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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『レゴニンジャゴー・ザ・ムービー』『弱虫ペダルRe:GENERATION』『Fate stay night』『劇場版Free! Timeless Medley約束』『劇場版Free!特別版 Take Your Marks』『モアナと伝説の海』『映画ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険』『メアリと魔女の花』『曇天に笑う外伝 決別、犲の誓い』『刀剣乱舞 花丸』

アニメ10本まとめてレビュー。

◆『レゴニンジャゴー・ザ・ムービー』109シネマズ木場7,ヒューマントラスト渋谷3

▲ピザ配達野郎。

五つ星評価で【★★★実際大した映画です】
初回寝た。
仕事帰りで頭疲労してて、飯抜きで、レゴブロックのみの画面なので絵は単調な割に情報量多い「寝てください」と言わんばかり。まあ、最終的には俺が悪いんです、ごめんなさい。
幾つかサプライズが仕込んであって、あのスターの出演は知らなかったから驚いた。あの怪獣も!(^^)!。2回とも吹替で観たが、出川の起用はありだと思う。全体を壊してないし、下手でもないし。映画の帰り道、親子が「出川、全部分からなかった」とか会話しながら帰っているのもいい空気だった。

悪の組織のナンバー1が若いとは言え再就職するとピザの配達人というのが悲しい(異様にリアルなんだけど)。


◆『弱虫ペダルRe:GENERATION』トーホーシネマズ日本橋3

▲もっとも本編と関係の薄い画像を選んでしまった。

五つ星評価で【★★★予想以上に健闘。】
短編形態ではない通常の編集版二作目があまりいい出来ではなかったので心配してたのだけど、そこそこ健闘してたのでちょっとホッとした。ただ、この作品ならではの弱点(例えば競り合いでの勝敗に明確な理由が乏しく頑張り勝ちの傾向が強い事)もあり、ちょっと油断を許さないと言ったところ。シーズン毎の総集編アニメなのだが、今回のシーズンでは3年が卒業し新たなメンバーで戦いに挑まなければならなくなった総北チームを描く。が、総北も箱根も特徴強い輪郭が標準じゃないキャラが外れていってしまったのでマンガ的にはなんか薄まってしまったのが痛い。それが故にブサイクくんも減ったから女子読者的にはいいのかもしれない(そら邪推か)。総北新キャプテンの「平均的」である事に対する痛みとかは真に迫ってて良い。しかし、これ、話途中で終わってる感甚だしい。シーズン単位に編集映画を作っているから、シーズンその物がそういう(レース途中の)シーズンと言う事なんだろうけど。


◆『Fate stay night』トーホーシネマズ日本橋7

▲素敵よお、ニーソ姉さん。

五つ星評価で【★★よう分からん】
ゲームのアニメ化だと思うのだが、一つ前の劇場アニメ「Fate」との関連性や違いなどがどうもよう分からん。同じキャラを使いながら設定が異なる別世界物なのだろうか? 本作自身だけの話に限定すると、謎が謎のままで終わりすぎている。逆にゲームなどの設定を事前に知っていないと成立しない物語という事かもしれない。梶浦由紀の音楽とサーバント同士の戦いをピンポイントで見る分には楽しいのだけど映画全体としてはテンポが悪い。ヒロインのカマトトい間桐桜より生徒会長の無駄にエロいニーソが好きだったような気がする。いや、もう、あんま覚えてない。何にせよまだあと2本続くらしいので、その結果次第ではないかと言う感じ(既に覚えてないのに)。


◆『劇場版Free! Timeless Medley約束』『劇場版Free!特別版 Take Your Marks』新宿ピカデリー3,3

▲何となく性的な匂いが漂ってくる3人。

五つ星評価で【★★★,★★「約束」は話として独立しているので分かりやすい。「TYM」はやはり元になっているTVシリーズを見ているファンに向けてのファン・サービス映画だろうから、私自身はそれほど楽しめなかった】

「約束」についてはツイッターでこう呟いてる。

おぼこく青い。遥が一人飛び抜けてウジウジ悩んでる感じの「絆」より今回の方が好きだな

岩鳶高校の事を語る事は主人公の七瀬遥を語る事になるから話の導線は遥に集中してしまうのはやむをえまい。鮫柄学園を描く事は松岡凛と山崎宗介二人の関係性を描きながらチーム全体を描くような話し方になるので、こちらの方がベースをあまり知らない人間にとっては自然に受け入れやすいのかもしれない。
メンツの中では基本、底が見えないバカタイプの御子柴は鬱陶しい。そして、男子に対してケツの穴オープンで誘っているようにしか見えない葉月渚と似鳥愛一郎は同じ男子として苦手。「絵」だからありだけど、ああいう男の子が目をキラキラさせているのは一介の日本男児として異常に気持ち悪い。あれ、「可愛らしさ」を剥ぎ取ってしまえば「スネ夫」だから。「スネ夫」でなく「しずかちゃん」であると言うなら、そもそも性別が違うのだ。女の子が必死に男の子の振りして男子水泳部で練習しているという設定なら、男子目線で男子はバカだから激萌えするけど、それははっきり言って単なるエロマンガ設定だな。


