◆『マスカレード・ホテル』トーホーシネマズ日本橋7
▲キムタクの顔って定規で線引いて書いてるみたい。
五つ星評価で【★★★★こういう役者だらけ映画は好き】
おもろいけど明かされるトリックに比べれば上映時間が長目か。
どちらかと言うと殺人などのトリックよりも、刑事とホテルマンの目の付け所の違いや、ホテルというシステムその物の解明を作者が楽しんでいる節がある。なので観客としても、あるあるお客みたいなのを数多く見て、殺人事件と言う枠の外を楽しめるようにできてる。ぶっちゃけネタバレ的ではあるが、笹野高史なんて気難しくてちょっとの事で激昂する老人と言う名人芸を披露しに来ただけにすぎない。高嶋政宏、菜々緒、田口浩正、宇梶剛士、橋本マナミなんかもこの枠。こういうの楽しい。今回、刑事側だったが篠井英介なんてこっちの枠で使った方が面白かった。刑事やホテルマンを含めて述べ時間2分みたいな役者が山のように出て来てて、なるほどフジテレビらしい映画である。そんな中、特別出演のさんまがどこに出てたかは分からず。
長澤まさみはちゃんとやってるし、ちょうどいいサイズの善人役なのだけど、ヒロイン位置としては何か単に優等生みたいな感じで「性的」に面白くないのはちょっと残念。木村拓哉の犯人逮捕のためのバディとしては成立してるが、こーゆー話の時、裏で展開しそうな恋バナの匂いが全くしてこない。足がけっこうニョッキリ出てるのにエロくないのは困ったなー。
キムタクは大変、面白かった。今までのキムタクの役どころで言えば、最初に出てきたヒゲが生えていて眼光が鋭いヤマイヌのような男が妥当なキャスティングなのだが、映画は彼を全身クリーニングに出して、トリミングして、調教師に長澤まさみを付けて、吠えようとすると鞭で叩かせた。このイヤでイヤでしょうがないんだけど、「お客様」に対して常に低姿勢な態度を崩せないキムタクの綺麗綺麗したダサさが面白い。それでも彼は最高の猟犬で身体をグルグル巻きにされて身動きが取れないのに捜査は続けなければならない。良いハンデマッチである。
しかしこれで本当に犯人が菜々緒とか橋本マナミだったら、推理映画史上に残る、キャスティングから判別できない難解な犯人になったのに、それは無理なんだよなあ。
◆『ミスター・ガラス』トーホーシネマズ日本橋6
▲チアガール「こうなったら全力で応援するわよ」。
五つ星評価で【★★★そう言えばチャップリンの「キッド」でのチャップリンの職業はガラス屋だった。あれもある意味ミスター・ガラスじゃないかな】
予告のワクワク感に比べれば全体の時間配分はあまり上手くなくて、後半ダレてしまった。ただ、そんな終わり方に持ち込むとは思わなかったので、見終わってあまり悪い気はしない。ただ、タイトルロールになってる彼の「やりたかった事が最後に彼がやり遂げた事であった」か、どうかについては強い違和感がある。
ツイッターで、もっとシャマラン濃度の濃い『ミスター・ガラス』を求められてRTで呟いたツイート
解決案①ラストにミスター・ガラスをも影で操っていた「ミスター・もっと薄いガラス」が出て来る。②そしてそいつはウィル・スミス。◆『映画刀剣乱舞』トーホーシネマズ日本橋1
▲最左の半ズボンも気にかかるが、男の癖に可愛いデザインの骨喰藤四郎は左から二人目(チェンジマンに出てきたアハメス様っぽい)。
五つ星評価で【★★★最初の大嘘が許せてしまえばそこそこ楽しめるのだと思う】
小林靖子にゃん脚本かよ。
っつか、これ衣装が安いコスプレなのが損してる。
これ登場人物が「男子」で、キラキラの2.5次元男子が演じているから、今一乗れないのだけど、この「刀剣男子」のキャラを更に少女に擬人化して、女の子達にあられもないコスプレで演じさせ、語尾に「にゃん」とか付けさせたら、恥も外聞もなくきっと好きになってしまうだろうという無駄な自信がある。骨喰藤四郎とか男であれだけ美しいのだから、女子姿が見たいものだ(そんなん望んでるのは俺だけだ)。
刀剣側、主役を張るだけあって鈴木裕樹の所作が美しかった。
あと、人間側のキャスティングで、信長に山本耕史、秀吉に八嶋智人と言う分かりやすい演技をする有名人を迎えたのが効いている。八嶋智人は出てきた途端、画面に「ダメ」が充満、相変わらず「能力に満たない」事を演じさせたら八嶋智人に適う役者はちょっと思い浮かばない。決して底抜けに無能ではないのだけど、有能とは認めたくない奴。
◆『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』トーホーシネマズ錦糸町楽天地12五つ星評価で【★★ダメっすね】
