ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『メイズ・ランナー 最期の迷宮』トーホーシネマズ日本橋4


▲タチョウ倶楽部っぽい3人。

五つ星評価で【★★★★いやああ面白かった。飽きなかった】  
もうすっかり1も2も忘れかけてて、復習もせずに(基本、復習はしない)出かけてすんげ面白かった。3だけ見て面白い訳でもなく、1や2の知識は必要なのだけど、そんなに細かい伏線回帰がなく、一応、前作まで目を通していれば大丈夫というくらい。その匙加減がとても良い。ただ、ダメ押しとして前二作のダイジェストを冒頭に付けておいてくれてもよかったのだよ。やっぱ、そこまで親切に徹するのがサービス業としての営業努力だと思うのよ。一応、このシリーズに関しては3は凄く面白いが、いきなり3だけ見て分かるのかと言われればそれは分からないから。

それにしてもあのニヤニヤ男がむかつく。有能なのに性根が腐ってる奴という設定は上手い。イライラするけど。

ベロニカが男前で好き。
その逆にミンホの扱いが昔のディズニー・プリンセスかよというくらい自立性が低い。そんなしてまで救わなくて良かったんじゃないの? いやまあ、そういう行為その物が免疫者全員の保護に繋がるのだけど。それは結果オーライというだけの話だし。にしても、ミンホ、周りがこれでもかと少年から青年になりギリシャ彫刻のように彫りが深くなる中、ただ一人吉本新喜劇のように「のぺ」っと顔が平たい族たったのは、うーん、お前らみんな温泉に入れ。血行良くなって病気とか治るかもしれん。                


【銭】
トーホーシネマズメンバーサービス週間で会員1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
メイズ・ランナー:最期の迷宮@ぴあ映画生活
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メイズ・ランナー:最期の迷宮@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
▼関連記事。
メイズ・ランナー@死屍累々映画日記
メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮@死屍累々映画日記
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『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』ユナイテッドシネマ豊洲9


▲何だよ、その真実見つけました、みたいな目は?

五つ星評価で【★★やはり理由は嘘でも欲しい】  
全体長い。が、
ただただただただ榮倉奈々さまが可愛い
そういう映画。いや、映画なのか、これ
と言う具合、掴みどころがない。
映画の体を割と成していない。

まあ、それでもいいじゃん。
榮倉奈々が可愛いんだし。
それにしても着てる服がシンプルな服ばかりだ。
似合うのがやはり超モデルなんだろうなあ。
題名の理由は嘘でも言えよ。映画ってやはりそういうもんだろ。
人間なんだから、説明できないようなモヤモヤだって、
言わずに分かってもらえると思うのはムシがいいと思う。

『キスできる餃子』でも好演していた浅野和之。
今回は夫・安田顕の会社での上司役。
この人が出てくると作品が観客のリアルと地続きになる。
いい役者だなあ。
会社で散々絞られ、家でも尊敬されないそんな彼が
離婚しない理由はごくシンプル。
「相手を愛しているから」。ここにぐっと来たね。


▲イケメン夫と美人妻の大谷亮平+野々すみ花の友達夫婦。おそらく、この二人が世間一般常識上の「理想の夫婦」という比較で出したのだろうが(真逆に深刻な悩みも持っててそれはそれで良かった)、安田顕+榮倉奈々という組み合わせが充分フォトジェニックなので対比効果が出なかった。

【銭】
金曜メンバーズデーで会員1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。@ぴあ映画生活

『キスできる餃子』よみうりホール


▲足で立ってる梨花。

五つ星評価で【★★★何が俺を躊躇させるのか考えてみた】  
つまらなくはない。面白すぎはしない。足立梨花は可愛いし、
田村侑久はイケメンと言われればイケメンなのだろう
(ホモじゃないから実感なし)。

でも、何かそれなりのお金を払ってズシンと映画を見た気がしない
(試写会だから無料で見てるのは置いといて)。
スムーズな話運びの中で、主人公足立梨花と田村侑久の
それぞれの成長が描かれ、最終的に恋愛映画としても成就する。
ずっと飽きずに見れるのはいい事なのだけど、
単純に認めづらいのは主人公二人の努力がそれぞれ
片手間に見えてしまうからだろう。

足立梨花(餃子側)は餃子作成のベースを知っているので、
基本最初から最後まで餃子に対して上から目線である。
ベストではないが、ベターな餃子を作れる自信が常にある。
餃子に対してキッチリ凹むシーンが欲しかった。
彼女がキッチリ凹まないと、餃子と向き合ってきた父・浅野和之
の人生が報われない。
かなりトントン拍子に進み、言葉に出した声でしか
反省してなく見える彼女については、ちょっと応援しづらいのだ。
一度全て壊れてやり直すくらいの「頑張り」が見たかった。
子供に「じいじの餃子の方が美味しいよ」とか言わせても良かったのに。

一方、田村侑久(ゴルフ側)も反省回復が早すぎる。
餃子側に重点を置いて描いてるからゴルフ側が
猛スピードになってしまうのは致し方ないが、
彼の回復がメンタルの弱みなので「やる気」や「思い切り」を
補填すればOKと言うのが弱い。それなら最初からやれと思ってしまう。

なので、何となく映画というよりはドラマっぽかった。
冷静にモニターの外から経過を見てる感じ。
映画だったらキャラクターに感情移入して、没入し、一緒に問題を乗り越えるような熱さがほしい。割とそういう映画を見てきたからかもしれないけど、そう思う。

足立梨花の甲高い声は可愛いけど微妙に邪魔。
努力女子っぽく見えない(見えないのに努力する所がコメディーか?)。

口では冷たく言ってても常に娘を見守ってる浅野和之の華の無さが良い。
これが娘ではなく孫で、恋愛パートを捨てると『ラーメン食いてぇ!』にかなり近付く。

PS キスで斬る・餃子か?


【銭】
雑誌の試写会申し込みで当たり。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
キスできる餃子@ぴあ映画生活

『劇場版 空の境界 第七章+終章』『劇場版 空の境界 未来福音 extra chorus』シネ・リーブル池袋2

◆『劇場版 空の境界 第七章 殺人考察(後)』

五つ星評価で【★★だって、つまらん】
2回目。
しんどい。これは単にサイコパス同士の痴話喧嘩。
第五章でラスボスを倒してしまったので、第七章の敵はチンケな小物。堂々五分でやりあってるように見えるが、これは式が不調と言う事にすぎない。


◆『劇場版 空の境界 終章 空の境界』

▲酋長(嘘)。

五つ星評価で【★最低】
初見。これだけ見れないでいた。
発作的に公開され、上映期間が一週間だけだったので見落としていた。
禅問答。こんなんでも喜ぶ人はいるんだろうな。


◆『劇場版 空の境界 未来福音 extra chorus』

▲瀬尾静音。


五つ星評価で【★★★★意外とイケる】
2回目。
短編3本と新長編とその新長編のスピンオフ。

短編はデザートみたいで楽しい。
新長編は敵に未来視と言う異能を連れてきたのが効いている。
勝てそうにない敵ほど面白い。
新長編のスピンオフはいらなきゃいらない。

後、新長編で出てくる瀬尾静音が計算された可愛さの極致。
純情でマヌケ(褒め言葉)で怖がりだけど、
何かが起きる時には一歩踏み出さずにはいられない。
第七章で彼女が寮で犬を飼っているのは、
この新長編エピソードでのトラウマを乗り越えたのだったら偉い。


【銭】
プログラムE(第七章+終章)で1500円均一だがテアトル会員限定で200円割引。
プログラムF(未来福音)で1500円均一だがテアトル会員限定で200円割引。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 空の境界/第七章 殺人考察(後)@ぴあ映画生活
劇場版 空の境界/終章 空の境界@ぴあ映画生活
劇場版 空の境界 未来福音@ぴあ映画生活
▼関連記事。
空の境界第一章(2回目)+第三章(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第一章3D(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第三章(4回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第四章(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第五章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第五章(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第六章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第六章(2回目)+REMIX(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第七章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界REMIX@死屍累々映画日記・第二章
空の境界REMIX(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界未来福音@死屍累々映画日記・第二章

コカ・コーラ「ザ・タンサンアップル」

ザ・タンサンアップル

ザ・タンサンの新しい奴。
「ほのかなアップルの風味とヘパーミントエキスを使用した、スッキリとした清涼感が引き立つ強炭酸水です。」だそうである。

0キロカロリーなので甘くない。
甘くないのに、それなりにリンゴっぽい。
何やらアップルパイの甘味だけどこかに捨てちゃったみたいな味なのである。
一回呑んでみてもらえれば言ってる意味が分かると思う。

甘味を捨てたリンゴはそんなに美味しくないね。

『ピーターラビット』『犬ヶ島』ユナイテッドシネマ豊洲12,6

豊洲で同日に見た2本をまとめてレビュー。

◆『ピーターラビット』ユナイテッドシネマ豊洲12

▲控えめに言って、カラーギャング。

五つ星評価で【★★★恐るべき害獣】
映画内で老マグレガー氏は「兎を害獣」と断言する。
それはとても強い説得力を持っている。
ヒトは自分の統制下に収められない自然に対しては明確に敵意を持つ。
隣人のビア嬢は兎を可愛がっているが、
彼女が彼等の食糧を用意する訳でもなく、
老マグレガー氏の畑は兎の凌辱を受けに受ける。
ビア嬢はマグレガー氏の悩みを聞くでもなく傍観者に徹している。
あの状態を持ってして「兎を愛すべき動物」と断言するビア嬢の方が
私は変人だと思う。

私はガッツリ老マグレガー氏と、若いマグレガー氏に同情した。
あんなん兎の姿だからコメディーで済んでいるが、
外見があの大きさの鼠だったらみんな撲滅しようとするに違いない。
そして、あの兎達のもっとも恐ろしい点は人間に対する敬意が
微塵もないという事だ。種族が違うからしょうがないのかもしれないが、
自分達の思うようにならない現実に対して
相手の生命を奪う事で解決しようとする兎達には引いた(面白いけど)。

老マグレガー、サム・ニールなのね。まさか爺さんとは思ってなかったから油断して全然わからんかった。例えば若い時に来日したイギリス人が日本で『必殺仕置人』の山崎努を見ていたとしても、今、『モリのいる場所』の爺を念仏の鉄とは思うまい。そんな感じか。いやいや山崎努は独特だから分かっちゃうか?

