◆『ビッグ・シック』シネパレス渋谷1

▲ゾーイちゃん鷲っ鼻やな。
五つ星評価で【★★★『8年越しの花嫁』と対照的】
『8年越しの花嫁』に似てる。っつか病気は一緒らしい。それをアメリカに持っていって男性側をパキスタン系のコメディアンにした。あの佐藤健が「お願いだから看病させてください」と言ってもかなりケンモホロロ状態だったのだから、日本版でこのパキスタン野郎だったらとても成立しない。本人が出演してるけど、彼はそんなイケメンではないから。やはり佐藤健の代わりに涙を誘うような落ち込みようも出来ないし。でもまあ、彼は彼でリアルに自分自身を演じていて、それはそれでいい。この映画は難病物でも、そこから始まる純愛物でもないのだ。『8年越しの花嫁』は土屋太鳳が難病に犯された後、佐藤健が看病する部分がメインだが、『ビッグ・シック』は看病前、および看病における異文化コミュニケーション部分がメインのハートウォーミング・コメディーだ。違うな、アメリカと日本って。どっちがいいとか悪いとかじゃないけど、アメリカでは日本のアプローチでは旧態依然としてて商売にならず、日本ではアメリカのアプローチはちょっと進みすぎて見えてしまうのだろう(病人に対して笑う映画なんて「不謹慎」と言われそうだ)。
主役の本人のクメイル・ナンジアニに関しては、他人に役を取られなくってよかったね、としか思わない。何となく同情するのがイヤになる空気を出してるのよ、彼。昏睡に落ちてしまう彼女ゾーイ・カザンは外人なのに珍しく好みのタイプ。勿体ない。あんなんとくっつくなよ(彼女は役者だから彼とくっつかないんで安堵)。
PS ネタ会話
「しっくり来るほどビックリな映画だな」
「そんなでもないやろ」
◆『坂道のアポロン』ユナイテッドシネマズ豊洲6

▲まだ、ジャニーズ画像が解禁になってなかったので、この二人だけと言う状態です。
五つ星評価で【★★知念くんがミスキャスト】
物語の山場である文化祭でのセッションのシーンとかは素晴らしい。
ただ、主役三人、知念侑李、中川大志、小松菜奈のうち知念侑李だけが等身大でかっこよくない。絵として外れている。タッパ小さいよ。大人になったのにしょぼくれてるよ。それはかなりまずい外観だ。彼はもちろん努力してピアノとか頑張っただろうし、それには敬意を表したいが、元々が他のキャストとの釣り合いを考えた時点でミスキャストじゃないだろうか。私は原作未読なのだが、中川大志と小松菜奈はおそらく忠実にキャラクターを再現していると思う。知念君は普段の知念君だ。彼が力のある役者で、自分の背丈や体格を変えたり大きく見せられるようであれば、この役は成立したかもしれない(凄い役者は肉体改造とかしなくても、そういう風に見せる事ができたりする)。でも、彼はアイドルであり自分をどう見せるかという事をあまり深く考えてはいない。多分、それで本来はいいのだ。若いのだし、役者じゃないのだから。でも、作品には彼の良くない点が残ってしまう。彼の為にも作品の為にもそれは良くない。ジャニーズさん、ちゃんとキャスティングは本人の資質と掛け合わせて考えてやろうよ。近作『未成年だけどコドモじゃない』も彼のパートは良くなかった。露出をただ多くすればいいという物じゃないと思うよ。
PS 知人ブログの評判とか見てると、そう悪くない評価だ。
・・・もしかしたら、私が知念君の演技にダメ出ししてしまうのは
ジャニーズjrのバラエティ番組見てる弊害かもしれない。
◆『リメンバー・ミー』ユナイテッドシネマズ豊洲8

▲主人公、有吉に似てると思う。
五つ星評価で【★★★ソツがないなあ】
話の転がし方がうめー。そんな風に転がるとは思わんかった。そして、油断なく入れてくるアクション・シーン。
もう一回見たいけど、アナ雪が長いから面倒だなあ。
◆『曇天に笑う』109シネマズ木場6

▲根拠はないが、天丼も笑っておけ。
五つ星評価で【★★何だろうこのリアルのなさは】
予告を見てる時から全く期待してなかったが、その通りの仕上がり。
元々のマンガやアニメは「絵」であるので、「絵空事」と親和性が強い。
実写はそのマンガやアニメのデザインを実写の現実感と合わせる事なく、そのまま流用した。これでもかと言わんばかりにリアルが欠如している。
曇(くもう)三兄弟、トータル・コーディネートしたような色合いの服。デザイナーズ・ブランドかよ。生地がテロテロで高そうな割には防寒に向かなそう。要はそれで生活できるような服に見えない。歌舞伎役者などが舞台上でだけ着るような服に仕上がってる。
犲(ヤマイヌ)の軍服も色味がエリート高校の学生服みたいで軽い。着用しているのがみな若い役者ばかりなので軍服らしさが出ない。腿の部分のもたつきが機能性を削いで見せている。
雲三兄弟と対立する風魔一族も一族内に服飾部がいるかのように皆、同じ服。支給品かよ。いや、もうちっと忍者とか隠れ里の人間って普通に地味でいいんじゃない。
特別に稼ぎがあるように見えない(人々の善意で生活が成り立って見える)雲家の食卓がかなり豪華であるのも変だ。白まんまとか美味そうに食ってるけど、それどこから持ってきたんだ。明治の初めって、江戸と地続きでそんなに皆が皆腹いっぱい食えた時代ではないと思うぞ。
◆『ボスベイビー』ユナイテッドシネマズ豊洲4

▲締まりがないところがムロツヨシに似てるか。
五つ星評価で【★★爆睡】
疲労に負けて爆睡(T^T)そんなに疲れてるとは自覚なかった。
花粉だ。花粉にやられよったんよ、きっと。
と、ツイッターの感想でイイワケしてる。
PS ムロツヨシの変な声はなかなか適役だったと思う。
【銭】
『ビッグ・シック』:額面1400円のムビチケをチケット屋で1000円でGET。
『坂道のアポロン』:ユナイテッドシネマの会員ポイント2ポイントを使って1000円で鑑賞。
『リメンバー・ミー』:ユナイテッドシネマの会員ポイント2ポイントを使って1000円で鑑賞。
『曇天に笑う』:109シネマズレイトショー割引で1300円。
『ボスベイビー』:ユナイテッドシネマの会員ポイント2ポイントを使って1000円で鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ@ぴあ映画生活
・坂道のアポロン@ぴあ映画生活
・リメンバー・ミー@ぴあ映画生活
・曇天に笑う@ぴあ映画生活
・ボス・ベイビー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・坂道のアポロン@ここなつ映画レビュー
・リメンバー・ミー@或る日の出来事
・リメンバー・ミー@SGA屋物語紹介所