかかった。でも、これは実在した「三井住友銀行」の旧名称ではなく、「さくら町にあるさくら銀行」みたいな別系統の銀行のようである。「桜」は散る時に花ごと落ちるのが「落首」のようなので、あまり縁起の良い花ではない。そして、この町には雪が降り(雪は冬=非生命力の象徴)、「雪印」ならぬ「星印のバター」が売られていた(星も死んでいった者の象徴)。「第一生命」ならぬ「第三生命」という会社もあった。「第三生命」ってどこか霊体チックでかっこいいぞ。シンとイツキは町の上でイデオン飛行をやらかすし、もう、町は死の気配でプンプンだ。老人になったシンが世界各地の子供を幸せに出来るのはこの場所が妖魔界との接点の場所であり、死が濃厚に漂っていて、他の場所と違うからかもしれない。

あと、河童の役の立たなさが、ずば抜けてていじらしい。


◆『ういらぶ。』トーホーシネマズ錦糸町オリナス8

▲お前らみんなホゲタラだあ~。

五つ星評価で【★★★映画と言う枠を諦めた潔さがある。ダメダメなキャラに頭狂いそうになる】
いわゆる壁ドン映画で、男主役がドSを拗らせて、女主役がドMを拗らせてる。ちょっと恋愛のこじれ方が気持ち悪い。まあ、このリアルにはありえない拗れ方が全てと言ってしまえばそれまでだ。お前らイケメンイケ女の癖しやがって!
男主役はジャニーズ・キンプリの平野紫耀。彼はない引き出しをどんどんこじ開けられてる感じ。そんなに急いで実績作らんでもいいと思うんだが、何を焦っているんだろう。『honey』』のガチガチ真面目演技(あれも状況は変だが)に仲間が増えた感じでコミカルな演技が加わった。まあ、頑張れ(謎の上から目線)。
女主役は桜井日奈子。後半コメディー演技をバランス変えて封印して、真摯に汚れて崩れていく感じは、ちょっと撃たれた。
サポート幼馴染1号の磯村勇斗くんはそろそろ友達ポジションを卒業しないと、この世界では居場所がなくなってしまうぞ。もうかなり体の作りが大人のそれのようである。そのうち、ポンと体育教師役とかになってしまうのだろうか?
サポート幼馴染2号の玉木ティナ相変わらずのフォロー上手。この人はハーフだから年が全く分からんのだな。


◆『それだけが、僕の世界』トーホーシネマズシャンテ1

▲徐々に弟を思いやるようになるイ・ビョンホンが離れて暮らしていた為に親の信用を勝ちえていないところがバリバリ泣ける。

五つ星評価で【★★★★イ・ビョンホンがいい意味で可哀想。】
いや本当に、こんな映画だとは思わなかった。このストーリーを宣伝するのは大変だ。あと2018年公開された映画の中で予想だにせず一番音楽に打たれた映画。ピアノに打たれるとは思わなかった。

どちらかと言うと何も悪くなく、ただひたすら悪い目ばかりに会っている、それでいて運命に辛く当たらないイ・ビョンホンの孤独が気高く悲しい。親にも弟にも言い分はいくらでもあると思うが、それがイ・ビョンホンの孤独を緩和したりはしないのだ。そして、イ・ビョンホンは顔に温かみが感じられない人なので逆に適役でした。


◆『ラブライブ!サンシャイン!!』トーホーシネマズ上野2

▲こんなラブドールみたいなん9体出されてもよう見分け付かんわ。

五つ星評価で【★★単なるファン・ムービーで済ます気満々かよみたいな疎外感】
個人的にこれをあまり楽しめないのは、元々の物語に付きあっていない為、細かい設定から置いていかれてしまうのと、ライブの場面でともかく個が目立たない演出をされるから。いや、ライブに限らず、メインキャラが6人もいて個性消すなんて意味が分からない。「個」を出して出して出し尽くすような演出じゃないとあかんやろ。そうでなくても「ラブライブ」って配色と声優が違うだけなのだから積極的に「分かち」で売っていくべき。いなくなってしまう3人に個性が集中していたのなら、それは残念としか言いようがないが、残りはヨハネと「ずら」くらいしか印象に残らなかった。