ラストの兎写真はまあ、いんでない? 見たくない人はさっさと離席しちゃえばいいだけだから。映画内容が内容だったので、アレ見て可愛いとかは皮肉にも思わなかったけど。

最終的に彼等兎達はペットになる事で「自然」から逸脱し、
マグレガーとビアに管理されるようになる。そしてみんな幸せになる。

ちなみに「ピーター」の名前は勿論「聖ペテロ」から取られた物だろう。聖ペテロはキリストの最初の弟子でキリストがローマ皇帝に捕まった時、「あんな奴知らない」と三度も否定した男である。歴史上、一、二を争う後悔野郎である。

「ピーター」の敵「マグレガー」は「グレゴリーの息子」の意味を持つ。この「グレゴリー」が何者かと言うと旧約聖書に出てくる堕天使の一団。この堕天使が人間に余計な知識を与えた為、人々は神を敬わなくなり、世は千々に乱れ堕落した。神は大雨を降らし、いわゆる「ノアの大洪水」を起こす元凶になった人々である。

ピーターの擁護者「ビア」は「ベアトリクス」の略称。ポター夫人のフルネームが「ベアトリクス・ポター」なので、その物ではないが原作者と近似しているキャラクター。「ベアトリクス」には「航海者」「旅行者」の意味がある。

つまり、これは堕天使の子孫が知識(電気や爆薬)により、世を散々乱すが、罪を犯し、それを後悔するペテロの民がノアの箱舟を思わせる航海者の名前を持つ女性によって災害から救われる。何かなかなか聖書に寄り従った物語でねーの、という事。うん、当てずっぼうだけどね。


◆『犬ヶ島』ユナイテッドシネマ豊洲6

▲伊勢佐木町ブルースを歌っていそうな4匹と1人。

五つ星評価で【★★★太鼓が好き】
基本、和太鼓ドンドン打ちならす映画は好き。
アーティスティックな雰囲気がたまらない。


【銭】
毎週金曜日はユナイテッドシネマ・メンバーデーで会員1000円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ピーターラビット@ぴあ映画生活
犬ヶ島@ぴあ映画生活
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ピーターラビット@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ピーターラビット@徒然なるままに
犬ヶ島@映画のブログ

『私はあなたのニグロではない』ヒューマントラストシネマ有楽町2


▲超強烈ポスター(タイポだけの癖に)。

五つ星評価で【★★私は付いていけなかった】
鮮烈なタイトルの黒人差別に関するドキュメンタリー映画。

いろいろ考えた上で作られてるだろうし、色々な事件があった事は分かった。その事件や活動家たちの生き方がモンタージュされているが、テーマとして上げられているマルコムX、キング牧師、メドガー・エヴァースらについて、この映画で新しく知りえた事は特になかった。メドガー・エヴァースなんて未だにどんな人か分からない。 映画自体かっこよくてスタイリッシュだけど、「これ」を伝えよう、「これだけは覚えて帰ってくれ」という芯を伝える気概が欠けている。欠けているのは映画か、俺か?


【銭】
水曜テアトル系1100円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
私はあなたのニグロではない@ぴあ映画生活

『映画の教室2018上第三回』国立映画アーカイブ

五つ星評価で【★★私は戦意で高揚できない人です】
フィルムセンター改め国立映画アーカイブの企画上映「映画の教室2018上」。
全五回で今回のお題は「時代から観る日本アニメーション」
三回目は「戦中期 戦意高揚映画」で、戦時の戦意高揚映画2本。

『桃太郎の海鷲』1939年。この続きに『桃太郎 海の神兵』というのがあって、紛失フィルムが見つかったみたいな経緯で後者の方が有名だったり、鑑賞機会が多かったりする。戦意高揚映画と言う事で、鬼ヶ島に対して空母から戦闘機を出撃させて戦って勝利する。そこいらは案外、どうでもよくて(当時はよくなかっただろうが)、犬、猿、雉のパイロットたち、兎の整備士たちが可愛い。キビキビ動いて可愛く演技する。ちなみに悪役(鬼)はブルートっぽい。
『フクちゃんの潜水艦』1944年。フクちゃんで戦意高揚映画。フクちゃん凶悪。潜水艦に乗って沈められそうになるが、逆襲して敵空母を血祭りにする。こう、一切、笑いがなくて(もしかしたら何かあったかもしれないけど笑えんかったよ)、軍鬼になったフクチャンの戦いのみ。敵が空母13号という形で人影一つ出てこないから残酷だったりするところには落ちない。でも、日常会話のないフクちゃんはしんどい。









【銭】
国立映画アーカイブ一般入場料金520円+108円(前売券発行手数料)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
《時代から観る日本アニメーション/戦中期 戦意高揚映画》@ぴあ映画生活

シネロマン池袋でジミー土田追悼20180601-20180607

◆『痴漢電車グッショリ濡らして』
五つ星評価で【★★★包まれるような安心感】
結城麻美、徳大寺笙子、黒沢ひとみ、橋本杏子主演、ジミー土田出演 
深町章監督、周知安(片岡修二)脚本、1988年のピンク映画。

レンタル全盛時代、主に人材(恋人、愛人、妻)をレンタルするレンタル会社を舞台にしたゆるいオムニバスの小コメディー。これ、レンタルじゃなく販売だったら人身売買じゃん(笑)。そして、18年後、「レンタル家族」を題材に園子温が『紀子の食卓』を作成する。いや、全然関係ないねんけんど。
結城麻美がボディーガード人材をレンタルと言いながら、「痴漢されないように密着して」とか「下着の中に直接、手を入れてくる痴漢もいるから、下着の中に手を入れてガードして」とか「指が痙攣すると痴漢を捕まえられないから(下着の中で)指の運動をして」とかピンク映画特有のロジックを展開してすっかり癒される。
ジミー土田は二つ目のエピソード、恋人役に徳大寺笙子をレンタルした依頼人。そら、ジミー土田起用だから童貞か何かだと思う観客の裏をかく落ちがある。でもやはり、その役にジミー土田はミスキャストだろう。勢いでどうにかしてたけど。まあ、大した役じゃない。大した役じゃない方がジミー土田っぽい気もする。
ラストエピソードは池島ゆたかのレンタル愛人とレンタル妻。橋本杏子キレイだなー。
池島ゆたかチーク塗って赤ら顔で田舎芝居みたいだ。泥鰌掬いしそうな顔だけどギリギリ成立するのはピンクだからだろうな。
出てくる女優はみな魅力的に撮られていて、アングルも凝ってる。尖ってはいないが、たいへん安心して見れるピンク映画。最近、尖っている事ばかりが評価されがちだが、こういうのんべんだらりとしたのも又いい。女優が綺麗に撮れてるって点をクリアしてくれるなら。


◆『未亡人の太もも 夜ごと悶えて』
旧題◆『未亡人セックス 熟れ盛り』
五つ星評価で【★★★★きゃージミー】
ジミー土田主演、小川真実、佐伯直、蛍雪次朗出演 
渡邊元嗣監督、双美零脚本、1992年のピンク映画。

亀有名画座を舞台に撮られたピンク映画業界内幕もの。
ジミー土田は新東宝社員、営業職で横丁シネマ(亀有)に入り浸ってる、
支配人が蛍雪次朗で新東宝で助監督をやっていて血の繋がらない娘(佐伯直)がいる。
ジミー土田の下宿の未亡人(小川真実)は秘かにジミー土田を思っている。前夫は杉本まこと時代の若者なかみつせいじで、新東宝の監督と言う役柄。
蛍雪次朗が近所で見かけた男が元男優の久保新二、久保新二の妹が伊藤清美(脱ぎなし)。
登場人物に一人として新東宝と無関係な人間がいない、と言うのはやはり珍しいのではないだろうか。
飲み屋のシーンのグチで「今、映画が劇場でかかるのはビデオセールスのためだ。でも、ピンク映画は違う」という辛辣なセリフが出てくる。1992年頃と言えばミニシアターが乱立してきてビデオスルー作品を積極的に劇場に掛けていた頃。それでも、今と比べてしまうと劇場も成人映画もまだこの頃の方が全然パワーがあった。
蛍雪次朗の髭がない。髭を剃った後でも成人映画に出ていたのか。と言うか、髭がないといい役者なんだよなあ。髭があった頃の蛍雪次朗はやっぱ役者としては特徴が強すぎて見づらいから。
そして、この映画ではやはり主演を張るジミー土田がいつも通りだけどいい。いつも通りもてなくて、軽くて、負け犬で、キャンキャン吠えてる。吠え方が集大成っぽい。若くは見えないけど、青春の息苦しさを伝え続けるルサンチマンの塊みたいな存在なんだよね。森田公一とトップギャランの「♪青春時代が夢なんて後からほのぼの思うもの」という歌詞通りと言うか、ジミー土田だったら後からもほのぼの思わない感が強すぎる。ジミー土田を見て『フェノミナ』のクリーチャーを思いだしてしまった。ヤバい。ヤバい。君はワンダー。でも、ジミー土田なんて単に顔が悪いだけなのに、君はワンダーなのが凄い。その上、美談にならない(知らない所で美談になってそうではある)。
映画内で併映作品『痴漢電車グッショリ濡らして』のポスターが映る。なかなか面白い趣向であった。


◆『妻の秘密 エロすぎ熟れ頃』
旧題◆『若妻 しげみの奥まで』
五つ星評価で【★★★川瀬陽太、薫桜子が素晴らしい】
川瀬陽太主演、薫桜子、里見瑤子出演。
深町章監督脚本。 2007年のピンク映画。

川瀬陽太が探偵になって、浮気の素行調査をする中、依頼人の薫桜子とできてしまう。その依頼人の旦那が川瀬陽太の妻・里見瑤子と同窓会で浮気をしているかもしれないとか何とか、ラスト土曜ワイドみたいなロケ地で何か一悶着あったが睡魔に襲われてハッキリ覚えていない。ああ、薫桜子の身体が素晴らしかった。里見瑤子が初々しいのはまだデビューして間もない頃なのか? そして、成人映画と一般映画を行ったり来たりしている川瀬陽太の意図的に頼りないセリフ回しが抜群に面白い。
ちなみに、この映画にはジミー土田の出演はなし。追悼特集で三本揃えてこない自由さがシネロマン池袋らしい。いや、らしいと言うほどシネロマン池袋と密度の濃い付きあいをしてないが(池袋北口にっかつからから付きあってるから期間的にはそこそこ長い)、今はなき亀有とか上野オークラと比べるとラフな感じがする。今はなき新橋ロマン、浅草世界館と同等くらいか。飯田橋くららよりはちゃんとしてる。全部イメージでしかないけど。


【銭】
一般入場料金は1800円だが、劇場に無料で置いてあるスタンプカード割引で1500円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな(一本のみやねんけど)
若妻 しげみの奥まで@PG

『ホドロフスキーの虹泥棒』早稲田松竹

名画座企画「マジカル・ホドロフスキー・ツアー2018」。


▲七色の娼婦。黄色と紫がいいなあ(モモクロかよ)

五つ星評価で【★★負け越し増える】
初見。
ホドロフスキー初のメジャー資本作品らしい。
なのでホドロフスキーらしい奇手は
頭のおかしい富豪クリストファー・リーが出る冒頭10分くらいで
それ以外は思ったよりオーソドックスに
「こんなんも撮れるんでっせ」みたいに普通に撮ってる。
いや、やっぱ変なことやらんと、ホドロフスキーは。
小人や見世物市など「らしさ」が漏れてる所もあるが全体おとなし目。
クリストファー・リーのパートと賑わう泥棒市場撮ったところで
予算がなくなったんじゃないだろうか?

