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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『人狼ゲーム デスゲームの運営人』シネマート新宿1

◆『人狼ゲーム デスゲームの運営人』シネマート新宿1
▲画像は後から。

五つ星評価で【★★★★デスゲームものは死なないけど死ぬほど好き】
今回はタイトルにあるように、デスゲームを運営している人達の仕事っぷりも描かれます。で、チラシに書いてあるからいいだろうけど、運営側にデスゲームを操作しようとする「運営側の裏切り者」がいます。なので、その辺の種明かしも含めて割と最後までドキドキが持続した。中々上手く作ってあると思う。あ、あれ、そうなのとラストちゃんと驚いた素直な私。
デスゲーム参加者9人、運営5人、計14人。登場人数が何時もより多いけど、運営の5人は人狼ゲーム・プレイヤーでなく、年齢等も含めて制約を外してメリハリ付けて描けるので、増員は何ら問題にならなかった。デスゲーム参加者9人は前半戦で割とサクサク処分されるのと、人狼ゲーム自体に今回のみのオリジナル設定がなかったので、プレイヤーの混同や複雑なゲーム・ルールによる混乱みたいなのも見てる限りは起こりづらかった。
運営側を描く事によって、野郎はともかく、女性陣については「可愛らしさ」が拉致などする際にも選考基準になっている事が分かり、そういう味付けはリアルでよい。
そして、午後八時の指名タイムで、各人の持ってる色々な感情が爆発し、それと同時に「ブツン」とテレビ電源を切るような音で兎の首を捻るように誰か一人が絶命するのが快感的にたまらない。今回、壮絶な裏切り劇があり、裏切られた者の最後の追い込まれ感はちょっと今までになく強烈だった。

ラスト、エンドロールでどのプレイヤーがどの役割を演じていたのかが分かるのはいつも通りだが、ビデオやDVDやブルーレイじゃないんだから、もう少しゆっくり顔写真付きで流してもらう訳にいかんのかねー?


【銭】
テアトルの会員割引カードを使って1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
人狼ゲーム デスゲームの運営人@ぴあ映画生活
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『泣きたい私は猫をかぶる』ヒューマックス池袋2

◆『泣きたい私は猫をかぶる』ヒューマックス池袋2

▲ちょっとウルトラセブンっぽい一枚。

五つ星評価で【★★★★スタジオ・コロリド凄い】
スタジオ・コロリドの『ペンギン・ハイウェイ』の次の作品がこれ。当初、普通に公開される予定で、劇場で予告とかも見たが、コロナ禍でネットフリックス発信になり、出来が良いので一部劇場が手を伸ばして小規模での劇場公開という形らしい。ヒューマックス池袋さんやトリウッドさん、お目が高い。
『ペンギン・ハイウェイ』もSFしててゴキゲンな映画だったが、その中に「巨乳のお姉さん」的な「イヤな売れ線」を放り込んで来るところが私は逆に好きだったのだけど、今回は「女子高生が猫になる」という如何にもみんな惹かれるが故に全否定くらっちゃいそうな話でニヤっとさせられる。相変わらず表現力が地に付いてて凄い。アニメートとか凄く地道にいい動きをしています。
感覚的にそう見えるのだけど、人間が化けている猫の動きが猫生来の動きと何か少し違う気がする。顔の表情なんかも人間が入っている猫は明らかに通常の猫とは違う(目の表現だけではなさそう)。両方とも分けて意識して描かれている。人間が入っている猫は顔の表情がどこか人間らしさが出ているような気がして、それが障害になって返って可愛らしく見えなかったりする。アニメートで言えば、主人公ムゲの身体の動きとかもふわふわして、他の高校生と変えているように見える。あ、「ムゲ」という仇名の出自が凄くて驚いた。それは親もそんな仇名を知らないだろ。

▲ムゲが中に入ってる猫タロウの顔アップ。何か猫ではない感じじゃない?

ムゲはある日、「お面屋」という猫の妖に誘われて、猫として暮らす遊びを教わる。猫のお面を付けると姿が猫になり、彼女の恋してる男の子の所にいって、猫として可愛がられるような二重生活を送るようになる。

ある日、その猫のお面が取れなくなる。
人としての彼女が自分とは別に生活するようになる。
祭の日に、彼女は完全な猫になると告げられる。

怖い。怖い。絵は物凄くソフトなのに、とても怖い。
自分が人としての実体をなくしてしまう事や、自分が作りあげた自分の「社会性」が他者に侵食されてしまう事、そして一度踏み外した事により絶望的に元の世界へ戻るのを拒否されるのが怖くてたまらない。

ムゲは猫になる事により、猫としての視点を獲得し、人として見る世界と、猫として見る世界が違う事を知る。映画はファンタジーであるので、「人の世界と猫の世界は同じであるが見え方が違っている」ではなく、「そもそも違う世界が同じ空間に重なっている」という世界観になっている。そして、猫の世界には猫の世界のルールがある。それは何故そういうルールであるかは説明されないが、頑としてルールは存在する。人としてのムゲにルールは優しくない。人であるムゲがルールをうとましく思っても、ルールは頑強であり、ただ一人、反対する者がいるからと言って覆されたりはしない。異界には全く別のルールがあり、それはその異界では絶対である。その枠組が怖い。

▲人の町に重なって存在する猫の異界。

あと、主人公の義理の母の飼い猫キナコが猫らしい動きをするのがとてもいい。

私ちょっと頭がおかしいのかもしれないけど、主人公の心のドラマうんぬんは置いておいて、人の世界でしくじった主人公を迎え入れてくれるかに思えた猫の世界が、人の世界以上に主人公に優しくないという恐怖構造と絶望感にやられてしまった。だから、同じ、しくじった者達が主人公を助ける最後のピースになるのが甘口だけど嫌いではない。


【銭】
ヒューマックス池袋木曜日だけネットアプリ「EPARK」による割引があり、一般は700円安い1100円で1日1本鑑賞可能。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
泣きたい私は猫をかぶる@ぴあ映画生活

『水上のフライト』ユナイテッドシネマ豊洲12

◆『水上のフライト』ユナイテッドシネマ豊洲12

▲『ガンダム サンダーボルト』的な中条あやみ。

五つ星評価で【★★★真面目よのう】
漢字変換で『炊事用のフライト』って出てきたのはちょっと誤変換偉いと思った。
事故で半身不随になった走り高跳びの選手がパラカヌーの選手に転向する。
その時の痛みや辛さみたいなのを細かくトレースしてドラマ化。

泣き言を言ったり、メソメソすると、あの中条あやみでもブスいし、笑うとやはり可愛い。元々、高慢で取っ付きづらいという役なのだけど、観客がそういう性格を呑みこむ前に話がズンズン進んでしまうので、落ち込んだりする部分は「そら落ち込むわな」と納得はしつつも、彼女に対しては因果応報的な順番がただ回ってきたみたいに思えるのか、何だか同情しづらい。
母親役が大塚寧々。寧々ちゃん老けたなあ。父親は死んでいるので、中条あやみの愚痴は基本全てここに吸収される構成になるのが普通だが、程よく疑似親的な小澤政悦や擬似友達的な杉野遥亮が分散して肩代わりをしているので、大塚寧々はひたすらオロオロして、働いて、金は払う、と言う「世の父親」的なスタンスに立たされてしまった。なので、重要なのにずっと置き去りにされているように感じた。
陸上競技のライバルに高月沙良。こんなところに!(この娘好きなので贔屓してるの)。この映画の中ではキツイ顔しか見せてないが、実はホンワカした役も似あうのでちょっと残念。
杉野遥亮、都合よく身近な所にイケメンの装具士がいるって、びっくりラッキー。この彼の幼少時のエピには、主人公以上に同情してしまった。
パラカヌー側のライバルに富手麻妙。いきなり出てくるし、かと言ってラスボスでもないので、彼女自身の問題ではないのだけど、立ち位置的に損をしている。この彼女がキッチリ、スポ根的な一里塚として機能したなら、もちっと燃えたのではないか。あえて、そういうスポ根的な流れを絶っていたようにも見えるが、そこは「真面目さ」と両立させても、誰も困らん筈ではなかろうか。

という事でもちっと昔のスポコンドラマ風に理不尽な勢いで燃えてほしかった。

あと事故直後の転倒シーンで映る彼女の全身が脚が長くて実に綺麗。あー、やっぱ外人の血はええのう。


【銭】
ユナイテッドシネマ、金曜メンバーズデーで1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
水上のフライト@ぴあ映画生活

『ホテルローヤル』トーホーシネマズ渋谷2、『誰がハマー・ショルドを殺したか』下高井戸シネマ

同日鑑賞2本まとめてライトに。

◆『ホテルローヤル』トーホーシネマズ渋谷2

▲「セックス」の「セ」の字も知らなそうな波瑠。

五つ星評価で【★★★まとまってない】
なつかしや新宿ローヤル(何の関係もない)
直木賞受賞作の7本の連作短編を長編として一本に練り直したものらしい。さもありなん。出来の良い短編部分が幾つか突出してて1本の長編として見た場合、幹が細い。7本全部長編に反映してるのかは分からないが、冒頭の廃墟に写真を取りにくる話、父母の若かりし頃の話とかは割愛しても良さそう。ラブホならではの話としては5000円持ってSEXしにくる子沢山夫婦、どちらも捨てられた二人、の二つしかなく、この二つは見やすい。エピソードドラマにするなら、こういうのをあと三つくらい欲しかった。
主役の波瑠はこーゆー映画で脱ぎはしないだろうと思ってたが、まあ、そうだ。あーSEXに溺れる役とかやってほしい。性にカタクナな役はドンピシャ。スリップ姿が嵌る。ラスト、彼女の映画内での成長具合がどうも分かりづらいのが、この映画の難かしい所。伊藤紗莉のブーツ、伏線じゃないんかい。