この後に見た『ガンダムNT』の少年たちの熾烈な運命と正反対すぎる。『ラブライブ』のメンツ全員が何か理由を付けて全員生態改造手術を受け、半数以上が再起不能になるような設定にせな、何となく俺は楽しめへん思うんだが、まあ、そういうの元のファンは望んでいまい。すいません。


◆『機動戦士ガンダムNT』トーホーシネマズ上野6

▲白木陽子と力石徹みたいな関係性の二人。

五つ星評価で【★★★★ガンダムは叫びながら戦って死に合え】
鑑賞前提のユニコーンを見てないのだけど無茶苦茶好み。やはりガンダムは叫びながら戦うのがよく似合う。
後、俺クズだから残酷な目に会う子供が好きなのだ。それにしてもニュータイプが「ムー」読者みたいなオカルト信者に進んでいってしまうのは驚いた。今年の夏に見たアニゴジのキングギドラ様もオカルト体験だったけど。話の流れがSFかオカルトかなら、SFに流れてほしいんだがなあ。

ミネバ様しっかりなさってるけど、かーいー。ミネバ様が何かの折に赤面するだけの映像を30分くらいなら見てたい。


▲自他ともに認める感じの屑「悪ぃ子はいねえが? あ、おらか」。
ゾルタン・アッカネンってのは、中二の塊っぽいキャラやなあ。こういう自覚のあるクズがいると話が早く進んでいいわ。名前もゴーショーグンのキャラみたいに何か弾んでていい(ゴーショーグンは「ヤッターラ・ケルナグール」と「スグニ・カットナル」と「ブンドル」だっけ?)。

ガンダム奈良恥部。福井県は奈良を許せないのか? いや、いきなりそんなん言うのも何なんだ?


【銭】
2018.12.20から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その8~12本目。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS@ぴあ映画生活
ういらぶ。@ぴあ映画生活
それだけが、僕の世界@ぴあ映画生活
ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow@ぴあ映画生活
機動戦士ガンダムNT@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
それだけが、僕の世界@ここなつ映画レビュー
機動戦士ガンダムNT@SGA屋物語紹介所
▼関連記事。
映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS(一回目)@死屍累々映画日記・第二章
ラブライブ!(一本目)@死屍累々映画日記・第二章

アラビア語でコメントが付いたよ。

何だ何だいったい何なんだ。
動揺する。アラビア語でコメントが付いてしまった(↓)。
とりあえず「GOOGLE翻訳に掛けてみる」

「اذا كنت فى احتياج لعمل صيانة غسالات سيمنس فى المنزل و
كل ما عليك هو الاتصال بنا على مراكز صيانة ميكروويف سيمنس
فى مصر نحن فى انتظارك اينما كنت نحن نخدم جميع المحافظات
لنسعى أن نكون الاول فى مجال عملنا و الاسرع فى التعامل معك و نوفر لك الصيانة
فى كل موديلات ميكروويف سيمنس」




「あなたが自宅でシーメンスの洗濯機のメンテナンスを行う必要がある場合
あなたがする必要があるのはSiemens Microwave Maintenance Centersで私達に連絡することだけです
エジプトでは、すべての州にサービスが提供されているところで、私たちはあなたを待っています
私たちは私たちの仕事の分野では最初であり、あなたとのやり取りにおいて最速であり、あなたにメンテナンスを提供することを目指しています
すべてのSiemensモデルで」


とりあえずエジプトの洗濯機のメンテナンスの話が草刈正雄の『体操しようよ』の記事にくっ付いとかなくてもいいだろうと思ったから、コメントは消した。どう考えても、裏の意味とかで草刈正雄や和久井映見をリスペクトしてるとも考えづらい。あーもー、ネットはこーゆーのめんどくさいなー。エジプト人じゃないんやから勘弁してくれんかのう。

三ツ矢製麺『ビーフシチューつけ麺』

1200円が最高額くらいの店で、その商品だけ単独で1430円。
後にも先にも、もう食う事もないかな、という感じだったが、その時たまたま50円拾って気が大きくなってたのと(なるなよ)、馴染のお店が混んでたので「エイヤ」で入ってしまった。
ビーフシチューにチーズかかった平麺を付けて食う。
思った以上に殺風景でシンプルな単品デザインが値段の豪華さを感じさせてくれない。変な演出が加わってファンファーレとか鳴ってもイヤだが。誕生日とかでもないし。疲れてたし。ようは着席して早く食いたかった。超特急ではないが、そこそこ経って来たそいつは、思ったよりずっとうまかった。ああ、これはこれで「あり」な味。予想を大きく覆さないが、ちゃんと納得できる味。それで充分。まあ、もちっと豪華な外見だったらも少し嬉しいかもなとも思うけど。