有名どころはピーター・オトゥールとオマー・シャリフの
『アラビアのロレンス』コンビ。
オマー・シャリフが品性下劣な泥棒で、
ピーター・オトゥールが争いを嫌う変人紳士。

主人公のオマー・シャリフが自分の生活の為なら
貧乏人からも躊躇なく盗むし、特別な美点もないので共感しにくい。
ピーター・オトゥールも世捨て人が高じて、正気に見えないので
これも取っ付きづらい。

威汚いオマー・シャリフが長い事、生活を共にした
ヨイヨイのピーター・オトゥールを全財産を捨ててまで
助けるかという葛藤のドラマな訳なんだけど、
そういう「人生の機微」みたいな奴、ホドロフスキーと遠くない?
個人的な意見としては、ホドロフスキーに「人生の機微」が分かるとはあまり思えない。いや、逆に分からないでいてもらいたいくらいだ。

これは言っておこう。七色の娼婦がステキである。クリストファー・リーが芋い。


【銭】
二本立ての一本『サンタ・サングレ』とは時間が合わずパス。夜間一本割引で800円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ホドロフスキーの虹泥棒@ぴあ映画生活

『リアリティのダンス』『エンドレス・ポエトリー』早稲田松竹

名画座企画「マジカル・ホドロフスキー・ツアー2018」。
『リアリティのダンス』がつまらなかった為に二の足を踏んでいた『エンドレス・ポエトリー』なのだけど、二本一緒にやるという事なので『リアリティのダンス』の再検証がてら足を運んだ。いやあ、どっちもつまらんかった。ただ、つまらないのだけど、見た事自体は後悔してない。もう一回見る必要は感じないけど。

◆『リアリティのダンス』

▲「そうだ、私だ、マモー」

五つ星評価で【★★グダグダ】
二回目。初見時、ホドロフスキーであるのに、このつまらなさがどうにも信じられず、すぐもう一回見なおしたいと思ったのに怖気づいて回避してしまった。今回は面白かろうと、つまらなかろうと、それが何であるかを探る雪辱戦である。
結果、どうにもつまらない。『サンタ・サングレ』『ホーリー・マウンテン』でも冗長な部分はそこそこあるのだが、非凡な絵心がその冗長さを捩じ伏せていた。今作はその絵心がゆっくり長い時間の中に拡散して、いいタイミングでバーンと出る衝撃効果が少なかった。スピード感が圧倒的に悪い。スピード感の欠如とホドロフスキー特有の絵作りに対する執着の弱さが映画を冗長にしている。一番の戦犯はホドロフスキー自身が得意満面に思っている少年の母の台詞を全てオペラのように歌わせて処理した事だろう。あれで、スピード感が削がれると同時に劇伴が台詞に引きずられて魅力を奪われてしまった。又、少年と少年の父の二人が主役なのだが、この二人が引き離されてそれぞれ別に展開する話が分かりづらい。

・オペラ方式導入によるテンポの悪化
・主役(父)のプンプン・キャラが不快。
・主役(息子)のメソメソ・キャラが不快。
・助演(母)の歌いセリフが不快。
・特に興味を引かれない分かりづらい物語。
 起承転結のない悪い意味での唐突展開。
・不具者、ピエロなどのホドロフスキーの好きなアイコンに対するアプローチがおそろしく雑で、観客側からは好感が持ちづらい。意図的にそうしている風にも見えるが、何故そうしているかの意図が不明である。今になって、常識人である事のアピールでもないだろう。
・ホドロフスキー自身であり、彼の父の物語であるのだから、彼自身は複雑な愛着を持っていて、勿論この話を嫌いではないだろう。ただ、それを同じように観客が興味を持って受け入れるかどうかと言う事に対して彼は客観視すべきである。ホドロフスキーはそれを怠った。いや、許してもらえると信じたのか。それならそれで見通しが甘いと思う。これは会社創業百年に作られる「会社史」みたいな作品であり、その会社に関係しない人には、やはり面白くは見られない物語である。すんげえ他人事。
・「俺の父ちゃんこんな変な体験してて凄いだろ」という話であると同時に「その凄くて変な父ちゃんに追い込まれる可哀想な自分ヨヨヨ」という話である。でも、抵抗するでもなく、蹂躙されるがままの少年は可哀想とは思っても好きにはなれない。ホドロフスキー自身はこの可哀想な彼自身を観客に可哀想である事によって好きになってもらいたかったのかも知れないが。

そら、つまらんわなあ(個人の意見です)。


◆『エンドレス・ポエトリー』

▲エライコッチャ、エライコッチャ、踊らにゃソンソン

五つ星評価で【★★こっちもグダグダ】
初見。正々堂々『リアリティのダンス』の続編で、前作の終りからバッチリ続いて始まる。相変わらず、母ちゃんはオペラで、父ちゃんは激怒しまくりで、息子は過剰にメソメソしていて、頭っから気が滅入る。主役の息子に対するストレスがぐんぐん高まったて破裂して、家出した所から話は家族の話ではなく、ホドロフスキーの青年時代の話に移行する。ストレスに耐えるしかなかった少年時代と比較し、別種のストレスを与えられながらも徐々にストレスを跳ね返していく青年時代の物語の方がちょっとだけ楽に見れる。但し、奇跡的に話はつまらないまま進むのである。
青年期の話は「詩の心を持つ友人」がわんさかフリークスのように彼の周りを取り囲む。彼は家を出た途端、もう十年来の詩人のように評価されてしまうのだが、それがどうにも単に言葉遊びで誰にでもできるようにしか見えないので、説得力がない。
彼は童貞で、童貞を失い、愛や友情を作ったり、壊したりする。
彼を束縛する故国からフランス語も喋れないのに渡仏する所で話が終わる。仮にまだ続きが作られるなら舞台はフランスになるだろうが、この先は成功の気配しかないからあまり面白い展開はないのではないかと思われる(別にこの二作で面白い展開があった訳ではないが)。

やっぱり、ホドロフスキーが一足飛びで世間(チリ)に認知されてしまう辺りがつまらない。ホドロフスキー的には大人物である自分ちゃんがどうやって童貞を失ったかをみんなに知ってもらいたかったのかもしれないが、別にそれは知りたくない。余計なお世話である。グレート・カブキっぽい渡辺直美女はあの後、もうホドロフスキーの人生には出てこないのかしら? それも薄情だよなあ。うさちゃん百匹殺したホドロフスキーに深情け求めるのは間違えてるか。

『魁!!男塾』の直進行軍かよ!
(ここだけ異常に愉快だった)
ホドロフスキーが宮下あきら読んでたらおもろいなあ。


【銭】
通常料金1300円で鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
リアリティのダンス@ぴあ映画生活
エンドレス・ポエトリー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
リアリティのダンス@ノラネコの呑んで観るシネマ
リアリティのダンス@映画のブログ
エンドレス・ポエトリー@ノラネコの呑んで観るシネマ
▼関連記事。
リアリティのダンス(一回目)@死屍累々映画日記・第二章

PS どちらの作品でも勃起してないペニスをモザイクやボカシなどの画像隠蔽処理をしなかったのは評価したい。チンチンを明らかにしたことしか評価しないのかよと言われそうだが、なんつっても私はデジタル・リマスタ版『エル・トポ』で幼稚園児みたいな少年のペニスにモザイクがかかった事を激怒したのだから。そんなんで興奮する訳ないだろ。いや、アナログ・フィルム版『エル・トポ』も見ているが少年のペニスは勃起していなかった筈だ。勃起の有無に関わらず興奮しねえよ。規制に激怒した。逆に大人のチンチンは汚いから(私感です)ボカシの一つも入れてくれてもよかった。

『孤狼の血』丸の内TOEI①


▲血の飛び散り具合がええんじゃ。

五つ星評価で【★★★★これはこれであり。】
北野武の『アウトレイジ』を見た時はかなり面白く感じたが、あれはヤクザ映画と言うより、ヤクザ映画の形式を借りたヤクザ演技オンパレードお披露目興行という特殊な映画だった。人々はその次々と打ちだされる特殊なヤクザ演技に酔いしれた。逆にそういうヤクザとして大見栄を張るシーンばかりを羅列しているのだから、話はツギハギでリアリティーのカケラもない。そういう所では勝負しないという事だろう。
あれに比べれば『孤狼の血』はずっと70年代の実録ヤクザ映画に近い。但し、主役二人にウェイトを絞ったため、脇を彩るヤクザについては理由もなく最初からいがみ合っているカキワリみたいな描き方になってしまった。要は一人一人がスビンオフで成り立つくらい人間として描かれていない。あくまでいがみ合いを成立させる為の装置として各ヤクザが配置されているように感じる。逆に言えば、そんな脇役全てが活き活きと映しとってた70年代の実録ヤクザ映画の奥深さよ。

主役は前半が役所広司、後半が松坂桃李。この二人にウェイトを絞ってる感じだから、当然、このふたりは凄くいい。
役所広司の崩れた刑事の大きな存在感、後半、主役が松坂桃李にバトンタッチするのだが、姿がいない中でも松坂桃李を媒体として映画を支配する役所広司の威力は普通に「流石」である。役所広司って何をやっても役所広司の姿形発声で外見は大きく変わらないんだけど、演じるキャラクターの人生や気持ちがその作品ごとに違って伝わってくる。今回の野郎も食えないけどいい野郎だった。

後半の主役を担う松坂桃李も若くて硬くて、役所広司と対になるような立ち位置をちゃんと掴んで演じてていい。冒頭、スーツにネクタイの凄くサラリーマン然としてまとまった感じの彼、シャツは白で、この白いシャツがヤクザと関わってるうちに、凄くリアルに血で汚されていく。後半、ネクタイは外すがシャツは白いままで、まるで彼の心が傷付いて悲鳴をあげているように血で汚れる。もう汚しようがなくドップリ血に染まってる感じの役所広司の外観とも対照的である。あと、無表情のままずんずん怒りを募らせていくのが、これもちゃんと伝わってきて、後半の目を向くとか、茫然とするとか、の表情は熱病にうなされているかのようで秀逸。

真木よう子数日前に見た『焼肉ドラゴン』であんなに清純な役だったのに、オメコ担いで生きていくみたいなギャップに驚愕。まあ、この人はどっちの極端もやれる人だからなあ。女役者バカ。そう言えば仲代達矢の無名塾をケンカ別れで出たのだから、役所広司とは同門共演になる(確か真木よう子と仲代達矢は後に和解した筈)。役所と真木の関係はSEXするような恋愛関係ではなく、全方面と背中を合わせながら戦うような共犯関係だった。この立ち位置はリアルに似てるかもしれない。おそらくこれが初共演。

江口洋介、湘爆二代目も遂にヤクザの組長にのし上がったか。こんなに怖い顔だったのかと思ういい面構えで、奥様の名前で呼ばれるのが何か微妙にマヌケ。

音尾琢真、真珠マン。こーゆー大きくも小さくもない(チンコの話ではない)役が妙に似合う。物語のキーパーソンなのだけど、知らんうちにすーっと退陣。まあ、あれか。ほじくり返されてから出てないのか。

石橋蓮司、えーなーこの金子信雄っぷり。とりあえず、この人の後を継ぐようなナマグサ爺さんって他にいない。多分、この人が演じたら演じた役は「全部、石橋蓮司の役」に仕上がっちゃうだろうから、他が思い浮かばないのかもしれない。

阿部純子、この映画でしか知らないけど、ヒロインとして上手いところ突いてくる。そして、あーそーなんですかという意外性もある。その意外性をちゃんと許容できるように役作りをしてるんじゃなかろうか。

嶋田久作、多分、江口洋介の対抗組織の組長で後ろ盾が石橋蓮司。この嶋田久作の出番が異常に薄いから、二大ヤクザ抗争が部下がちょっかい出し合うような割とライトな抗争になってしまったんじゃないか? どっちがどっちの組とか分かりづらいし。分かりづらくても見てて問題がないからいいだけど。


