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『鬼平犯科帳 血闘』丸の内ピカデリー2

◆『鬼平犯科帳 血闘』丸の内ピカデリー2

▲北村有起哉の外道な悪役に唸る。

五つ星評価で【★★何が悪で何が善かよう分からん】
中村吉右衛門の鬼平は見てないので新旧比較はできない。
演出サイドの役者を撮る撮り方が気にくわないが、役者自体は好演。池波正太郎百年記念の梅安同様、出自に関係した話になっている。若い時の鬼平が成敗した悪玉に縁があるものが今の鬼平をつけ狙う。だけど、私、過去の鬼平が成敗した悪玉がそんなに悪い奴に見えない。過去の悪玉は「土壇場の勘兵衛(矢柴俊博)」虚ろな目が怖い。両国の悪場所でヤクザが仕分ける客と女郎の差配を勝手に仕切ったという事で、鬼平の女が仕置に合った、その遺恨に鬼平が勘兵衛一家に殴り込みをかけたというのか事件のあらましだ。映画内で詳しい説明がされなかったのだが、これは女が悪いと思う。ヤクザの差配だと干上がってしまうと言う生存権的な理由はあるかもしれないが、ヤクザが差配を取り仕切っているなら越権行為は越権行為だ。干上がらせるには干上がらせる理由があるのではないか。安女郎を飢え死にさせたりすればヤクザの損になるかもしれないが、その線をギリギリまで抑えてより売れている娘にどんどん客を付ける方が単価を上げられて組織は儲かる。その方が場所全体の売り上げ増に寄与する。
気になったのはアップが大きく、間合いが狭い。ようはテレビ演出だ。背景をあまり映せないからアップ多用により隠し、間合いは広い場所を撮影所として取れないからだろう。金がないのは寂しい事だ。間合いが狭いのは集団時代劇で複数が一人を取り囲むような場合、リアルに欠ける。10人くらいで囲んでいるなら一度に何人も切り込みを掛ければいい。そうはならない、待ってるのだ。待つ理由がない。殺陣の場所が広い場合、的になる人物が周りに囲まれていても動き回る事によって、個々の間合いはそれぞれ斬り込める最適な間合いから外される。間合いから外れればおいそれと動けない。間合いが遠く空振りすれば体制を立て直す前に近寄られて斬られる。間合いが近ければ刀で防がれるし、近距離戦では重い刀を器用に振れる技術に長けたものが有利になる。そもそも最適な間合い距離に詰められた時に打ち込み速度が速い者が敵に致命傷を与えるから、野盗などが役人に対峙した時、あんなに近い間合いを取るのは致命的だ。弓矢を出したのはいい知恵だが、これも距離が近すぎる。遠くから殺傷できるのが弓矢の利点なのに。ただ野盗が弓矢を扱うのは熟練度が欠けるかもしれない。武士なら弓矢をひく素養はあるかもしれないが、ヤクザ者は縁日の矢場ぐらいしか矢を打てる場所がない。
柄本明と北村有起哉と矢柴俊博は素晴らしかった。矢柴俊博は虚ろな目が怖い。今までも何人も冷徹に始末してきた目だ。北村有起哉はもう少し鬼平を悪手で苦しめられそうなので、ただ素行や態度の悪い悪役に収まってしまったのは勿体ない。とは言え、その態度や素行の悪さだけでも「近くにいたくない」と思わせるのは北村有起哉の上手さだろう。柄本明は相変わらず老境に入ってから抜群に上手い。ベンガルなどは「ベンガルさんが出て江戸時代なのにベンガルさんみたいに話してて、それをテレビ中継してる」みたいに見えるが、柄本明は見た目は柄本明だが、仕草が江戸時代の人間らしすぎて凄い。鬼平に白州で取り調べされるシーン、これでもかと身体をすぼめて自己の存在を隠蔽する。あの弱い者に憑りついた身の縮め方が今の人間の仕草に思えない。女優陣はみな疲れた顔で映ってる。これは鬼平を効果的に重厚に見せる為のライティングの煽りを喰らっているのだろう。ソフトフォーカスで撮ってやれよ。


【銭】
ピカデリー前回有料入場割引が1400円なのでシニア割引1300円を選択。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
鬼平犯科帳 血闘@映画.com
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『トラペジウム』シネマイクスピアリ11

◆『トラペジウム』シネマイクスピアリ11

▲身体の線エロくね?

五つ星評価で【★★★主人公が油断ならない】
意図的にそういう作りにしてるのだろうけど、主人公に共感できないので気持ちよくならない。
物語の作者の関心が気持ちよく話を見せると言う部分にない。
どちらかと言うと幾つかの化合物を混ぜ合わせた結果の報告書であるかのように淡々と冷静だ。この話をアイドル渦中の人間が書いたなら話題になるだろう。それは「人間って光るんだ」というセリフの裏の真逆のくすぶってる闇がフューチャーされるから。それはアイドルらしからぬ部分。「無垢な美しさ」を打算で補おうとする。そこに善性はない。それでもそこに向かおうとする情熱は打ち消せない。とても純文学的な話だ。物語は主人公の苦悩を描写するが、その苦悩に寄り添ったりはしない。外側から眺めているだけだ。だから「東ちゃんかわいそう」にならない。「東ちゃんかわいそう」にすると娯楽性が強くなるが、そういう構成は冷静な実験結果の否定に繋がるので、展開上差し控えたのかもしれない。このバランスの足を踏み外して四人の中の誰かがナイフや包丁を手に取ったら『パーフェクト・ブルー』みたいに観客を震撼させたかもしれない。でも、リアルから離れる。本当に起こった、起こり続けているような話にする事が大事だったのだろう(近い出来事が本当に起こった事かどうかは知らないが)。そうはしなかった。だから芸能界の片隅で本当に起こってる話っぽい。
東西南北のユニットで主人公の人気が一番低いと言うのも辛らつだ。主人公は他の三人を見出しているから長所が分かっている。自分の長所は他の三人が見出してくれないから分からない。自分がアイドルになる事は必須なのに、四人の中では一番モブである。三人は逆説でアイドルらしくない規格外な部分、実人生が魅力だ。東の実人生はアイドルを成立させるための謀略部分だから表に出せない。東だけ売りがない。そして、東がアイドルである事に固執すればするほど、彼女一人がアイドルに集中して売りもないのに忙しくなっていく。忙しいという字は「心を亡くす」と書く。心のない者にはみな惹かれない。負のスパイラルである。
城のボランティアで爺さん三人が出て来る。この声をウッチャン、高山一実、西野七瀬というよく分からない人選で声が宛てられていて、案の定爺さんの声に聞こえないのだが、実はそこに隠れた魅力があるのなら(だってウッチャン、高山一実、西野七瀬だぜ)、東はこの三人とユニットを組んでアイドルになった方が幸せだったかもしれない。活動期間が短いか。

上にも掲出したポスターが、ちょっと『オッペンハイマー』っぽくて面白い。東の足元に彼女が踏み台にした人間を配置し、禁断の光に手を出そうとしている。その光を自分で掴み取ろうとするが、彼女の手から漏れ、周りに何らかのよい影響を与える。そして、「トラペジウム」のタイトルの下、10年後の東の後ろ姿がもやの中に描かれてる。ちょっと怖い。光に手を出した事でずっと悔根の情を未来永劫抱かねばならなくなったプロメテウスだろうか。

お嬢様の声が『ラグナクリムゾン』のアルティマティヤさんの声の上田麗奈さんだったので儲けた感あって嬉しい。

『トラペジウム』というタイトルの意味は最後まで明かされないし、グーグルで調べて「ふむふむ」とか思ったが、どうにか映画内で知らせる事は出来なかったのだろうか? 意味? ググれ、ググれ。自分の口から言うのは何かやだ。


【銭】
シニア料金で1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
トラペジウム@映画.com

『マイ・スイート・ハニー』新宿ピカデリー8

◆『マイ・スイート・ハニー』新宿ピカデリー8

▲ユ・ヘジンの容赦ない不細工な顔立ちを活かしたラブコメ。

五つ星評価で【★★★予告編が上手かったか】
あれ、面白いけどちょっとダルいかな。という感じで予告編のコンパクトな上手さが際立った。前作『梟』のユ・ヘジンの酷薄さにはビックリしたが、今作みたいな非モテ野郎だったり、端から恋愛とかで語られない男がユ・ヘジンのホームベースだろう。そのホームベースは盤石だけど、これでもかなDT演出はちょっと恥ずかしい。何で薬屋に駆け込むのかとか、蛇狩人のあっけない退場とか、横軸がちょっと多彩すぎて邪魔かもしれない。で、縦軸が非モテ、ユ・ヘジンと手堅いバツイチ、キム・ヒソンのすれ違いラブコメだが、もどかしいと言うより、テンポが悪い。サクサクすすまない。そこはサクサクすすもうよ。これを日本でリメイクするならキム・ヒソンは友近。ユ・ヘジンはさらば青春の光の森田かウェストランドの井口。みんな顔で選びました。しかし、ユ・ヘジンと森田と井口、目が違う。目がパッチリ開くと、愛嬌の有無が違う。目だけ千原せいじの目を合成するか? それだけで戦闘力が100%くらいあがってそうな気がする。


【銭】
ピカデリー前回有料入場割引が1400円なのでシニア割引1300円を選択。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
マイ・スイート・ハニー@映画.com

『リンダはチキンがたべたい!』『おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』『きかんしゃトーマス 大冒険!ルックアウトマウンテンとひみつのトンネル』

