同日鑑賞3本をまとめてレビュー。
◆『国民の創生』シネマヴェーラ渋谷五つ星評価で【★★万年疲労体質の私にはキツい】
特集企画「素晴らしきサイレント映画」からの一本。
1915年の白黒映画、103分短縮版、無音バージョン、初見。
かの著名なグリフィス監督によるアメリカ映画最初の長編映画。流石にサウンド版じゃない長いの見るのはしんどい。ポコポコ意識飛んでる。
暴動を起こしたニグロが悪人でKKKが騎士のように助けに来ると言うのが逆に新鮮。
今、こんな映画公開したら、本当に黒人の暴動が起きるだろう。KKKは騎士のように駆けつけないと思うが。割と悪い奴の代表者みたいなイメージがあるKKKの結社服が演出によってはヒロイックに見えるのはおもろい。あと、歪んだ表情の黒人の顔はとても悪役として魅力的。ちょっと前まで奴隷だったのが力が強いのをいい事に誘拐拉致して「お嬢さん結婚しましょう」ってのは怖すぎる。
戦争シーンや暴動シーンは画面の隅から隅まで群衆がいるのに驚く。今だったらあれ全部「デジタル群衆」だものなあ。
リリアン・ギッシュとか美女は今にも通じる容姿。
パートパート凄いのは分かるが、劇伴がないと、全体としてはしんどい。
◆『フリーソロ』HTC渋谷3
▲「一人でふりちんする映画かな?」「弁士中止!」
五つ星評価で【★★★万年疲労体質の私にはこれもキツい】
ハン・ソロと関係なしかよ!(そらそうだろう)
道具を使わない断崖絶壁への登頂を非常に実直に描いている。
確かにこれは小さなモニターで見てはいかん映画だろう。
一つ一つの積み重ねが大事。そしてそれが最後に実を結ぶ。まあでも私がインチキな人間だから一発大逆転みたいな映画が好きよ。映画批評サイト ロッテン・トマトで驚異の99%評価という事だが、残りの1%俺かあ。
◆『ダンスウィズミー』HTC渋谷3
▲宣材をお借りしてて残念なのはダンスでピターっと決まったカットとかがないんですよ。
五つ星評価で【★★★これが一番普通の映画】
一応ちゃんと面白いんだけど残念な事に面白すぎたりはしない。
『ウォーターボーイズ』や
『スウィングガールズ』のような怒涛の山場がない。それを持って来るとしたらラスト舞台ミュージカルになるのだろうが、あそこは山場としてはやはりそんなに強くない。道義的には歌い、踊らされる中での彼女が贈るアクトではなく、もう催眠が解けてはいるのであるが、それでもわだかまりがなくなったために歌い、踊り、喝采を浴びる、という展開の方が正しいと思う。
役者は三吉彩花が全カット良い。歌い、踊るシーンもいいが、素に戻った時の一々「これは本当の自分じゃないんです」というリアクションがまあ的確で可愛い。あと、ちゃんとパンチラカット入れてる所に良心を感じる。
【銭】『国民の創生』:各作品、通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
『フリーソロ』:テアトル劇場水曜は1200円均一(2019,9/1以降)
『ダンスウィズミー』:テアトル劇場水曜は1200円均一(2019,9/1以降)
『ブラック・コメディ ああ!馬鹿』:神保町シアター水曜は1000円均一料金。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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フリーソロ@ぴあ映画生活・
ダンスウィズミー@ぴあ映画生活
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ミュージカル部分がもっとあれば、もっとよかったかも。
- 2020/06/21(日)10:24:23 |
- 或る日の出来事
【概略】
稀代のクライマー、アレックス・オノルドが、カリフォルニア州のヨセミテ国立公園にそびえる975mの断崖絶壁に挑む姿の一部始終を捉える。
ドラマ
.0★★★☆☆
己の手足だけを頼りに岩壁を登るフリーソロ・クライマーの前人未到の挑戦を追ったドキュメンタリー。
ロープも道具も使わずクライミング。何でこんなことするの?と思ってはいけないのでしょう。
死と隣り合わせのスリルにも魅了されている...