登場人物の心情をなぞりすぎる劇伴がうるさい。


◆『誰がハマー・ショルドを殺したか』下高井戸シネマ

▲ぽすた。

五つ星評価で【★★★『ホテルローヤル』とは別の意味でまとまってない】
1961年のハマー・ショルド暗殺を皮切りにインタビューを進めていくうちに、どんどんヤバい話が掘り起こされてしまうドキュメンタリー。映画内でキッチリ事実認定が済んではいないが、おそらくこれらがフィクションという事もなかろう。コンゴ紛争でもウガンダ内乱でも遠くにいる白人の生活を豊かにする為に現地の人々の命がムチャクチャ軽く扱われた事を私達は知っている。


【銭】
『ホテルローヤル』:トーホーシネマズ火曜メンバーデー1400円。
『誰がハマーショルドを殺したか』:下高井戸シネマ火曜1200円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ホテルローヤル@ぴあ映画生活
誰がハマーショルドを殺したか@ぴあ映画生活

『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』トーホーシネマズ日本橋8

◆『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』トーホーシネマズ日本橋8

▲この顔写真が全部『罪の声』の宇野祥平の画像を加工されたものだったとしてもそんなに驚かない。

五つ星評価で【★★★お話はてんでダメだけど、キャラがマンガすぎてて愛しい】
綾野剛と北川景子の狂犬・番犬コンビがマンガみたいで、リアリティーが全くないけど好き。そして、ドクター・デス側もキャラが濃い。何か、その主要なメンツのキャラの濃さだけで勝負しながら、エンドロールのアレクサンドロスが掛かると、コーラぶっかけられた様な気持ち良さで騙されてグッドに終わった感じ。決して話が面白い訳でなく、ミステリーとしても「ミステリーなのか?」みたいな映画なんだけど、珍品として私はけっこう好きです。

・頭が悪いので、タイトルの『ドクター・デスの遺産』が何なのかよく分かりませんでした。
・何か捜査を見たという気が全然しない。
・安楽死の善悪に一歩も踏み込まないのは、逆に意外だった。
・ドクター・デスの意図はともかくとして、それで確実に幸せになっている被害者家族の存在とかはバランスとしてもう少し取りあげられてもいい。
・逆に、綾野剛の取り調べは人の拠り所を単に崩す事が目的で、その拠り所さえ崩れれば相手は何でもベラベラ喋るという考え方は逆洗脳みたいで主人公側の行動として認めづらい。取り調べに対しては「洗脳崩し」みたいな別の人員を配置し、かつ、現場の捜査チームと必ずしも仲が良くないという構造にした方が面白かったと思う(違う話になっちゃうけど)。
・ドクター・デス側のあの人の声がでかい田舎くさい演技が誰も反対とか抑止できなかったのかなあみたいなギリギリさで、私は好き。
・ドクター・デス側の別のあの人の澄み渡る感じの周りと空気感が違う演技もとっても好き。遠くから安楽死対象者にボディー・モーションで声を掛けるショットとか、周りと空気や時間が隔絶されていて、まるでその存在が幽霊のように見えてゾクゾクした。ラスト、主人公達と対峙する、ある場所に行ってからはごくごく普通なチンケな犯罪者にランクダウンしてしまったみたいで残念。
・綾野剛と北川景子以外の捜査チームが「ガヤ」としてしか機能していない感じ。いーよなー、あれで給料もらえるの。
・綾野剛と北川景子の二人が身体を二つに分けた『ドーベルマン刑事』みたい。どう考えても、こんな刑事は今、いないし、昭和にだっていなかっただろう。カリカチュアが濃すぎてマンガみたい。つーか、その溢れてる感じがきっと好きなのだ。逆に、そんな溢れている事に関して嫌う人もいるに違いない。綾野剛が崩れに崩れたダメ刑事なのは冒頭から分かっていて、それを調教師のように制する事が出来る北川景子が超かっこいい。俺も犬のように撫でたり、さすったりしてほしい(いや、それはしてほしいだろ)。その北川景子の手をスルリと抜けて、チョクチョク暴力刑事としてはみ出す綾野剛も目が離せなくて良い。何よりいいのは北川景子が綾野剛をビンタするシーン。あそこだけリピートで1時間くらい見ていたい。でもまあ、あそこがいいのは、刑事の相棒としての近さがキッチリ表現されているからだろう。ビンタしてまで自分を制止してくれる職場の同僚なんて普通はいない。化け物同士のバディー感、そこに目を引かれる。

PS 追加希望シーン
 北川景子の親の安楽死に対する用意を済ませ、スイッチ一つで
 親を死に追い込む事が出来るようになったドクター・デスが
 北川景子に要求を突き付ける。
 「そこにあるセーラー・マーズの衣装、それを着用しなさい」
ビンタシーン30分、着替えシーン60分でスピンオフ作ってほしい
(俺って奴はー!俺的には偉い!)。


【銭】
トーホーシネマズデーで1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-@映画情報のぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-@yukarinの映画鑑賞日記α

『野良犬』神保町シアター

◆『野良犬』神保町シアター
五つ星評価で【★★田宮二郎の波に乗れず】
特集「没後30年 異端の美学 大映の成田三樹夫」から1プログラム。
1966年、カラー、85分、初見。
田宮二郎が明るいとぼけた関西弁で宿無しの一匹狼を演じる「犬」シリーズの第7作目。『白い巨塔』のイメージが強くて、こういうライトなのやってたのは全然イメージなかった。まあでもシリーズ化されてるから世間的な認知も高かっただろう。それでも、私には田宮二郎が無理して明るいセリフを言ってるように見えてしまい、なるほど役者に付く固定イメージってよろしくないな、と。明るくて、とぼけていて、自分の中に強い正義感を持ち、女は好きだが、女に弱い。今なら大泉洋がやったら似あいそうな役だ。まあ、田宮二郎版は妙に童貞マインドが強いから、その辺は改変対象かもしれない。
田宮二郎が交通事故にあった少女の兄を探すが、その兄は刑務所から出所したばかりで、暴力組織とトラブルを抱えていた。兄の役が成田三樹夫で、一応、役柄上は拳銃を常備しているから「殺し屋」なんじゃないかと思う。冤罪を押し付けられようとしており、でも、殺し屋なら受けて相応なリスクじゃないかと思わなくもない。この成田三樹夫が妙に正義漢が強く、まだ悪に染まりきってないのに、顔がそういう顔だから配役されてしまったみたいな。なので、こちらも往年の成田三樹夫みたいな根っからのヤクザみたいな図太さはない。この役は浪岡一喜に似合ってる。

「マスゴミ」って表現が初めて使われた映画だったりしないだろうか?


【銭】
一般入場料金1300円から曜日割引で300円引いて全員1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
野良犬〈1966年〉@ぴあ映画生活

コロナ立寄り箇所備忘録(2020年11月)

11月の部。

■11月1日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋、ヒューマックス池袋5、シネマロサ2、立寄り。夜は池袋マクドナルドで買って立ち食い。帰りに狛江オダキューOX立寄り。
■11月2日(月) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は弁当を社内食堂で。ユナイテッドシネマ豊洲6立寄り、夜は不明。
■11月3日(火) 昼は自宅。トーホーシネマズ日比谷1立寄り、夜は有楽町「宝龍」。
■11月4日(水) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「五香路」、夜は下高井戸「家宴」。下高井戸シネマ立寄り。
■11月5日(木) 昼は上野「神田っ子」。トーホーシネマズ上野1立寄り、夜は上野「森の」。
■11月6日(金) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「五香路」、夜は池袋「天成」。新文芸坐立寄り。
■11月7日(土) 朝8:00-夕16:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。夕食は小田急OXで弁当を買って家で。
■11月8日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋、神保町シアター立寄り。夜は神保町「極屋」。
■11月9日(月) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「五香路」。神保町シアター立寄り。夜は神保町「三幸園」。
■11月10日(火) 昼は自宅、トーホーシネマズ新宿8立寄り。夜は新宿「肉めし岡むら屋」。
■11月11日(水) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」、夜は神保町「極屋」。神保町シアター立寄り。
■11月12日(木) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「五香路」、夜は池袋「天成」。池袋ブックオフ、ヒューマックス池袋6立寄り。
■11月13日(金) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」、夜は飯田橋「長崎ちゃんぽんリンガーハット」。飯田橋ギンレイホール立寄り。
■11月14日(土) 朝8:00-夕18:00まで大手町で総務、昼は大手町「好来」、夜は日本橋「マルエツ」で菓子パン買って立ち食い。トーホーシネマズ日本橋8立寄り。
■11月15日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋、渋谷TOEI②立寄り。夜は渋谷「マクドナルド」で買って立ち食い。
■11月16日(月) 朝8:00-夕15:30まで木場で工場勤務、昼は枝川「水信」、ユナイテッドシネマ豊洲11に立寄り、夜は代々木上原「とんかつ工房」。
■11月17日(火) 昼は自宅、渋谷トーホーシネマズ渋谷2立寄り。夜は下高井戸「せい家」。
■11月18日(水) 朝8:00-夕18:00まで大手町で総務、昼は神田「天津飯店」、夜は代々木上原「とんかつ工房」。