同日鑑賞アニメ三本まとめて。

◆『リンダはチキンがたべたい!』新宿ピカデリー4

▲カラフル。JOJO初期のスタンドに色が付いていた頃を思い出したりする。主人公リンダの黄色はイエローテンパランス、節制の黄色。防御する肉壁だ。行動によって周りを侵食するという意味では遠くないかもしれない(いやいやいやいや)。ちなみに赤のチキンはマジシャンズ・レッド、アブドゥル。そう言えば、マジシャンズ・レッドの頭部は鳥頭なんだよね。別のエンディングでは食われるチキンに手を出したマンションの住民がみな焼け死んでるに違いない(別のエンデイングなどない)。

五つ星評価で【★★★うららー】
ツイッターでの最初の感想(↓)

話の転がり具合が予想を越えてきて気持ちいい。安藤サクラ(※声)は三連続未亡人キャスティングらしいが、夫の有無は別に疲れて不満がたまってる声。リンダだけど、うららーとか 困っちゃうとか言わない。

リンダで思い浮かぶのは「山本」と「ロンシュタット」と「リンダ・リンダ・リンダ」くらい。「リンダ・ロンシュタット」が何やった人だったかもう覚えてない。「リンダ・リンダ・リンダ」は「山本リンダ」的には「山本・山本・山本」なのか。それは歌いづらいなあ。そんなに歌いづらいと、リンダ困っちゃう。

物語の中で死ぬのはリンダの父、殺されるのはチキンのみ。死によって空いた穴は別の死によってしか埋められないという事か。そんな事だったら、リンダ困っちゃう。

人の命がぼーっと輝いているのは、マンガ『戦場の魔法使い』みたいとも思える。

自動車があってどこにでも行ける、リンダ困っちゃう。なら、ストをやってなさそうなケンタッキーを探せ。いや、父ちゃんの味付けじゃないとダメと言うならイタコで父ちゃんを呼び出してケンタッキーに潜り込ませろ。イタコはストライキやらないだろ、多分。イタコがストライキやってたら、リンダ困っちゃう。


◆『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』ユナイテッドシネマ豊洲6

▲このカットがドラマチックかどうかは映画見ると意見分かれる気がする。スイセンさんエルフ耳。

五つ星評価で【★★元相棒スイセンの師キンモク先生の怒りにはちょっと心打つものがある】
スイセンかっこいい。
嘘を嘘らしく相手に信じ込ませる為には、何か一つ本当を混ぜると良いらしい。という事で、「おしり探偵」が100%どころか120%
嘘存在なので(街中で顔がお尻の男を見かけたりはしない)、そこに滑り込ませる天才贋作者メーヘレンのようなヴィラン。というより、まんまメーヘレン。そんなメーヘレン・ダッシュの言動が心を打つのは、正義ではないけど、考え方が間違ってるとも断言しかねるからだろう。美術品や工芸品の価値なんて相対的なものでしかない。どんな美術も凌駕する人物が彼自身の作品を売れないジレンマはなんつか超ドラマチックだ。メーヘレンは絵画方面で錬金術を成立させた人物であるが、闇雲な拝金主義ではなく、彼の信じる「美」を持っているのが良い。彼はナチスドイツに多くの贋作を売ったがヒットラー同様、退廃芸術は軽蔑してた。ヒットラーも売れない画家であったから、何かもう一手裏とかありそうでワクワクする。メーヘレンのウィキとか出来れば読んでおくように。


◆『映画 きかんしゃトーマス 大冒険!ルックアウトマウンテンとひみつのトンネル』ユナイテッドシネマ豊洲11

▲容姿が攻撃的な新キャラ、ダーシー。声が非攻撃的なやす子という落差が効果的。スチールみるとでかいけど映画だとでかさを感じない。

五つ星評価で【★仕上がり迷走】
対象年齢の幼児が楽しく見れるなら、対象年齢外の私がどうあれ、映画興行としてはいいのだろう。でも、物語の最初から最後まで、鉱山お化けの幻影におびえ右や左に走る機関車や貨車達の描写しかないのはあまりにも平面的な構成だと思う。そもそも機関車や貨車達には基本的に手足がなく、喋りながら左右に走行する事しかできないのだから、ずっと同じ感情で同じ絵面が続いてしまうのは私には場が持たなかった。2DCGアニメでスッキリした顔立ちになったトーマスだが、その祭に他の機関車や貨車も同年齢化が図られ、みな同じ園児のようなキャラクターになり、「お化けが出て来るなら怖い」という単一の反応しか引き起こせなくなっている。昔のトーマスには大人や老人の機関車もいた筈だし、そうするともう少し別の展開も出来たと思うのだが。
中の一台が自閉症設定だという。メソメソしてるのが一台いるなあとは思ってたが、明確に演出できないなら何から何まで作品の中に現実を取り込まなくてもいいと思う。


【銭】
リンダはチキンがたべたい!:ピカデリーシニア料金1300円。
映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ:ユナイテッドシネマ、メンバーシニア料金1100円。
映画 きかんしゃトーマス 大冒険!ルックアウトマウンテンとひみつのトンネル:ユナイテッドシネマ、メンバーシニア料金1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
リンダはチキンがたべたい!@映画.com
映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ@映画.com
映画 きかんしゃトーマス 大冒険!ルックアウトマウンテンとひみつのトンネル@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
リンダはチキンがたべたい!@ノラネコの呑んで観るシネマ

『巡る、カカオ』『国葬の日』『新根室プロレス物語』『ヤジと民主主義』『◯月◯日、区長になる女。』『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』『OUT』『春の画』『映画の朝ごはん』『ほんとにあった!呪いのビデオ100』

実話系で10本。

◆『巡る、カカオ 神のフルーツに魅せられた日本人』シネスイッチ銀座1

▲与えてるのはカレー(嘘)

五つ星評価で【★★ナレーションが壊滅的】
海外のカカオ栽培に関わる日本人のちょっといい実話2本をまとめた映画。今ではすっかり後進国に出戻りしつつある日本だが、栽培直後のカカオから作られたチョコを食べる現地の子の純な目がド後進国で気持ちいい。いや、言い方が悪かった。日本でチョコ舐めさせたくらいで目をキラキラさせるような純朴な子供を見つけるのは難しいから、それをコロンビアとガーナ両方で見せられると、何かホッコリする。
ナレーターは堀ちえみ。どんな経緯でオファーしたのかは分からないが、彼女は舌癌の患者なので、無茶苦茶ナレーションが聞き取りづらい。そんな人、ただ頑張ってるって理由で起用したらあかんやろ(エール送る為に起用してるとしか思えん)。
入場者プレゼントにチョコもらえるの嬉しい(映画内のチョコではなく、大企業の物だったけど、その会社が映画に資金提供してたりするのかもしれん)。


◆『国葬の日』ポレポレ東中野

▲ポスター。

五つ星評価で【★何も起こらない】
問題になった「国葬の日」。日本各地にカメラを派遣して、おおむね何も起こらなかった事を検証する。何も起こらない事がただ淡々と映される。そらあ、面白くないだろう。一部騒動や騒ぎが起こる部分もあるが、全体の「何も起こらない」に呑み込まれる。撮る意味が皆無だとは思わない。撮った意味はあるだろう。ただ、撮っただけの記録に近いものは観客が見る映画として面白くはない。面白くない物を意図して目指したという悪趣味な主旨もあるのだろうが。


◆『無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語』ポレポレ東中野

▲『私ときどきレッサーパンダ』ぐらい大きいアンドレ・ザ・ジャイアントパンダ。

五つ星評価で【★★思いもよらず退屈】
アマチュア・プロレス団体「新根室プロレス」のガイド・ドキュメンタリー。プロレスは「ハレとケ」で言えば「ハレ(非日常)」であるだろうが、それが特別なものとして自分にはアピールしなかった。一人一人のプロレスへの思いは強いのだろうが、それが「ハレ」として映画観客にまで「夢」っぽく届いていない。何か変な格好でプロレスみたいな事をしているという風にしか映らない。アンドレ・ザ・ジャイアントパンダはでかいだけで見世物として面白い。その後に続くトピックスが身内自慢みたいに聞こえるものしかなかった。無関心な他人をも引き込む濃密なドラマこそがプロレスに求められる物だと思うが、そういう意味では私は映画に選ばれなかった。見終わっても無関心な他人のままだった。


◆『ヤジと民主主義 劇場拡大版』ポレポレ東中野

▲演説を聞きたい人の自由をヤジが妨害するという意見もあるが、それは公権力が取り締まるのではなく、演説を聞きたい人が「うるさいから黙れ」と言えば済む話。そもそもこのスチール写真にあるプラカードを誰からも見せなくする行為を公権力が執行する公的な理由は何一つない(理由があるとすれば自分の給料を左右する者に対しての忖度)。

五つ星評価で【★★★★ヤジを飛ばせる文化がもう今の日本にはない】
今の日本の現状に愕然とする。恐怖する。この恐怖がリアルで、ドキュメンタリーとして面白い。
野次を飛ばすという事は美しい行為ではないだろうが、野次を飛ばしたくらいで逮捕・拘束されてはたまらない。野次なんて国会内ですら飛び交うものなのに。逮捕・拘束は言い過ぎかもしれないが、警察権力によって身体の自由を奪われ自由な歩行を妨げられるのはどう考えても警察が過剰に与党に忖度している風にしか見えない。警察の財布を握っているのは現政権だ。だから、現政権に牙をむくような野次は弾圧する。そうではありません。野次を吐いた人を守る為です。警察側はそう言うが、撮られている映像を見る限り言い訳でしかない。その言い訳を裁判でも通しきる。白いものを言いくるめて一部黒くしてしまったりする。怖い怖い。


