◆『おとなの事情』

▲イタ公の皆様方。分かりづらいよ、野郎はともかく女子もいるし。
五つ星評価で【★★★ようでけとる】
スマホ、メールの内容を「秘密なんて何もない間柄だからみんな公開しようぜヘヘイヘイ」という設定だけで通してしまう脚本の力量が試されて、その力試しに勝利した一本。約4組のカップルであるが、みなイタリア人で初めて見る顔だから分かりづらいのはしょうがないだろう。本音を言わせて貰えるなら、整理してもう一組くらい減らしてくれたら嬉しかった。秘密は暴かれた人が傷付くだけでなく、暴かれた人の関係者が傷付いたりもする。だから、そんな簡単にオープンにしてはいけない。
◆『午後八時の訪問者』

▲私服で診察、美人女医。どうせなら露出度の高い私服で密着して診察を受けたい。
五つ星評価で【★★鬱い】
鬱い件。
こんな暗い題材で、サンバを踊るような明るい映画は作れないだろうが、申し訳ないが私はあまり映画を見て疲れたくはないのだ。とりあえず医者の服装が日本だと制服一本槍だが、おフランスでは業務に支障がないなら(当然ない)、かなり自由と言う事が分かった。
◆『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

▲元かみさんの下腹部をじっと見つめるケイシー(違うやろ)。
五つ星評価で【★★決して嫌いではないのだが積極的に好きではない】
過去の凄惨な事故の記憶から人生を踏み外した主人公が、甥の後見人となった事から人生を歩み直す、、、、、、、ではなく、やはりその凄惨な事件を乗り越えられないという映画。リアルだとは思うが、こういうネガティブな決意で終わる映画と言うのは珍しい。普通はやっぱり明るい正しい世界に戻っていくし、周りもそれを歓迎するというのが脚本の黄金律だろう。だからこそ、戻れなかった全ての人々の守護天使となるような優しい作品。ケイシー・アフレックのいつだって泣きそうな瞳がいい。甥役のルーカス・ヘッジズはちょっと竹内涼真似。
◆『ライオン』

▲ルーニー・マーラーとインドイケメン。
五つ星評価で【★★インドイケメン】
インドで迷子になり、国際的な養子システムでオーストラリアに渡り、25年経ってから生家をGoogle Earthで探し出す映画。まあ、こういう事もあるんだろうとは思うんだけど、育ての親に悪いから産みの親を探す手立ては見つけたけど探してもいいのかノイローゼになるという主人公の葛藤は分かりづらい。オーストラリアで成人になった彼はムチャクチャ・イケメンのデヴ・パテルが演じて、ルーニー・マーラーちゃんと恋愛モードになったりするのだが、ベースが実話なのでエンドロール本人の顔写真が映ったりすると、とても生活程度の低い感じに見えるブサメンのインド人が映ったので、ああ、やはり真実は知らん方がいい事もある、と実感させられた。
◆『怪物はささやく』

▲窓の外にザクが来たみたいな画像だな。
五つ星評価で【★★★怪物の造形が素晴らしい】
怪物の造形が素晴らしい。宛て声はリアム・ニーソンらしい。娘を誘拐したらあの怪物が迫って来たらやだな。
少年はサバンナ高橋似。
良くも悪くも一発アイデアの映画だが、にしては長さがちょっと長い。
◆『美女と野獣(字幕版)』

▲油絵みたいなエマ・ワトソン。
五つ星評価で【★★★★吹替版より演技が自然】
エマ・ワトソン美しや。でも、近くで観ると顎が長いかもしれん。
やっぱガストンの扇動の歌が一番好きだ。
ポット夫人とチップの会話が何気に下ネタっぽい。
ポット夫人「大きくなったら分かるわよ」
チップ「ボクもう大きいよ」
美女の名前は「ベル」、野獣の名前は「不明」。
野獣の危機に駆けつけて大心配のベルが固有名詞がないから名前で呼べない。
さりとて野獣に「Beast!」と叫ぶのもその時点でのニュアンスが違うので呼びかけられなかった。
日本語だったら「野獣さん」で済むんだけどな。
【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
『おとなの事情』&『午後8時の訪問者』で一番組。
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』&『ライオン』で一番組。
『美女と野獣』&『怪物はささやく』で一番組。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・おとなの事情@ぴあ映画生活
・午後8時の訪問者@ぴあ映画生活
・マンチェスター・バイ・ザ・シー@ぴあ映画生活
・LION/ライオン ~25年目のただいま~@ぴあ映画生活
・美女と野獣@ぴあ映画生活
・怪物はささやく@ぴあ映画生活
▼ちょっと本数増えてきたから初期TBとコメントは今回付けない。付けてるといつまでもUPできない。
▼関連記事。
・美女と野獣(吹替版)@死屍累々映画日記・第二章