【銭】
4回分東映株主券2000円をチケット屋で買って4回分のうち1回(2枚目)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
孤狼の血@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
孤狼の血@お楽しみはココからだ
孤狼の血@ノラネコの呑んで観るシネマ

『焼肉ドラゴン』ニッショーホール


▲構成的にはサザエさんに近いが、一家団欒が熱い。あと、血の関係がちょっと複雑なので遺産分配にもめたりしそう(遺産がないから大丈夫そうであるが)。

五つ星評価で【★★★★真木よう子と井上真央💛】  
高度経済成長期の韓国人一家、ぶつかりあって生きていく。
在日韓国版『寺内貫太郎一家』と言う感じ。
だけど小林亜星と西城秀樹の取っ組み合いはない。
ケンカは主に痴話喧嘩なのである。

真木よう子と井上真央が素晴らしい。
毅然とした態度を崩さない、家族の中で一番正義を貫いているのに、愛についてのみ最後に自分の正義をも濁らせてしまう真木よう子。びっこを引いてるだけで人生背負わされちゃった感が濃厚で好き。
そして、ずっと怒ってる激怒の女、井上真央。昭和風の安い服がたまらん。井上真央の選択もいい。彼女はただ幸せになりたかっただけなのだ。彼女と大泉洋の間には距離の近さはあるが幸せはなかった。

▲綺麗どころ二人。

大泉洋も盤石。言い訳を言わせたらこの人にかなう役者は日本にいないと思う。何でそんな特殊な演技に嵌るのかはよく分からないけど(『水曜どうでしょう』の成果か?)。すげえクズだけど一途なクズなので許せてしまう。
あと、お父ちゃんのキム・サンホが凄い存在感。うーん、日本人だと思い込んでたー。

もうのっけから猥雑で貧乏で一生懸命が押し寄せてるのが好感モテモテ。一つ一つのセリフが面白い。役者が生きている。ただ、全体のまとまりがちょっと悪い。映画と言うより、お茶の間のドラマを演劇に昇華して見せられてる感じ。話の筋や映像で語る上手さみたいな物より役者の演技を優先して見ちゃう私みたいなタイプは、かなりちゃんと楽しめると思う。127分の長さは感じないが、今回の試写開場は椅子が硬かったのでお尻が痛かった。


【銭】
雑誌の試写会申し込みで当たり。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
焼肉ドラゴン@ぴあ映画生活

マンガ『あさひなぐ 第二十六巻』こざき亜衣、ビッグコミックスを読書する男ふじき

やすこ監督が戻ってきて、新体制でインターハイに挑む。
インターハイの前日(と言っても6日前)まで、一人一人の問題を解決する繋ぎの章。まあ、でも、そういうのも必要だ。

『探偵物語』渋谷シネパレス2

五つ星評価で【★★★普通にスムーズに見れる。ひろ子大根足。】  

この松田優作、薬師丸ひろ子、そして根岸吉太郎監督の映画がどうにも見る機会を逸して逸して逸しまくって、今回が初見なんである。

松田優作若いな。中のセリフで33歳とか言ってる。ムチャクチャな若手じゃないけど、チンピラ風のコワモテ(「太陽にほえろ」のジーパン含む)から芸風変え出してる頃。だから、軟派な受け芝居だけど声が低くって、まだ中途半端な感じ。かっこ悪く見えながら、そのかっこ悪さがかっこ良さにまでは繋がってない。手足長くてベースかっこよくはあるんだけど。
一方、薬師丸ひろ子は豆狸風のバブリー女子大生お嬢様。ボブが若いのに若くない感を強めてる。けっこう高そうな服をとっかえひっかえ着替えてるのだけど、あまり似合ってる感じじゃない。「野生の証明」のちっちゃい守られてる少女がゴツゴツ肉がついてしまって、薬師丸ひろ子の可憐さはヒョロっとした中にあったんだよなあと思わされてしまう。

と言うベストアクトじゃない主演二人だけど、意外な二人組と言う感じで組み合わせは面白い。朴訥でそんなやり手に見えない松田優作を振り回す世間知らずの素っ頓狂なひろ子お嬢様がなかなか良い。女子大生だけどバリバリに処女の役だけど、本当はいざ知らず、カマトトだからそんな感じだよなあ。ラブホで松田優作と回転ベッドに寝っ転がって過剰反応しちゃう辺りが微笑ましくてとても良い。ニコニコ笑ってしまう。ラストシーンは中々の名シーン、ロングで抑えてるけど、ひろ子大解決の前に、ちょっとだけでも松田優作の見せ場が欲しかった。まあ、ヒエラルキー的には薬師丸ひろ子が上の映画だからしょうがないのだろうけど。

その薬師丸ひろ子より、ひろ子のライバルになる坂上味和(バニーガール)の方が出番は少ないが鮮烈で、どのシーンもいい演技をしている。まあ、ヒエラルキー的には薬師丸ひろ子が上の映画だから全くもって全然しょうがないのだろうけど。

財津一郎がすぐ指詰めちゃうのには驚いた。度胸良すぎだろ。


【銭】
渋谷シネパレスさよならワンコイン興行で500円。
ありがとう渋谷シネパレス、控えめで上品で、それでいてちゃんとしている映画館で大好きだったよ。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
探偵物語〈1983年〉@ぴあ映画生活

『空の境界 第五章』シネリーブル池袋2もういっちょ(ネタバレ)


▲荒耶の指がちょっと可愛らしい。

ネタバレあり

五つ星評価で【★★★★脱ぎ捨てられたブラ、パンツの質感がいい】
4回目。
何度見ても分からない。一応、見て納得はするのだが、「分かった」という満足した状態にはほぼ遠い。だから、何回も見れるし、見てしまうのだと思う。何回見てもそれなりに飽きないのはゴージャスな音楽、気が狂ったかのような異能なキャラたち、論理的に迷うように意図的に作られているストーリー、緩急際立つアクションなどがあるからだ。ただもっさり長い感もあって、何回かの見直しで後半だんだんキツくなってきている。

主人公の式は別にして「魔術師」と呼ばれる異能者が3人も出てくるのが楽しい。そのうち一人コルネリウス・アルバなんて癖しかない変な奴だし。シリーズずっと出ている蒼崎橙子のいっちゃってる方の側面が色濃く出てるのも面白い。荒耶宗蓮なんて「死の収集家」はいいとしても「死」を収集していれば根源への道が開くみたいな考えは人間自身の世界に対する自意識過剰じゃないだろうか?

あと、臙条巴のズタズタさが尊い。彼は主人公・式の相棒を担うキャラだが、式を捕獲している敵の荒耶宗蓮に手も足も出ず、一笑に伏すような状態で最期を迎える。しかも、彼はオリジナルではないし、荒耶宗蓮に作られたコピーだし、意識の一部さえも荒耶に操られていた。いいとこなしである。その上、式が荒耶の捕縛から開放されると、それは臙条巴の活躍でなどなくとご丁寧にも行動を否定され、式自身による脱出だと宣言されてしまうのである。そんなのちょっとひどくね(笑)。本当にそうでも、もうちょっと何か取り繕ってやってもいいだろ。
世界の存在がどうだこうだには無力な臙条だが、ラストでは式と相克であり螺旋であるとの解釈が促される。式にある異常な部分を全部反転させると臙条巴みたいな、いい意味での青春野郎(ポジティブではなくネガティブだが)になるのかもしれない。

しかしまあ、あのブラとパンツのカット、もう少し長いと嬉しいのに。


【銭】
プログラムC(第五章)で1500円均一だがテアトル会員限定で200円割引。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 空の境界/第五章 矛盾螺旋@ぴあ映画生活
画生活
▼関連記事。
空の境界第一章(2回目)+第三章(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第一章3D(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第三章(4回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第四章(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第五章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第五章(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第六章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第六章(2回目)+REMIX(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第七章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界REMIX@死屍累々映画日記・第二章
空の境界REMIX(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界未来福音@死屍累々映画日記・第二章

『映画の教室2018上第一回&第二回』国立映画アーカイブ小ホール

◆『映画の教室2018上第一回』
五つ星評価で【★★全体的には無声無伴奏の映画が多いとやはりしんどい。現代人なんだよ、俺】
フィルムセンター改め国立映画アーカイブの企画上映「映画の教室2018上」。
全五回で今回のお題は「時代から観る日本アニメーション」
一回目は「日本アニメーションの草創期」で、日本でのアニメーションの始まりに関わる作品5本。

『ファントーシュたちの恋のさやあて』1908年の洋画・参考上映。落書きっぽい。
『なまくら刀』現存する日本最古のアニメ1917年。笑わせようとしてるのだと思うのだが、やはり感覚が古い。まあ、実際、古いのだからしょうがないが。
『カリフの鶴』1923年の洋画。参考上映。影絵アニメ。
『蟹満寺縁起』1924年の影絵アニメ。外国ではこの頃のタッチを再現した長編アニメとかもあるが、日本ではこれは完全に失われた技術であり、これが経済的に受ける理由がないから再興しないだろう。
『線畫 つぼ』1925年、ちょっとリアル指向の絵が今では少しキモい。


なまくら刀


蟹満寺




絵はネットからの拾い物。①③は見つけられず。


◆『映画の教室2018上第二回』
五つ星評価で【★★★ヤバい感高くてワクワク】
フィルムセンター改め国立映画アーカイブの企画上映「映画の教室2018上」。
全五回で今回のお題は「時代から観る日本アニメーション」
二回目は「戦前 トーキーへの移行とPR映画」。

『煙突屋のペロー』1930年。影絵アニメ。反戦映画。寓話だから舞台は日本ではないが、主人公のペローがゴリゴリニグロっぽい顔立ち。鳩の命を助けてあげたペローが貰ったのは兵隊を生みだす卵って設定が何かどこかおかしい。鳩よ、お前は平和の使者じゃないのか? あと、特筆すべき事実としてペローが佐藤慶に似てます。
『三匹の小熊さん』1931年。気楽なメタモルフォースがいい。今は理由がないと変身とかしちゃいけないんだけど、この頃のアニメはそーゆーのに自由。
『茶目子の一日』1931年。凄く濃い絵にやられる。
『オモチャ箱シリーズ第三話 絵本1936年』1934年。戦時アニメ『桃太郎の海鷲』に世界観が近い。ミッキーマウスが悪者である。


煙突屋ペロー


茶目子


オモチャ


【銭】
各回、国立映画アーカイブ一般入場料金520円+108円(前売券発行手数料)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
《時代から観る日本アニメーション/日本アニメーションの草創期》@ぴあ映画生活
《時代から観る日本アニメーション/戦前 トーキーへの移行とPR映画》@ぴあ映画生活