◆『映画 ◯月◯日、区長になる女。』ポレポレ東中野

▲ギニュー特戦隊にいそうな感じの区長になる女。

五つ星評価で【★★★区長頑張れではあるが、そもそも現区長達の言い分は分からん】
杉並区の区政が住民寄りではなく、開発によって自然などがなくなっていく事を憂いた有志市民が新しい区長を立てて、区政の改革に進む様子を描いたドキュメンタリー。開発によって不必要に破壊されるものはあるだろうし、その選別が正しく行われているかどうかは定かではない。だが、ドキュメンタリー製作者側がそのまま活動有志なので、記録としてはそれでいいかもしれないが、そもそも誰がどんな目的でその開発を行おうとしたか、デメリット以上のメリットは本当にないのか、という検証がなされていない。それを描くための映画ではないのかもしれないが、それに触れないのはフェアではない。小泉今日子がユニット組んで、エンディングを歌っている。なんかドキュメンタリーに関わりすぎてる気がしてならない。そら、小泉今日子が歌ったりナレーションしてくれたら、みんな嬉しいだろうけど。


◆『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』トーホーシネマズ日比谷13

▲まったり。なんか同じ炬燵に入ってると、何やら始まってしまいそうな風に感じてしまうのはピンク映画脳か(スイカ食ってる事から分かるように季節夏なので、映画内に炬燵のシーンはない/炬燵は妄想)。

五つ星評価で【★★★タイトル通り】
ゆるくて何となくあーそーねと見れるのが最後まで続く。決して不満はない。スナック菓子食べててやめられないみたいな感覚の映画。深川麻衣のうらぶれてる感じが上手い。華はあるけど花弁がだらしないみたいな。ルームシェアする井浦新は元々ギラギラ感が薄い人なので適役。金持ちだけどいろいろあって枯れちゃってみたいな。もう少しお年を召された役者でもいいのかと思うが、性の匂いが全くしないのも役に合わないから、これでいいのだろう。トラック野郎時代の菅原文太と同居して、ガンガン、セックスしてもらいたい気もする。ガンガンセックスするような話なら、実話にはならないか。主人公の友達のアイドル仲間が華があって花弁もキッチリした感じでよかった。


◆『OUT』新宿ピカデリー8

▲左手前、江口のりこに似てる。

五つ星評価で【★★★★品川祐とは相性いい】
「狛江の狂犬」井口達也実録マンガの映画化。俺の知ってる狛江はこんな所じゃないのだけど、保護観察で舞台は千葉の方。実録をうたっているが世界観がリアルよりはどう考えてもマンガ。ビーバップと同じ時代なので、それならリアルか。いやいやいやいや。敵の三兄弟がキャラ立っててよし。味方勢は人数多すぎてちょっとよく分からない。味方勢のトップは醍醐虎汰朗の女顔キャラ。なんか厚化粧っぽくてブスいわ、ゴメン。実話系とかやないやろ、これ


◆『春の画 SHUNGA』シネスイッチ銀座1

▲陰毛を彫る地獄。

五つ星評価で【★★★性器が大事ではない】
映画として初めて春画の性器結合部分などにボカシが入らないという事に興味を惹かれて見に行った。でもまあ、誇張された絵の性器で抜けるほど興奮する事もなく(これで興奮しちゃうような女子がいたら、その女子に興奮する)、ええと、それよりせっかくだからもっと「画」をちゃんと見たい。あまり長くも接写もしてくれない印象。


◆『映画の朝ごはん』シネスイッチ銀座2

▲うまそやないけ。

五つ星評価で【★★★★染みる】
ツイッターでの最初の感想(↓)

映画、ドラマの朝食弁当のポパイとそれを受けとる制作進行にスポットを当てたドキュメンタリー。構成が巧みでドキュメンタリーとしては長尺だが飽きさせない。一生懸命な人は絵になる。

「映画に写らないもののすべ」というコピーが上手い。
ナレーターが小泉今日子。
映画やドラマのロケ隊の集合場所、その位置とちょっと離れたピンク映画の集合場所みたいな話も面白い。


◆『劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100』シネマ・ロサ1

▲いつもの通り本編内容と全く関係ないビジュアル。

五つ星評価で【★★寝落ち】
これこそ実話。いや、全く覚えてない。えっこれ中村義洋監督なの?とは思った。
ポスターの写真だか絵だかが本編内容と全く関係ないのは毎度のこと。実話系とかやないやろ、これも


【銭】
巡る、カカオ 神のフルーツに魅せられた日本人:テアトル会員割引+曜日割引で1200円。
国葬の日:ポレポレ東中野5回券6000円のうち1回目使用。2023年10月31日購入。
無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語:ポレポレ東中野5回券6000円のうち2回目使用。2023年10月31日購入。
ヤジと民主主義 劇場拡大版:ポレポレ東中野5回券6000円のうち3回目使用。2023年10月31日購入。
映画 ◯月◯日、区長になる女。:ポレポレ東中野5回券6000円のうち4回目使用。2023年10月31日購入。
人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした:トーホーシネマズメンバーズデー1300円。
OUT:ピカデリー前回有料入場割引1400円。
春の画 SHUNGA:テアトル会員割引で1400円。
映画の朝ごはん:テアトル会員割引で1400円。
劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100:シネマロサ映画ファンサービスデーで1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
巡る、カカオ 神のフルーツに魅せられた日本人@映画.com
国葬の日@映画.com
無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語@映画.com
ヤジと民主主義 劇場拡大版@映画.com
映画 ◯月◯日、区長になる女。@映画.com
人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした@映画.com
OUT@映画.com
春の画 SHUNGA@映画.com
映画の朝ごはん@映画.com
劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100@映画.com

『ラブリセット 30日後、離婚します』新宿ピカデリー7

◆『ラブリセット 30日後、離婚します』新宿ピカデリー7

▲ジャニーズとサンドウイッチマン富澤を足して2で割ったような彼と、菜々緒と吉高由里子を2で割ったような彼女。

五つ星評価で【★★★割れ鍋に綴蓋の話だが、割れ具合が半端ない】
物語の最初(結婚)と最後(離婚協議)が導入部で紹介され、かってラブラブだった二人は30日間の離婚協議保留期間を残すのみになる、その瞬間事故にあって二人とも記憶を喪失してしまう。記憶を取り戻す為には同居生活を続けた方が良いとの診察で、一緒に暮らしているうちに過去の諍いを忘れ次第にラブラブにというプロットが見事。あと、男も女も韓国人感情的で痴話喧嘩やらせたらおもろいわ。どっちがあかん言うたらどっちもあかん。おまいら妥協せいよ。
嫁の母の黒幕っぷりも浮世離れしてて怖いが、婿の母の下品な感じのキーキー声、心底気疲れする。嫁さんに同情する。
後半ネタがメタになるのは(「お前セリフあったのか」とか)、もうメタにしないと乗り切れないという弱音みたいにも見えた。
まあ、わざとやってるのかラストあまり盛り上がらんのが、、、、、、盛り上げといて落としてもいいだろうし。


【銭】
ピカデリー年一の誕生日割引で1000円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ラブリセット 30日後、離婚します@映画.com

『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』イオンシネマシアタス調布4

◆『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』イオンシネマシアタス調布4

▲かどで(左)とおんたん(右)。レズだとかどでがタチだったらいいなと思う。ムチャクチャ座学で勉強してからペロペロ舐めそう。性癖的にはおんたんになってかどでに気が狂うほど舐められたい。

五つ星評価で【★★★★現状、前編内で論理的に破綻があるのだが、それがどう考えても意図的であろうから後編が楽しみ】
かどでの幾多りらも、おんたんのあのも、プロの声優じゃないのにむっちゃ心を打つ。心を打つのは物語なのだけど、それを二人の声が壊していない。幾多りらって、YOASOBIのボーカルの子で、声優は『竜とそばかすの姫』の主人公をプロデュースする眼鏡に続いての二作目なのね。あれも彼女だけはプロ声優と信じて疑わせない上手さがあった。あのちゃんは上手い下手と言うより役ががっちりシンクロして彼女以外考えられない。素晴らしいキャスティングだ。
物語は前編内で過去パートと現在パートが一つの大きな問題により上手くつながっていない。その問題を後編がどう繋ぎとめてくれるのかが楽しみだ(まさかそのまま放置はすまい)。
タイトルは「死せし門出たちを更に殺す(死せしを殺すから活かす)デデデデ(どもりながら)デストラクション(崩壊・絶滅・掃討)」だろうか。これも明確になる事を後編に望む。
幾多りら、眼鏡っ子しか演じた経験がないと言うのも経歴的にちょっと面白いかもしれん。


【銭】
イオンシネマは55歳からシニア扱いで1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章@映画.com