マンガ『弱虫ペダル 第1~5巻』渡辺航、少年チャンピオンコミックスを読書する男ふじき

ブクオフで取っ掛かりの5冊を108円で購入。銭ゲバふじき。

あー、これはおもろいわ。
アニメのイベント上映などで軽く筋は知っているのだけど、凄く安定して面白い。

主人公の小野田坂道は運動部的な理由不明瞭な押しつけが苦手なヘタレで、ささやかなアニメまみれの高校生活を送ろうとしていた矢先、高校のアニ研が潰れている事が発覚。そんな中、毎日90キロもママチャリで秋葉原までの道のりを往復する健脚ぶりから、自転車レースのバイカーに目を付けられてしまう。この坂道の頑固なオタぶりに好感が持てる。彼はコミュニケーションが得意ではないが、決してコミュニケーションが嫌いではないのだ。徐々に埋まっていく溝と、それによって明らかになる坂道の化け物的な体力が気持ちいい。

1巻で今泉君、2巻で鳴子君と別々に仲良くなるのもおもろい。
3,4巻は初レース。坂道負けながら泣ける成績を出す。
そして5巻いよいよ個別の練習、巻島先輩がかっこ良くってたまらない。

アニメだとオブラードかかってるけど、マンガ版では三人の先輩の表情がギャングのように悪辣。田所なんてテロリストにしか見えない。金城はマフィアのドンだし、巻島は殺し屋だ。それでもかっこいいから笑える。あと、この時点でまだ名前だけで姿を表わしていない「御堂筋」。怖いわ、マンガで最初に姿を現す時、どんなだか楽しみだわ。という事で、安く売ってたら又、続きを買う。

『特捜班5号』『殺人と拳銃』シネマヴェーラ渋谷

特集上映「ニッポン・ノワールⅡ」から中篇2本立て1プログラム。

◆『特捜班5号』
五つ星評価で【★★★出だしのスピード感が抜群】
1960年、白黒、49分。初見。
野村孝監督(『地上最強のカラテ』の監督(笑))。
主演の食わせ物野郎青山恭二って冴えない顔が誰かに似てる。川谷拓三本人ではなく血が薄まった息子の仁科貴か?主役だけどそんなかっこよく見えないなあ。まわりが皆ハンニャみたいな顔してるからベビーフェイスというだけで引き立つけど。みなピカレスクな悪い顔してて最高じゃ。
冒頭1分、銀行強盗逃亡から電車事故で強盗全員死亡。だが、現金はなくなっていたという展開のスピード感が素晴らしくて泣かせる。
なくなった現金の鍵を握る男がまだヤングで痩せていた時代の高品格。高品格の癖に横幅がないと、エサをやらないで小さく成長してしまったペットを見るみたいでちょっと寂しい。その高品格がアル中役。アル中なのに弱くない。元ボクサー崩れのアル中役なのだ。ゲラゲラ。
ラスト、バタバタと事件は解決。てきとー感が心地よい。
繁華街に映画館「オデヲン座」の看板を数回見かける。「神奈川区」の表記も見えたので小田原辺りだろうか?



◆『殺人と拳銃』
五つ星評価で【★★★珍品】
1958年、白黒、45分。初見。
浅野辰雄監督。
かって日本テレビで放映してから映画館でかかった「犯罪捜査シリーズ」の一本。
ナレーションは金子信雄。いや、あまり、この人はこういう真面目な性質の映画のナレーションには合わない声質じゃないか?
ロケ地に歌舞伎町と新橋SL広場(まだSLがない頃だが)が出てくる。新橋SL広場なんて確かに今でもあそこに場外馬券場があるけど、まるで屑が暴動でも起こさんばかりに集まってるのはまあ、昔だからだよなあ。
歌舞伎町はミラノ座で西部劇、東亜会館がチラっと見えて、多分、場所的にジョイパックの建物がある所でSF映画らしいのがかかってた。ミラノ座の並びはストリップ(二丁拳銃抜き打ち女とか何とか)で、位置から言ったら新宿東急か新宿シネパトスがあったところ。名画座ミラノとシネマスクエアとうきゅうはかなり後から出来たのは知ってるが新宿東急はどうなんだろう? ただ、新宿東急の場所は席500人は入れる大劇場だから、そんな大きな場所でストリップやったら絶対そんなに人は埋まらないし、赤字必至だ。新宿東急は地下階だったから、ミラノ並びの1階店舗(喫茶店や中華料理屋)の前にストリップがかかってたのかもしれない。いや、劇場が大々的に映った訳ではなく、看板だけだから、本当は歌舞伎町日活のイメージを看板だけ盗んできたとかかもしれない。
話は真面目な感じ。まあなんか道徳の教科書とかに乗りそうなの。



