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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『リチャード・ジュエル』トーホーシネマズ日本橋1

◆『リチャード・ジュエル』トーホーシネマズ日本橋1

▲男同士の哀しい壁ドン。

五つ星評価で【★★★★何でか分からないが面白い】
予告通りで、大きな秘密もなく(予定調和で)、
割とモタモタ感じられそうな長さの尺なのに
イーストウッドが撮ると面白いから不思議。

最初にデンと出てくる「リチャード・ジュエル」は
簡単に言ってしまえば「正義オタク」。
あまり好意的に撮られていない。
頑固で杓子定規、怨みを買ってたりもする。
でも外見デブで損してる分、実はいい奴だってのが
映画見てると徐々に分かって来る。この辺が上手い。
でも「微笑みデブ」みたいで、そういう意味で
犯人像と全く被らん訳でもないかもしれん。

女記者が得体の知れない化け物みたいで怖い。
母ちゃん泣いたら「お前なんかミザリーの癖に」とか思ってもた。
ラストとっても静かに終わるのが大人な映画。


【銭】
2019.12.29から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その25本目
▼作品詳細などはこちらでいいかな
リチャード・ジュエル@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
リチャード・ジュエル@yukarinの映画鑑賞日記α
リチャード・ジュエル@ノルウェー暮らし・イン・原宿
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コメント

でぶ

>でも外見デブで損してる分、実はいい奴だってのが
>映画見てると徐々に分かって来る。
「でぶ」で損したかもしれんが、「いい奴」ではないでしょ。
彼が「若はげ」なら損しなかったか。

わちきは、この映画の後に、スタンドが「ラビット」の「ジョジョ」(思ってても、普通は言わんな)を観たんだ。
2作とも、サム・ロックウェルが美味しい役でしたな。

  • 2020/01/25(土) 12:33:09 |
  • URL |
  • 粕人間 #-
  • [ 編集 ]

確かに!

ふじきさん☆
確かに「正義オタク」でしたね!!うまい!
決して清廉潔白で全くの好人物ってわけじゃない(つまりその辺の一般の人)ってところがミソだったんですね。
それでも誰でもそんなもんですものね。
フィルターを掛けずに見ると彼の良さが解ってくる、イーストウッドが撮ると本当にそこんところ良いです☆

  • 2020/01/25(土) 15:00:02 |
  • URL |
  • ノルウェーまだ~む #gVQMq6Z2
  • [ 編集 ]

Re: でぶ

こんちは、先輩。

> 「でぶ」で損したかもしれんが、「いい奴」ではないでしょ。
> 彼が「若はげ」なら損しなかったか。

これはまあそう。「いい奴」と言うのは言いすぎ。「デブ」で「ウザい」のは確かだけど、単純に善悪で判断するなら「正しくない事をしない奴(≒いい奴)」と言う事で。
「ハゲ」だったら、明るく世を照らした事でしょう。



> わちきは、この映画の後に、スタンドが「ラビット」の「ジョジョ」(思ってても、普通は言わんな)を観たんだ。
> 2作とも、サム・ロックウェルが美味しい役でしたな。

ジョジョ見れてへーん。

  • 2020/01/26(日) 10:21:46 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

Re: 確かに!

こんちは、まだむさん。

> フィルターを掛けずに見ると彼の良さが解ってくる、イーストウッドが撮ると本当にそこんところ良いです☆

まあでも職場にいたら「ウザい」感は高そう。でもウザいからと言って無い罪の罰を与えてはいけない。

  • 2020/01/26(日) 10:24:09 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

ジュエルなので、宝石のような心が基本的にあるのだった。

  • 2020/01/29(水) 07:34:13 |
  • URL |
  • ボー #0M.lfYJ.
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

コンチハ、ボーさん。

> ジュエルなので、宝石のような心が基本的にあるのだった。

「デビルマン」に妖獣ジュエルというのがいたしなあ。

  • 2020/01/30(木) 00:17:47 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

こんばんは

エンタメとしてはとてもよく出来ているのですけどね。
最近のイーストウッドの現実と虚構のバランスの悪さはやはり気になります。
特にこれはそんな昔の話じゃないし。
アメリカでかなり叩かれたのも分かります。

  • 2020/01/30(木) 22:36:19 |
  • URL |
  • ノラネコ #xHucOE.I
  • [ 編集 ]

Re: こんばんは

こんちは、ノラネコさん。

> エンタメとしてはとてもよく出来ているのですけどね。
> 最近のイーストウッドの現実と虚構のバランスの悪さはやはり気になります。
> 特にこれはそんな昔の話じゃないし。
> アメリカでかなり叩かれたのも分かります。