せっかくのフリーパスなのと、ちょうど吹替版をやってたのと、で本当につまらないのか再確認にいった。やっぱりつまらなかった。
せめて、これが「ファンタスティック・ビースト」ではなく、「ファンタスティック・ビーチク」だったら楽しめるのかもしれない。やるな、俺。映画のつまらなさを抜いたな。
◆『ドラゴンボール超ブロリー』トーホーシネマズ新宿7、錦糸町楽天地12
▲地球最強の愛妻家。
五つ星評価で【★★★★,★★★★OKっすね。】
2018年のふじき邦画ベストワン。
フリーパスとしては2回目の鑑賞だが、1回目の感想をブログにUPしてないので便乗してあげる。
ともかくこんな30年も前に書かれたマンガ未だに続いており、基本的なフォーマットが変わっていない事がまず驚異である。しかも、それが面白い。もう、何かに罹患してしまっているとしか思えない。でもまあ、面白いのだからしょうがない。いいよ、もう、理由なんて。最初から最後までバトルで貫かれているのだけど、見せ方が飽きないようにかなり計算されている。上手いよなあ。ずっと殴り合いしてるだけなのにラストまで間が持つのが驚異的。
フリーザ様、声が同じ人だからって事もないだろうけど、徐々にバイキンマン化してないか? フリーザ様とブルマの願い事がベース一緒ってのがおもろい。お前らレッド・リボン軍の偉い人かよ。資金よりも権力よりも大事なのは「モテ」。まあ、そんなに間違えてない気がする。「モテ」に関係ない人生だから、資金でも権力でも身近にあったら嬉しいだろうなとも思う。なんだ、三つとも縁遠いのかよ、俺。
ゲストキャラのチライ、言い具合にスケバンっぽくって露出も多くて可愛い。姉御肌だけど人の事をちゃんと見てるんだよなあ。
PS エンドロールの三浦大知の曲も本編に負けず勇ましい感じで良かった。
【銭】2018.12.20から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その17~21本目。
『ブロリー』はトーホーシネマズデーで1100円で鑑賞ってのも別にある。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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マスカレード・ホテル@ぴあ映画生活・
ミスター・ガラス@ぴあ映画生活・
映画刀剣乱舞@ぴあ映画生活・
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生@ぴあ映画生活・
ドラゴンボール超 ブロリー@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
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マスカレード・ホテル@ここなつ映画レビュー・
マスカレード・ホテル@大江戸時夫の東京温度・
マスカレード・ホテル@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記・
ミスター・ガラス@或る日の出来事・
ミスター・ガラス@大江戸時夫の東京温度・
ミスター・ガラス@ノルウェー暮らし・イン・原宿・
ミスター・ガラス@SGA屋物語紹介所・
ミスター・ガラス@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記▼関連記事。
・マスカレード・ホテル(今作)@死屍累々映画日記・第二章
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マスカレード・ナイト(次作)@死屍累々映画日記・第二章・
ファンタスティック・ビースト(一作目)@死屍累々映画日記・第二章・
ファンタスティック・ビースト(二作目1回目)@死屍累々映画日記・第二章・
スプリット@死屍累々映画日記・第二章
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本日は秋晴れですね… ちょっと暑いくらいですね、、、
一昨日、フジテレビ系列で放映していた『マスカレード・ホテル』を観ました… 次作の『マスカレード・ナイト』の公開を記念して放送されたようですね。
[マスカレード・ホテル]
原作を読んでいる作品だし、映画を観るのも二度目でクライマックスも覚えているのですが… それでも愉しめましたね、、、
[マスカレード・ホテル]
テンポが良くて、謎解き...