【銭】
通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
特捜班5号@ぴあ映画生活
殺人と拳銃@ぴあ映画生活

『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』ユーロスペース2


▲ファッション映画なのに、イカシたファッションの写真少なし。デザイナーはモデルちゃうからなー。

五つ星評価で【★★★なるほど】
「ヴィヴィアン・ウエストウッド」というブランド名を耳にした事はあったが、実際どんなデザインかはよう知らんかった。なんだ、いかれた婆さんだね、イカスね。俺はあんな服はごめんだけどね。着こなす側に覚悟を強いるような服はアルマーニだろうが何だろうがごめんだ。イギリスのパンク出身のデザイナーが伝統的なイギリスでなかなか認められなかったのは、この映画を見た後だとよく分かる。「反骨」だからではない。レース編みのように繊細なところは病的に繊細。性器などメッセージの為なら羞恥心を度外視して開放する。そして色彩が、シックに抑える事も技術的に出来るが、ともかく吐き気を催すほどにビビッド・カラーだ。ヴィヴィアン・ウエストウッドはストレートだが、作られる衣服はどっぷり教科書のようにゲイ・カルチャーだわ。これは伝統を重んずる重鎮に好まれないだろう。
不敵な面構えの婆ちゃんの顔を見てるだけでも映画としては成立する。その顔や声や語る内容に魅力がある。世界を股に掛けて凄い事をやっていたのに、金に疎くて全然破産寸前みたいなエピソードがおかしい。
彼女の二人いる息子が彼女と同等か老けて見えるのが凄い(長男なんて仙人みたいな風貌よ)。


【銭】
ユーロスペース会員割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス@大江戸時夫の東京温度

日本インターネット映画大賞・2018年分の投票記事だふじき

日本映画

【作品賞】(3本以上10本まで)順位(点数記入なし)、作品数(順位を削除し点数記入なし)、自由採点(点数記入)から選ぶ
1位  「DB超ブロリー          」    点
2位  「カメラを止めるな!       」    点
3位  「クライング・フリーセックス   」    点
4位  「パンク侍斬られて候      」    点
5位  「ラーメン食いてえ!       」    点
6位  「野球部員演劇部の舞台に立つ!  」    点
7位  「祈りの幕が下りる時      」    点
8位  「雨の首ふり坂          」    点
9位  「来る                」    点
10位 「斬、                 」    点
【コメント】
 選出理由は1位理屈じゃない。もう王道のドラゴンボールの熱さと適当さは未だに自分にとって魅力があるという事を再確認できた。2位こういう物の見方がありますよと提言した映画。この見方や新しい見方を活かした映画がいっぱいできれば、映画はまだまだ大丈夫じゃないか。3位こんなくだらない映画、大好きだ。今年一番くだらなかった映画。「ギドラさん」じゃねーよ(笑)4位悪評が物凄く高まっているのだが、石井岳龍の映画ならこれでいいんじゃないか。浅野忠信の顔メイクと染谷将太のオシャレから程遠いバカの演技が心地よい。染谷将太って割とどれもベース同じ演技だしこんな風に活かすのが難しい役者だと思う。5位ラーメン修行に励む女の子二人というのは無駄ない華があっていい。同じ修業物で「ちはやふる 結び」よりこっちを取った(マイナー贔屓)。6位凄く真っ当。これも誰か一人くらい推す人がいないと勿体ないなあという観点から推した。そういう意味では「世界でいちばん長い写真」や「たまゆら」「見栄を張る」とかユーロスペースは評判に上がらないけど、いい映画を掛けている。7位松嶋菜々子と阿部寛って大女に大男だからかスクリーンに映えるなあ。8位中村梅雀がこんなイメージの役ができるんだという意味で見事。9位ホラーなのに怖くないけど、見世物としての大祭礼がたいそう面白い。他で見れないような小松菜奈、松たか子、柴田理恵を出したのも評価点。10位ぬめっとして気持ち悪いけど惹かれるのは、凄いよなあ。