『劇場版ブルーロック EPISODE 凪』イオンシネマシアタス調布7

◆『劇場版ブルーロック EPISODE 凪』イオンシネマシアタス調布7

▲なぎ(左)とれお(右)。BLだとなぎが攻めだと思う。

五つ星評価で【★★★挫折がない所にドラマは生まれづらい】
潔世一が主役の『ブルーロック』のスピンオフ。主人公は天才、凪誠士郎。理由もなく天才な奴がいて、理不尽に下々を打ち負かす話がそこそこ続く。潔世一に対しての裏ルートで、物語における別のエクセレントな解答が与えられたみたいで、合わせ技で面白い。でも、面白くなるのはスピンオフ主人公凪誠士郎を脅かす存在である潔世一のZチームが現れてからだ。このZチームが常に追い詰められていて、余裕がない。全員が薬でも決めているかのように喜怒哀楽が極端だ。でも、マンガってそういう奴の方が映える。弱い奴がガタガタ震えながら自分の殻を血を流しながら食い破って進化するみたいなのが『ブルーロック』の面白さだ。なので、潔世一が登場する事で、凪誠士郎は視点を提供するだけの人になり、主役を脱落してしまう。でもそれでいい。潔世一の成長をまんま細かく繰り返す訳にはいかないので、その辺、バサバサ切って雑になってるのは仕方ない事だろう。凪誠士郎が負けて、バディーの御影玲王と別の道を選択する事がドラマの上でのクライマックスだが、その後が駆け足すぎるのが笑う。省略しなくちゃいけない病にでもかかっているのか。テレビ版のラストまで時世を合わせたかったのだろうけど、無理に合わす必要もないだろう。

▲史上最高の噛ませ犬軍団。サッカー歴0年の凪と御影に惨敗。真ん中の良く吠える負け犬はブルーロックにもやって来て案の定追い出されて安定の噛ませ犬感を叩き出す。周りのガタイのでかいのの人相がみな悪い。多分、奥さん持ったらみな妻子にDVかませて養育費とか払わない手合いだろう。そして、DODODOでDADADA。ポリスかよ。っつかみな顔似てるから五つ子じゃない?


【銭】
イオンシネマは55歳からシニア扱いで1100円。と言いながら普通に60歳を超過した。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
劇場版ブルーロック EPISODE 凪@映画.com
▼関連記事。
ブルーロック 超速上映版 “青い監獄” 入寮編@死屍累々映画日記・第二章

『陰陽師0』ユナイテッドシネマ豊洲3

◆『陰陽師0』ユナイテッドシネマ豊洲3

▲エコエコアザラクっぽい。

五つ星評価で【★★★要所要所楽しい。】
「次は夫婦の力を見せつけるあれだな」
「陰陽師-1.0」

大河ドラマとほぼ同じ時代背景。大河ドラマでは安倍晴明ユースケ・サンタマリアでひねくれ中年っぽくてヨキヨキ。同一人物には見えん。で、この安倍晴明、23年前は野村萬斎が演じている。本作で染谷将太が演じた源博雅役は伊藤英明。ちょっとギャップが凄い。子供と大人的な年齢と体幹の差はあるが、染谷将太がベンチプレスとかでどう鍛えても伊藤英明にはなりそうもない。顔が染谷将太で身体が伊藤英明のキメラって何気に怖すぎだ。山崎賢人が野村萬斎やユースケ・サンタマリアになるのも「呪」がかからないとまずなさそうではある。野村萬斎版の映画は二作あって、一作目に藤原兼家(石井愃一)、二作目に藤原兼通(斉藤歩)という登場人物が出て来る。兼家は今の大河ドラマで段田安則が演じている役で、兼通はその兄。兼家が権力を得たのが兼通が死んだ後なので、順番的には『陰陽師0』→野村萬斎版二作→大河ドラマ、という形になる。時代の大きなうねりの中で、山崎賢人は野村萬斎になり、やがてはユースケ・サンタマリアになる。多分、映画内の安倍晴明なら言うであろう。「信じていれば為す」。なんかグレンラガンの「お前の信じる俺を信じろ」みたいで微笑んでしまった。とはいえ「呪」に掛かるのは「バカ」という安倍晴明の言葉を信じるなら、映画館に来て銀幕と言う名の白い布をぼーっと見てるのはおそろしいバカだらけじゃなかろうか。
山崎賢人、あの動きにくそうな服で機敏にアクションこなすのは素晴らしい。
染谷将太、奈緒とあいまって、小型犬同士のお見合いみたいで微笑ましい。雅であるが剣を振るう豪胆なイメージは全くないのが伊藤英明との違いだ。
帝の板垣李光人、エロいけど性格がよさそう。もちろん違う帝なのだが、本郷奏多だったら絶対、こんなにいい話として決着が着かない。
安藤政信の貧乏で幸が薄そうで、そこそこ有能だけど、それでも貧乏でって、設定が泣ける。泣ける演技である。

呪いで「踊る」って意表突く。
「Shall We Dance?」
「呪いかよ!」

いちいち細かいところは面白いし、呪文を唱えて魔術がシュパっと出るのも気持ちいいが、見終わって強い多幸感に包まれたりはしない。と言うのは、主人公の安倍晴明にとっては火の粉を振り払っただけで、全体あまり強いプラスにはなってないからだろう。親の仇は偶然打てたが、それが大きな安らぎに繋がっているようには見えない。強いて言えば、染谷将太との関係性を築けたという所が大きなところだろう。


【銭】
ユナイテッド会員でシニアだといつでも1100円。
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陰陽師0@映画.com

『ソウルフル・ワールド』シネマイクスピアリ15

◆『ソウルフル・ワールド』シネマイクスピアリ15

▲この線みたいなキャラが実に形而上で愉快。

五つ星評価で【★★★ビックリするような感動はなかったけどまあよし】
『インサイド・ヘッド』の監督の作品、らしい。非常勤教師から常勤教師を勧められている中年が主人公というのはずいぶん渋い選択である。この主人公が魅力的かと言うと微妙なところ、そこそこ人生経験を積んできたからこそ彼の中に絶対譲れない部分があるのだが、それが彼自身が思っている以上に一人よがりなのだ。そして、彼のバディーになるのは永遠と思える時間をずっと「生まれる」事を拒否してきた問題児。彼女には莫大な知識があるが経験がない。その彼女が彼と旅する事で経験を得る。旅をしながら補完しあい、自分の欠けている部分を見出していく二人。でも、そこで大団円にはならない。ええやんけ、そこでシャンシャン手打ちでも。誰もそんな普通のエンタメを責めはしないよ。が、ドクター監督どんどん正しい方向に脱線していく。なので、主人公が音楽トランスで天界へ再入国したあたりから俄然、心が離れてしまった。そういう展開にしないと決着は着かないのかもしれないが、決着が着かないのも又、人生だから、全て丸く収まるのは話の為の話である事の強調になってしまう。リアル志向の話なのにリアルが綻んでしまう。そこに到達する事が目標であった主人公が、到達して自分が自分の考えた以上に幸福に熱中できていない事に気が付くなんて描写は今までのアニメになかったと思う。凄いところありーの、ちょっとやらかしたところありーのって評価。
落書きみたいな天界は愉快。
ジャズはもちろんいい音を選んでいるのだろうが、主人公の音楽教師がピアノを弾くと言葉では反感を示していた生徒がうっとりしてしまう描写とかがよい。こういう煽りが気持ちいい。
ディズニーの城に被さる今までに聞いたどんな「星に願いを」よりひどい「星に願いを」が凄くいい先制パンチ(先生だけに)。


【銭】
番組特別価格で1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ソウルフル・ワールド@映画.com

『オーメン ザ・ファースト』トーホーシネマズ日本橋9

◆『オーメン ザ・ファースト』トーホーシネマズ日本橋9

▲辿り着いた先は青梅(嘘)。

五つ星評価で【★★★オリジナルより怖いかもしれないが、テンポは悪い】
オリジナルは超自然的な悪魔と言う存在が合理的なアメリカという国を侵食していく物語で、意図が存在するかしないか分からないくらいのそよぐ力が人を死に追いやる。何かの禍々しき事象が起こり、結果は出ているのに、それを命じたであろう悪魔の姿は映らない。極めて大人的だ。何でもかんでも見せればいいという物ではない。だから、オリジナルは雰囲気が怖い。これは多くの心霊ドラマがそうであるように、「ゆらぎ」が小さい分、その意図が形として見えないので、自分にも起こりそうに思えるからだ。だから、オリジナルの二本目で悪魔の息子ダミアンが自分の意思で人を殺害できるとなった時、逆に怖さが減じてしまった。難しい匙加減をまんまと間違えてしまった。今回は、そういう超自然的な現象がゼロではないが、禍々しき事象が起こる根源には、悪魔とは無関係の別の意思がある。その意思はとても愚かで、何故、そこに踏み切ってしまったかが自分には理解できないが、道を踏み外すのが人間であるなら、「ありそう」としか言いようがない。この愚かな意思に対する断固とした遂行や、そこで起こるありえべからざる人権蹂躙が怖い。本作は悪魔がいようが、いまいが、実は大きな問題ではないと言う皮肉な結果になっている。悪魔より人間の方がより悪魔と言うのは原作『デビルマン』を思い起こさせる。
しかし反キリストは男でなくてはいけないと言うのは、男尊女卑なシステムだ。

オリジナルを踏襲しながらも低音を響かせるような重厚な音にしたテーマ曲に聞き惚れてしまった。


【銭】
トーホーシネマズデーで1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
オーメン ザ・ファースト@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
オーメン ザ・ファースト@ノラネコの呑んで観るシネマ

『映画 マイホームヒーロー』丸の内ピカデリー1

◆『映画 マイホームヒーロー』丸の内ピカデリー1

▲ポスター。

五つ星評価で【★★★TVドラマの無理のない続編】
原作未読、ドラマ未視聴。
基礎知識なく、これから見て大丈夫と言う話を聞いて見に行った。が、サラリーマンが見れる時間に掛かってなくて難儀した。二週目くらいまでは平日19時台の回とか掛けてほしい。すぐ一日一回になってレイト枠。レイト枠次の日が4時とか5時起きだと流石に気楽に使えない。