- 2021/09/20(月)12:49:29 |
- じゅうのblog
ちょ、待てよ! とキムタクは言わなかった。当たり前か。
- 2020/09/06(日)16:40:23 |
- 或る日の出来事
【概略】
織田信長を本能寺の変から逃し、歴史の流れを変えようと企む時間遡行軍の企みを阻止したはずの刀剣男士たちのもとに、「織田信長生存」の一報が届く。本来の歴史を取り戻すため、刀剣男士たちは再び過去へと出陣するが、信長生存の影には怪しい影がうごめき、時間遡行軍も立て続けに歴史に介入してくる。やがて三日月宗近は、敵の本当の狙いに気づくが…。
ファンタジー
.0★★★☆☆
元がゲームなので、映...
- 2020/05/01(金)17:55:11 |
- いやいやえん
うーん
- 2019/10/05(土)18:50:51 |
- 或る日の出来事
【概略】
‘スーパーヒーロー’は実在するのか?──3人の特殊な能力を持つ男が集められ、‘禁断の研究’が開始された。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、24もの人格を持つ多重人格者ケヴィン、そして、非凡なIQと生涯で94回骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス…。彼らは人間を超える存在なのか?最後に明らかになる‘驚愕の結末’とは?
サスペンス
.0★★★☆☆
シ...
- 2019/04/28(日)10:08:25 |
- いやいやえん
東野圭吾のベストセラー小説「マスカレード」シリーズの第1作「マスカレード・ホテル」を映画化し、木村拓哉が初の刑事役に挑んだミステリードラマ。ヒロインとなるホテルマンの尚美役に長澤まさみ。「HERO」シリーズの鈴木雅之がメガホンをとり、「ライアーゲーム」シリーズの岡田道尚が脚本を担当。あらすじ:都内で3件の殺人事件が発生した。現場にはいずれも不可解な数字の羅列が残されていたことから、連続殺人事...
- 2019/02/18(月)22:10:33 |
- 映画に夢中
M・ナイト・シャマラン監督がブルース・ウィリス&サミュエル・L・ジャクソン共演で送り出した「アンブレイカブル」のその後を描いたサスペンススリラー。同じくシャマラン監督作でジェームズ・マカボイ主演の「スプリット」とも世界観を共有する。「アンブレイカブル」でデヴィッドを演じたウィリス、ミスター・ガラスを演じたジャクソン、「スプリット」でケヴィンを演じたマカボイが同役を続投。あらすじ:フィラデルフ...
- 2019/02/18(月)22:10:06 |
- 映画に夢中
☆☆☆-- (10段階評価で 6)
1月18日(金) OSシネマズ神戸ハーバーランド スクリーン8にて 12:00の回を鑑賞。
- 2019/02/18(月)14:31:20 |
- みはいる・BのB
映画「マスカレード・ホテル」を鑑賞しました。
- 2019/02/17(日)18:10:01 |
- FREE TIME
『シックス・センス』などのM・ナイト・シャマランの最新作。
『スプリット』において最後に明かされたのは『アンブレイカブル』とのつながりだった。本作はその2作を受け継いだ完結篇的な位置づけとなっている。
『スプリット』では警察の捜査から姿をくらました多重人格者のケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)は、懲りずに悪事を繰り返している。それを察知したデイヴィッド・ダン(ブルース・...