『出獄の盃』神保町シアター

◆『出獄の盃』神保町シアター
五つ星評価で【★★何だこりゃ】
特集「没後30年 異端の美学 大映の成田三樹夫」から1プログラム。
1966年、カラー、87分、初見。井上梅次監督作品。
私、井上梅次は『黒蜥蜴』くらいしか見ていなくて、アレは大好きなのだけど、たまに他のにぶつかると「なんか変」な気がしてならない。
ムーディー、っつか、音楽を入れてくるんだけど、その入れ方が強引。今回も助演が歌手のアイ・ジョージだからか、ギャング同士が抗争前でピリピリしてる時にカメラ目線で歌うカットとか入ってて、そんなんおかしいやろ。刑務所で出会った田宮二郎とアイ・ジョージがそろそろ刑期を終えると言う時に風呂場で「真人間になるぞお、堅気になるぞお」と約束して酌み交わした水盃(正確にはお湯サカズキか)が『出獄の盃』なのだが、二人とも一切、真人間になるカットが映画にない所が世知辛い。
田宮二郎が殴る、蹴る、アイ・ジョージが歌う、これが1セットみたいな扱い。まあ多分、田宮二郎が歌う訳にはいかんのだろう。
田宮二郎は出所したら妹はヤク中で死んでいて、母も妹のヤク代稼ぎで食うにも困って、ほどなく衰弱死。これで麻薬(=ヘロイン)にバリバリ怨みを持ちながら、関西で末端20億だかのヘロインを強奪、「こんなもん要らねえ」と即座に捨てるかと思いきや、ノコノコ関東にまで売りに出掛ける。多分、売ると見せかけて組織壊滅をするのだろうとは思うものの、割とその辺りがハッキリしないので、ちょっとイラっとする。
対するアイ・ジョージも奥さんが闘病中らしく、金が要るのでヤクザの用心棒になっている。
運命的に出会う田宮二郎とアイ・ジョージ。バックに流れるアイ・ジョージの歌、これが絶妙にちょっと違う感。ステーキレストランで味噌汁が出てきたみたいな感じ、無駄に和風で重い。ほどなくアイ・ジョージの奥さんも死んで、アイ・ジョージが敵の用心棒でいながら、田宮二郎を助ける事が出来る設定が完成する。ここまで、田宮二郎の妹と母親、アイ・ジョージの妻が死んでるのだが、この三人は画面に登場しない(写真くらいは出たか)。ちょっとドラマバランスおかしくないか。田宮二郎側には妹の勤め先のバーの女主人と、妹の親友というWロマンスが仕掛けられるのだが、どっちも最終的には麻薬と縁があって、ラブロマンスは実らない。
「もう、女なんてみんな不幸になればいいのよ、キー」的な片付け方である。そんな女に群がるのは悪党とバカとメソメソ主人公二人組。田宮二郎が決して正義の味方に見えきれない部分が話を迷走させている。彼が悪い奴を全部集めるのはいいのだが、そこで彼とアイ・ジョージの二人で事態を回収しきれないのである。おいおい、ちゃんとやれよ、主人公。最後は踏み込んでくる警察頼り。
成田三樹夫は謎の男、ラストシーンで田宮二郎とアイ・ジョージと三人車の荷台で歓談して終わるのだが、身内を亡くした二人に俺も新婚の妻がいるから、今回の荒っぽい事件を妻に隠すのに大変だったとノロケる。どう考えてもムチャクチャ不必要な展開である。そして、その展開の中に「いやあ、新婚の妻が可愛くて、可愛くてなあ」といった感じでデレデレ笑う成田三樹夫というとても珍しい物が見れる。すげえキュートで、そこはよかった。でもまあ、麻薬事件は片付いたが、被害者も出て案外ビター・エンドの筈なのに、夕焼けが綺麗で成田三樹夫の笑顔が可愛くて、ハッピーエンドっぽく終わる。やっぱ変な映画じゃないだろうか。


【銭】
一般入場料金1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
出獄の盃@ぴあ映画生活

『兵隊やくざ・大脱走』神保町シアター

◆『兵隊やくざ・大脱走』神保町シアター
五つ星評価で【★★★★痛快】
特集「没後30年 異端の美学 大映の成田三樹夫」から1プログラム。
1966年、白黒、88分、初見。
「兵隊やくざ」シリーズは、映画として一本通して見るのは初めて。昔、TV放映してチョイチョイ摘まんで食った記憶がある。あーもーおもしれーの。
勝新太郎の大宮と田村高廣の有田上等兵の熱々ぶりはバリバリ濡れ場のないBL以外の何物でもない。二人は陸軍と言う組織からはみ出るが正しい行動を取らせると無敵になる。勝新の子供みたいな顔は反則、憎めない。田村高廣の一本筋の通った正しさもかっけー。成田三樹夫はゲストキャラ、憲兵あがりで、上手く生きようとする男。軍とも、勝新らとも衝突する。なかなか美味しい役。見習士官が平泉征(現・平泉成)なのだが、若くてスラっとしてるので全く気が付かなかったのは失礼いたしました。


【銭】
優良入場時のスタンプ五つで無料入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
兵隊やくざ・大脱走@ぴあ映画生活

『狼煙が呼ぶ』『破壊の日』下高井戸シネマ/ユーロスペース2

◆『狼煙が呼ぶ』下高井戸シネマ

▲絵や音は良い。でも、それだけでは映画にならない。

五つ星評価で【★★イメージだけ】
2019年、白黒、16分、初見。
銃や侍をモチーフにイメージを練り上げた。
意味(物語)が捕えられない。
マーベル・ヒーローのタイトルバックを集めたかっけー奴(30秒くらい)を32倍くらいに時間引き伸ばして余計なイメージを付与したような奴。映画映像はオナニーであっても全然OKなのだが、オナニーならオナニーで万人が楽しめるオナニーとして作ってほしい。
音はロックでかっこ良し。


◆『破壊の日』ユーロスペース2/下高井戸シネマ

▲こっちも同様。

五つ星評価で【★★イメージだけ】
2020年、カラー、56分、初見および2回目。

コロナ禍の中、即身成仏の修行により、疫病を蔓延させる力を身に付けた男が社会から切り離された妹のため、復習に走る、、、、、みたいな。『狼煙が呼ぶ』同様、意味(物語)が捕えられない。あえて、捕えられるのを忌避しているかのようだ。でもまあ、物語はちゃんと物語ってほしいな。あと、ラストシーンでその行動を諫めようと現れる渋川清彦がビックリするくらいイケてない。その辺どうにかできなかったのか。
これも『狼煙が呼ぶ』と同じように、音はロックでかっこ良し。


【銭】
『破壊の日(一回目)』:ユーロスペース会員割引1200円+年会費1000円。
『狼煙が呼ぶ』+『破壊の日(二回目)』:同日鑑賞割引2本で2000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
狼煙が呼ぶ@ぴあ映画生活
破壊の日@ぴあ映画生活

『きみの瞳が問いかけている』トーホーシネマズ上野1

◆『きみの瞳が問いかけている』トーホーシネマズ上野1

▲狂犬を盲導犬にしたあと、退役した犬を引き取って飼うような話と言えるかもしれない。

五つ星評価で【★★★吉高さんかーいーなあ】
盲人の吉高由里子と過去に罪を犯した横浜流星の恋愛ドラマ。
横浜流星の過去の罪は、そらドラマだから当然という感じで
吉高さんの過去の事件に繋がってる。

素のどこかヒビが入ってるような吉高さんの天然も好きだが、
こういうとことん真面目な人形のような吉高さんもかーいー。
女子目線だと同じように横浜流星くんがかっけーんだろ。
劇場、私以外全員女性だった。
BTS何歌ってるかさっぱり分からず。

この二人の恋愛が小学生同士みたいで応援せずにはいられない。

元が韓国ドラマだそうで、地下格闘技の勝敗ギャンブルなんて横浜(最初に映る配達場所が横浜長寿町付近)を舞台にリアリティあるのだろうか。まあ、(土地の)横浜はカジノ誘致とかで馬脚表わしてるから探せばそういう場所だってあるかもしれない。それに「ボクシング」や「プロレスリング」ならまだしも「キック・ボクシング」では二人が生活するほど稼げないだろう。あとキリスト教がベースの孤児院ってのも考えたら元が韓国ドラマだからか。いっそ吉高さんはそのままで、横浜流星とチンピラグループを韓国から追いだされたか逃げてきたチームにして、新しい横浜の土地で地盤築くために格闘技ギャンブルを取りしきり出したみたいな設定にした方が自然だったかもしれない。
リアルの話で言えば野間口徹さんのパワハラはリアリティーありすぎる。野間口さんも駐車場でバイトして無口でTVドラマ最終回迎えるくらいまでガマンすれば良かったのに。あの辺のハラスメントに対する防備・無防備の警戒感覚が適当すぎる。オフィス密室や、自宅密室よりは繁華街の路面に面した駐車場の方が助けを求めやすいか?

ベースの話はいいけど、ところどころリアリティー濃度が低い。


【銭】
トーホーシネマズのポイント6ポイントを使って無料鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
きみの瞳(め)が問いかけている@ぴあ映画生活

『罪の声』トーホーシネマズ日比谷1

◆『罪の声』トーホーシネマズ日比谷1

▲ちなみに「昭和最大の未解決事件」は「三億円強盗」やと思うわ。

五つ星評価で【★★★★宇野祥平の凄さ】
イブニング連載のマンガを読んでたので筋は知っていたが、映画を見て、改めてこれはマンガに向いてない作品である事が分かった。
事件を調べる側、事件の調査を受けて過去の証言をする男達、犯罪者集団、ともかく役の大小に関わらず登場人物が多い。マンガだとこれを描き分けなければならないが、リアル指向の劇画の場合、人体の特徴を極端に誇張も出来ず、ここで魅力的なキャラクター造形がちょっと欠けていた。映画だとそれぞれ似てない俳優をキャスティングすればOKである(勿論、大根ではいけない程度の制約はある)。
そして、本当の事件(グリコ・森永)がかくもこうであったかのように思わせるリアリズム、これも映画は素晴らしかった。マンガは35年前と今をコマ内の映像として列挙して、一目で分かるように描写するのに適していなかったりするので不憫だ。
映画は圧倒的な脚本の力と、素晴らしい俳優の演技力で充分な見応えがあった。ただ、映画では、この事件の悲劇の責を誰かが負わなければならないという結論になり、最終的に事件の始まりに関与した二人の大人に負わせたが、それが正しいのかどうかが私の中では判然としない疑問になって残った。そりゃあ、企画者が責任を負うのは理に適っているが、彼はリーダーではなく、アイデアを求められて参加した参謀である。リーダーを食い殺した残虐なヤクザ組織なり、そのリーダーをサポートしてやれなかった金主なりが、もう少し責めをおってもいいのだが、それは服屋と新聞屋の主人公なので、どうも冷静にそこに立ち向かう絵ヅラを作れなかった、その代わりに全ての責任を押し付けられる位置に落ち着いてしまった気がする。確かに最後の最後まで可哀想な被害者を守りきれなかった企画者は責任がゼロであるとは言えないのだが、彼等が意図して被害者(大衆ではなく、もっとも被害をもっとも集中的に浴びた者)をそこに追い込んだ訳でもないのに。