キャスティングの勝利だと思う。
佐々木蔵之介と木村多江に流れる不器用で人の好い高東北人濃度みたいなのが、そらボタンの掛け違いで人を殺してしまったら、家庭を守るために必死に取り繕うとするだろうと言うリアルを成立させている。佐々木蔵之介なんか上手いから無敵の殺人鬼とかでもできるだろうけど、こういうガタイは大きいけど、誠実に誤って済むならいくらでも頭を下げるという役にこれでもかとピッタリ。
齋藤飛鳥もいい感じに子供。こんな子供なら守るよ。
板倉俊之いい感じにチョイ役。
立川談春なんて普通に役者にしか見えない。
音尾琢真と津田健次郎の悪役コンビは癖が強くて、こういうのに絡まれたらイヤだよねという感じが実感できて、これも良い。
スピーディーな展開でコロコロ目を飽きさせないが、アクションの凄さよりは、キャラクター同士のぶつけ合いの妙が面白い。そして、やっぱり佐々木蔵之介にシンクロしちゃうので、なかなか楽しめました。


【銭】
ピカデリー前回有料入場割引1400円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
映画 マイホームヒーロー@映画.com

『あの夏のルカ』シネマイクスピアリ7

◆『あの夏のルカ』シネマイクスピアリ7

▲ルカ。

五つ星評価で【★★★ピクサーがパヤオみたいやん】
男の子二人と女の子の友情物語。女の子がビッチで男二人に身体を許すけどキスだけは許さないって、それは加賀まりこの『月曜日のユカ』で、「の」と「カ」しか合ってないじゃん。半魚人が人間の町中で生活する事で、多様性の重要さを知るみたいなテーマがあるのだろう。アニメ映画的には半魚人だが、映画テーマ的にはユダヤ人であってもいい。自転車競技の最中、もしくは競技セックスの最中、丸出しになったルカの男性器を見て、ユダヤ人がばれてしまうと言う話に改変だ。多様性万歳で物語は閉じるが一人だけその多様性から弾かれる人物がいる。ヴィランのエルコレ。多様性を認めない人間が多様性から疎外されるのはギリありか。
女の子ジュリアの父ちゃんが片腕欠損で、これも多様性の一つの結果提示であるのだろうけど、物語的には片腕である必然性はなく、けっこう邪魔な設定に感じた。

ジュリアの全く性を感じさせない感じが好き。

トライアスロンの結果と物語の山場を重ね合わせたのも、その話まだ残ってたんだみたいな違和感を感じた。

メタモルフォーゼのアニメートは素晴らしい。


【銭】
番組特別価格で1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
あの夏のルカ@映画.com

『恋わずらいのエリー』トーホーシネマズ上野8

◆『恋わずらいのエリー』トーホーシネマズ上野8

▲チョメチョメしちゃう二人。

五つ星評価で【★★原菜乃華の剛腕演技でも救えなかった映画】
「恋するズワイガニのエリー」を見に行くとボケて見に行った。あー、原菜乃華のズワイガニコス見たかった。ともかく原菜乃華が素晴らしく、どのレビュー見ても彼女を貶すレビューは皆無で、それはさもありなん、異論はないのだけど、キャラクターとしての共感度は低い。エリーが妄想に浸るのはキャラクターショーとしての見せ場で、あのテンションでオミくんのバナナを出迎えたり、大人の階段を上ったりが死ぬほど見たい。ただ、妄想自身は観客は面白いけど恋愛に有効には思えない。すると、それ以外のエリーの行動にほだされてオミ君(宮世琉弥)はエリーに惹かれていく事になる筈だが、ここがきちんと描かれていないので、神の呪いのようにただただ好き好きになっていく。それはいかんだろ。そもそも他人なんてどうでもいいと言ってる彼が表面上、女子の王子の場に甘んじている理由も良く分からん。そんなの他人に関心がないなら面倒だろう。オミくん目と唇が横に避けているような特殊な容貌だが、イケメンで問題ないだろう。町中で知らない女子が足を止めてキャーキャー言う演出があったりもするが、そこまでとは思わん。テニスする時にバンダナを巻くが顔のイメージがかなり変わるので、あれは巻かない方が良い。「宮世琉弥」って漢字ヅカっぽくて変換がしんどい。
初めての友達、白宮みずほとその追っかけ彼氏綱啓永は変人で善人でよかった。
エリーが演出上「ネアカの変態」なら、その対極にいる「ネクラの変態」である西村卓也(カナメくん)のキラキラオミくんに対する抜群の地味さも自分がそっち寄りだから響いた。持ち上げておいて胴上げもせずに地べたに落とされるみたいな役。痛たたたた。
小手伸也が特別出演でエンドロールで出ていて、教師か何かだろう見逃がしたなあと思って、映画.comで役を見たら「ミヒャエル様」。絵の役かあ。

▲ミヒャエル様(笑) これは気付かんだろう。そして新しい。

主題歌のNiziUが特別出演で一人2秒くらいずつ出てる。あれはソックリさんでも気づかれまい。つうか、あれだったらミヒャエル様の絵の中に一緒に描かれる扱いでもいいんじゃないか。
高校の文化祭で花火上げるのは火器管理的な意味で反対です。


【銭】
トーホーシネマズのメンバーズデーで1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
恋わずらいのエリー@映画.com

松屋「たっぷり明太タルタルチキン定食」

松屋「たっぷり明太タルタルチキン定食」

明太タルタルチキン

明太でタルタルなんて、デブ大好きな味やないけと思ったら辛い。
何だ。味玉みたいなのが入ってて、それを混ぜてタルタルにするのか。知らんで最後まで取っておいて損した(デブは御褒美のように最後まで玉子を残す)。という事が分かったので、日を改めて、味玉を初期から潰して、温玉もプラス。味玉スプーンで断裁しづらくて粉々にならねえ。そして味玉と温玉を合わせてもまだ辛い。若くない奴には合わない辛さだね。つまり年だよ、俺。そして、チキン。いつもの通り臆病者もとい安価な材料の代表選手であるのだろうけど、主張が強くて(味が染みない)、タルタルとそんなに合わないかもしれない。
デブが好きそうなのに罠っぽい定食だった。

『ゴジラ−1.0』トーホーシネマズ日比谷5

◆『ゴジラ−1.0』トーホーシネマズ日比谷5

▲チキショーおまいらお似合いだ!

五つ星評価で【★★★★★ボロボロ泣く】
二回目。
もう頭からケツまで泣いて見てた。
相変わらずポンと入ってくる橋爪功のビジュアルの破壊力よ。同様に嶋田久作も出てると聞いたがこちらは見つけられず。
安藤サクラ登場シーン。あそこまで怒らなくても良かろう。女の子可愛い。もちろん浜辺美波も可愛い。あの首筋にスーっと上ってくる不吉な刺青みたいなのも確認した。何、それ、全裸に剥いてしっかり確認したい。
海のゴジラ、陸のゴジラ、両方どのカメラでどう切り取るかが完璧。ゴジラ実際にでかい筈だが、地べたを蠢く人間だったり、ビルの上から見るゴジラだったり、人と対比させながら、人の見た眼でムチャクチャ大きく撮れている。監督とVFXが兼任してる強み。浜辺の電車をゴジラが襲うシーンなど、浜辺の演技からゴジラにピントを合わせて浜辺に戻るとかをカットを割らずに撮ってるけど、あまりにスムーズなので凄く見えない。あの、でかいのが動くと、単に踏み潰されるとかより、ビルなどが津波の様に壊れるとかが分かり味ありすぎる。
そして伊福部メロディーが野蛮で素敵。


【銭】
トーホーシネマズのメンバーポイント6ポイントを使って無料、でかい画面とドルビー・アトモスが付加ついて200円だけ徴収された。よかよか。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ゴジラ−1.0@映画.com
▼関連記事。
ゴジラ−1.0(一回目)@死屍累々映画日記・第二章

『悪魔がはらわたでいけにえで私』ヒューントラストシネマ渋谷3

◆『悪魔がはらわたでいけにえで私』ヒューントラストシネマ渋谷3

▲あははははははははーみたいな感じ。

五つ星評価で【★★★まあまあまあまあ】
ツイッターでの最初の感想(↓)

話は分からないが気持ちは伝わった。

60分しかないのに話が分からないのでは評価が低くてもしょうがないだろう。でもまあ、こんなタイトルの映画にそんなん期待するのが、いけないとも思う。ただ「筋」は、娯楽映画が普通に面白くなる最優先要素だから、論理的にダメだしするなら、そこを攻めれば良いのは至極、理屈に合ってる。逆に「筋」が破綻していようが何だろうが、そこはあえて忘れてでも「気持ち」を優先させた。と言うか、まあ、普通に「筋」を整理するのは娯楽映画のモラルみたいなもんだから、そこちゃんとしろよも分かるので両者、睨み合いながらそのまま地面に沈んで死んでもらいたい。

「ゾンビ」というとても格調高い存在を使っているので、気づかないかもしれないが、実はこれは『2001年宇宙の旅』でモノリスが猿に進化の啓示を与えた際、その中の一匹に天才がいて道具を用いて他の猿を殺すという進化を選び、その強者生存のルールの中で、更に強者足りうる自分が生み出した人工知能と未来の覇権を争うという物語の否定に見えなくもない。別の猿の中に天才がいて、群れ同士が争うのではなく、道具を使って自慰をする事で、殺し合いを避ける。流石に「自慰」は映像的にアカデミックに撮れないので「演奏」に変化させた。分かってる。分かってる。脱線だ。多分、悪いのは俺だ。でも、死なない美少女が未来永劫、自慰を続け、他の者の快楽を引き出そうとしたりするならそれはそれでとても美しい物語ではないだろうか。「ゾンビ」だからそうは見えないが。