- 2020/03/09(月)20:39:59 |
- いやいやえん
ロープや安全装置を一切使わずに山や絶壁を登る「フリーソロ」と呼ばれるクライミングスタイルで世界的に知られるクライマー、アレックス・オノルドの緊迫感あふれるクライミングに密着したドキュメンタリー。オノルドが登攀する様子を臨場感あふれるカメラワークで収め、第91回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞。監督は、山岳ドキュメンタリー「MERU メルー」も高い評価を得たエリザベス・チャイ・バサル...
- 2019/10/03(木)17:21:10 |
- 映画に夢中
「スウィングガールズ」「ハッピーフライト」の矢口史靖が監督・脚本を手がけたミュージカルコメディ。「グッモーエビアン!」の三吉彩花が主演を務め、ミュージカルシーンの全ての歌とダンスを吹き替えなしで演じる。共演には、お笑い芸人のやしろ優、シンガーソングライターでモデルのchay、「怒り」の三浦貴大、「銀魂」のムロツヨシ、ベテラン俳優の宝田明ら個性豊かなキャストが集結。あらすじ:一流商社で働く勝ち...
- 2019/09/29(日)18:52:38 |
- 映画に夢中
そこに、壁がある限り。
これはメッチャ心臓に悪い。
第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞作。
ヒマラヤの未踏峰に挑む山男たちの姿を追った、山岳ドキュメンタリーの傑作「MERU/メルー」の、ジミー・チンとエリザベス・C・バサルへリィ両監督が新たに描くのは、絶壁を道具も命綱すら使わず、身ひとつで登る“フリーソロ”の天才アレックス・オノルドの挑戦。
彼が目指すのは、カリフォルニア州...
- 2019/09/26(木)20:56:20 |
- ノラネコの呑んで観るシネマ
南北戦争の動乱の中で、北軍と南軍に引き裂かれて行く、キャメロン家とストーンマン家を中心に描くヒューマンドラマ。
- 2019/09/25(水)02:54:22 |
- 象のロケット
大手企業のOL静香は、遊園地で胡散臭い老人マーチン上田から催眠術をかけられる。 それは音楽が聴こえると歌って踊り出す「カラダが勝手にミュージカル」な術で、日常生活がハチャメチャになってしまった! ところがマーチンは夜逃げしており、静香は催眠術のサクラだった千絵、探偵の渡辺と共に、マーチンを探し日本中をかけめぐることに…。 ミュージカル・コメディ。
- 2019/09/22(日)03:32:01 |
- 象のロケット
身体を支えるロープや安全装置を一切使わずに山や絶壁を登る、フリーソロ・クライミング。 クライミング界の若きスーパースター、アレックス・オノルド(1985〜)は、カリフォルニア州ヨセミテ国立公園にそびえる巨岩エル・キャピタンに挑戦することに。 この世界屈指の危険な断崖絶壁をフリーソロで登りきった者は、まだ誰もいない…。 山岳ドキュメンタリー。
- 2019/09/22(日)03:28:37 |
- 象のロケット
「フリーソロ」というのは、ロープや安全装置を使うことなく、体一つで数百メートルの断崖絶壁をよじ登るシンプルな方法。もちろん一歩間違えば死に直結するという危険度MAXなものだ。これはそんな危険に挑んだアレックス・オノルドに密着したドキュメンタリー映画で、今回の彼のターゲットはヨセミテ国立公園にあるエル・キャピタン、約975メートルのルート。まずは2016年春、現地でのトレーニングを開始。ロープ...
- 2019/09/21(土)19:30:31 |
- 【徒然なるままに・・・】
レビューは↓
https://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201908160001/
【先着特典】ダンスウィズミー (ポストカード付き) [ Gentle Forest Jazz Band/野村卓史 ]価格:2592円(税込、送料無料) (2019/8/11時点)
- 2019/09/21(土)14:06:49 |
- 日々“是”精進! ver.F
『ダンスウィズミー』 を試写会で鑑賞しました。
三吉彩花はこんなに美人だったか! 兎にも角にも魅力全開
【ストーリー】
一流商社に勤務する鈴木静香(三吉彩花)は、曲が流れた途端に歌って踊らずにはいられなくなるという催眠を催眠術師にかけられる。翌日から静香は、テレビから流れる音、携帯電話の着信音、駅の発車メロディーなど、ちまたにあふれる音楽に体が勝手に反応してしまう。なんとか術を解いても...
- 2019/09/21(土)11:59:04 |
- 気ままな映画生活 -適当なコメントですが、よければどうぞ!-