W主役の小栗旬と星野源は全く違ったタイプのバディとしてよく機能してると思う。小栗旬って演技が特別に上手いとは思わないのだが、アニキャラみたいな架空の存在を演じさせたり、バディ物で強烈な個性の対極の普通の人を演じる時、きちんと嵌る。どれくらい加減すれば相手との繋がりが本当らしいかみたいなバランスの設定が上手いのかもしれない。

今回の映画の飛び道具は宇野祥平と原菜乃華。宇野祥平うまいわあ。原菜乃華かーいらしいわあ。

松重豊はやっぱり組織の中にいないと良さが出ない。それに古舘寛治を合わせるなんて通よのう。市川実日子も盤石。宇崎竜童なんて、もう本当にちゃんと役者なのでビックリする。

しかし、薄幸の少年少女の運命に涙しながら、ただ一番悪い奴は引きずり出してないんじゃないか。
映画途中で星野源が叫ぶ「面白おかしく記事にして、加害者家族の未来に責任は取れるのか」という設問には小栗旬の原稿は応えられていないんじゃないかと思う(偶然、良い再会があったからと言って、その部分がチャラになる訳ではないと思うのよ)。


【銭】
トーホーシネマのあまり安くならない会員割引デー(火曜日)で1400円で鑑賞。
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罪の声@ぴあ映画生活
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罪の声@yukarinの映画鑑賞日記α

『超擬態人間』シネマ・ロサ2

◆『超擬態人間』シネマ・ロサ2

▲ポスター。

五つ星評価で【★★★★キワモノ】
ツイッターであげた第一声が的を射てると思うので再録しておこう。
凄い映画を見たいか?
見せてやってもいいぞ。
だが、果たしてお前にその覚悟はあるか?
みたいな映画。痛い系。ちょっと凄い。


その他に関しては箇条書き断片で。
・斧と鉈と鉄の輪が一緒になったみたいな武器強いぞ。
・こんな映画を作る奴は気狂い(褒め言葉)。
・いいぞナナフシ
・すぐ棄てるのは良くないという道徳を学べます(捨てられた粗悪品と捨てられなかった真製品の破壊力の差がそんなにない)。
・サンタクロースの集団があの袋を背負ってよい子の所に届けたりしたらイヤだな。
・フウマの父親が現れるシーン、フウマの目線が上で、巨人を見ているようなアングルにはいささか興奮した。フウマをなだめる父の手が通常サイズなのがちょっと萎えた。あそこは作り物やエフェクトでも大きくしてほしかった(逆に大きくしたら、それはそれで萎えた可能性もあるが)。
・森が日本の森だけど地面が湿ってジメジメして実にイヤな感じが秀逸。今までの日本映画での森の描かれ方って「鬱蒼とした緑で触れては行けない神聖な場所感が強い」ために生物感が薄く、乾燥していて、綺麗だった。
・フウマの血統関係で3人、結婚関係が4人、施設関係者が2人、誰一人として混同するようなキャラクターがいないのは、衣装やメイクがちゃんと各人の色を与えているとともに、一目で分かるような違う顔の役者をキャスティングしてるように見える。それは偉い。
・しかし、未だに強化人間を作る設備があるって説明で全てを捩じ伏せてしまえるのは、表現された「超擬態人間」が強すぎるからだろう。一対一で正面から向かい合ったら仮面ライダーとかでも勝てないイメージがある。「正義」みたいな概念は微塵とないのだが、「超擬態人間」も「サイボーグ009」や「仮面ライダー」同様、自分を錬成した組織を裏切る者である。「サイボーグ009」や「仮面ライダー」は改造前に洗脳手術をしなかった事がその組織の壊滅になった敗因とされるが、「超擬態人間」は脳のリミッターを外す試験だから洗脳手術等と併用はできないだろう。であるなら、ブレーカーを付ければいい。みんな、ちゃんとやってるようで詰めが甘いのう。


【銭】
映画ファン感謝デーに見て、ロサ会館は1100円。
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超擬態人間@ぴあ映画生活

『薬の神じゃない!』ユナイテッドシネマ豊洲11

◆『薬の神じゃない!』ユナイテッドシネマ豊洲11

▲警察にケンカ容疑で捕まった5人組。元気がないが、これは序の口。

五つ星評価で【★★★★おもしれー】
話は予告通りにテンプレート。借金を返す為にインドからジェネリック薬を密輸する男が保身の為に一度は手を引くが、彼の知人の死をきっかけに商売度外視で密輸を再開する。

主人公の小者具合が良い。お金は欲しい。捕まって15年の懲役は受けたくない。でも、患者の苦しみを見たら最後には手を差し伸べずにはいられない。まんま庶民の行動で、こんなん感情移入せざるを得ない。
主役シュー・ジェンはマ・ドンソクから筋肉削ったみたいだし、勝新太郎から男前引いてるみたいだし、ジャングルポケットの斉藤には何かを足して少しだけ男前に調えてる風である。いい感じに凄く普通。
密輸組織の最初の五人がみな貧相でとてもいい。
マスクを何重にもした唯一本人が罹患している密輸の依頼者、薬を捌くために頼ったネット・インフルエンサーのストリッパー、病人患者が多い区域の神父、病人と同居する義憤にかられた無口の家出人。みなきちんと弱者で、主人公に感謝しながら、主人公に捨てられ、主人公の近くに戻ってくる。
主人公を陥れようとした本当の偽薬(効能無し)売りの男(=笑顔が麻木貴仁似)ですら、中国政府が海外資本からの圧力により、安いジェネリック薬を偽薬にしている事実にはツバを吐く。この男は主人公と表裏一体の関係であり、主人公が自分も近親者も病人ではない為、密告を逃れるために薬の販売から手を引くと、この男が入れ替わって高額にして売ろうとする。この物語は実話がベースなので、二人の人間に分けて描かれているが、案外、この辺りは一人の人間の行動かもしれない。

ちなみに『鬼滅の刃』が一週間で100億円稼いで話題になったが、この映画はコロナより前であるが中国本土で三日間で146億円稼いでいる。

そして更にちなみに、2020/11/1現在、インドのジェネリック薬の売価2000元は日本円で31281円。主人公がそれを売り払った5000元は78203円、中国の製薬会社の売価が36000元で56万3063円。ボトルタイプで600錠くらい入るとして1日朝夕1錠ずつ使って300日(この辺は詳しく分からない)、一月7820円ならどこかを切り詰めて捻出できそう。製薬会社側は一月56306円は生活の基盤が立ちそうにない。いやだが、富裕層の月収が6000元(93843円)で貧困層の月収が1000元(15640円)くらいらしいので、それでも大変だ。


【銭】
ユナイテッドシネマ前回有料入場ポイント2ポイントを割引に使って1000円鑑賞。
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薬の神じゃない!@ぴあ映画生活

『空に住む』新宿ピカデリー4

◆『空に住む』新宿ピカデリー4

▲多部ちやんっぽい画像。

五つ星評価で【★★★娯楽映画のような顔をしていながら娯楽映画としては刺さってこない。それがきっと強く好きになれない理由だ】
見ていてちょっとタイトルに引き摺られすぎたか、と思った。そんなに「空」を意識した話ではなかったかもしれない。
両親の急死により、愛猫とタワーマンションに住む事になった多部未華子が新しい生活を構築して行く姿を丁寧に描写する。
『空に住む』事により変わっていく様を活写し、人は大地に根差して生きていくものである、と説教入るかと思ったのだが、そもそも彼女の下界での暮らしようがそんなに平均的な物ではなかったので単純比較しかねるのだった。おそらく、『空に住む』事により彼女に変化があった事は間違いないが、それはマイナスだけではなく、プラスもあっただろう。そして、『空に住む』事自体はある致命的な一点を除けば、地上に住むのと大きく変わらない。

多部未華子、相変わらず的確な演技力で主人公を熱演。ただ、彼女側の問題ではなく、脚本や演出と相まって、この主人公が纏う空気感は重苦しくて真面目で面白くない。彼女自身が手掛けている純文学のようだ。それはとても今っぽくない。彼女の勤めている出版社のようだ。それに、主人公の近くにいる後輩・岸井ゆきのが本当にデタラメで、こっちの方がおかしくてライトな物語の主人公としては似つかわしいかもしれない。
あと、男性モデルを演じる三代目J SOULの岩田剛典、彼と多部未華子の恋愛がどう繰り広げられるかと思いきや、繰り広げられないのだ。実はここが肝で、だから、この物語は気持ち良く快楽物質ドーパミンやエンドネフィンをドバドバ放出しない。映画の主人公は理由もなく負ける。そこに娯楽要素はなく、ただ辛い。忍び寄って来る近親者の死のように失恋をする。そこはもう「物語」の世界ではなく「現実」の領域だ。だから彼女はその業病のような失恋をしっかり論理的に把握しなければならない。把握して乗り越えなければならない。見ている時はピンと来なかったが、その彼女を踏みにじった「岩田剛典の哲学(男性性)」を純文学作家により、リライトさせると言う。ここで、辛かったり恐ろしかったりする「現実」は、虚構の中で「ドラマ」として再生する。そういうシステムなのだろう。いいのか、そんな個人的な事の為に「文学」というシステムを使って。だから、大森南朋が書く新作は「売りがある」が、いいか悪いかはバクチみたいなもんだろう。但し、多部未華子演じる主人公が一般的で「取るに足らない小人物」であればあるほど、その大森南朋の新作は人の胸を打つ可能性が高まる。だから、多部未華子の主人公があまり気持ち良い情動を観客に与えなくても観客は耐えなければいけない。その情動は大森南朋の新作を読んだ読者が味わう糧なのだから。そこで、又、気づく。「現実」世界においてお金を払ってるのは観客である私なのだから、もう少し「大森南朋の新作を読んだ読者」がつまらなくてもいいのではないか、と。一応、そういう意見の為の二番手として岸井ゆきのが存在し、続編が出来たら、彼女が物語を乗っ取って好き放題な活躍を進めるのかもしれない。でもまあ、私は単純に多部ちゃんが恋に一喜一憂しながら最後にハッピーエンドで終わるようなラノベみたいな話の方が見たい堕落した観客なのだよ。だから、純文学(っぽい映画)には星を三つまでしかやらん。この星の多い少ないは作品の善し悪しではなく好き嫌いだから。