このタイトルにぶつかった時、とりあえず内容はどうあれ許そうと思った。本当に「内容はどうあれ」だったのにはちょっとビックリしたが。まあそんな。


【銭】
テアトル会員割引料金1400円。つーか、短いから安くしてほしかった。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
悪魔がはらわたでいけにえで私@映画.com

『アクアマン 失われた王国』イオンシネマシアタス調布8

◆『アクアマン 失われた王国』イオンシネマシアタス調布8

▲ぴっちりスーツでも乳首は厳禁。

五つ星評価で【★★★面白いけど俺モモアは何となく苦手なの】
ツイッターでの最初の感想(↓)

いい年したマッチョ親父が延々と素手で殴りあってるだけなのに面白いという謎の映画。蛸が超有能なのに前半しか出ない。マンバの意地の通し方は男をあげた。

『アクアマン』の一作目は疲労がひどくて、海の中の映画なのに舟を漕いでしまったから、今回の方が最後まで起きて入れただけで満足度が高い。
しかし、本当にオヤジが殴り合ってるだけで面白いのだから凄いよなあ。まあ、工事現場とかでユンボのバケモノみたいのと殴り合うなんてのは日本では脚本で落とされるだろうから、殴り合いをどんどんエスカレートさせていっただけで偉い。あと、仲の悪い弟をバディとして選んで口喧嘩させながら暴力の見せ方を二分するのが良かったのだろう。
蛸は勿論良し。ラストシーンでアクアマンに絡まりながら海中に姿を消して欲しかった。

これでDC映画終わりなのだけど、特に他のヒーローとの共演も、この映画内ではなし。
作るだけ作って、さっさと撤退したかのよう。まあでも又、どこかいつか時代は繰り返すだろう。スーパーマンやバットマンは必ず新作が出来るだろうが、アクアマン、フラッシュあたりはリメイク微妙だなあ。アクアマンは筋肉系のいい役者(もしくはスポーツ選手)がその際に見つかるかだな。やってみるか、大谷翔平のアクアマンとか。


【銭】
イオンシネマは55歳からシニア扱いで1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
アクアマン 失われた王国@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
アクアマン 失われた王国@徒然なるままに
アクアマン 失われた王国@SGA屋物語紹介所
▼関連記事。
アクアマン(一作目)@死屍累々映画日記・第二章

『私ときどきレッサーパンダ』トーホーシネマズ日本橋3

◆『私ときどきレッサーパンダ』トーホーシネマズ日本橋3

▲右から二人目が主人公。親が押し付けてそうないい子ちゃんファッション。悪い意味でファニーフェイスで慣れづらかった。一番左は四人目っぽい子。荒れ狂ってる時の森三中の黒沢さんみたい。常にそんな感じなの疲れる。いや、ジャンプのロボ子か。

五つ星評価で【★★★★こりゃあ面白い】
ツイッターでの最初の感想(↓)

下馬評通りムチャおもしれー。親子や家族や友情の映画だけど途中から怪獣映画フォーマットになるのが胸熱。父ちゃんが大人しいのに有能。しかし学校にナプキン持ってくる母親こえー。

上のスチール写真通り、仲間とワチャワチャやりたいお年頃であり、小学校高学年くらいだろうから、好印象悪印象くらいはあっても、男女交際はまだ始まる前だろう。関心がなくはないが、男女交際よりも友情に重いシフトがある時期。だから、何となく「恋愛に転ぶ事」その物がタブーだし、自分の性別性差なども有耶無耶にしておきたいだろう。そこにナプキン持って「忘れものよお」とやって来る母、こりゃあ「地獄」と言うしかない。主人公の母が殊更、禁欲的で娘を守ろうと「手を出すんじゃない」と娘が何となく好感持ってる男子に詰め寄るのも「地獄」。誰か「お嬢さんはそんなにモテないだろうから大丈夫です」と言ってあげないといけない。女の子四人がギリギリの状態で均衡を守るけれど、これは一歩間違えると主人公は一人孤立して『キャリー』みたいに生理用品投げられる虐められっ子になるだろう。

後半、巨大レッサーパンダがコンサートドームの屋根を壊して覗き込む場面、「うわあ『ガメラ 大怪獣空中決戦』やん」と興奮した。

『キャリー』とも言ったけど、親の干渉を受けずに子供が集まって、大惨事起こしかねないと言えば『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』的かも。レッサーパンダが全て奪いつくしてしまうような邪悪な存在じゃなくてよかった(いやディズニーでそんな方向に話は向けんだろ)。


【銭】
三作品合同前売券を1300円で買っていたのだが、当日行ったら一般入場料金いつでも1300円だった。しかし、遅い時間にかけてくれる劇場が少ないのは難儀。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
私ときどきレッサーパンダ@映画.com

『ゴーストバスターズ フローズン・サマー』プリンス品川シアター1

◆『ゴーストバスターズ フローズン・サマー』プリンス品川シアター1

▲「本当の図書館に行こう」ってこの映画の中でとっても良いシーン。眼鏡っ子もそうだけど、頭のいい人が報われなかったりする事がこの世界では多いので、上手い事自己実現してる人は見ていて嬉しい。

五つ星評価で【★★★★眼鏡っ子もそうだが、一生懸命やってる人に優しい】
この前作にあたる『ゴーストバスターズ アフターライフ』は実はあまり好きではない。母ちゃんと子供二人、父ちゃんになる男の関係がギスギスして、あまり優しさを感じなかったからだ。今作は冒頭から好き。家族になった子供二人と母ちゃんと義理の父ちゃんが衝突しながらも一台の車で協力し合いながらゴーストを追い詰める。みんなとってもいい奴等なのがぷんぷん漂ってくる。車が走る時の騒音も猫を燃料に使ってるような変な音で好き。そして、眼鏡っ子が信じがたいくらい可愛い。能力はあるのに、年齢バイアスで社会からスポイルされる事に悩む。俺に権力があったらこの子を囲って好き放題するのに(いや、するなよ)。ゴーストバスターズに007のQみたいな部署があるのも楽しい。
今回の悪役は失われた文明によって封印された魔王。このデザインが割と話し合いとか一切出来そうにない感じで素晴らしい。そう言えばその魔王がニューヨークで百年かそこら前封印を解かれた時(音版があるのだから封印は解かれたのだろう)、再封印したのは誰なのか。前のファイアマスターか。煙草屋のファイアマスターさん簡単に片付けられすぎ。逆に、あの伏線で通常は何の役にも立たないフリーターの兄貴に意外な才能があるのが分かって涙がちょちょぎれる。ゴーストバスターズの面々って社会不適合者だらけだけど、みんな気のいい面々と言うのがファンタジーでとてもいい。
ダン・エイクロイドもビル・マーレーもいい顔になった。
吹き替え版で見て、新しい学校のリーダーズのゴーストバスターズがエンドロールとPVで二度流れして、それはちょっとくどい。


【銭】
東映株主券3000円(202402~202407)をチケット屋で買って6回分のうち2回(1&2枚目)。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ゴーストバスターズ フローズン・サマー@映画.com

『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』トーホーシネマズ日比谷7

◆『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』トーホーシネマズ日比谷7
五つ星評価で【★★★★ムチャクチャ泣けるの変わらず】
2回目。
朝8時45分の「PLAY!」を見に行ったら常磐線故障のあおりを食って千代田線が遅延。遅刻したので急遽鬼滅の二回目鑑賞に切り替えた。おそらくこれでもう「PLAY!」を見る機会は訪れないだろう。南無阿弥陀仏。
で、まあ、鬼滅は良かった。
炭治郎、禰豆子を始めとするキャラクターの絵が全く揺らがず美麗なままなのも凄いが、背景とかも地味に力が入っている。半天狗の草原とかの美しい事(デジタルモアレは仕方ない)。復興する里村なんて物凄い背景画だ、あんなん一朝一夕に描けないだろうから、みんな悲鳴を上げたに違いない。
しかし、炭治郎ずっと叫んでて大変だ。病室めっちゃうるさい。善逸は単にいつもうるさい。あれ、最終的に禰豆子と結ばれるのは何かそれいいんか。ただ、善逸が誰と結ばれても結ばれた相手が大変な事に変わりはない。いやあ、一人身で死ねよ。
移動担当の隠れの女の人は巨乳。どうしたゲス眼鏡。巨乳用の隊員服を支給しろよ。
ゲス眼鏡のオマケ映像が付いてて驚いた。


【銭】
トーホーシネマズ会員サービスデー(火曜)で1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ@映画.com
▼関連記事。
「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(一回目)@死屍累々映画日記・第二章

『キック・ミー 怒りのカンザス』ヒューントラストシネマ渋谷2

◆『キック・ミー 怒りのカンザス』ヒューントラストシネマ渋谷2

▲ゲロ吐きそうなくらい華がない主役。

五つ星評価で【★星一つで問題ない潔さ】
「オフビートな笑い」と言ってしまえば済むような「陰湿な笑い」、いやいや、それって本当に笑いかよ。つまり、体調がいい時には「ふむふむ」と静観できるのだけど、体調が悪い時には「てめー、くだらねーもん作ってんじゃねーぜ」にしかならない。考察しないと面白くないというのはもう年寄りだから単純に面倒くさくてしょうがない。「気鋭」なんだろうけど、「気鋭」と言えば全て許されるってもんでもない。