- 2019/02/17(日)14:19:30 |
- 映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
詳細レビューはφ(.. )
https://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201901200000/
映画「マスカレード・ホテル」オリジナルサウンドトラック [ 佐藤直紀 ]
- 2019/02/17(日)12:51:22 |
- 日々“是”精進! ver.F
『ミスター・ガラス』 を鑑賞しました。
これも睡魔が、、、
【ストーリー】
ある施設で、特殊能力を有する3人を対象にした研究が始まる。そこには、悪を察知する力と不死身の体を持つデヴィッド(ブルース・ウィリス)、24種類の人格が同居する多重人格者のケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)、ハイレベルなIQと94回も骨折した繊細な肉体を持つミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)が集まって...
- 2019/02/17(日)09:27:21 |
- 気ままな映画生活 -適当なコメントですが、よければどうぞ!-
「力の大会」後の平和な地球で、宇宙にはまだまだ強者がいると分かり、修行に明け暮れていた悟空とベジータ。 そんな彼らと、見たことのないサイヤ人の生き残り“ブロリー”とその父パラガス、そして再び地獄から舞い戻ったフリーザが、氷の大地で顔を合わせる…。 スーパーバトルアクション人気アニメ劇場版。
- 2019/02/16(土)11:11:44 |
- 象のロケット
ホグワーツ魔法魔術学校の卒業生である魔法動物学者ニュート・スキャマンダーは、捕らえられていた“黒い魔法使い”グリンデルバルドが逃げ出したことを知る。 グリンデルバルドは魔法界と人間界の支配を企んでいた。 パリに向かったニュートだったが、悪の力が彼の仲間たちにまで及んでいく…。 冒険ファンタジー第2弾。
- 2019/02/16(土)11:10:44 |
- 象のロケット
アメリカ・フィラデルフィアのある施設に、3人の特殊な能力を持つ男が集められ、研究が開始される。 不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、24もの人格を持つ多重人格者ケヴィン、そして、非凡なIQと生涯で94回も骨折した壊れやすい肉体を持つ〝ミスター・ガラス″。 彼らは、自分が人間を超える存在だと信じていた…。 『アンブレイカブル』のその後を描くサスペンス・スリラー。
- 2019/02/16(土)11:08:10 |
- 象のロケット
連続殺人事件の潜入捜査のため、警視庁捜査一課の刑事・新田浩介は女性職員・山岸尚美の指導を受けながらホテル・コルテシア東京のフロントクラークとして受付に立つことに。 刑事として利用客の“仮面”を剥がそうとする新田と、ホテルマンとして顧客の“仮面”を守ろうとする尚美は、衝突を繰り返しながらも不思議な信頼関係を築いていく…。 ミステリー。
- 2019/02/16(土)11:07:07 |
- 象のロケット
正直、これ以上アメコミヒーロー的な映画はカンベン…と思って、この映画は観るつもりはなかったのである。
でも評判はそれほど悪くなさそうだし?
風邪ひきで籠っている間に、やることが無くてうっかり「アンブレイカブル」も「スプリット」も復習できちゃったので、それならば~と久しぶりに街中へ出掛けてみたyo
- 2019/02/14(木)23:28:30 |
- ノルウェー暮らし・イン・原宿
かつてそのジャンルが絶滅しかけていたころ、『アンブレイカブル』でアメコミ映画に挑
- 2019/02/14(木)23:04:20 |
- SGA屋物語紹介所
私の熱視線を感じたのか、これ見よがしに「マスカレード・ホテル」の単行本を食卓で開いて「俺、マスカレード・シリーズは全部読んだからね」と言ってきた息子であったので(彼は基本的に原作を読んだ映画は観ないことにしている)、寂しさを感じつつも1人で観に行ってきた。だが親切な息子はそんな私にこう告げた。キャスティングはぴったりだと思う。特に長澤まさみはドンピシャなような気がする、と。で、原作を読んでい...
- 2019/02/14(木)12:25:55 |
- ここなつ映画レビュー