構造的には「多部未華子と岩田剛典」のパーツの方が大事なのだが、映画的には本当に出番の少ない「多部未華子と柄本明」、「多部未華子と永瀬正敏」のパーツに目を奪われる。まあ、そこが理屈ではなく、感情的だからだろうなあ。そんな大事なパートにちゃんといい役者を投入してるなあ。

あー難物だった。こんなに長い感想を書く気はなかった。つまらんと一言書いて終わる気がしていたのに。んー、でも映画として好きではないのよ。


【銭】
前回鑑賞割引にて1300円で鑑賞。
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空に住む@ぴあ映画生活

『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』神保町シアター

◆『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』神保町シアター
五つ星評価で【★★珍品は苦手】
特集「渡哲也 わが青春の日活撮影所アンコール」から1プログラム。
1970年、カラー、86分、初見。
乗れなかった。
登場人物はみな必要以上にキャラが立っているが、三つ巴の抗争が分かりづらいし、勝ち負けが付いた時点での爽快感も乏しい。
・半グレチーム(渡哲也+原田芳雄+梶芽衣子)
・ヤクザチーム(今井健二+成田三樹夫)
・暴走族チーム(沖雅也・他)

半グレチームはヤクザチームに出し抜かれて、その結果、暴走族チームに借金がある。暴走族チームが半グレチームから取り立てを行う事により抗争化、半グレチームはヤクザチームに対抗し、その成果を暴走族チームと二分。

みんないがみ合っていて、その中央にマリファナとその売り上げがあるのだが、登場人物の誰もがそんなに金を欲しがってるように見えないので感情の流れが形骸化して乗れなかったのだと思う。キャラはみなそれぞれそこに配置されているが、そこで泣いたり怒ったりする理由に乏しい。

そもそも渡哲也が何故刑務所に入っていたかは何も語られないし、そんな渡哲也をスカウトに来た原田芳雄が何を持って渡哲也を連れ帰ったのかも分からない。ムショから出てきたのが川谷拓三だったらどうするんだ? すぐ死ぬし、死ぬカットが長いぞ。そして居つくようになる渡哲也の気持ちもさっぱり分からない。友情とか愛情とかでなく、居場所がないからって理由なんだろうが、それにしては場所に馴染みすぎる。ふらっと現われてラスボス位置に収まる成田三樹夫はいつも通りだから違和感がないのだが、あの暴力団がスカスカで、銭が儲かって嬉しくってたまらないという空気が希薄。原田芳雄に敵対して銭を取り戻したい暴走族も、普段の生活が「暴走」という不思議にファンタジーな集団で、ここも銭に困ってる風には見えない。勿論、金持ちにも見えないが、東欧の神話の鍛冶屋の小人みたいに、存在する事だけが彼等の仕事に見えてしまう。
おいおいおいおい、みんないい年なんだからちゃんとやろうよ(俺か、俺だけが乗れなかったのか)。

渡哲也はモッサリしてて、服も『じゃりんこチエ』の脇役みたいな古スーツでイケてない。暴力を振るう時だけちょっと輝くって難儀なキャラ。
原田芳雄は中年以降しか知らなかったが、若いとこんなんなんか。かっけー。
梶芽衣子、映画の中で無駄に美人。マジにあんな美人である必要はない。
成田三樹夫、ザ・いつも通りで安心する。
沖雅也、革ジャンで、武闘派の眠そうじゃない沖雅也は新しい。いや『必殺仕置人』の棺桶の錠が現代に来たと言えばそんな役でもあるか。

背景は新宿の筈だが、猥雑な繁華街はあまり映らない。でかい車体のバイクを複数引き連れた暴走族を映せるロケ地に限りがあったのか、妙にオフィスオフィスしたビルの狭間みたいな土地で、「銀座アウトロー」でも「東京アウトロー」でも通じそうだ。


【銭】
一版1300円から神保町シアター水曜一律割引で1000円。
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新宿アウトロー ぶっ飛ばせ@ぴあ映画生活

『誘拐』神保町シアター @alansmithee1964

◆『誘拐』神保町シアター

▲永瀬正敏の顔がちょっと化粧映えしそうでマズい。

五つ星評価で【★★★どんでんは返ったら、更には返らない】
特集「渡哲也 わが青春の日活撮影所アンコール」から1プログラム。
1997年、カラー、109分、公開時以来二回目。
若い時の渡哲也の映画はほとんど見てないので、私に取っての渡哲也はこの映画くらいの少し大きめの子供を持ってるイメージの年齢である。この時、若手として出ていた永瀬正敏は今やいい父親役者だし、この時、捜査をまとめていた柄本明はいまやどの映画でも棺桶に片足突っ込んでる爺である。23年って時間の経過はまあ、そんなもんであろう。柄本明、特に何をするでもないのだけど普通が似合う。逆に永瀬正敏は尖がり具合がうるさい。渡哲也はともかくいい声。酒井美紀おぼこい。
後半に大きなどんでん返しがあり、それを知っている状態で見てしまっているので、話としては初見ほどは楽しめない。どんでん返しが映画を左右しすぎていて抜きにして語れないのだ。
そして木村大作が手掛けたのであろう驚異のゲリラ撮影。あんなん許可申請したら絶対認められんだろ。それほど狂気と混乱に満ちている。そして、そのゲリラ撮影にも繋がる六台のヘリコプターによる空撮から始まるオープニングがかっこいい。凄い何かが起きそうな絵面である。
追記
「最大の仕掛けがキャスティングでしたしねえ」
「まさか宇宙刑事ギャバンのコム長官を悪者に配役するとはなあ」
「違う、そこじゃない!」
「酒井美紀の屹立した刃物×渡哲也の熱く湿った傷口!」
「BLみたいな書き方すな!」
「ラスト下界では永瀬正敏と酒井美紀がダムのほとりでツーショットしてるシーンから宇宙空間に繋いで、宇宙飛行士が『あの村も全て幻だったのかもしれない』とセリフを入れるべきだったかも」
「そんな『幻の湖』ネタ誰も分かるものか!」
「勢いで描いたが、実は俺もよく分からない。だが、『誘拐』の中で『幻の湖』を見立てるのなら、走るソープ嬢は酒井美紀しかありえず(女性キャストと刃物を扱う人物が他に皆無)、それは為されてほしい。犬は雰囲気的に永瀬正敏でいいと思う。あー、酒井美紀と風呂場でイチャイチャしたい」
「なんでやねん!」
「おそらくこの『なんでやねん!』では落ちてない」
「鬼か!」



【銭】
一版1300円。
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誘拐〈1997年〉@ぴあ映画生活

『海底47m 古代マヤの死の迷宮』新文芸坐

◆『海底47m 古代マヤの死の迷宮』新文芸坐

▲ミクロの決死圏っぽい画像。

五つ星評価で【★★★★★何つーか、こーゆー、何の役にも立たない映画は好きよ】
くそ面白かった。主要人物4人(野郎を加えてもプラス3人)しかいないのに誰が誰だか分からないのは逆にご愛敬。まあ、ずっと水中マスク付けてるからしょうがない。その辺りは製作者側もはっきり問題点として意識してるらしく、ともかくずっと何かをしてたり、何かに巻き込まれたりしてる対象者には、くどいほど「声掛け」がされていた。まあ、反面、それはそれでうるさいではあるのだけど。
女の子が水着と上っ張りだけで下半身生足ってそそるデザインじゃ。そして海底に入ったらその足がエロイエロい。
鮫と海流ブラボー。盲目の鮫が「ぬおー」って下ネタで言うところのマグロっぽく、あまりガツガツせずに漂ってるのは逆にリアルで怖い感じが出てた。
って、あの池のほとりで紐にぶら下がるのは芥川龍之介の『蜘蛛の糸』かよ。
ラストまで手を抜かず、イベント放り込む製作者のその意気や良し。
エンドロールの最後にいきなり製作者が鮫の側に立って鮫の犯罪の弁解をするのも頭おかしくなったみたいで良い。でも、鮫の被害が全世界で10人だけとは言え、同じくらいしかいなそうな熊を持ってしてフレンドリーに接しましょうとはならんでしょ。



【銭】
新文芸坐会員価格+ラスト1本割引で@950円。                                                  ▼作品詳細などはこちらでいいかな
海底47m 古代マヤの死の迷宮@ぴあ映画生活
▼関連記事。
海底47m@死屍累々映画日記・第二章
・海底47m 古代マヤの死の迷宮@死屍累々映画日記・第二章

『シカゴ7裁判』UPLINK渋谷2

◆『シカゴ7裁判』UPLINK渋谷2

▲ある意味「新しい暴力表現」。

五つ星評価で【★★★★何が行われ、どう対処されたか】
ツイッターで評判を聞いた。
長さが不安だったが見に行った。おもろい。長さは全然、気にならない。
シカゴ7、シカゴの百姓を野武士から救うために集まった、違うがな。
うち二人は民主社会学生同盟のリーダー。学生の視点で社会を改善したいという割とマジ政治オタクっぽい面々。
うち二人は青年国際党のリーダー。国政に不安のある青年の集合、ヒッピーとかミュージシャンとかゴロツキとか。無職とかフリーターがいっぱいいそう。
うち一人がベトナム戦争終結運動のリーダー。おっちゃん、社会人である。
残り二人がデモ参加者。
そして7人に含まれない8人目が黒人活動組織ブラック・パンサーのリーダー。
ブラック・パンサーは武闘も辞さない組織なので、8人を一緒にカテゴライズして、共同謀犯のイメージを高めたい検察側と、争いの争点が異なるため、一つにされたくはない弁護側とで揉めている。
そして、彼等は決して仲良くはない。
同じ目的の為に共闘する仲間であっても決して仲良くはない。
特に民主社会学生同盟と青年国際党の仲が良くない。
それぞれの法廷での態度が気に入らない。
決して仲が良くない彼等が、いがみ合いながら、政府との陰謀の裁判を成し遂げるまで。