『劇場版 空の境界 第五章、第六章、Remix』シネ・リーブル池袋1,2

◆『空の境界 第五章 矛盾螺旋』

▲アルバの服もおかしいが、それ言ったら式の服も異常全開だものな。

五つ星評価で【★★★★話のコア】
3回目。
物語はここがコア。この話を中心に据えるために、巫条霧絵、浅上藤乃との激闘が前座にある。この二人がJOJOで言う吸血鬼なら、荒耶宗蓮は石仮面を作った男。那須きのこの原作を読んだ時は納得した気がするが、やはり師匠クラスの戦いに式が何故勝てたのかはよく分からない。結果として勝ったのだなとしか思えない。まあ、それでいい。凡人はそうやってぼんやり世界を見るのだ。
ゲストキャラ巴の全て操られていたことが分かっていたとしても懸想し続ける式への思いが必然を歪めたというのも言われているからそうなのだろうが何か判然としない。荒耶宗蓮も青崎橙子も本物の自分を肉体に持たない化け物(これってクラウドの概念に近い)だが、その中でただ一人凡才なのがコルネリウス・アルバ。どう考えても気が狂ってる赤い人。この人自体は普通にそこそこ評価される魔術師らしいのだが、前述二人と比べると何か水戸黄門のうっかり八兵衛的な小者感が漂ってしまう残念な人物。万能でそこそこ何でも出来るらしいが、こういうのは一芸に秀でた人には負けてしまう。ただキャラが強いので、忘れないでおいてあげたいくらいの愛着が残る。

最終的になし崩し的に破れてしまう荒耶宗蓮だが、そのなし崩しがなかったら、根源に接触できてたのか? あまり荒耶宗蓮が求める根源が愉快な物であるような気がしない。それで納得するというのなら、ちょっとだけ貸し出すみたいな対策もあったんじゃないか。「解」だけ分かれば荒耶宗蓮はそれでいいというタイプだろう。

式の脱ぎ捨てられたブラジャとパンツの方が式本体より煽情的であるという罠。いやだって、式は体温がなさげなのに、式の下着はぬくもりがあるように描写されているのだもの。

銀座マリオンの機械時計と渋谷スクランブルが合わさった場所ってどこやねん。


◆『空の境界 第六章 忘却録音』

▲スケバン刑事っぽい式と鮮花。

五つ星評価で【★★★デザート】
3回目。
ちょっと趣向を変えて一本。
鮮花は物語の中の誰よりも未完成で生きが良くっていい。
他のキャラが誰もが老成しているのに、彼女だけが感情を露わにするのが可愛らしい(ある意味、とても作為的である)。
魔術師として出てくる言葉を操るゴドー・ワードの発現形態がかっくいい。
私もゴドー・ワードを身に付けて『A女E女』とか仕切ってみたい(おいおい)。


◆『空の境界 Remix』

▲Remixポスター。

五つ星評価で【★★★このリミックスという概念がイビツでとても好き】
4回目。
冒頭とラストを除いて、章立てごとに名場面が無造作に羅列される。
以前、見た時の記憶を呼び戻す大変、面白い企画。
ただ、これは前回までの鑑賞期間が開いてると良い効果を表すが、ちょっと前に本編を見たばかりだと、見たばかりの強い記憶(物語性)に引きずられて映像を並列で見ることが難しくなる。映像に脳が追いついていかなくなる的な感覚。なので、これだけは最初に一発かますように上映した方が良かったかもしれない。まあ、せんないせんない。そんなんは出来んだろう。
冒頭とラストのウルトラリミックスが楽しいが、章立てで分けた中ではやはり「矛盾螺旋」が一番濃くって面白い。トピックスが多い事ともともと画面処理の仕方が異常な部分が多いからだろう。


【銭】
プログラムC(第五章)で1500円均一だがテアトル会員限定で200円割引。
プログラムD(第六章+Remix)で1500円均一だがテアトル会員限定で200円割引。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 空の境界/第五章 矛盾螺旋@ぴあ映画生活
劇場版 空の境界/第六章 忘却録音@ぴあ映画生活
劇場版「空の境界」 Remix -Gate of seventh heaven-@ぴあ映画生活
▼関連記事。
空の境界第一章(2回目)+第三章(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第一章3D(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第三章(4回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第四章(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第五章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第五章(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第六章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第六章(2回目)+REMIX(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第七章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界REMIX@死屍累々映画日記・第二章
空の境界REMIX(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界未来福音@死屍累々映画日記・第二章

『となりの怪物くん』トーホーシネマズ日本橋2


▲ダダの人間標本ビジュアル。いや、バケルくんか。

五つ星評価で【★★役者はまずまず、話はどこか何かが欠けている】  

「怪物くん」と称される規格外人物が、「この怪物に出会うまで、私たちはみんな独りだった。」という状態を打開したかのような映画のコピーがあるのだが、別に「怪物くん」が何かをしてそうなった訳でもなく、強いて言うなら自然にそうなる事が「友情」物なのだ。しかし、この「すんげえ暴力野郎」と誤解されていた奴が、「その暴力に理由がある実は正義の人」である事が明らかになって、周囲と打ち解けていくという構図は全くもって『honey』と一緒だ。テンプと言えばテンプなのかもしれないが、高校の始業式の時に問題を起こすなんてのが一緒と言うのはちょっと一緒すぎだろう。直接・間接の違いはあるが、正義を行使されて友達になるのが佐野岳、『honey』では横浜流星。近寄りがたいん彼の意外な一面に触れステディ位置に登りつめたい女の子が浜辺美波、『honey』では浅川梨奈。怪物くん側の菅田将暉が暴力は振るうものの天然で頭脳が天才、『honey』の平野紫耀は暴力は振るうものの礼儀正しく学力は赤点タイプ。怪物くんの方が精神的に幼稚なので近くにいたら異質かもしれない。ああいうヘラヘ笑いながら暴力振るうような奴は菅田将暉だからみんな許せるのだ。今日、へらへら笑いながら暴力を振るう伊藤雄之助のドラマを見てそう確信した。

菅田将暉はナチュラルな天才「怪物くん」を好演。彼の何が原因で他人と異なるようになり、それがどう異なり、親の佐野史郎からどう思われて遠ざけられ、又、どういう判断で呼び戻されようとしているのか。この辺は映画からはみ出してる部分で良く分からない。アウトライン透けるくらいである。いや、この辺はちゃんと描くべきでしょ。お試しマンガ読む限り、実際あんなキャラなのだが、そのキャラの出自を描かないのは強い「逃げ」を感じる。

土屋太鳳は冷血ガリ勉役。この娘は「美少女」とか「可愛子ちゃん」みたいな枷を外した方が演技が面白くなるので、この役自体は面白く演じていた。多少の不細工は池田エライザと浜辺美波で補完するからよろしい。この土屋太鳳(や菅田将暉)の着用するブレザーやセーラー服が物凄く色の濃いオレンジで「月曜ドラマランド」感を果てしなく強く醸し出している。土屋太鳳ちっちゃいので池田エライザと並ぶと池田エライザが膨らんで見えてしまって、その辺はちゃんと撮る側が気を付けてあげればいいのにと思った。

池田エライザは「私、可愛いので」と口に出しちゃうKYキャラで成績の良い土屋太鳳に勉強を教えてもらおうと近づく役。それは補習授業の時間にあるオフ会に出席する為という裏の目的があるのだが、達成されても、そのオフ会に怪物くんが付いていくという膨らみそうなエピソードもあるのに映像化されない。えつ、何、このクソ脚本。おそらく原作ではこのネット女がオフ会でネット野郎どもにヒドイ目に会ってリアル友達の怪物くんとグッと近づくんであろう。まあ、尺がなかったのかもしれないが、それなら彼女ごと話を切った方がスッキリすると思う(バッサリ役が小さくなる池田エライザには災難だろうが)。

浜辺美波可愛いわあ。すげえ細かくて緻密な演技ぶち込んでくるけど、一人だけ演技のスピード感が違って見えなくもない。

佐野岳はどうでもいい。いつもそんな位置にいないか?

山田裕貴、金持ちで育ちがいい役らしいのだが、金髪で目つき悪いのでヤンキーっぽい。マンガではサラサラ金髪で美形なのかもしれない。ただどうも山田裕貴がお金持ってる風だと、ドラッグか何かを扱ってるように見えなくもないから、これは誰か他の人にオファーした方が良かったのでは?

速水もこみち、「恋はいい。良くも悪くも人を変える」と言っておきながら、池田エライザから告られたら、速攻、断ってしまう。え、何、どうしたいの、このクソ脚本。バッティングセンターに無理やりバー・スペースみたいなのを設けて「モコず・キッチン」みたいにしてるけど、あのバースペース、高校生が来るくらいだから儲かりそうにない。この恋バナを大きくしないもこみちの下りもカットしたりすると池田エライザ、いつもニコニコ笑うだけのモブキャラみたいになってしまう。案外、そういって役柄を剥奪されたのが佐野岳だったりして。

古川雄輝が菅田将暉と並ぶと割とちゃんと兄弟に見えるのおもろい。

まあ、可愛い浜辺美波ちゃんが見れて、土屋太鳳の泣きの演技が良かったからいいか。みたいに登場人物多いと何かしらフックにかかるものがあるのだけど、映画、見終わった後の「見終わったあ」という感じは全くなかった。「あ、終わってもた」みたいな感じ。


【銭】
額面1400円の前売券をチケット屋で1000円でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
となりの怪物くん@ぴあ映画生活
▼関連記事。
honey@死屍累々映画生活・第二章

『ラブ×ドック』『ひらがな男子 序』トーホーシネマズ新宿12,1

同日に見た2本をまとめてレビュー。

◆『ラブ×ドック』トーホーシネマズ新宿12

▲ポスター。

五つ星評価で【★★バブルな月曜ドラマランド】
作品そのものがムチャクチャつまらない訳ではない。暇つぶし的に時間を浪費するには適当かもしれない。ただ、プライドの問題で「これを褒めるのは恥ずかしいなあ」そういうラインの映画があって、これはそんな中のバリバリ中央に位置する一本。

チラシのコピーを見てもらうと

「女性のホンネが詰まってる!?笑って泣けて恋がしたくなる“大人のため”のラブコメ、誕生!」

この映画の監督のみならず脚本を書いたのが「大人気放送作家・鈴木おさむ」。
ドラマ「ブスの瞳に恋してる」の原作者であり、映画「ハンサム★スーツ」の脚本家である。
えーと、男が話を作って書いてるのだから「「女性のホンネが詰まってる!?」は何かあやふやなコピー違うか。まあ、女性じゃないと女性のホンネが書けないって事はないかもしれないが、野郎というファクターを通す事で自然タテマエが形成される可能性は強い。だから、チンチン切ってからだよ、それは。「笑って、泣けて」もこの映画で思いっきり「笑って、泣ける」お客さんは情緒不安定だと思う。パステルカラーを全面に出したポスターデザインと言い、とてもバブルが滲み出てる。そういうのはバブルにやれよ。そして、何かとてもTV好き好きオーラが出ててイヤだ。大体、「ブスの瞳に恋してる」も、「ハンサム★スーツ」も、コンテンツとしては弱い。TVなら無料だから見たとしても、映画館に行ってまで見ようという意欲が沸きづらそうな映画だ。どうも製作者側にそういうシビアな金銭感覚が欠けていそう。世界に自分は好かれているから、自分が作ったコンテンツは引く手数多で大ヒットになると目をキラキラさせて信じていそう。それは違う。こんな大雑把な売り上げの見通しを立てちゃいかん。お前ら、金を払ってわざわざ映画を見にくる客を侮るんじゃねえ。こんなリターンが帰ってきそうにない映画で稼げるか?!

