同日鑑賞2本をまとめてレビュー。
◆『奥田民生になりたい~』
▲まだ幸せな二人。
五つ星評価で【★★★楽しめなくもないが、割と予告編通りと言うか、思った以上の展開にはならない】
題名なげーよ。
ネタバレ感想です。映画が出来て、とりあえず一番得したのは奥田民生だと思う。
あと、水原希子は名刺代わりの一本を作って貰えてラッキーだ。
でも、奥田民生はとても良い人選だし、
ブラ見せるだけでドキドキさせる水原希子も納得にフォトジェニックだ。
予告通り冴えないボクが超美人の彼女に振り回される話で、こんなのは恋愛作品の基本であって、物語に目新しさはない。チラシに書いてある
「最狂にポップで、かつてないエンターテインメント!!」という自画自賛は過剰広告だろう。でも、旬の役者をはめて、オシャレに撮ると、ちゃんと商品になるのだから不思議だ。
主役がジャニタレにAKBとかでなく、ちゃんとした役者なので演技が良い。このポップでチープな世界観の中で演技できない人を泳がせたらJKと超S彼氏の壁ドン映画みたいな映画になってしまう。そう言った意味で役者はトコトン演技の出来る人が集められていた。スキがない。如才ない。
最終的にボクが振られるのは自明の理であり、最後に出てくる同次元にいる新しい男との邂逅は正確には違うんだけどツルゲーネフの『初恋』っぽい。この大混乱な状態で話を閉じず、成長後のボクを映して閉じたラストの味わいが中々いい。そこでボクは自分とはレベルが異次元に近い相手を確認させられ日常に戻っていく。その格好はブザマだし、ズボンには立ち食い蕎麦で付けた染みが奥田民生のエピソードよろしく付いている。ボクは自称、奥田民生にはなれなかった男なのだが、この時の彼はどこからどう見ても奥田民生になった男なのだ。奥田民生とは日常で戦い続ける男なのではないだろうか。そして、それを見た彼女が「ふふふ、ちょっとかっこいいじゃない」という微笑を漏らす。その微笑は決して彼から見える事はない。このラストカットがなかなかかっこいいわあ。
妻夫木くんはいつもちゃんと役に生きてていい感じ。
松尾スズキはともかく、リリー・フランキーが役に生きてて、あの役が普段の生活で抜けなくなったら芸能界からいなくなってしまいそう。あとさらっとリアリティーを底上げするような江口のりこは何気にいい。
チョイ役で出てた松本まりかちゃん相変わらず可愛かった。
◆『散歩する侵略者』
▲この後、みんな首が伸びてろくろっ首になります(嘘)。
中央が垣松祐里、右が高杉真宙。
五つ星評価で【★★そもそも黒沢清が合わないのだ。いつも通り合わなかった】
原作があるので、その原作を書いた人には申し訳ないのだけど話がつまらなかった。
概念を盗む事と侵略その物が関係ないという構図には驚いた。
何か侵略の効率が悪い。
概念など盗まず、メンツが複数であるなら同一場所に移送し、通信機も現地調達せず持って行けばいい。これでスムーズに進行するだろう。
役者で面白かったのは高杉真宙と垣松祐里。あと前田敦子。
垣松祐里は
『サクラダリセット』の100倍くらいいい。
【銭】ユナイテッドシネマ、メンバー割引キャンペーンデーで各1プログラム1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール@ぴあ映画生活・
散歩する侵略者@ぴあ映画生活
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侵略者に対抗できたものは、やはり…
- 2018/08/24(金)10:16:44 |
- 或る日の出来事
初の、黒沢清監督作品… こんな、インパクトある作風だったとは!物語は、まさにタイトル通りの、すごい不条理ワールド。まるで「世にも奇妙な物語」の、人気スターによる濃厚版みたいだなぁ、と思ってたら、劇作家・演出家の前川知大が結成した劇団イキウメの舞台を映画化、だったのですね。本当に侵略者役の方々が、宇宙人役っぽくて、読めない展開に、ドキドキこんな風にオチがつくとは思わなかったので、びっくりぽん、...
- 2018/08/09(木)07:02:51 |
- のほほん便り
おしゃれなライフスタイル雑誌編集部に異動になった35歳の男コーロキは、ミュージシャンの奥田民生のように「力まないカッコいい大人」の編集者になろうと決意した! そんな時、ファッションプレスの美女・天海あかりにひとめぼれ。 あかりに釣り合う男になろうと頑張るが、彼女に振り回されて身も心もズタボロになってしまう…。 ラブ・コメディ。
- 2017/10/22(日)11:06:31 |
- 象のロケット
数日間の行方不明の後、妻・加瀬鳴海とは不仲だった夫・真治が、別人のようになって帰って来た。 真治は仕事もせず、毎日散歩に出かけて行く。 同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発していた。 ジャーナリストの桜井は、謎めいた青年・天野、少女あきらと出会い、「地球を侵略しに来た」という二人の密着取材を始める…。 SFサスペンス。 ≪絶望がやって来た。 愛する人の姿で≫
- 2017/10/22(日)10:47:58 |
- 象のロケット
あー古傷が痒い。
プレミアムモルツのCMツイートが炎上しているとの記事があった。どうも水原希子はネット社会では人気がないらしい。
確かに万人が認める美人よりも個性的な顔立ちと言った方がしっくり来る。このひとのどこがいいの?と思う人がいてもおかしくないが...