ちょっとビックリするくらい、華がなくて魅力もない主人公が自分の意思と関係なく、半裸で悪い方、悪い方へと引きずり回される映画。特に大逆転もなく、何か最後まで引きずり回される。展開がチャキチャキ変わるから「ぼーっ」と見てられるんだけど、「快楽」がドピュドピュ沸き出て来たりはしない。

強烈なのは糞尿でドラッグを作る糞爺。そういうドラッグが本当にあると聞いて驚く。だが、別にそれは映画とは関係がない。
カンザスに文化的なカンザスと魔境カンザスがあるとは知らなかった。表日本と裏日本みたいな。

この主人公の風貌が「禿」は違うのだが、ロッチの中岡に似てる。絶妙の生理的なキモさ。というか、主役がロッチの中岡ならもうちょっと楽しめたかもしれない。ロッチの中岡だったら日本人に分かる愛嬌がある。逆に主役のサンティアゴ・バスケス氏にはカンザス出身者になら分かる特有の愛嬌があるのかもしれない。パリパリ分からん。ロッチのコカドに似てる人が出ていなかったのが残念だ。別に出てなくてはいけない理由は一つもないが。


【銭】
未体験ゾーンの映画たち2024、リピーター割引1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
キック・ミー 怒りのカンザス@映画.com

職場変更

かなり今更であるが、
2023年11月20日(月)から職場が変わった。
会社やめて再就職したとかではなく、工場が移転したのだ。
おおよそ、週の半分を娯楽新聞の販売店管理として本社ビルで過ごし、残り半分を工場で新聞の出発から売店の到着管理をするような仕事に従事しているのだが、折からの不況と新聞購読者減少によって幾つかある工場をたたんで別の工場に機能を吸収する事になった。
なので、江東区木場にある工場から千葉県浦安にある工場へと配置転換になった。
自宅が神奈川県寄りの東京なので東京横断になって遠い。
東西線木場に8:00着始業8:30だったのが、京葉線舞浜に7:00着始業8:00みたいになった。
朝は6:50の電車に乗っていたのが5:50の電車に変わった。朝最初の目覚ましジャンケンですら出来ん。
5時代の起床が4時代だ。眠い。かと言って遠くなっただけで勤務時間は変わらないので通勤時間が長くなった分、自分の自由時間が減ってしまった。時間が減るとどうしてもブログに皺寄せがくる。申し訳ない(読んでる人がいる前提)。
前の工場はマンガが潤沢だったが、今度の工場は皆無。
さよなら、ジャンプ、マガジン、ヤングジャンプ、ビッグコミックオリジナル。
小田急線から千代田線の大手町まで行って東西線で木場へという出勤経路だったが、本社がある大手町までは一緒。そこから京葉線の舞浜まで。
①大手町千代田線ホームから東西線、JRの地下通路を歩いていくと「大手町」=「東京」が同一駅にカウントされているのに20分以上かかる。これは一週間くらい耐えるように使っていたが、しんどい。小田急上りのケツが良い位置。
②京葉線の東京駅はJRの有楽町駅の方が近い。でも、有楽町で降りると毎日余計な出費がかかるから没。
③JR有楽町駅と千代田線日比谷駅はさほど遠くない。大手町手前二つ前の日比谷で降りて京葉線東京まで10分。大手町から歩くよりはまだ早いが雨風とてちてけんじゃもとい雨風には弱い。小田急上りの先頭が良い位置。
④今まで下りた事のなかった千代田線二重橋前で降りるとほぼ有楽町駅と同じくらいの距離。8分くらいか。ここで降りると千代田線出口からの地下鉄連絡通路とJRの通路が丸の内駅群の地下街と合わさって外に出ずに行ける事を発見。結局これを使用している。小田急上りのケツが良い位置。
京葉線の舞浜で下りたらバスで15分くらい。
舞浜駅は東京ディズニーランドがある駅だ。けっ

P.S.ちなみに週5勤務中週2は大手町出勤。

『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』シネマイクスピアリ12

◆『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』シネマイクスピアリ12

▲いつものメンバー。ドラえもんのチョッキが苦しそう。

五つ星評価で【★★★割と可もなく不可もなくな出来】
ツイッターでの最初の感想(↓)

皆で楽しくと言うのは音楽の正論であると共にデミアン・チャペルの「セッション」を思い出して苦笑い。のび太がいつも一足遅れの出来ない子であるのは毎年見てると心が苦しい。しずかちゃんのお風呂シーンがなく、のび太のお風呂シーンが妙に念入りである不気味さ。

「音楽の力」を信じたいのはやまやまだけど、「音楽の楽しさ」と「上手下手」が必ずしも比例しないのを、ムニャムニャ曖昧にしちゃったのがどうなんだろうという感じ。演奏が上手でも首切り役人が近くにいる奴隷の演奏はハッピーじゃないだろう。だから、バカにされていたのび太の笛が単に上達という事で何となく誤魔化されてしまってはいるけど、デミアン・チャペル『セッション』のJ・K・シモンズに鍛えてもらったら、のび太は首を括ってしまいそう。でも、あれは打楽器だったから責められるのはしずかちゃんだ。ヤバいとしか言いようがない。体罰とかセクハラとか、ちょっと見たくない訳でもない。スネ夫はどうでもいいが、J・K・シモンズにジャイアンを叩きのめしてもらいたい。というか、J・K・シモンズが出てきたら、ドラえもんワールドのゆるい世界観では死んだ一族も怒鳴り声で蘇りそう。なんかJ・K・シモンズの事しか書いてないぞ。そもそもJ・K・シモンズはこの映画に関係ないのだけど。
「音楽」は素材として悪くないけど、それだけ「綺麗ごと」が強調されてる気がする。ピンチの時も音楽が流れればOK。いや、そら、マクロスちゃうんけ。ゲストキャラも可哀そうな身の上ではあるが、彼女自身の感情アップダウンが薄いので感情移入しづらい。でもまあ、彼女自身はずっとロボットとしか暮らしていないのだから、会った事のない一族と会えないと言われても、そんな上げ下げないよなあという意味では正しい。みたいに伏線や設定がどこかギリギリ噛み合っているような、いないような。

のび太の風呂シーンは別に嬉しくない。

地球「やーん、のび太さんのエッチぃ~」これもなかったなあ。

入場者プレゼントのマンガがおもろい。オモチャより嬉しい。

とある映画館のグッズ売り場で、ドラえもん客への関連商品として『ミノタウロスの皿』を売っていたけど、それはちょっと攻めすぎだと思う。



【銭】
毎週水曜日、イクスピアリはサービスデーで1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)@徒然なるままに

『FLY! フライ!』イオンシネマシアタス調布4

◆『FLY! フライ!』イオンシネマシアタス調布4

▲極悪人間キャラ・シェフ。「MEAT」って刺青入れてる(笑)。

五つ星評価で【★★★面白い】
アメリカとジャマイカで物質転送実験をしてる科学者ジェフ・ゴールドブラム、自ら転送機に入り込んだ彼だが、ふいに飛び込んできた鴨の一家と一緒に転送されてしまう。というダジャレ冗談はアメリカ本国では通用しない。原題が『Migration(移住)』で、『FLY! フライ!』は邦画タイトルだからだ。他にタイトル候補を思いつかないくらい嵌ってる。東宝東和さん偉い。
今まで一度も渡りをした事のなかった鴨の一家が、ふとしたきっかけで渡りをする冒険譚で、彼らは旅の中4羽の鳥と出会う。サイコパスにしか見えないサギ、都会を牛耳る土鳩、人間に捕らわれているオウム、人間に飼われているアヒル。父ちゃん鴨が心配していたような捕食者は鳥の中からは出てこない。彼等を危機に陥れるのはもっぱら人間で、その中でも悪夢的に彼等を追い回すのが「シェフ」と呼ばれる一流レストランの料理長だ。このシェフのリアリティーのなさが素晴らしい。鳥から畏怖される事だけを考えて作られたキャラクターで、あんなの人間世界で大成しそうに思えない。ちょっと見マッチョな有吉だが、あんな指輪にピアス、常に刃物を手放さず、鳥を威嚇する様子はシェフというよりギャングだ。ちょっとああいう道場六三郎が見たかった感がある。このシェフが鳥を追い回すためにトラックはまだいいにしても、投網を仕込んだヘリを乗り回す。いいぞ、いいぞ、いないぞ、そんな奴。鳥が人間に対して感じる恐怖を妄想のように膨らませただけのキャラクターで、きっと鶏料理を作る時、彼はエクスタシーに達するに違いない。続編があるなら、彼には機械改造された強化シェフとして出てほしい。その改造費で店を手放さざるをえなくなった彼の再就職先はケンタッキー・フライド・チキンでラスボスはカーネル・サンダースで、カーネル・サンダースにも指輪とピアスと刺青を入れてほしい。しかし、人間サイドで見ればシェフは命の危険にさらされるほどの悪人ではない。パワハラはするが、あれは躾けの範疇だろう。できればセクハラもしてほしかった。そう言えばエッチい場面が完全になかったな。ファミリー映画だからそれでいいんだが、これがジャパニメーションだったらキッカケになる渡り鳥の彼女を抜ける素材にしてしまうのではないか。でもウマ娘みたいな渡り鳥の映画を見たくない訳でもない。ニーソックス履かそうぜクールジャパン。シェフは鳥たちに性的に興奮を覚えるヤバい奴になるのだ、何だ、それ、俺みたい。渡り鳥に憧れるあまり、ついついいやらしい部分までマッサージをしてしまうって、それは『魔法少女にあこがれて』だろ。ファミリー映画と真逆じゃないか。見たいぞそんなの。
鴨父ちゃんの声、堺雅人。全然気が付かなかった。ちゃんと感情移入出来てノリノリ。声優発声とは違うというレビューも見たけど、そういう細かいところは分からん。鴨母ちゃんは麻生久美子。これも本人を思い出しもしなかった。子供二人も達者。鴨兄ちゃんの成長する際に親とぶつかる定番も泣けるし、鴨妹の口が軽くて割と嘘ばっか言ってるところも可愛い。鴨おじさんなんてどう見ても立場が俺なのだけど、ああいあキャラがちゃんと幸せになるという作りが偉いな。ちゃんと見せ場もあるし。本国の声優はダ二ー・デ・ビートだし。ダ二ー・デ・ビートじゃあまり邪険にもできんか。土鳩のボスの声がヒコロヒーでちょうどいい感じなのだが、米国での声はオークワフィナ。何かそこからヒコロヒー充てるっての分かり味強すぎる感じ。
物語は単純に面白かった。明日忘れてそうとは思うが、これはこれで全然それでいいだろう。
ファミリー映画だから、ほぼほぼ観客はファミリー(マフィアにあらず)なのだが、その中で高齢男性の一人客は私だけ。あとオシャレな感じのOLみたいなお客がポツンと一人いた。日本語吹替のエンディングに起用されたマカロニえんぴつのファンじゃないかと踏んでいるのだが、それはそれでご苦労様な事である。