やっぱ7人って多いんだよね。どうしても扱いの雑な人が出来る。
でも、役者がいい役者ばかりなので、グイグイ引きこまれる。
どう話、転がるかも興味津々。
ラストカットをあの朗読にしたのも娯楽映画として正解だったと思う。
ただ、最後の最後、字幕で流される「シカゴ7」のその後は早すぎて、
誰がどう何なのか理解できず、最終的な勝ち負けが
有耶無耶な状態でお預け食らったまま終了みたいで辛かった。

ザックリの総論としては、権力者が検事・検察機能を抑えるのも怖いが、
判事が公正に審理を進めない裁判というのが一番怖い。


【銭】
UPLINK水曜1200円均一料金。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
シカゴ7裁判@ぴあ映画生活
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シカゴ7裁判@真紅のthikingdays

コロナ立寄り箇所備忘録(2020年10月)

10月の部。

■10月1日(木) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「大手町厨房」の弁当を社員食堂で。夕食は狛江「達磨の目」。
■10月2日(金) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。夕食は豊洲「永利」、ユナイテッドシネマ豊洲11立寄り。
■10月3日(土) 朝8:00-夕16:30まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。夕食は豊洲「箱根そば」。ユナイテッドシネマ豊洲2立寄り。
■10月4日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋、EJアニメシアター新宿立寄り、夜は狛江「達磨の目」。
■10月5日(月) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は潮見「寄って家」。夕食は豊洲「さとう」。ユナイテッドシネマ豊洲11立寄り。
■10月6日(火) 昼、夜とも自宅。喜多見「コルモピア」「サミット」立寄り。
■10月7日(水) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「玉乃光酒造」。夕食は渋谷「カツや」。UPLINK渋谷1立寄り。
■10月8日(木) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。夕食は豊洲「さとう」、ユナイテッドシネマ豊洲11立寄り。
■10月9日(金) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。夕食は飯田橋「富士そば」、飯田橋ブックオフ、ギンレイホール立寄り。
■10月10日(土) 朝8:00-夕16:30まで大手町で総務、昼は大手町「玉乃光酒造」。夕食は渋谷「カツや」。シネマヴェーラINK渋谷立寄り。
■10月11日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋、池袋シネロマン立寄り、夜は池袋「キッチンabc」、ヒューマントラストシネマ渋谷3立寄り。
■10月12日(月) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は潮見「寄って家」。夕食は豊洲「箱根そば」。ユナイテッドシネマ豊洲11立寄り。
■10月13日(火) 昼は自宅。新宿ピカデリー2立寄り、夜は渋谷「カツや」、シネマヴェーラ渋谷立寄り。
■10月14日(水) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「庄屋」。ユーロスペース2立寄り、夜は代々木上原「ふうらい坊」。
■10月15日(木) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。夕食は飯田橋「家家家」。
■10月16日(金) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「庄屋」。夜は豊洲「永利」。ユナイテッドシネマ豊洲1立寄り。
■10月17日(土) 朝8:00-夕13:30まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。ユナイテッドシネマ豊洲11立寄り。夜は家で買い置きのラーメン。
■10月18日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋、ユナイテッドシネマ豊洲12立寄り。夜は池袋「キッチンabc」、シネマロサ2立寄り。
■10月19日(月) 朝8:00-夕18:00まで大手町で総務、昼は大手町「舎鈴」。夜は代々木上原「とんかつ工房」。
■10月20日(火) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。夕食は狛江「ぼっけもん」。
■10月21日(水) 昼は自宅、UPLINK渋谷2立寄り,夜は新宿「達磨」。
■10月22日(木) 朝8:00-夕15:30まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。飯田橋ギンレイホール立寄り、夕食は飯田橋「富士蕎麦」。
■10月23日(金) 朝8:00-昼11:30まで木場で工場勤務、昼は木場「うきち」。昼から18:30まで大手町で総務、夕食は代々木上原「とんかつ工房」。
■10月24日(土) 朝8:00-夕16:30まで大手町で総務、昼は大手町「どさんこ」の弁当を食堂で。池袋新文芸坐、ブックオフに立寄り、夕食は池袋「狸穴」。
■10月25日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋、新宿ブックオフ、テアトル新宿立寄り。夜は新宿「岡村や」
■10月26日(月) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「水信」。飯田橋ブックオフ立寄り、夜は飯田橋「大阪王将」。飯田橋ギンレイホール立寄り。
■10月27日(火) 朝8:00-夕18:40まで大手町で総務、昼は大手町「放心亭」。夜は神保町「マクドナルド」で買って路上立ち食い。神保町シアター立寄り。
■10月28日(水) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「萬里」。夜は神保町「川国志」。神保町シアター立寄り。
■10月29日(木) 昼は自宅、新宿ピカデリー4、飯田橋ギンレイホール立寄り。夜は飯田橋「松屋」
■10月30日(金) 朝8:00-昼11:30まで木場で工場勤務、昼は大手町「放心亭」。昼から17:00まで大手町で総務、豪徳寺ブックオフ立寄り。夕食は豪徳寺「すき家」。
■10月31日(土) 朝8:00-夕13:30まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。ユナイテッドシネマ豊洲11立寄り。夜は豊洲「さとう」。

『浅田家!』ユナイテッドシネマ豊洲11

◆『浅田家!』ユナイテッドシネマ豊洲11

▲「プラチナ・データ」。

五つ星評価で【★★★ニノが適役】
嵐の二宮くんこと「ニノ」は仕事の結果が分かれる役者だが、今回は実に良かった。単純に言ってしまうとこの人は社会機構の中の大人が似合わない人なので、極力そういう役は避けてほしい。彼自身が作品を選んでいるのでないなら、選んでいる人は避けてあげてほしい。好き嫌いが言えるくらいの立場にはいるだろうから。その代わり、少年の部分を残した自由な大人ならそんじょそこらの本職役者に負けはしない。
今回の実在するカメラマン浅田政志に彼が似てるかどうかは知らないが、実に何者にもなれずに悩み苦しんで、なった先の写真家としての試練にイヤイヤながらも真っ正面からぶつかっていくには室にいい非力具合だった。熟成されてない者の青さが鮮やかである。
前半の「所詮、家族写真でしょ」って侮蔑に、後半の「家族写真こそが写真の本流」と言わんばかりの写真の重みが面白かった。「家族写真」に相対するのが「芸術写真」だろう。「芸術写真」が役に立たないという事もないのだろうけど、きっとそれは役に立ち方が違う。

まず二宮和也の佇まいがいい。ちょっと小ずるい感じで、でも大事な部分でとても誠実、なのが伝わって来る。
二宮和也の昔からずっと恋人で、けっこうキツメに叱ってもチャーミングなのが黒木華。
二宮和也の父、が平田満。相変わらず上手いなあ。
そして、ボランティアの、菅田将暉の芸能人オーラ消せるのが凄い。

映画の中の家族写真は実在の写真家「浅田政志」による物だが、この写真のほっこり具合がそんなに差し迫って来なかったので☆を一つ減じて星三つにした。

PS あまりに当たり前の話なので、
 わざわざ叙述するのを忘れていたのだが、
 作品エンディングで嵐の楽曲が起用される事が
 なかったのは評価します。



【銭】
ユナイテッドシネマ前回有料入場ポイント2ポイントを割引に使って1000円鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
浅田家!@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
浅田家!@ノラネコの呑んで観るシネマ
浅田家!@yukarinの映画鑑賞日記α

『劇場版 ほんとうにあった怖い話2020~呪われた家~』池袋シネマ・ロサ2

◆『劇場版 ほんとうにあった怖い話2020~呪われた家~』池袋シネマ・ロサ2

▲ポスターずら。


五つ星評価で【★★心霊物としてはリアルではない】
年に一回作られる心霊オムニバスホラーシリーズの最新作。だが、しかし、ちょっとオムニバスっぽくない。映画はかろうじて前半と後半に別の主人公を迎え、その主人公2人のパートはそれぞれ個別で、2人はあいまみえない。但し、怪異は同じ一つの怪異である為、今回のも「オムニバス」って言いきられるとちょっとモヤモヤする。いわゆる「ほんこわ」は単に「怖い話」を集めたオムニバスであるので、必ずしも「幽霊」や「心霊」に関する話でなくても構わない。しかし、これは日本を舞台にはしているのだが、話のベースが『ペット・セメタリー』であり、死者に憑依した霊も「幽霊」と言うよりは「悪魔」のような振る舞いをする。そして、「悪魔」的な振る舞い自体がない日本で、悪魔的な振る舞いを演じると、単に「DVエロ野郎」みたいに、、、、要は「単に抑制の利かない粗暴な男」が暴れるみたいになってしまう。これは幽霊の怖さとは似ても似つかない物だ。DRUGキメてるヤクザみたいな怖さと言えば分かりやすいだろうか。なのでセットとして用意された「呪われた家」もあまり神格化してる風でもなく、普通の家として特別に怖くは感じない。つまり何だ。怖さが何を主張したいのかはっきりせず迷子になってるみたいな状態。
第一パートの主演、井桁弘恵はよい。よくやってる。美しい。美人とか美女は好き。
第二パートの主演、和田琢磨もよい。よくやってる。凛々しい。抱きたいとかではないけど、ちゃんと映画を主演として引っ張っている。


【銭】
シネマロサ一般入場料金1800円
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劇場版 ほんとうにあった怖い話2020~呪われた家~@ぴあ映画生活

