新文芸坐の企画「話題の新作2本立てウィーク」から1プログラム。
◆『ヘレディタリー/継承』
▲素晴らしい顔芸である。香川照之と国際結婚して顔芸夫婦になるような映画を作ってほしい。

▲鈴木宗男似。

▲ムロツヨシ似。だから何となく同情しづらかったんだな。今、分かった。
五つ星評価で【★★★★話転がしが上手いと思う】
2018年のカラー映画。127分。初見。
「屁が出るディレクター ケイン&ショー」って屁が出続ける侍親子かよ!(違う)
ではなく、文化・死生観、宗教観が異なるのにイヤな恐怖感が地擦りする感じで迫ってきて「やるな」と思った。
この狂えるお母さんをやったトニ・コレットは
『マダムのおかしな晩餐会』のいけ好かないマダムの人なのか。この人、役を演じる事が優先で、それによって自分が嫌われるとかはどうでもいい人なのね、偉いわ。それにしてもイヤな役だわ。もちろん同情は出来るのだけど、それでも四人家族で一番イヤな役。子供は被害者の側面が強く、父親は常識人のスタンスだから、トニ・コレットがはじけざるをえない。彼女の熱演がこの映画を支えている。勿論、それだけではないけど。あとは全裸家族か。それだけでもないけど。
◆『アンダー・ザ・シルバーレイク』
▲はーい、ひょっこりはーん(やる気がないな/そらやる気がないだろ。やってないんだから)。
五つ星評価で【★★★★そんなんで神様になれるの】
2018年のカラー映画。140分。初見。
まずいっちゃん最初に思ったのはアンドリュー・ガーフィールド、北村一輝に似てきたな。おいおい、いいのかそれで、アンドリュー・ガーフィールドも、俺も。
このアンドリュー・ガーフィールド演じるオタク青年(という事にされてるが大してオタクではない)が惚れた姉ちゃん失踪の謎を探して、町のあちこちを放浪して、町自身の意思から排斥される映画。いやあ、カルト・ムービーだ。町が隠していた真実の内容が夢っぽくてカルトくさくてたまらない。そして、主人公のアンドリュー・ガーフィールドは夢を追って夢を手に入れられず現実に埋没していく。切ない。ずっと背後に忍び寄るように小さくかかってる劇伴が特徴的。
主人公がジェームス・ボンドだったら、あの終焉の地を大爆破してヒロインと一緒に逃げ出したりするのだろうなあ。
スフィンクスとピラミッドに立ち向かった石工の青年の話、でもあるのかな。
【銭】新文芸坐の会員割引250円減の1100円+年会費更新1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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ヘレディタリー/継承@ぴあ映画生活・
アンダー・ザ・シルバーレイク@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
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ヘレディタリー/継承@銀幕大帝・
ヘレディタリー/継承@いやいやえん・
ヘレディタリー/継承@或る日の出来事・
アンダー・ザ・シルバーレイク@ノラネコの呑んで観るシネマ
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【概略】
‘大物’になる夢を抱き続け、気がつけば職もなく、家賃まで滞納しているサム。ある日、隣に住む美女サラにひと目惚れし、何とかデートの約束を取り付けるが次の日、彼女は忽然と消えてしまう。もぬけの殻になった部屋を訪ねたサムは、壁に書かれた奇妙な記号を見つけ、陰謀の匂いをかぎ取る。折しも、大富豪や映画プロデューサーらの失踪や謎の死が続き、真夜中になると犬殺しが出没し、街を操る謎の裏組織の存在...
- 2019/06/24(月)20:08:03 |
- いやいやえん
サンダンス映画祭で絶賛され、低予算ながら全米でスマッシュ・ヒットを記録した衝撃のホラー・サスペンス。グラハム家を支配してきた祖母の他界をきっかけに、忌まわしき“何か”を受け継いでしまった家族を待ち受ける戦慄の運命を、緻密な脚本と俳優陣の迫真の演技で描き出していく。主演はトニ・コレット、共演にガブリエル・バーン、アレックス・ウォルフ、ミリー・シャピロ、アン・ダウド。監督は本作が長編デビューとな...