四篇の短編からなる「tym」はファンに向けてのファン・ムービーだから、特に感じる事は何もなかった。まあ、劇場でやっとこさ記念撮影出来た事が今となってはいい思い出と言う事くらいか。どっちの回もそうだったけど、当たり前だが女子だらけだった。


◆『モアナと伝説の海』トーホーシネマズ日本橋5

▲伝説の少女だから観月ありさに似てるのか?

五つ星評価で【★★お気に召さなかった】
もう、ほぼほぼ覚えてない。
その時のツイッターさんに呟いてもらおう。

俺モアナはちょっとダメだな。モアナの自由意思を信じられないし、マウイというキャラが嫌い。怪獣物みたいな表現は好きなんだけど。

以上。

PS マウイのいじめっ子みたいな顔立ちとモアナの厚化粧っぽく見える
 観月ありさが水商売で暮らしています、みたいな顔立ちも嫌い。


◆『映画ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険』トーホーシネマズ日本橋4

▲とてもエロイアングルなんだけどカメラの配置が違う。

五つ星評価で【★★★悪くはないけど、良すぎない】
これももう、ほぼほぼ覚えてない。
やはり、その時のツイッターさんにご登場願おう。

ドラ普通に面白かった。

うわ、何も言ってない同然だよ。
確か、パオパオと防御服のジャングル黒兵衛仕様にはガッツだった感じ。
ここのところずっとそうだった「敵は悪い大人」のフォーマットは使わず、敵は「暴走してしまったテクノロジー」の線を持ってきた。実はこれはバイキンマンを完全な悪役に設定できない『それいけアンパンマン』の劇場版などでよく使われる手である。敵は「暴走してしまったテクノロジー」。何だか宮崎駿的だなあと思いながら見ていた


◆『メアリと魔女の花』トーホーシネマズスカラ座
五つ星評価で【★★★ジブリ義体アニメ。まあ、いいじゃん】

メアリ見てたんだけど、色々あちこちからかき集めた感は強いけど、これは好き。

「夜間飛行」って名前は香しくってステキ。
技術が暴走する話だが、暴走を抑制する努力が何一つ成されていないのはどうした事か? 全てOKと言う訳ではないが杉崎花の声はグッと来る声。


◆『曇天に笑う外伝 決別、犲の誓い』新宿ピカデリー4

▲なんかチャラチャラしたコスだなあ、と思うのは私だけ?
 ジャンプ十週打ち切り最終回の「これからも頑張るぜ!」みたい。

五つ星評価で【★★★★これは良い。】

俺、一見さんなんだけど、しっかり正伝の話の良さが伝わってくる。外伝だけでもちゃんと見せ場がある。こういうの見ちゃうと予告で明らかに熱量の足りない実写版は果てしなく不安。

正伝あっての外伝だし、明らかに正伝なしには分からない部分などもあるのだが、それはそれで知らない者には「想像にお任せします」と客にゆだねる心意気が尊い。おそらく「手を抜いている」というレベルではなく、正伝の事を語るには正伝の容量が必要なのだ。主人公、曇天火(くもり てんか)の「笑う」という表情の持つ意味がこの外伝を見てるだけでも凄く深い事が分かるのだが、実写・本広克行監督版の予告編を見てると、それ(笑い)は果てしなく軽く薄そうに見えて不安になる。衣装が原作に準拠したカッチリした作りであるけど、作り込みすぎて現実の明治時代にそんなん着てる奴はおらんだろ的なコスプレ臭が半端ないのも怖い。


◆『刀剣乱舞 花丸』:トーホーシネマズ渋谷2

▲こんなん登場人物いっぱいおって一見さんに分かってたまるか!