『82年生まれ、キム・ジヨン』新宿ピカデリー2

◆『82年生まれ、キム・ジヨン』新宿ピカデリー2

▲『逃げるは恥だが役に立つ』っぽいシトョット。

五つ星評価で【★★★男に生まれてきてごめんなさい】
まず、タイトルの意味があまりよく分かっていなかった。「キム・ジヨン」って主人公の名前だろうくらいにしか思ってなかった。「キム・ジヨン」は1982年生まれの韓国女性のもっともありふれた名前だという事である。日本だったら「高橋愛」か「佐藤愛」辺り。
このキム・ジヨンが人生を生きる事の何と息苦しい事。女は家の奴隷になり、職業などでの自己実現は家族を犠牲にした我儘と思われる。家族での順位は男が上、女は性のはけ口として見られるが、それは女のせい。感覚的に日本に似てるが、韓国の方がより徹底的に感じる。それは儒教的な教えがベースにあるからじゃないかと思うが、それは単に私が日本人男子であるが故の錯覚であり、日本人女子から見れば、五十歩百歩で変わりはないかもしれない。私感では男尊女卑がひどい順に「インド>韓国>日本」じやなかろうか、と思うのだけど。
映画の中で唯一の救いはジヨンの夫が真剣に妻を心配する姿を見られる点にある。でもまあ、それはちょっと危ない話であり、出産してからまだ娘が大きくなる前であるので最初の一山「三年目」がまだなのではないか? 浮気しないとは限らない。物語内で最後の防波堤である夫が浮気をしてしまったりしたら、この話は着地点を失ってしまうに違いない。彼、ちょっと陣内智則に似てる気がする。ダメじゃん、浮気で離婚じゃん。まあー、ジヨンか紀香なら気を病むよりは代わりに浮気とかしそうに思えるが、それは偏見でしょう。


【銭】
ピカデリー前回鑑賞割引+ネット割引で1200円
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82年生まれ、キム・ジヨン@ぴあ映画生活
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82年生まれ、キム・ジヨン@ノラネコの呑んで観るシネマ

『下郎の首(ネタバレ)』『唐手三四郎』シネマヴェーラ渋谷

特集「新東宝のディープな世界 アンコール&リクエスト」から2プログラム。

◆『下郎の首』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★バリバリすかっとしない】
1955年、白黒、98分、初見。

※ ネタバレ感想です。

主役が田崎潤なのでもちっと娯楽作品寄りかと思ったらさにあらず。ヴェーラのチラシ曰く「封建制度下の主従関係の残酷さや救い難さを通して、人間のエゴイズムと良心の葛藤という普遍的テーマに鋭く迫った伊藤大輔による傑作!」とあるのだが、私は明朗快活な一人だけ娯楽映画の田崎潤に引きずられて、それ以外の陰湿さとの対比が作り物っぽく見えてイヤだった。陰湿さのネチネチがとてもイヤだという意味では正しく映画にやられている訳だが、だから好きな人もいるかもしれないが、私は嫌い。
田崎潤がノイローゼ気味の仇討主人と正反対に割と何も気にかけず普通に生きているのだが、下郎な身分ゆえ畳の上に上がったりする事がなく、畳の上ですぐ足が痺れてしまうのをコミカル、かつ、ユーモラスに何回も重ねるので、「それはもういい」と苛立った。田崎潤に惚れるお妾さん(嵯峨三智子)も、田崎潤側なのに、田崎潤を苦しめる事ばかりやる。そして、主人(高田稔)すら彼を裏切る。
この主人と下郎の関係は主人が手足を斬り落とされた兜甲児で下郎がマジンガーZのよう。
主人(高田稔)は頭脳、下郎(田崎潤)は肉体。肉体は頭脳の為にとことん奉仕する。生活費を稼ぎ、仇を探し、期せずして仇を討ってさえしまう。この肉体は生命的な躍動に溢れているため、制度の象徴である刀を叩き付けられてもなかなか死に至らない。それは彼が制度の外の存在(=下郎)だからかもしれない。それゆえ、彼は最後に又、同じく制度の外の存在であった妾(嵯峨三智子)と手を結んで死んでいく。
主人(高田稔)は悩み抜いた挙句、肉体の死の現場に立ち寄る。彼は下郎と正反対に自分の自由になる身体を持たない。下郎の死を目の前にして、初めて彼の肉体(=下郎)の損失に気づく。そこで、彼は自分の失われた身体の為に初めて仇を打つ気概を見せる。だが、それは相手に受け入れられない。彼等にしてみれば本懐は遂げた後だし、主人を殺す価値を見出せない。相手に取っての主人は下郎にも満たない存在なのだ。全否定されて「完」。きびしー。


『空手三四郎』『唐手三四郎』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★唐手フェチ・ファンタジー】
1951年、白黒、69分、初見。
1972年ジミー・ウォングの『片腕ドラゴン』より21年早く、片腕の格闘家を取りあげてた(って言っても主役じゃないが)。
中年以降の岡田英次はなんか大根っぽいと思っていたのだが、若い時はなかなかイケメンで、演技もシックリ来てる。カンフー映画が国内にやって来る前のカラテ映画であり、この時のカラテは沖縄からやってきた「沖縄唐手」で、主人公も沖縄人である。この時の沖縄はまだ外国(アメリカ)である。
吹き荒れる沖縄唐手の嵐。えーと、ケンカとか女争いに使っちゃいけんよ(映画の中にそんなシーンが多い)。
カンフー映画のようにスムーズな動きじゃないのはご愛敬。
昔、カラテの果たし合いで片手を失い、ダークサイドに落ちていった達人を月潟龍之介月形龍之介演じていて演技がかっけー。拳銃を持ちだしたヤクザに、拳銃が火を吹くより「俺の三角飛びが決まる方が先だ」と静かに恫喝するのかっけー。
※ 追記
髷が独特な沖縄女性が映画に収まってるの珍しい気がする。
そう言えば、この映画「三四郎」って名前の登場人物はいないのである。
主人公が漫才師「三四郎」の小宮だったらヤダな(誰にも勝てそうにないし)。



【銭】
一版1200-400(会員割引)
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下郎の首@ぴあ映画生活
唐手三四郎@ぴあ映画生活

『覗かれた足』シネマヴェーラ渋谷

◆『覗かれた足』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★足フェチ・ファンタジー】
特集「新東宝のディープな世界 アンコール&リクエスト」から1プログラム。
1951年、白黒、79分、初見。
1983年トリフォーの『日曜日が素晴らしい』より32年早く、半地下から少女の足カットをまざまざ見て悦に入るって似たような行動を取ってるのに早すぎて誰にも気づかれなかった映画。っつか、半地下から覗いてる美脚にノックアウト感がないんである(肉付きのよくなる前の少女の足なので、単に細くて真っすぐな風)
舞台は銀座ワシントン靴屋。地上階で上得意客に対する接客や、駆け込みの客の対応をしており、地下階(半地下)で、職人が靴を直している。この上下構造がそのまま階級を表わす構造になってるのがおもろい。地下の階が靴の精霊とか妖精とかの作業場みたいであり、ある意味とても貧乏な洞窟くさい(ビルの地下にもかかわらず)。上の者は野蛮な肉体労働の下層に行きたがらず、下の者も実のない上の階に積極的に行きたい訳ではない。しかし、銀座でマダム相手に客商売をやるにはあんな風にオカマ言葉で「お紅茶出して差し上げて」なんてサービスをしなければいけなかったんだろうか。だとすると、銀座もなかなか野暮ったいなあ。
ある日、職人長の進藤英太郎が半地下から見た美しい足に魅入られ、注文にない靴を作ってしまう。靴は非売品としてウィンドウに飾られ、最終的には足のモデルのとこにまで辿り着く。

その時、靴屋では殺人事件が起き、モデルの少女の兄に嫌疑がかかる。
靴職人は足だけ見ていた状況を警察に話し、少女の兄の嫌疑を張らす(ちなみに、この時「じっちゃんの名に賭けて」とか「真実は常に一つ」とか殺し文句を言ったりはしない。まー、ただの靴職人だからな)。
まあ、でも、それはそれ、これはこれでしょう。
ラスト、「これからもずっと美しいあなたの靴を作らせてほしい」と懇願する進藤英太郎、ラスト大団円カットで普通に足の少女に嫌がられている風である。


【銭】
一版1200-400(会員割引)
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覗かれた足@ぴあ映画生活

『童貞幽霊 あの世の果てでイキまくれ!』UPLINK渋谷1

◆『童貞幽霊 あの世の果てでイキまくれ!』UPLINK渋谷1
五つ星評価で【★★★★期せずして面白かった】
企画「OP PICTURES TEAM若」から1プログラム。
特集上映五本中、一本は見ていて、一本はホモ映画だからパスして、と計画を立てるものの結局、これ一本しか見れず。おー、面白かった。好評に付き、特集の再上映が又あるそうなので、残り2本とホモ映画1本も見て出来れば5本制覇したい(まあそれはその時の予定次第だろうけど)。
話の転がし方があれよあれよと思いがけない方向に進んで飽きさせない。そしてやっぱり成人映画枠でこんなイカレタ映画撮るのかよって攻め姿勢が基本好き。
恋人役の戸田真琴かわいい。
主人公が幽霊になってからのバディー役のきみと歩実、幽霊にしてはふっくらと言うのを舞台挨拶で突っ込まれてて、もーすげー愛されキャラ。あー『新橋探偵物語』のチャイナドレスの子なのね。何でも直感的に演じれるそうです。
死んだ後、童貞の主人公とは別に、恋人の彼女が援交やってるのバレたり、その彼女を助ける為に幽霊ならではの解決策に臨んだり、そして、画面に鳥居みゆきが出るともう物語は凄い所まで行っていて引き返せなくなっている。鳥居みゆきはとてもいい使われ方をしてる。こういう使い方をするべきである、という見本みたいな使い方。
圧が強い霊能力者や、コンビニ店長夫婦などいい味の染み出てる役者を惜しげもなく投入してる感じ。

話が面白いのですっかり忘れてたのだけど、成人映画なので「ムフフ」なシーンは漏れなく付いてくるのだが、あまり記憶に残っていない。そこは問題だろう。


【銭】
番組料金UPLINK水曜1200円均一(番組料金は1500円、前売は1300円、使わなかったがチケ屋で980円で売ってた)。
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童貞幽霊 あの世の果てでイキまくれ!@PG
童貞幽霊 あの世の果てでイキまくれ!@ぴあ映画生活