【監督賞】          
   [山田尚子(リズと青い鳥)]
【コメント】
 一つ一つ積み上げて作る作品の緻密さが地に足がつきすぎてて眩暈がするよう。

【主演男優賞】
   [松坂桃李(孤狼の血)]
【コメント】
 ラストのいかれっぷりがステキ。全体前半から3/4くらいは役所広司の映画だが、残り1/4が松坂桃李の映画になっているのは中々立派な演技だからだと思う。

【主演女優賞】
   [浜辺美波(センセイ君主)]
【コメント】
 ああ見えて凄く計算が出来る役者バカだと思う。次点は「小松菜奈(恋は雨上がりのように)」。あんなかーいくて真っすぐな女の子を弄びたい。弄びたいと思えない浜辺美波が凄いは凄い。

【助演男優賞】
   [宇野祥平(恋のクレイジーロード)]
【コメント】
 普通じゃなさすぎていいわあ。異物感が半端ない。見れば分かる。

【助演女優賞】
   [前田敦子(のみとり侍)]
【コメント】
 実はあまり大した役じゃないのだが、前田敦子を思い浮かべる時「饂飩粉」がセットになって浮かぶようになってしまった事に敬意を表して。

【ニューフェイスブレイク賞】
   [毎熊克哉(北の桜守/ご主人様と呼ばせてください/新宿パンチ)]
【コメント】
 今一番「屑」が輝く男優。『北の桜守』で吉永小百合をさらっと「やっちまいましょうぜ」と言ったのはもう伝説な気がする。

【音楽賞】
  「斬、
【コメント】
 おそらく撮影素材に合わせた音楽ではないのだけど、構成上一部の隙もない。


外国映画

【作品賞】(3本以上10本まで)順位(点数記入なし)、作品数(順位を削除し点数記入なし)、自由採点(点数記入)から選ぶ
1位  「インクレディブル・ファミリー  」    点
2位  「殺人者の記憶法        」    点
3位  「アベンジャーズIW    」    点
4位  「代立軍       」    点
5位  「コンフィデンシャル 共助    」    点
6位  「犯罪都市   」    点
7位  「カイジ動物世界       」    点
8位  「ダンガル、きっと強くなる    」    点
9位  「ジオストーム     」    点
10位 「怪怪怪怪物!           」    点
【コメント】
 選出理由は1位横綱相撲。2位とんでもないアイデア3位まだ途中だけど凄い長期スパンでワクワクさせられてる。後、長尺がストレスにならないスムーズ且つ漏れなき脚本が素晴らしい4位頑張れイ・ジョンジェ(男泣きの映画)。5位ユ・ヘジンもそこそこに頑張れ(いい感じのファミリー映画)。6位マ・ドンソク頑張りすぎ。『ミッション・インポッシブル』のトイレ戦はおそらくこの映画からのイタダキで、この映画の方が凄い。7位限定ジャンケンに絞ってジックリ見せてるのは日本版よりも原作を活かしたいい処置だと思う。ピエロは謎なんだが。8位楽しいインド映画も一本くらい入れておきたかった。インド映画の次点は『パッドマン』。9位凄い荒い映画なのだけど、そういう映画も可愛いじゃん。10位怪物がイジメの対象になるという視点が頭おかしくて最高。

【外国映画 ベストインパクト賞】
   [ジェラルド・バトラー(ジオストーム)]
【コメント】
 ジェラルド・バトラーって役柄が変わらなくていいなあ。

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【ふじき78が選ぶ○×賞】
   [大泉洋] の映画6本って凄いな「こんな夜更けにバナナかよ」「恋は雨上がりのように」「焼肉ドラゴン」「パパは悪者チャンピオン」、アニメの声で「グリンチ」「ドラえもん のび太の宝島」。
【コメント】  ちゃんと出る物がそこそこの収益稼いでるのが凄い。