- 2017/10/15(日)00:34:57 |
- Con Gas, Sin Hielo
□作品オフィシャルサイト 「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」□監督・脚本 大根 仁□原作 渋谷直角□キャスト 妻夫木聡、水原希子、新井浩文、安藤サクラ、松尾スズキ、リリー・フランキー■鑑賞日 9月23日(土)■劇 場 109CIN...
- 2017/10/10(火)12:08:02 |
- 京の昼寝~♪
これで全面戦争か
日本海に面した小さな港町。ここに暮らす加瀬鳴海のもとに、数日間行方不明となっていた夫・真治が帰ってくる。鳴海は夫の浮気を疑うが、性格が一変してしまった夫の様子に困惑する。やがて夫は会社を辞め、毎日散歩するようになる。
その頃、町では...
- 2017/10/10(火)00:01:10 |
- CINECHANが観た映画について
そう言えば、みんな喜ぶと思って
奥田民生を崇拝し、彼のような“力まないカッコいい大人”を目指す33歳の雑誌編集者コーロキ。おしゃれライフスタイル雑誌の編集部に異動となり悪戦苦闘していた彼は、仕事で出会ったファッションプレスの美女、天海あかりに一目惚れ。し...
- 2017/10/08(日)16:25:12 |
- CINECHANが観た映画について
気鋭の劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの同名舞台劇を「岸辺の旅」「クリーピー 偽りの隣人」の黒沢清監督が映画化した異色SFドラマ。人々から“概念”を奪っていく謎の侵略者によって人類が滅亡の危機に直面していく中、夫が侵略者に乗っ取られた妻の戸惑いと夫婦が...
- 2017/10/07(土)16:08:51 |
- パピとママ映画のblog
渋谷直角の同名マンガを「モテキ」「バクマン。」の大根仁監督が、主演に妻夫木聡と水原希子を迎えて映画化したラブコメディ。奥田民生に憧れるうだつの上がらない雑誌編集者が、無自覚に男を狂わせる魔性の美女に振り回され、人生を狂わされていくさまを、奥田民生のヒッ...
- 2017/10/07(土)16:08:14 |
- パピとママ映画のblog
【出演】
長澤 まさみ
松田 龍平
長谷川 博己
高杉 真宙
恒松 祐里
【ストーリー】
鳴海の夫・真治が、数日間行方をくらまし、別人のようになって帰ってくる。これまでの態度が一変した夫に疑念を抱く鳴海は、突然真治から「地球を侵略しに来た」と告白され戸...
- 2017/10/07(土)11:12:51 |
- 西京極 紫の館
不仲だった夫・加瀬真治(松田龍平)が数日間の行方不明の後、まるで別人のように穏やかで優しくなって帰ってきたことに、妻・加瀬鳴海(長澤まさみ)は戸惑う。一方の真治は、何事もなかったかのように毎日散歩に出かけていく。同じころ、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な...
- 2017/10/07(土)00:58:07 |
- beatitude
映画『散歩する侵略者』予告編 【HD】2017年9月9日(土)公開
☆・・・手触りが映画っぽくないなぁ、と思っていたら、もともとは舞台劇だったそうだ。 舞台の脚本と言うのは、言葉重視で、なんか手作りの丁寧な作りにある。 その丁寧さは、テーマに向かってであり、時...
- 2017/10/07(土)00:50:05 |
- 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
試写会の客入りは8割位。女性客が多い。
- 2017/10/07(土)00:49:29 |
- 新・辛口映画館
『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』予告編
☆・・・こりゃ凄い! もう、『ノルウェイの森』の頃から気に入っていたけど、水原希子の魅力が、ウゼーくらいに爆発している。 同系列の悪女的な魅力を持つ菜々緒を超越してるね。 可愛い、美しい...
- 2017/10/07(土)00:49:27 |
- 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
結構面白いSFだった。
- 2017/10/07(土)00:42:02 |
- だらだら無気力ブログ!
個人的には奥田民生よりかブッキーになりたい。
- 2017/10/07(土)00:41:36 |
- だらだら無気力ブログ!
『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。
(1)大根仁監督の作品であり、妻夫木聡が出演しているというので映画館に行ってきました
本作(注1)の冒頭では、ギターを掻き鳴らす音がして、本作の主人公のコーロキ(妻夫木聡)のナレーションが入ります。
「俺があの人を認識したのは、TVのミュージックステーション」「タモさんが「Jパン汚れてるよ...
- 2017/10/06(金)18:56:44 |
- 映画的・絵画的・音楽的
『散歩する侵略者』を渋谷シネパレスで見ました。
(1)黒沢清監督の作品ということで、映画館に行ってきました。
本作(注1)の冒頭では、金魚が沢山泳いでいます。その金魚が一匹、網で掬われて、容器に移されます。
次いで、女高生のあきら(恒松祐里)が、金魚...
- 2017/10/05(木)05:07:52 |
- 映画的・絵画的・音楽的