『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』ユナイテッドシネマ豊洲11

◆『フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話』ユナイテッドシネマ豊洲11

▲冗談みたいな絵面なのに、そこそこ真面目なのが凄いショット。

五つ星評価で【★★★★ブライト・キャプテンだったらガンダム】
チケットを買う時『フライド・キャプテン』と間違えてしまいました。四川航空だからキャプテンは辛口(っつか無口じゃ)。
実際の飛行機事故を題材に描くリアル・ドラマ。
中国の国力を見せつけようみたいな面も勿論あるのだろうけど、
危機に瀕した人間が、自らの強い意志と技術力で危機を乗り越えていく、
普通にパニック映画として手に汗握る展開がつるべ打ちで、それが良い

逆にリアル・ドラマだからだろうが、突飛な解決策が提示されて、
あれよあれよと事故が修習してしまったりもしない。
事件は突発的に起こり、その事件に対応する為に使われる
解決策も地道で泥臭く、驚かされたりはしなかった。
それでよいのであって、一つ一つ解決して行かなければならない。
そういう奇をてらわない部分がとても良かった。
UPしてから更にもう一言。
奈美悦子似のCA長が見栄を切るシーンが素晴らしい。
俺、見てないんだけど、ある意味あの場面はとっても半沢直樹っぽい。


【銭】
ユナイテッドシネマ前回有料入場ポイント2ポイントを割引に使って1000円鑑賞。
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フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話@ぴあ映画生活

『劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~』ユナイテッドシネマ豊洲11

◆『劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~』ユナイテッドシネマ豊洲11

▲ポスターずら。

五つ星評価で【★★★後半のカタストロフィはなかなか人非人でゲラゲラ笑って自分の人非人度を確認した】
2019年にTVアニメとしてリメイクしていた版の劇場版とのこと。今回は生誕50周年との事だが、私は50年前のオリジナルと亀梨くんの実写の劇場版しか見ていない。
妖怪人間は妖怪体と人間体があるが、オリジナルの人間体でも社会に溶け込むには異質である部分が緩和され、ベムは今回、記憶欠損を伴いながら、自分が妖怪人間と意識しないまま人間体で結婚をしてしまっている。ええっ、そして、ベムの癖にイケメンじゃん。
ベラとベロは都市の中に潜み、人間として生活を送っている。そして、三匹の妖怪体はオリジナルは「強さ」よりも「醜さ」を強調したデザインだったが、今作のそれは「美しい」とは言えないが、「醜さ」ゆえに顔を背けたくなるような生理的な「醜さ」には欠けている。これはもう、オリジナルとはかけ離れている設定だな。漫然と人間として暮らせるのなら、それほど強く「早く人間になりたい」と願う意味は希薄になる。

残念な事に話はありがち。妖怪人間の特殊な回復力を研究する製薬会社がベムの記憶を封印したまま、研究を進め、不要になったので殺して破棄しようとするが、そこで衝突が起こる。TV版での因縁の敵、ドクター・リサイクル(なかなかのキチガイっぷりに好感が持てました)とは別にラスボスが用意されているが、なかなかもってみんなイケメンであり、そういう需要に向けた要求があるのかもしれない。ケッ

戦闘シーンが大層ステキであるが、基本ギミック(神なり、氷、火)は付くものの、攻撃は打撃系の単純な物なので、延々と打撃の応酬をしているのはちょっと退屈である。なので、逆転させて、例えば大相撲が毎回これくらいの勝負(1対1の戦いで都市一つ壊滅)であるなら録画してでも見てしまうかもしれない。大相撲なら、この戦い方は面白い気がする。いや、マワシを締めろとかそういう事ではなく。それにしても都市一つ壊滅させるなんて『劇場版 名探偵コナン』かよ。

あと、ベムの結婚相手が中々いい人で、組織の息がかかっていながら、かなりベムに同情的である。それでも、腕の先端の三本指だけ見せられて、「ベムの本質は妖怪人間」と言われて動揺する。すんなよ、あんたらの結婚生活こそが「ベムの本質」にはならないのか? あくまで、そういうメンタルな物よりDNAみたいな数値の方が大事か?

後半、ベムの周囲から都市の呪縛が壊れて、街が成立しなくなるカタストロフィ・シーンはゲラゲラ楽しめちゃう人非人さ。


【銭】
ユナイテッドシネマ前回有料入場ポイント2ポイントを割引に使って1000円鑑賞。
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劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~@ぴあ映画生活

『小さなバイキング ビッケ』『Reframe THEATER EXPERIENCE with you』EJアニメシアター新宿

同日鑑賞2本をまとめてレビュー。

◆『小さなバイキング ビッケ』EJアニメシアター新宿

▲CGキャラになる事でただの子供になってしまったビッケ。日本製アニメの痛いほど非力な感じが伝わってくるキャラの方が100倍くらい秀逸である。

五つ星評価で【★★登場人物に対して製作者側の愛情が足りていない】
ビッケについては昔の日本のアニメは見てた。実写版は見てない。
仲間のキャラがみんなイヤな奴で、CGにしてリアルになったからかなと最初思ったのだけど、そうではなく、仲間キャラが語られるエピソードが全然ないし、ミッションを与えられ遂行するのに一々個性がなく、烏合の衆になってしまっているのが問題だろう。つまり、企画であるプロットや脚本に難がある。昔のアニメではビッケは確かにヒョロヒョロであるが、知恵者として機能する事で、村の誰からも高い信頼を得ていた。そういうバックボーンが収まっていないし、ハルバル父さんなんてただ嘆くか怒るかだけで、温かみがない。
ビッケのひらめきも「それはいいじゃん」と納得できる物がなかった。
ひらめきが小粒である。
な感じがちょっと残念だった。


◆『Reframe THEATER EXPERIENCE with you』EJアニメシアター新宿

▲もう「幻術」に近い所に来てる。

五つ星評価で【★★★こわかったりもする】
パフュームのライブ映画。タイトルに「パフューム」がなく、始まっている事が伝わっていないのか、中々の不入りだった。
そして映像が、どう見ても現代美術の領域の最先端にあるようだった。クール。カッコイイ。
その映像は、パーツとしてのパフュームがどんな楽曲でも全く同じパフォーマンスを再現できると言う気狂じみた能力を持つが故、可能なのである。自身の巨大な影と踊る彼女達は人以外に見えてちょっと怖い。そして、その影の揺らぎ具合もとてもカッコが良かった。
しかし、ラストまで基本的にカメラアングルとかがほぼほぼ変わらないとは思わなかった。そして、歌声以外の発言を全くしないパフューム、ラストちょっとだけ喋るパフュームかわええ。
映像体験としてはちょっと衝撃的に未曽有な体験であるのだが、これが手を変えずにずっと続けられる事と、パフューム楽曲全てのリミックス的な側面から、個々の楽曲の歌詞などがないがしろにされがち(単体の曲としての面白さや歌詞の放棄)、かつ、パフュームの凄さがありありと伝わって来る半面、可愛さが最後の最後のフリートークまでお預けだったりなどから、星はかなり上々の四つではなく、一つ減じた並だけど悪い訳じゃないんだぜ的な三つにした。


【銭】
『小さなバイキング ビッケ』:テアトル会員割引で1300円。
『Reframe THEATER EXPERIENCE with you』:番組特別価格で2200円。パフューム様のライブ映像だなんていうのなら別にいくらだって払うのだけど、割引利かないのは心情的に最初に言ってほしい。
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小さなバイキング ビッケ@ぴあ映画生活
Reframe THEATER EXPERIENCE with you@ぴあ映画生活

『逆さ吊し縛り縄』『痴漢電車 聖子のお尻』ラピュタ阿佐ヶ谷

企画「最後のプログラムピクチャーと呼ばれて 滝田洋二郎監督と異色のフィルムメーカーたち」から2プログラム。

◆『逆さ吊し縛り縄』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★★★★恥ずかしながらこれが生涯ベスト1っすね】
1985年、カラー、59分、折にふれ見てるので5,6回目。
あーもー相変わらず面白い。やはり下元史朗と早乙女宏美のどんなに設定が浮世離れしてても真剣に演技するその演技に引かれてしまう。池島ゆたかの闇の世界での紳士っぷりも、ジミー土田の地に足の付いた見苦しさもいい。何回見ても飽きない。それはもう、そう決めてるから、みたいなところもあるのだけど。タイトルも出る前からの池島ゆたかと下元史朗のやり取りとか大好き。サドの癖にあっさり池島ゆたかにビンタされてサディスト特有の強い目で睨み返し「ほら、その目、その目はサドの目だ」とまんまと池島ゆたかに言い返され、逃げるように店を出る下元史朗。下元史朗は唯一無二なのだけど、リメイクするとしたら豊川悦司とかだろうか。しねーよ。早乙女宏美の役はちょっと、ちんちくりんっぽい門脇麦とかか。だから、しねーよ。


◆『痴漢電車 聖子のお尻』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★★見た見た見てた】
1985年、カラー、64分、でも、2回目くらいか。
ササニシキとコシヒカリの争いと言えば江川達也の『BE FREE!』とかもあった。あのマンガの開始が1984年なので(ググった)、案外、この映画に影響を与えているかもしれない。与えていないかもしれない。まあ、どうでもいい。しかしまあ、『本陣殺人事件』だねえ。『本陣殺人事件』がこの映画に影響を与えてないなんて事は言わせない。竹村祐佳の最初のパンツ履かない黒タイツだけの痴漢シーンがエロい。それはそれで、場面変わって池島ゆたかと竹村祐佳の濡れ場。ライティングで竹村祐佳の脚が綺麗だわ。蛍雪次朗が職業はチンドン屋だが、殺人の嫌疑を掛けられて素人探偵をする。しかしまあ、チンドン屋で桃太郎のラメラメ仮装衣装。いまだかってこんなにキラキラギラギラの探偵を見た事はない。そして謎も解いたりはしない。

【銭】
番組料金一般入場料金各1300円。
▼関連記事。
逆さ吊し縛り縄(前回)@死屍累々映画日記・第二章
・逆さ吊し縛り縄(今回)@死屍累々映画日記・第二章
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