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 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
(同意しない方は「同意する」を「同意しない」に書き改めて下さい)
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付記
2018年は1月1日に新宿バルト9-3で『龍の歯医者 特別版』が映画初め。
12月30日にトーホーシネマズ新宿12で『春待つ僕ら』で映画収め。
536本459興行431912円鑑賞料金で使用。1本平均約806円。

『ビッグ・リーガー』『月蒼くして』シネマヴェーラ渋谷

特集上映「蓮見重彦セレクション ハリウッド映画史講義特集」から2プログラム。

◆『ビッグ・リーガー』
五つ星評価で【★★★★だって、ちゃんと面白いんだもん】
1953年、白黒、71分。初見。
ロバート・アルドリッチ監督。
NYジャイアンツの入団志望テストでの人間模様を描く。
という事で若い入団志望者がゾロゾロ出てくるのだが、必要なメンツはきっちりとキャラを立て、それほど必要でない人材はバッサリそのほか大勢で扱うという事で、誰の何を見せようという整理が効いているから、話の上で混乱しない。アルドリッチは客に対して優しいと思う。



◆『月蒼くして』
五つ星評価で【★★★凄まじい会話劇だが、そこに人がいない気がする】
1953年、白黒、99分。初見。
オットー・プレミンジャー監督。
会話・会話・会話の嵐、その会話で変わる二人とか三人組の関係性の妙。この暴風雨のように止まない会話劇は、ある意味スクリューボール・コメディーの到達点と断言してもいいのだろうけど、これ、脚本はよく出来ているけど、会話に人間が引きずられすぎてて好きになれない。キャラが立たずに会話だけ浮いてる感じ。私はコメディーとかで、単に状況に右往左往する人間が見たいのではなく、右往左往するその人達が、だから「どうだ」と感情を露わにしたり平然とする振りをしたり、という流れが好きだ。それはそういう所に「人間」が出るから。この映画の主演のマギー・マクナマラは主演女優賞の座を『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンに奪われたのだそうだ。うんまあ、それは正解だと思う。ちなみにこの映画の主演男優はこっちにも出てるウィリアム・ホールデンである。



【銭】
通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ビッグ・リーガー@ぴあ映画生活
月蒼くして@ぴあ映画生活

2017年12月記事書きそこなった映画鎮魂祭

題名まんまです。一月単位で記事書きそこなった奴を1行ずつでも消化していこうと思います。

『覆面系ノイズ』新宿ピカデリー4
五つ星評価で【★★★流石にもうあまり覚えてないのだが、当然、中条あやみはステキだった。それは確実である。真野恵里菜もいい立ち位置だったに違いない。だって真野ちゃんなのだから(この頃からボコボコ客演が増えてきた印象)】

当時のツイッター感想。

下らないけどこれ好きだ。原作を壊して映画にするか、原作を尊重して映画ではなくすかで後者を選んだ。元々の人物設定がリアルじゃないのだ。良くも悪くも直球のど少女マンガ。

なので物語上の現実感は乏しい。色々、不可能な偶然が複雑に絡まってる。中条あやみが子供時代に連続して分かれた形の男の子が小関裕太、志尊淳と二人いるという設定も非常に分かりづらいし、あまり、その設定にする必然性を感じない。小関裕太の実年齢は知らないが、大人に対しても堂々とした立ち振る舞いをするので、大人びて見える事もあり、わざわざ制服を着ていても高校生に見えづらい。AV撮影の大人高校生みたいである。でも、ヒロインへの思いを全て金に変えてしまった為いまさらヒロインに合わす顔はないという拗れた設定はなかなか可愛いと思う。ホモじゃないから小関裕太で欲情したりはしないけど。この小関裕太と中条あやみと三角関係になるのが志尊淳。有名になったものだ。この頃はやはり中条あやみの知名度が飛びぬけてて、三角関係の二角は精いっぱい追いかけてる形だった。今だったら、中条あやみと志尊淳は対等か小さく逆転くらいだろう。志尊淳はこういう大人しい性格のいいキャラが嵌る。志尊淳のバンド仲間磯村勇斗、杉野遥亮が壁ドン映画ヒエラルキーを未だに這いずり回ってるのを見ると、生きていったり、その中で映画やドラマに爪痕を残していったりってのは実に大変だって事が良く分かる。彼等のどこが悪い訳でもない。どこが突出してたかも覚えてはいないが(残念)。