- 2019/05/21(火)20:54:58 |
- 映画に夢中
「イット・フォローズ」で世界的に注目を集めたデビッド・ロバート・ミッチェル監督が、「ハクソー・リッジ」「沈黙 サイレンス」のアンドリュー・ガーフィールド主演で描いたサスペンススリラー。サラ役に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のライリー・キーオ。あらすじ:セレブやアーティストたちが暮らすロサンゼルスの街シルバーレイク。ゲームや都市伝説を愛するオタク青年サムは、隣に住む美女サラに恋をするが...
- 2019/05/21(火)20:51:26 |
- 映画に夢中
ポップカルチャーの迷宮に溺れる。
人の姿をしているが、正体不明の“それ”が延々と追いかけてくるホラー映画、「イット・フォローズ」で注目を集めた俊英、デヴィッド・ロバート・ミッチェルによる、何とも形容しがたい大怪作。
ロサンゼルス、シルバーレイクに住むプータローのサムが、忽然と失踪した隣人の美女を探し、虚構の魔都を彷徨う。
手掛かりになるのは、映画や音楽をはじめとした、様々なポップカルチャー...
- 2019/05/19(日)22:04:13 |
- ノラネコの呑んで観るシネマ
ことし鑑賞2本目の作品は、『ヘレディタリー/継承』。
昨年11月末にロードショウが始まり、観たい映画にチェックインしたまま、東京でのシネコンでは上映が終了してしまいました。
さて、映画。
- 2019/05/19(日)13:25:59 |
- キネマのマ ~ りゃんひさ 映画レビューなどなど
アンダー・ザ・シルバーレイク@ギャガ
- 2019/05/19(日)07:28:35 |
- あーうぃ だにぇっと
ヘレディタリー 継承@ユーロライブ
- 2019/05/19(日)07:25:35 |
- あーうぃ だにぇっと
監督・脚本のアリ・アスターは本作がデビュー作とのこと。
原題の「Hereditary」とは、「遺伝性の」とか「先祖代々の」といった意味。
グラハム家の祖母・エレンが亡くなり、エレンは娘のアニー(トニ・コレット)に手紙を遺している。そこには「失ったものに対して絶望しないで。最後にはきっとその価値が分かるから。」といったことが書かれている。エレンはアニーたち家族に何を遺していったのか...
- 2019/05/19(日)00:16:43 |
- 映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
映画 『ヘレディタリー/継承(日本語字幕版)』(公式)を先日、劇場鑑賞。
採点は、★★★☆☆(最高5つ星で、3つ)。100点満点なら65点にします。
【私の評価基準:映画用】
★★★★★ 傑作! これを待っていた。Blu-rayで永久保存確定。
★★★★☆ 秀作! 私が太鼓判を押せる作品。
★★★☆☆ まあまあ。お金を払...
- 2019/05/18(土)20:12:58 |
- ディレクターの目線blog@FC2
“大物”になる夢を抱いてL.A.の<シルバーレイク>へ出てきたはずが、気がつけば仕事もなく家賃まで滞納している青年サム。 向かいに越してきた美女サラにひと目惚れし何とかデートの約束を取り付けるが、彼女は忽然と消えてしまった。 陰謀の匂いをかぎ取ったサムは、無敵のオタク知識を総動員し、シルバーレイクの下にうごめく闇へと迫る…。 サスペンス。
- 2019/05/18(土)11:24:30 |
- 象のロケット
グラハム家の祖母エレンが亡くなり、エレンの娘アニーは夫スティーブンと高校生の息子ピーター、そして娘チャーリーと共に、家族を亡くした喪失感を乗り越えようとしていた。 ところが、やがて奇妙な出来事がグラハム家に頻発するようになる。 エレンの遺品が入った箱には「私を憎まないで」というメモが挟んであった…。 ホラー。 ≪受け継いだら死ぬ≫
- 2019/05/18(土)11:23:19 |
- 象のロケット
【概略】
祖母エレンが亡くなったグラハム家。過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持ってた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行った。祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家に奇妙な出来事が頻発。最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていた。
ホラ...
- 2019/05/17(金)16:56:12 |
- いやいやえん