五つ星評価で【★★一見さん完全お断り】
・・・というファン・ムービーでした。


【銭】
『レゴニンジャゴー・ザ・ムービー(1回目)』:109シネマズメンバーポイント6ポイントを使用して無料入場。
『レゴニンジャゴー・ザ・ムービー(2回目)』:テアトル系会員割引で1300円。
『弱虫ペダルRe:GENERATION』:トーホーシネマズデーに鑑賞1100円。
『Fate stay night』:トーホーシネマズデーに鑑賞1100円。
『劇場版Free! Timeless Medley約束』:松竹の前回有料鑑賞クーポン+ネット割引を使用して1200円。
『劇場版Free!特別版 Take Your Marks』:松竹の前回有料鑑賞クーポン+ネット割引を使用して1200円。
『モアナと伝説の海』:トーホーシネマズデーに鑑賞1100円。
『映画ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険』:トーホーシネマズデーに鑑賞1100円。
『メアリと魔女の花』:トーホーシネマズメンバーポイント6ポイントを使用して無料入場。
『曇天に笑う外伝 決別、犲の誓い』:1500円均一。
『刀剣乱舞 花丸』:トーホーシネマズメンバーポイント6ポイントを使用して無料入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー@ぴあ映画生活
弱虫ペダル Re:GENERATION@ぴあ映画生活
劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]I.presage flower@ぴあ映画生活
劇場版 Free! -Timeless Medley- 約束@ぴあ映画生活
特別版 Free!-Take Your Marks-@ぴあ映画生活
モアナと伝説の海@ぴあ映画生活
映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険@ぴあ映画生活
メアリと魔女の花@ぴあ映画生活
曇天に笑う〈外伝〉 ~決別、犲の誓い~@ぴあ映画生活
刀剣乱舞-花丸- ~幕間回想録~@ぴあ映画生活

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コメント

杉崎花ちゃんはいいですね。
魔女の花ちゃん。花ちゃんは魔女だったのです。という意味だったのです。

  • 2017/12/25(月) 00:00:06 |
  • URL |
  • ボー #0M.lfYJ.
  • [ 編集 ]

今晩は。
『メアリと魔女の花』ですが、そこに登場する「夜間飛行」という花について、「名前は香しくってステキ」と述べておられます。
ネットで調べると、本作の「夜間飛行」のように“7年に1度花を咲かせる”植物としては、下記の記事のように、「ショクダイオオコンニャク」があるようです。
でも、「燭台大蒟蒻」では「名前が香しい」どころではありません!
https://news.mynavi.jp/article/20140724-a458/

  • 2017/12/25(月) 18:29:21 |
  • URL |
  • クマネズミ #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんちは、ボーさん。

杉咲花ちゃんが悪女だったら騙されてもいいです。

  • 2017/12/25(月) 22:56:54 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんちは、クマネズミさん。

ショクダイオオコンニャクは「言の葉の庭」の記事で実は写真UPしてる。
http://fjk78dead.blog.fc2.com/blog-entry-4766.html
何でも臭いらしいっすね。

ラフレシアと並んで世界一大きい花らしいので、持ち運ぶには魔法をかけないといけないでしょう。

  • 2017/12/25(月) 22:59:20 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

モアナ

印象的な歌がひとつしかないし。

  • 2018/03/17(土) 00:38:50 |
  • URL |
  • ボー #0M.lfYJ.
  • [ 編集 ]

Re: モアナ

こんちは、ボーさん。

褐色の肌を見るとピグマン子爵を思いだしてしまう。

  • 2018/03/18(日) 01:39:56 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

こんばんは

→ メアリと魔女の花
色々中途半端だなと。
ジブリから抜け出せないのか
抜け出さないのかはわからないけれど、
独立した意味があるのかが謎でした
結局風呂敷ひろげたはいいけど
たためないという演出で中途半端感が見えかくれ
別に宮崎ファンじゃないですが、
ジブリ作品にある深い感動 みたいなのやメッセージ性を
ほぼほぼ感じない作品でした

私、メアリの声聞いててなんかイラっとした(笑)
杉崎花ちゃんは嫌いではない。

  • 2018/03/22(木) 21:20:02 |
  • URL |
  • maki #jQTfdwCM
  • [ 編集 ]

Re: こんばんは

こんちは、makiさん。

独立したというよりジブリがなくなったから新しい会社を起こさなければならなかったと言う流れらしいのですが、ジブリ絵っぽく売ったのは商売としていい嗅覚だったと思います。

スケールは家庭的でいんでね。

  • 2018/03/24(土) 00:24:52 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

こんばんは!

メアリはどこか既視感を抱く作品でしたが、万人受けするキャラクター画だし、ジブリ好きは特に惹きつけられるものがあったと思います。
まあ私もその一人でしたから。
こういうのはそこそこ楽しく観れたらそれでいいという感想に私はなりますねぇ。

  • 2018/04/01(日) 20:01:47 |
  • URL |
  • ヒロ之 #-
  • [ 編集 ]

Re: こんばんは!

こんちは、ヒロ之さん。

> こういうのはそこそこ楽しく観れたらそれでいいという感想に私はなりますねぇ。

メアリは赤字にはならんかったと思うんですよ。だから、こういうジブリ絵でそんなに最低でもない映画作ればビジネスとして成立するというフォーマットが証明できたのなら、それはそれで喜ばしい事だと思います。

  • 2018/04/01(日) 21:11:42 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

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