【銭】
イオンシネマは55歳からシニア扱いで1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
FLY! フライ!@映画.com

『PERFECT DAYS』109シネマズ木場4

◆『PERFECT DAYS』109シネマズ木場4

▲見ようによってはルパンと不二子と銭形みたい。

五つ星評価で【★★★思った以上に飽きない】
清掃職員の日常を淡々とループするように繰り返し描写、昨日と今日のちょっと違う部分に人生の機微があり、表面上大きな事件は起きないが、裏ではドラマチックな展開がちょっとだけ垣間見える。こういうのを苦手な事は分かっていたので、手を出すの躊躇していたのだが、バチンと時間が合って、他の時間が合わなかったので見に行った。役所広司の人間力が炸裂して、ただ、ずーっと見てしまえる。役所広司に今更、女とねんごろになってという欲望は感じないが、女性キャストが出て来ると画面が温かく膨らむ感じがする。特に石川さゆりの歌は得した感大きい。モロ師岡にあがた森魚という人選が飲み屋にいそうな人選。

冒頭『朝日の当たる家』のメロディーがしびれる。こんなんどの映画の冒頭で流れても唸るよ。

ポスターのコピーに「こんなふうに生きていけたら」とある。そら、こんなふうに生きていけたらかっこいいかもしれないが、テレビは欲しいな。マンガも欲しい。俗人よのう、俺。

他にコメント付けに行って気づいたこと。
役所広司の芸名の「役所」は「役所勤め」だったから。だからこの映画の平山は「トイレ広司」と言ってもいい。
ダーレン・アロノフスキーが脚本だったら、ドラックとか出てきて、平山とニコがセックスしてしまったりするか。そういう意味では三浦友和が売人くさい。そして、役所広司は『孤狼の血』『シャブ極道』の世界に帰っていく。あのホームレスも殺し屋くさいし。ただ、あのホームレスが唯一映画の中の異界(平山が感じる不安と、それを逆張りした憧憬)への接点なのでないかとは思う。
役所広司をチャーミングと感じてしまう自分がある意味不気味。
役者としてとても信頼のある役所広司が主役だから成立する。あの人だったら成立しないよなあみたいな役者も多い。テイスト変わるかもしれないけど柄本明は成立させてしまいそう。
役者広司ってダジャレは程度が低すぎて誰も使わない。俺が最初に使ったぞ宣言とかしておくか


【銭】
109シネマズ水曜サービスデー1300円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
PERFECT DAYS@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
PERFECT DAYS@ノラネコの呑んで観るシネマ
PERFECT DAYS@ノルウェー暮らし・イン原宿

『変な家』イオンシネマシアタス調布4(ネタバレ)

◆『変な家』イオンシネマシアタス調布4(ネタバレ)

▲この三人組の普通の人らしいリアル感がよい。

五つ星評価で【★★「変な家」より「変な映画」】

※ 記事内にネタバレしてる部分があります。

マンガの一巻のみ読んでる。
原作が持つ「間取り」から滲み出る狂気が浮かび上がってくる部分のある前半が一番面白い。ただ、マンガ読んでた時に感じた「これはこうだ」「それはこうだ」「だからこうだ」という三段論法的な理屈がかなり端折られていて、いきなり結論みたいなのは原作読んでないと「何でそうなの?」となるんじゃないだろうか?
「これは人を殺すために作られた家です」って結論早すぎる。客間の説明もしないのは脚本が雑いとしか言いようがない。
最初に出て来る二つの「間取り」をねっちょりやってくれれば、より面白かったと思うのに、舞台は田舎の屋敷の間取り図に。えーと、それは『壁の中に誰かがいる』みたいな話ではあるけど、平屋の日本家屋って天井裏も床下もスカスカしてるから別にルート云々とかこだわる必要ない。なので、本家に行ってからはどうもリアルじゃない。しかし、お面は怖いわ。

家に残ってたひっかき傷とか、家の近くのバラバラ死体とか映画内で解決されていない事案も結構あって、本当の原作はどうなっているんだろうみたいに思う。文庫本がこのタイミングで出たのは映画で分からん答え合わせ見込みを予想しているんじゃないだろうか。

そう言えば製作会社にテレビ局入ってないのは妥当な感じ。

『キングダム』の東宝が製作配給会社で同じプロデューサーが筆頭で名前上がってるけど「待機」という職務に「佐藤信介」って『キングダム』の監督と漢字まで一緒の同名さんがいた。本人なのか、本人じゃないのか、そもそも何をやってるのか。


【銭】
イオンシネマは55歳からシニア扱いで1100円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
変な家@映画.com

マンガ『腕撃のパンツァー①』

マンガ『腕撃のパンツァー①』
牛乳のみお
MFコミックス アライブ

「腕撃」は「カイゲキ」と読むらしい。読めん読めん。漢字変換でも出てこない。

自称兼他称「スカートめくり人類最強」の男が宇宙人らしき少女と合体し、その「スカートめくり」の技術で、人類の危機を回避させようとする、かなり「アレ」なマンガ。いいよ、いいよ。「アレ」は大好きだ。マンガはこれくらいインチキでいい。

好みは育ちの良いクーデリアちゃん。

一巻の発行が2022年7月、このまま潰えてしまう可能性も高い気がかなりするのだけど、続巻出るといいなあ。

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』新宿ピカデリー8

◆『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』新宿ピカデリー8

▲ポスター。

五つ星評価で【★★★★一見さんなりに思った以上に楽しめた。】
ツイッターでの最初の感想(↓)

予習せずに行った割には楽しめた。善玉側は紆余曲折の大人数だが、悪玉側は少数精鋭、憎まれ役として徹底してて分かりやすかった。それにしても痴話喧嘩で地球滅んじゃうようなのはまずい気がする。

SEEDは見てないし、わざわざ親切にまとめてくれた総集編も見なかった。なので、①作品世界内で遺伝子操作されて生まれた人間と自然に生まれた人間の確執がある事、②キラ、シン、アスランの三人の主人公がいて、元々は敵同士の関係だったらしい事、くらいしか知らずに見た。しかし、敵が味方にって番長マンガかよ。後半、パートパートのみ大活躍みたいな人がポコポコ出て来るけど、それはベースの物語の有名人なのだろう。こりゃあ善玉総掛かりの総力戦に違いない。となると、悪玉側はでっかい大砲持ってるとは言え、母艦一つくらいの戦力で戦力差に格差がありすぎる。遺伝子が優れている割に悪だくみは得意でもあまり頭の良さは感じず。やっぱアレかな。薄い本で大活躍みたいな部分が優れているのかな。遺伝子的に優良であるという事は、動物として優れているという事に繋がるだろうから、本能に関係する部位が優れているという事は理屈に合う。
操縦者の乗る前のガンダムが白いのってどういう事なのか? うーん、オシャレじゃん。泥棒が乗ったら唐草模様とか浮かんでほしい。
ズゴックがいい仕事しよるわあ。
敵の一番エースの奴が乗るモビルスーツが複座式機体なのだが、モビルスーツの特性から、戦車や戦闘機のように火力専門要員はいらないだろう。複座がある理由が痴話喧嘩できるように配慮したとしか思えない。
ブラックナイト、終盤に至ってバリバリにザコキャラになるのが悲しい。あれ、キャラを活かしきれていないから全体で7人もいらんと思う。

後半、ラクスが単独出撃する際にこれでもかと乳が揺れるスーツで出撃するの頭がおかしいと思う。
ラスト、モビルスーツから地上に降り立ったキラとラクスが全裸なのも、控えめにいって狂ってると言っていいだろう。「戦いの後のセックスは身体がたぎる」とか言ってそうだ。

▲若者の乱れた性を象徴するかのような乳揺れスーツ。


【銭】
ピカデリー前回有料入場割引1400円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM@徒然なるままに

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fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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