そうですねえ。でも、ついこの間の話にしてはFBIがポマードな刑事だったり、メディアとしての敵役が新聞社だったりで、何か凄く昔の話のようにも見えました。今の話題として取りあげながら、リアルに今を思い起こさせないようなコーティングがされているのかもしれません。

  • 2020/02/02(日) 22:44:13 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

こんにちは。
リチャード・ジュエルが「正義オタク」なら、女性記者は「名声オタク」なのかもしれませんね。

  • 2020/04/28(火) 17:34:37 |
  • URL |
  • ここなつ #/qX1gsKM
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんちは、ここなつん。

> リチャード・ジュエルが「正義オタク」なら、女性記者は「名声オタク」なのかもしれませんね。

物語(事実に基づいていますが)の中で、常軌を逸して、何かを追い求めているのは、ジュエルと女性記者の二人のような気がします。

  • 2020/04/29(水) 00:57:57 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

こんにちは!

コメントありがとうございました。
正義マンが正義を貫くだけの話ですが、イーストウッドだから描ける内容の濃さともいいますでしょうか。
だらだら見せないで、ちゃんと惹きつけさせる作りの上手さ、描き方の丁寧さが良き良き。
なんか無性に『ミザリー』が観たくなっちゃぅた(笑)。

  • 2020/05/24(日) 17:09:46 |
  • URL |
  • ヒロ之 #-
  • [ 編集 ]

Re: こんにちは!

こんちは、ヒロ之さん。

> 正義マンが正義を貫くだけの話ですが、イーストウッドだから描ける内容の濃さともいいますでしょうか。
> だらだら見せないで、ちゃんと惹きつけさせる作りの上手さ、描き方の丁寧さが良き良き。
> なんか無性に『ミザリー』が観たくなっちゃぅた(笑)。

イーストウッドの映画って何かシンプルでいいんですよね。

  • 2020/05/25(月) 00:11:04 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

私は観てる時、キャシー・ベイツと気づかなかった
似てる女優さんと思ってた

この映画 ラストのテロップがでたのが本編以上に悲しかった
“リチャードは
2007年心臓疾患で死去 44歳”
…‥って
濡れ衣を晴らせたのに早くに亡くなってしまったんだなーって
そういえば苦しそうによく胸をおさえてたな。

  • 2020/05/26(火) 09:41:18 |
  • URL |
  • カシス☆ #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

こんちは、カシス☆さん。

> この映画 ラストのテロップがでたのが本編以上に悲しかった
> “リチャードは
> 2007年心臓疾患で死去 44歳”
> …‥って
> 濡れ衣を晴らせたのに早くに亡くなってしまったんだなーって
> そういえば苦しそうによく胸をおさえてたな。

ドーナツ食うのが好きそうな人は注意。アメリカでは太る人はごっつ太るみたいな環境だから。そういや、確か警官が立寄ると犯罪防止に繋がるから、店の人が警官にはこぞってドーナツをサービスするなんて記事を見た事がある気がする。彼は警官ではないけど、地元に愛されたなら同じようにドーナツとか奢ってもらってたかもしれない。
まあ、長くて失意の人生もあれば、短くて幸せな人生もあるので。冤罪が晴れたのはよかった。

  • 2020/05/26(火) 18:11:17 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

こんばんは

そう言われてみると、ものっそ凄いドンデン返しがあるとかではなく、わりと平坦な話なのに、普通に見入ってみてしまってたので、そこはやはり監督の力量なのかなーと思いました
実話だからこその、気持ち悪さと格好良さ、シンプルさもありました

画像が、壁ドンなのが気になります

  • 2020/09/30(水) 21:28:50 |
  • URL |
  • maki #jQTfdwCM
  • [ 編集 ]

Re: こんばんは

こんちは、makiさん。

> そう言われてみると、ものっそ凄いドンデン返しがあるとかではなく、わりと平坦な話なのに、普通に見入ってみてしまってたので、そこはやはり監督の力量なのかなーと思いました

リチャード・ジュエルが『ナイブズ・アウト』みたいに嘘を付くとゲロを吐く体質とかにしておくと、ポケモン・バトルに勝ち抜けないと思う。


> 実話だからこその、気持ち悪さと格好良さ、シンプルさもありました
>
> 画像が、壁ドンなのが気になります

  • 2020/10/01(木) 00:27:24 |
  • URL |
  • fjk78dead #-
  • [ 編集 ]

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