『この世界の片隅に』早稲田松竹
五つ星評価で【★★★★超ちゃんとした映画。凄いけど一部の人のようにドップリは嵌らなかった。その辺は気恥ずかしいからじゃないかな、正しさが】

初見も二回目も結局、感想を書かなかった。
良作の感想は実に書きづらい。
で、一回目見て、ともかくこれがコアだなと思ったのは一点。

これはちびまる子ちゃんが戦争に巻き込まれる話。そんなん同化して見るしかないだろ。

「のん」の宛て声が上手い、上手くないは私、あまりよく分からないのだが、こういう人はこういう声を出しそうだなという「似合った」声だった。


【銭】
『覆面系ノイズ』:松竹系ポイントカード6ポイント使用で無料入場。
『この世界の片隅に』:早稲田松竹ラスト1本割引900円。

▼作品詳細などはこちらでいいかなは今回こっぱずかしい状態だから省略。

12/2 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』ギンレイ
12/3 『不都合な真実2 放置された地球』みゆき座『フルメタルパニック! ボーイ・ミーツ・ガール』角川新宿2
12/4 『忠臣蔵外伝 四谷怪談』文芸坐
12/5 『彼女がその名を知らない鳥たち』新宿バルト9-2
12/6 『忍法忠臣蔵』『珍説忠臣蔵』文芸坐『映画の教室』FC小ホール
12/7 『四谷怪談』神保町
12/8 『ライオン』ギンレイ
12/9 『サラリーマン忠臣蔵』『わんわん忠臣蔵』文芸坐
12/10 『刀剣乱舞 花丸』東宝渋谷4。『大岡政談 妖棋傳 白狼の假面』『大岡政談 妖棋傳 地獄谷の対決』ヴェーラ
12/11 ★『HiGH & LOW THE MOVIE3』丸ピカ3(シリーズ映画括り枠で後からまとめて記事にする予定)
12/12 『DESTINY 鎌倉ものがたり』木場3『曇天に笑う<外伝>決別』新ピカ4『セントラル・インテリジェンス』武蔵野館2
12/13 『ガールズ&パンツァー最終章1』UCT1『ムーミン』丸の内Toei②
12/14 『日本敗れず』ユーロ2『探偵はBARにいる3』東宝新宿11
12/15 『アデラ』FC小ホール
12/16 『裁かれる越前守』神保町
12/17 『太陽』キネカ大森2
12/18 『否定と肯定』東宝シャンテ1
12/19 『妖怪ウォッチ シャドウサイド』東宝日本橋2
12/20 『火事だよ! カワイ子ちゃん』FC大ホール★『覆面系ノイズ』新ピカ4『GODZILLA 怪獣惑星』東宝新宿1
12/21 『オリエント急行殺人事件』東宝日本橋6
12/22 『仮面ライダー平成ジェネレーション』東宝錦糸町7
12/23 『怪物はささやく』ギンレイホール
12/24 『火花』東宝日本橋3『君は僕をスキになる』神保町『就職戦線異状なし』神保町
12/25 『カンフー・ヨガ』スカラ座
12/26 『トリノコシティ』シネマート新宿1
12/27 『オレの獲物はビンラディン』シネマート新宿1『未成年だけどコドモじゃない』東宝新宿8『美女と野獣』ギンレイ
12/29 『リベンジgirl』東宝錦糸町8
12/30 『DESTINY 鎌倉ものがたり』東宝日劇2★『この世界の片隅に』早稲田松竹

御年賀2019

猪




今年の年賀状です。
何をとち狂ったのか1981年の元旦を祝ってます。

マンガ『アップルシード 第一巻』黒田硫黄、モーニングKCを読書する男ふじき

黒田硫黄って驚異のデッサン力を持っている。
一言で言うと「上手い絵」。
但し、マンガの絵は下手だ。分かりづらい。読みづらい。
つまり、仕上がりが悪く、そもそもの絵の上手さを損なっているのだ。
マンガの絵は記号の集合体である。
その記号を損なうように筆ペンみたいなのでペン入れが
済まされている。にも関わらず、その絵からは絵の上手さが
透けて見えるから腹正しい。
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