加藤ミリヤの曲が絶妙に古い。どうせ古いならもっとメジャーな懐メロを使えば良かったのに。

吉田羊はちゃんと座長を演じているし、演技に問題はないけど、これは外れ籤企画。あえて、吉田羊が演じて傷物にならなくても良かったのに。

絡む男三人と女一人は重さから言ったら助演だから、大傷の印象はない。
吉田鋼太郎、大人の彼。如才ない上手さ。大人のスマートさと所帯臭さみたいな小ささが良く出てる。
玉木宏、同世代の肉食彼氏。あっ、こんなにライトに自己中みたいな筋肉男ができるのね。ちょっと見なおした。
野村周平、ピュアで危険な年下の彼氏。まあ、彼は若いだけでいい役なので。
大久保佳代子。吉田羊とメチャクチャ容貌に違いがあるように見えない。メイクさん上手というか、吉田羊的にはそれでいいの?

多分、吉田羊を中心とした30代から40代にかけての女性層を掴みたかったのだろうが、吉田羊はあまり「吉田羊でお金を落とすか」というタイプの女優じゃないから、まず、その入口が違ったのだと思う。お客が、いい感じに空いていました。いや、ちゃんとした作りの映画で上手く宣伝で客を引っ張って来られるなら、開拓して大量の客が見込めそうなラインだと思うよ。だから、ちゃんと映画作ろうよ。よしんば映画館で上映するバラエティーでもいいんだけど。何にせよ、客をちゃんと連れてこようよ。


◆『ひらがな男子 序』トーホーシネマズ新宿1

▲こっちもポスター。

五つ星評価で【★★★どこからどう見ても異常なイベント。でも面白い。】
映画見る前に横の席みたらみんなサイリウムぶんぶん回してて驚いた。

今年見た中でもっとも頭がおかしい映画。

文字が失われてしまった日本を舞台に、ひらがな男子たちが仲間探しの旅に出るさまを映し出す。主人公は「あ」。主人公の次に登場するのが観客から妙に信頼されていない「う」。何で「観客から」と言えば、映画内で観客とひらがな男子が交歓するようなシナリオになってる。双方向っぽいけど、上手くシナリオが書けている「なんちゃって双方向」である。田舎者の「の」はどうでもいい。「た(だったと思う)」は単純バカ。「ち」はいい感じに知性、「ひ」は秘密が多くて好き。「ぬ」は強いバカ。

まあ、こんなんがあってもいいと思う。


【銭】
『ラブ×ドック』:トーホーシネマズデーにつき1100円
『ひらがな男子 序』:トーホーシネマズデーだが特別料金1500円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ラブ×ドック@ぴあ映画生活
劇場版 ひらがな男子 ~序~@ぴあ映画生活

『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』丸の内TOEI②


▲アマゾン・アルファは顔立ちが大巨獣ギララにちょっと似てる。

五つ星評価で【★★残念な結末】

SEASON1は対立軸の設定が秀逸だった。
「アマゾンズ」という存在は潜在ゾンビ予備軍の亜人である。
そのゾンビを作った後悔から全てのゾンビ菌保持者をゾンビ覚醒の有無に関わらず殺戮しようとする男(アマゾン・アルファ)と、ゾンビ菌保持者から社会適合個体だけを選別して守ろうとする男(アマゾン・オメガ)との戦いだった。対立軸はしっかりあるのだが、どちらも折れない為、最後まで戦い続けてダブルノックダウンのような形で終わった。
アマゾン・アルファは四千匹の人喰い虎を世に放った人間の責任の取り方として、最後まで姿勢が変わらなかった。
もう一人の主人公アマゾン・オメガは自分を人間と信じていた為、アマゾン狩りに加担し、人を襲うアマゾンの殺戮にも疑問がなかった。SEASON1は彼が仲間のモグラアマゾンの人肉嗜好覚醒や非覚醒者の多くのアマゾン達との出会いから考えを変えていく、その過程を捕えたドラマであるとも言える。オメガが少しずつ意見が変わるのにアルファが不動なので最後まで対立が続いた。その分かりあえなさがリアルだったと言える。そして、この両者にはそれぞれのいい分があり、どちらもその側に立つ者からすれば正義なのである。
SEASON2は新たに人間に感染するアマゾン細胞というギミックを使い、更に面白い対立軸が出来るかと思われた。
もともと人間であるがアマゾンになってしまった者、自己を守るために人をアマゾンに変えようとするアマゾン、ともかくアマゾンと見れば出自無関係に殺しまくる人間を描く事で、誰かが誰かを殺す事は何が満たされれば正義なのかを見直そうとしているように見えた。
でも「少年」と「少女」のラブ・ストーリーに注力しすぎた為、本来、語るべき「アマゾンの世界での適者生存の適者とは何者か」という命題が適当になった。アマゾン・人間に関わらず、ともかく戦って死ぬ者は単に死ぬ、それをただ後追いするだけみたいな話になってしまった。最終的にはアマゾンはほぼ駆逐完了され、人からアマゾンになった者の懊悩も、自己を防衛する為に他人に不利益を働く者の不正義を許していいのかという命題も、なし崩し的に解答がどこかに飛んで行ってしまった。

劇場版はアマゾンが最後の二体へとなっている。
今回の問題提起はアマゾンが養殖され、その肉が提供されるコミュニティだ。
人喰いのアマゾンを育て、人間がアマゾンを食うという逆スタンスの提供。
この設定が生きない。
と言うのは、前提の話の中で、さんざん人間の勝手なアマゾン虐殺を描いてるので、この設定が全く斬新に見えないのだ。まあ、それくらいはやるだろう、と言う感じ。そして、この設定はもう一つ問題を含んでいる。大量脱走して、個体が社会内に潜伏するようなケースでは使えないが、完全管理育成しているのなら、人喰い本能を発芽しないよう抑制する事は可能である。そうしない理由がない。つまり、コミュニティーではもっと簡単に安全に食肉化が可能である。大量販売できないような食肉を極秘に作るくらいなら豚や牛を育てた方が効率かが良さそうでもあるし。何やってるんだよ、野座間製薬。
って事で、あまり意味のない対立と戦いをしながら、終わっちゃったなあ、アマゾンズという感じ。ともかく延々と戦っているんだけど、その延々と戦っている戦いにSEASON1くらいしか説得力を持たせられなかったのが残念だ。
主人公の一人オメガが罪を一身に背負い、どこかに旅立っていく様子はちょっと梶原一輝ヒーローっぽいかもしれん。あの罪を背負う必要があったのかどうかは疑問だが、ヒロイズムとしてはいいのかな。


【銭】
4回分東映株主券2000円をチケット屋で買って4回分のうち1回(1枚目)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判@ぴあ映画生活
▼関連記事。
劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season1 覚醒@死屍累々映画日記・第二章
劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season2 輪廻@死屍累々映画日記・第二章

『パンダコパンダ』『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』『太陽の王子ホルスの大冒険』『アルファヴィル』新文芸坐

池袋で同日同劇場で見た4本をまとめてレビュー。

◆『パンダコパンダ』『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』新文芸坐

▲ちなみにパンダは雑食性である。

五つ星評価で【★★あの寸止めのようなスピードに私もう耐えられないのです】
あの寸止めっつか、緩急の「緩」しかないようなスピードに私、耐えられないのです。何でと言われたら、そういうお年頃としか言えないのです。一作目のキャスティング表は良かったなあ。銭形みたいな駐在さんの声を山田康雄が充ててる。サーカスのモブシーンにルパンらしき一味が出てきたのは二作目だったか。ちなみに私はミミ子さんでは興奮できない人なので、二次コン、ロリコンとしてはまだまだといったところです。あんなんで興奮出来る人はペットショップの犬にだって欲情するだろう。だから、まだまだで充分です。ペットショップの犬に欲情するのはうらやましくないからね。


◆『太陽の王子ホルスの大冒険』新文芸坐
五つ星評価で【★★★★何て丁寧な。】
20年くらい前に劇場で1回見てるがその頃は素晴らしさがよく理解できなかった。けっこうな大人なのに子供だったのである。

こんなんようアナログの時代にやったな、という凄い効果の見本市だったりする。やはり、後付けでどんな凄い技術が出てきても「何をどのような見せ方で撮りたいか」という根源的な問いかけに真摯な対応をする事が観客の心を打つのだ。
ホルスはへこたれない少年らしい純朴なキャラクターだが、まあ、普通だ。今時、いない実直なキャラだと思う。JOJO第一部のジョナサン的だ(金や育ちはもちろん異なるのだが自分の中での軸がぶれない)。
ヒロインを演じるヒルダのとんでもない孤独や、この娘の今までの悲痛な暮らしが透けて見えるような演技や演出が見事。彼女を見て泣いた。世の中にはどんな世になっても抗いがたい不幸というのがポツンとあったりするのだ。ヒルダは本当にそういう人達の象徴みたいだった。
アフレコの中で、実写の顔がありあり浮かんでしまったのは頑固爺さん東野英次郎くらい。技術的に下手とか、そーいうのではなく、声に特徴がありすぎてあの顔が浮かんでしまう。あの爺さんだけは実写の東野英次郎にキャラ置き換えてもいい。
悪い奴は生まれながらにして悪い奴でいいというルールなのだな、この頃はまだ。とても、落ち着く。


◆『アルファヴィル』新文芸坐

▲「もみじ饅頭ーっ」B&Bネタをこじらせてる最中。

五つ星評価で【★★うわあ、やはり、ゴダールダメだ】
私、ゴダールはたまに挑戦するんだけど、『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』を除くと、どれも睡魔に絶対と言っていいほど勝てないのだわ。これもその例に漏れなかったわ。何で最初の二本だけ大丈夫なんだろ。


【銭】
『パンダコパンダ』+『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』+『太陽の王子ホルスの大冒険』:一般1350円-250円(会員割引)
『アルファヴィル』:一般1500円-500円(会員割引)
▼作品詳細などはこちらでいいかな
パンダコパンダ@ぴあ映画生活
パンダコパンダ 雨ふりサーカス@ぴあ映画生活
太陽の王子 ホルスの大冒険@ぴあ映画生活
アルファヴィル〈デジタル・リマスター版〉@ぴあ映画生活

『空の境界 第三章』『空の境界 第四章』シネ・リーブル池袋1 もういつちょだ

日曜に第一章から第四章まで続けて見て、ちょっとゲッソリしたんだけど、そうは言ってもふじきさん頭がおかしいから浅上藤乃の乳をもう一回見ておくべきかと思い立って見てきました。浅上藤乃が見れればよかったので今回は第三章と第四章のプログラムB上映のみ。

◆『空の境界 第三章 痛覚残留』
五つ星評価で【★★★★式と藤野の丁々発止のセリフと異能の応酬がやはり楽しい】
4回目。
しかし、おっぱいは出てもおっぱいが揺れないのだな、ほとんど。
浅上藤乃は「痛覚」と言うより「五感の中の触感」がまるまる停止しているのであろう。それは「痛覚がない」以上に恐ろしい。人生をTVモニターの外から眺めているような感覚だろう。だから「痛い」という感覚以上に目まぐるしい「触感」にもうどうすればいいか当惑してしまうような機会を与えてあげたかった。つーっと背中を指でなぞって「ビクビクっ」みたいなの。だって、そーゆーの楽しいじゃん。そーゆーのもなしに、いきなり「痛覚」だけの人に飛び越えさせせられちゃうのは哀しい事だ。物語上、しょうがないとは言え。

物語がきっちり異能者同士の物語として対決物の構図に「落とし込まれたので、とても見やすい。対立が対比を明確にする。あと、やはり映像と音響に酩酊するのが気持ちいい。その上でムチャクチャなキャラである式にわざわざ「お前、ムチャクチャだな」と藤野を評価させる所とかグッとくる。藤野だって式に言われたくはないだろう。まあ、五十歩百歩なんだろうけど。


◆『空の境界 第四章 伽藍の洞』
五つ星評価で【★★おそらく罠にかかった式が罠を弾き返している話】
3回目。
式が交通事故に会い、直視の魔眼を発動させ、自己の身体を自己の物として取り戻すまでだが、それを奪おうとする勢力について、山ほどの人魂とゾンビもどきの動く死体という割とマヌケな形でしか現われないので、そんなに脅威に見えないのが一番の問題か。いや、逆にここではそういう脅威をあえて感じさせないのが後々の脅威つるべ打ちに対するいい騙しになっているのかもしれない。

直視の魔眼は効果としてとても面白いが、映画内で大事なのは式の自分探しの道程であろう。一応、物語としては納得するが、「識(式の中の失われた男性人格)」の不在を乗り越える式が、超人的な肉体的技術を操り(そう言えば第二章で武芸のシーンとかあるが、それはこの辺りのアリバイの為か。全くもって忘れていた)、まるで男性人格のような口調になって、新しい「式」にいきなり、あっと言う間になってしまうのはちょっと都合が良すぎると思う。じっくりじわじわやられても退屈だろうが(どーせーちゅうねん、俺)。

「子犬くん」と仇名される「こくとう」がまさに「子犬くん」なので、その感性はなかなかグッドじゃないですか、看護婦さんと合コンとかあったら言ってあげたい。病院が舞台なので、モブ役で看護婦さんが山のように出てくるが、アニメだから当たり前にそうなったのだろうが、みんな美人で性格良さそうなんである。まあ、死ぬのならあんな病院がいいな。


【銭】
プログラムB(第三章+第四章)で1500円均一だがテアトル会員限定で200円割引。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 空の境界/第三章 痛覚残留@ぴあ映画生活
劇場版 空の境界/第四章 伽藍の洞@ぴあ映画生活
▼関連記事。
空の境界第一章(2回目)+第三章(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第一章3D(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第一章(4回目)+第二章(2回目)+第三章(3回目)+第四章(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第五章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第五章(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第六章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第六章(2回目)+REMIX(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第七章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界REMIX@死屍累々映画日記・第二章
空の境界REMIX(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界未来福音@死屍累々映画日記・第二章

『劇場版 空の境界 第一章~第四章』シネ・リーブル池袋2

第一章から第四章まで4時間。連続で見たのは短慮であった。おもろいけどやっぱ疲れる。

◆『空の境界 第一章 俯瞰風景』

▲月の木陰でドンジャラホイ。

五つ星評価で【★★★ここから始めるとしたら凄く不親切】
4回目か5回目。
『空の境界』を見る度に何て不親切なんだろうと思う。
冒頭、和服を着た主人公はセックスアピールに欠け男女の境すらはっきりしない。彼女「式」は特殊な技能を持っているが、その技能が詳しく説明されるのはかなり後だ。彼女の彼氏であろう男性は冒頭タイトルロール前では普通に動いて会話をしていたのに、本編に入ると事務所で全く動かず意識不明の状態になっているが、その事がさも当たり前のように既定事実として語られる。分からない事だらけなのだが、話が猛スピードで展開して細かい事はどうでもよくなる。そういう手なのか? ただ、設定は語られていないだけで凄く深そうである。
第一章はやはり巫条ビルでの二回に渡る戦いが燃える。

あっ「巫条ビル」って「浮上ビル」のダジャレか?


◆『空の境界 第二章 殺人考察(前)』

▲式って座敷童っぽい。

五つ星評価で【★★つまらない】
2回目。
いや、第二章は謎が謎のまますぎてやっぱつまらんでしょう?
これの続きが第七章という意地の悪さ。


◆『空の境界 第三章 痛覚残留』

▲ヒルダはバラバラ的な。

五つ星評価で【★★★★異能者同士の戦いがバッチグー】
3回目。
浅上藤乃が登場から、可哀そうなところから、その可哀そうなところを飛び越えてちょっとおかしいところまで、とても好きです。出てきた途端エロい対象として描写される不遇感がたまらない。両儀式はおかしいんだけど極力エロ妄想が働かないメンタリティとして
作り上げられてる気がするのでやっぱこっちだなあ。
浅上藤野の声を充てた能登麻美子さん名演。

あっ「藤野」って「不治の(病)」のダジャレか?


◆『空の境界 第四章 伽藍の洞』

▲一気に新興宗教っぽさを増すパッケージ。

五つ星評価で【★★起こっている事が分かりづらい】
2回目。
交通事故により両儀式は昏睡状態に。2年の月日を経て意識を取り戻した式は多重人格の「識」を失ってしまったことを知る。後の「式」が男口調で殺人衝動を抑えられない状態の悪態をつく事から、私はてっきりベースの人格が失われてしまったのかと思っていたが、見直してそうでない事が分かった。人格そのものが失われたみたいに言われているがベース人格に吸収されたと考えるのが妥当だろう。分かりづれーよ。魔眼の視覚効果かっけー。


【銭】
プログラムA(第一章+第二章)で1500円均一だがテアトル会員限定で200円割引。
プログラムB(第三章+第四章)で1500円均一だがテアトル会員限定で200円割引。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 空の境界/第一章 俯瞰風景@ぴあ映画生活
劇場版 空の境界/第二章 殺人考察(前)@ぴあ映画生活
劇場版 空の境界/第三章 痛覚残留@ぴあ映画生活
劇場版 空の境界/第四章 伽藍の洞@ぴあ映画生活
▼関連記事。
空の境界第一章(2回目)+第三章(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第一章3D(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第三章(4回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第四章(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第五章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第五章(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第六章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第六章(2回目)+REMIX(3回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界第七章@死屍累々映画日記・第二章
空の境界REMIX@死屍累々映画日記・第二章
空の境界REMIX(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
空の境界未来福音@死屍累々映画日記・第二章

『御冗談でショ』『オズの魔法使い』シネマヴェーラ渋谷

特集上映「映画史上の名作16」から1プログラム。

◆『御冗談でショ』
五つ星評価で【★★★マルクス四兄弟。相変わらずゼッポの出番が少ない(かまわんのだけど)】
1932年、白黒、68分。初見。
グルーチョが大学のトップ(どんな大学だよ)、ゼッポがグルーチョの息子、チコが氷屋、ハーポが野犬捕獲員で、この二人をグルーチョが雇って敵大学のアメフト選手を誘拐しようとするが失敗。ラストはアメフト場でインチキで大勝。なんて立派にデタラメなんだろう。酒場の合言葉の下りとかのナンセンスが実にマルクスっぽい。そんな事ないだろうという発想の転換を延々とハイスピードで続けるまくる。全体、笑いの部分は攻めビートで音楽の部分はゆっくりビートで緩急付けてる感じ。ゼッポの出番が多いとストーリーラインがしっかりした脚本的な笑いになり、少ないとその場しのぎ的なやっつけ笑いになる気がしてならない。この映画は前者なのだが、まあ、マルクス兄弟だから、こーゆーテキトーなんはテキトーなんでいいんよ。



◆『オズの魔法使い』
五つ星評価で【★★★案山子の動きが案山子っぽくていいなあ】
1939年、カラー(一部セピア)、102分。劇場ではおそらく2回目。
ジュディ・ガーランドの大層有名なミュージカル映画。セット、背景、美術が素晴らしい。ジュディ・ガーランド自身の目張りやブリッコなのに一部にスーパー派手グッズ着用してたりする感じ(リボンと靴だ)、いや、ジュディ・ガーランドの顔自身が今、見ると強烈にゲイ・カルチャーっぽい。だから去勢されてブヨブヨで縦ロールみたいなタテガミにリボンを付けてるライオンもゲイその物に見えてしょうがない。ゲイが勇気や心や頭脳を求めてOZのエメラルドシティーに。そういう翻案の映画が新しく出来ても良さげではある。それにしてもオズの魔法使いは言葉巧みにそれらは皆すべて元から持っていた物であると説き伏せるが、実に堂々とした詐欺師に他ならない。

ハリケーンで飛ばされる前後、カンザスの田舎はセピアカラー。本当の生活部分を表わす所に「カラー」を使うというのが一般的だが、ドロシーの本当の生活はカンザスに他ならない。単に、カンザスを総天然色にしてもそうそう面白い絵にならなかった。総天然色が総天然色で埋め尽くされている気狂いカラーがまだ売りになっていた。そんな時代なのだろう。

悪い魔女のメイクが素晴らしい。そして、悪い魔女の弱点がそんな物を弱点にするなよ、というくらいウッカリしている。ついつい「バルス」って口滑らしちゃうレベルでウッカリしている。



【銭】
通常二本立てて興行価格1500円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
御冗談でショ@ぴあ映画生活
オズの魔法使@ぴあ映画生活

『仮面ライダーアマゾンズ Season2 輪廻』Tジョイprince品川3

五つ星評価で【★★とり散らかってる】
Season1は対立軸が分かりやすかったのだけど、Season2は誰が何を主張して誰と争ってるのかが非常に分かりにくい(編集前のオリジナルは見てないので、あくまで今回の劇場編集版を見た上での感想です)。

勢力としては次みたいなのかな。
・会社(アマゾン全滅を目的とする)。戦闘の尖兵となる駆除隊は二つ三つあってアマゾンを殲滅する事に躊躇するような人間を内在させ、話をややこしくさせている。
・新アマゾン。正体不明で現われてアマゾン狩りで会社と手を結ぶが会社が保有する死体アマゾンと恋をし、独自行動が目立つようになる。そもそもアマゾンアルファと対立する理由がある。
・アマゾンアルファ。全てのアマゾンを許さないアマゾンを狩るアマゾン。通り魔の座頭市みたいになってしまった。
・モグラアマゾン集団。人をアマゾンに変える細菌をばら撒くテロ集団。アマゾン殺しの人間を殺す勢力。
・アマゾンオメガ集団。人を襲わないアマゾン集団。戦いながら逃げ回ってるみたい。人肉嗜好になったアマゾンに関しては殺す事に躊躇しない方向。
・不良。新アマゾンの一時期の仲間。多分、趣味でアマゾン狩りをしてる。

Season2のプロットで一番大事なのは「人をアマゾン化する細胞」。
これが大きく世界観を変える筈なのに、現実問題としてこれで大きく話が変わった感じがしないのは、物語の中で始終アマゾン達が殺されている現実は変わらず、そのアマゾンが元からのアマゾンであるか、感染によるアマゾンなのかが少なくとも劇場版内では細かく取り扱っていないからだろう。

あちこちでいろいろな組織やライダーがいがみ合ったり「ごめんよお」となき叫んだり、殺し合ったりしてるけど、そのどれもに一つ一つのシンプルな理由が感じられず、ただ単に仲が悪いから殺し合ってるという風に見えてしまう。対立軸と登場人物の関係を複雑にした為に、それが観客にまで届きづらい状態になってしまった。

Season1は「野生アマゾンと養殖アマゾン」というテーマで、Season2は「少年と少女」というテーマなのだそう。死体アマゾンの女の子は可愛いけど、感情表現のない彼女を「少女」に据えるのは話としてはキツイ。

軍服を纏う武田玲奈が武田玲奈史上かってないほど似合ってる。
軍服が可愛いというのではなく、ともかくピッタリで
軍服を着る為に生まれてきたみたいだ、って加藤保憲かよ!


【銭】
東映株主券2980円をチケット屋で買って6回分のうち1回(4枚目)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season2 輪廻@ぴあ映画生活

『機動戦士ガンダム ジ・オリジンⅥ』トーホーシネマズ上野7


▲番犬にならなかったハロ。いや、セキュリティシステムにくらい繫げろよ。

五つ星評価で【★★今回のはつまらん】  

なんつか『スター・ウォーズ』のエピソード3からエピソード4への橋渡しと言うか、やっと正史に繋げましたよというだけの映画になってた気がする。
映画の前半がルウム戦役、後半がその戦後処理と言ったところだろう。
前半のルウム戦役でのモピル・スーツの活躍は実に良い。こういう戦艦VSモビルスーツというフォーマットはあまりファースト・ガンダムでは記憶にない。モビルスーツに蹂躙される戦艦が目新しい。それは主人公が乗るマシンがモビルスーツなので、モビルスーツ対モビルスーツの戦いが必然的に多くなったからだろう。でも、この戦いパートは戦術や戦略がそんなに面白くないのでもう少し短く畳んでもよかった。
後半の戦後処理はレビル将軍の発言が伏線もなく、随分と好戦的で腑に落ちない。単にそういう人だったという事か? 見えないカットでデギンにケツでも掘られたか?
そして、なし崩し的に終了して、ファーストガンダムに物語は移行するのだが、こう、単に時系列揃いましたから後はファーストで、という引き継ぎは随分雑に感じる。これで85分1800円か。前回と同様の値段だが、前回はイベント上映としては相応の価格と感じたのだが、今回は満足度が低かったので高く感じた。必要な部分は前回から引き継いでのルウム戦役部分で、これは30分くらいに縮めて前回のラストにくっ付けるのが妥当だったのではないか。六回分ではなく、五回分の上映で足りた気がする。
ラスト、ホワイトベース搭乗者の面々がお約束のように出てくるが、あれは別になくても構わないし。

ジ・オリジンで株を上げたのが男らしいドズル様。今回出番なしのラル、ハモン。割と晩年はマトモくさかったデギン。イヤさが増したギレン、キシリア。ジオン側ばっかだ。
株を下げたのが名前も出ない存在感の薄さのドズルの兄ちゃん、「坊や」という以上に目がお星様だけな超坊ちゃんガルマ。ガルマなんて園児なみの扱いだ。

キシリアのサービスシーンがあるのなら、フラウ・ボウの水着からのポロリくらいあってもなあ。

【銭】
特別価格1800円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星@徒然なるままに
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星@西京極紫の館

PS うお、今回も編集途中で一回吹っ飛んだ。

『仮面ライダーアマゾンズ Season1 覚醒』TジョイPRINCE品川2


▲ポスター。おっ、Season2でもう一体出てくんのかい。

五つ星評価で【★★★凄いが残念】
血生臭いの大好き。

靖子節炸裂しまくり。これはおもろいわ。正義が幾つもあって軋んでる。
その中で縦横無尽に悩みまくる若者たち。
立場によって変わる正義を血でねじ伏せるのが
スタイリッシュにまで昇華していてかっこいい。好み。好み。

と同時にとても勿体ない事をしているなとも感じた。
それは映像化に対しての予算。
怪物化した人間と特殊部隊・駆除隊のアクションなどは大変
頑張っているし、よく出来ている。ただ、数十体規模で覚醒する
怪物退治に駆除隊数人で一体にやっと対応可能という
力の差がある以上、駆除隊は傭兵的な空気を残したかったとしても、
もう少し大人数で構成するか、別働隊や第二部隊などをもっと早く
視野に入れるべきだったと思う。
偉そうな奴らの腹黒感と臆病でもある感じがリアルに伝わってくるのに
駆除隊側でリアルを損なってしまうのはキャラや設定が
いいだけに残念だった。

好きなキャラは
①ぶれない嫌キャラだけどきちっと強いアマゾンを狩るアマゾンα
②必要な時に勃起できないみたいな青春野郎アマゾンΩ
③キック姉ちゃん
④もぐら兄ちゃん
とかかな。あ、梨園っぽい空気だだ漏らしてる製薬会社のトップも好き。母ちゃんの得体の知れなさも惹かれる。妹JK(武田玲奈とは思わんかった)はあんま出番ないから何やりたいのかがよく伝わってこなかった。


【銭】
東映株主券2980円をチケット屋で買って6回分のうち1回(3枚目)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season1 覚醒@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season1 覚醒@徒然なるままに

『ボックストロール』『コララインとボタンの魔女』東京都写真美術館1Fホール『ほんとにあった呪いのビデオBEST10』シネリーブル池袋1

恵比寿と池袋で同日に見た3本をまとめてレビュー。

◆『ボックストロール』東京都写真美術館1Fホール
五つ星評価で【★★★★圧倒されるけど、もしかしたらそんな好きでなくね?と自戒した。でも、エンドロールの楽屋落ちで星一つ分増やした】
・スタジオライカの人形アニメってギチギチに高い密度で作られている。話も密度濃いが、絵作りも背景まで手を抜かずに均質に作られている。そういう完璧な物はそれでいいのだが、問題は見ている私で、その濃度と密度にいつも脳が酸欠でゼーゼーハーハー状態になるようだ。いつも途中で疲れてしまい、中弛まないところで中弛んでボーッとしてしまったりする。いや単に年なのか(哀しいねえ)。
・チーズ好きな為政者が害虫業者を使役して、罪のない妖精を搾取する世界。ダークな設定は好みだけど、一つくらい綺麗な物も入れてほしかった。ごくごく普通にはヒロインが美しくなるのが常道だと思うのだけど。逆に美しい物を入れない事が映画のコンセプトを高めているのだろうけど、そこまで真剣勝負ではない私みたいな中途半端なのは息抜き欲しかったよ。
・キャラは二種類しかいない。悪漢と愚か者。愚か者の中には権力者と民衆と被害者も含まれる。普通、悪漢に対比する善玉がいそうなものだが、主人公は巻きこまれて悪漢に対峙してるだけで善玉感は薄い。これ、恐怖映画のフォーマットじゃないだろうか? だから、ラスト幸せに向かう筈の主人公達に幸福感は薄い。恐怖映画のエンディングって生き残っただけで、数分後にはその生命も奪われてるかもしれない仮初めのものだから。

リンド卿の娘ウィニーのデザインが渡辺直美みたいでイヤ(あの妙にリアルな体系もイヤ/私、渡辺直美の面白さが分からない人なので)。
悪徳業者のかぶれ顔が凄い。って言うか、人形アニメでよく、あんな「腫れ」を表現するよ。だって、今までのライカの人形で考えたら、あの人形ももちろん硬い素材で作られているだろうから。

スタジオライカの作品はもっと見られるべきだと思うよ。自分に合う合わないは別にして。

エンドロールで行われる哲学問答はアニメ史上もっとも優れた楽屋落ち。


◆『コララインとボタンの魔女』東京都写真美術館1Fホール
五つ星評価で【★★★理由はボックストロール同様】
劇場公開に続いて二回目。
久しぶりに見るコララインは変わらずハードボイルドだった。
単にハードボイルドなだけでなく、
少女の部分を残しつつ、余った部分でハードボイルドと言う
バランスが良い。

割と活躍しないというか、父親の立ち位置だからと言うか、
パパさんのキャラは好きよ。リアルで。
アパート住人がファンタジーな分、家族は妙にみんなリアルだけど。

東京都写真美術館のチケット半券シンプだけどデザインかっけー。


◆『ほんとにあった呪いのビデオBEST10』シネリーブル池袋1

▲ポスター画像。トートバック一日違いでもらえへんかったあ。

五つ星評価で【★★怖いような怖くないような。。。】
チラシ図案のパンダ・カー怖いけど、これ今回の中に入ってないよね(と言うよりこれ心霊写真とかじゃなくリアルな絵じゃん)。

それぞれうっすら怖いけど、同傾向の何かがビデオに写ってるというケースがいっぱい集まると本当か嘘かは分からないが仕込感が増してしまう。だから、これは一日一本10分くらいの連続ドラマみたいな感じで見た方が怖さを堪能できたと思う。
中村義洋監督ファンの皆さんは、ナレーターが中村監督なので是非見るように。


【銭】
『コララインとボタンの魔女』:当日鑑賞券1000円
『ボックストロール』:コララインと同時購入で300円割り引いて1500円。
『ほんとにあった呪いのビデオBEST10』:テアトル会員割引1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ボックストロール@ぴあ映画生活
コララインとボタンの魔女@ぴあ映画生活
ほんとにあった!呪いのビデオBEST10@ぴあ映画生活
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ボックストロール@映画のブログ
▼関連記事。
コラライン1回目@死屍累々映画日記。第二章

『レオパルドマン 豹男』『呪われた城』シネマヴェーラ渋谷

特集上映「映画史上の名作16」から1プログラム。

◆『レオパルドマン 豹男』
五つ星評価で【★★豹男見たいじゃん。でも豹男ビジュアルなし】
1943年、モノクロ、66分。初見。
見世物の黒豹が逃げ出して人を襲う。
だが、豹の事件の裏で豹に見せかけて人を殺す豹男がいるらしい。

豹男は映画内で存在するのだけど、コスチュームがない。
江戸川乱歩の「蜘蛛男」が残虐さを「蜘蛛」で表わしてるような
通り一遍の異常犯罪者にすぎない。
この異常犯罪者の心理も細密に紐とかれないまま、
事件はなしくずし的に解決してしまう。そらあかんのやない。

事件を解決する素人探偵が黒豹を逃がして騒ぎを起こしてしまった張本人なので、事件を解決してもあまり晴れ晴れとした気分にならない。心が狭いか?

PS シネマヴェーラ渋谷の当日のBGMは「ピンク・パンサー」。 なかなか洒落てる。



◆『呪われた城』
五つ星評価で【★★★オカルト・ミステリー・サスペンス】
1946年、モノクロ、103分。初見。
貴族の親戚から娘の家庭教師にと言われ、出かけるお上り田舎女。
だが、そこにはギスギスとした罠や問題点が。

貴族のホンボンを演じるヴィンセント・プライスの
軟派調のニヤニヤ顔、明らかに表情は好意に溢れてるのに信用できないような顔がちょっと誰かに似てるけど思い浮かばない。最終的にふじき脳内会議の結果としてヒュー・ハドソン、おヒュー様じゃないかと言う事に相成りました。顔がソックリと言うか、立ち位置みたいな感じがちょっと。



【銭】
通常二本立てて興行価格1500円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
レオパルドマン 豹男@ぴあ映画生活
呪われた城@ぴあ映画生活
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