『奥様は、取り扱い注意』『モンスターハンター』新宿ピカデリー7,5
- Date
- 2021/04/12/Mon 09:05
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
同日二本鑑賞をまとめてレビュー。
◆『奥様は、取り扱い注意』新宿ピカデリー7

▲目が真剣でいい。
五つ星評価で【★★序盤から中盤、終盤手前までがあかん】
連続ドラマの劇場版。TVトラマは未鑑賞。だが、分かる。これはTV版の面白さを削ぎ落してしまったのだ。TV版は引退した特殊工作員が合コンで出会ったイケメンと結婚して、新婚生活を送るが、ついついいつもの癖で特殊工作をしてしまい、実は公安で妻を監視していた夫とぶつかる事になる、というもの。ゲラゲラにありえない設定だが、軽いコメディーだし、綾瀬はるか主演だからこれでいい夢見れればそれでよし。
劇場版は冒頭から綾瀬はるかが「冴えない」感じ。と言うか、実に常識人チック。と言うのは、TVドラマ最終回で頭部に怪我を負った綾瀬はるかが記憶を失ってしまったからだと言う。つまり、大雑把に言うと、TV版の奥様と劇場版の奥様は同一人物だが別人だ。この記憶を失って甲斐甲斐しく普通の妻を演じているラスト20分くらいを除く終盤手前までの大部分が壊滅的につまらない。それはそうだろう。観客は普通の中に溶け込もうとしているけど、いい人すぎてついつい人助けで飛びぬけた存在としてはみ出してしまう奥様が目当てなのである。外見がいっしょでも、特に大きな失敗もせず、普通に暮らしている、綾瀬はるかをドラマとしては求めていないのだ。という事で、奥様のヤンチャ振りは終盤までお預け。これでほぼほぼつまらない。だって、奥様のヤンチャ振りが魅力だったのだから(見てないけど違わないやろ)。映画での綾瀬はるかはある一点に到達するまでコメディーでも、アクションでも、重い恋愛ドラマでもない。単に薄い日常だ。それなら複数のストーカー視線とかでも入ればいいのに、そういうアイデアもない。もしかしたら、そういうアイデアがない、と言うのが画期的な部分で、ドラマを見てる人にはカウンターになったりするのか? そんな難しい事には付きあえないづら。
なので、終盤、自分を取り戻す綾瀬はるかはめっちゃ面白いし、アクションはめっちゃ凄い。でも、そこまで辿り着くのがキツくて仕方ない。予告編でも掛かってたエンドロールの主題歌テーマもいい曲。この辺り、『カイジ』も監督した佐藤東弥は恵まれてるのかもしれない。ただ、実写『ガッチャマン』の監督である。おそらく自分の力量に収まりきらないオファーが来ても断らないのじゃないだろうか、この人。んー、『カイジ』は好きだけど、完全に気を許す事は出来ない監督。取り扱い注意である。
シレっと前田敦子が前田敦子オーラを封印するような大きくもなく、見せ場もないような助演をしているのが逆に気になった。こちらも取り扱い注意である。
一言も触れないのも何だな。西島秀俊もいつも通りで、とっても問題なし。鶴見辰吾や佐野史郎や小日向文世がブレないのと同じくらいブレない。西島くんは全く違う人間を全く同じ演技で演じるのだが、それで問題があるようなチョイスはしないので、主役としては珍しいけどOK。水島新司の『大甲子園』(※)みたいに、各映画やドラマの西島秀俊が全員出演する映画があったら、もう誰が誰だか確実に分からないに違いない。
※ 漢字変換で『代行支援』って出て驚いた。
まあ、そうだな。『だいこうしえん』だったら、『大甲子園』より
『代行支援』の優先順位を上げる方が正しいよな。
◆『モンスターハンター』新宿ピカデリー5

▲ジャンケンしたらグーチョキパーで揉めそうなモンスター。
五つ星評価で【★★序盤は良い。後はずるずる】
人気ゲームの実写化。ゲームは未接触。
出だし凄くポンポン進んで気持ちいいが、それで最後まで通すほど短い尺でもない(が、108分ってそんなに長い尺でもない。ともかく一息でダーって長さでもないけど)。出だしのモンスターの残酷なまでの強さが、ミラが船に乗った辺りから「狩れて当然」みたいに落ち着いていくのだが、その際の理由付けが何もない(あえて理由づけするなら「ロン・パールマン」の存在感)のが面食らう。
山崎紘菜を楽しみにしてたのに、何かの洋画に出てたローラの露出以下だった。
【銭】
どちらも前回鑑賞割引+ネット割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・奥様は、取り扱い注意@ぴあ映画生活
・モンスターハンター@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・奥様は、取り扱い注意@yukarinの映画鑑賞日記α
・モンスターハンター@yukarinの映画鑑賞日記α
◆『奥様は、取り扱い注意』新宿ピカデリー7

▲目が真剣でいい。
五つ星評価で【★★序盤から中盤、終盤手前までがあかん】
連続ドラマの劇場版。TVトラマは未鑑賞。だが、分かる。これはTV版の面白さを削ぎ落してしまったのだ。TV版は引退した特殊工作員が合コンで出会ったイケメンと結婚して、新婚生活を送るが、ついついいつもの癖で特殊工作をしてしまい、実は公安で妻を監視していた夫とぶつかる事になる、というもの。ゲラゲラにありえない設定だが、軽いコメディーだし、綾瀬はるか主演だからこれでいい夢見れればそれでよし。
劇場版は冒頭から綾瀬はるかが「冴えない」感じ。と言うか、実に常識人チック。と言うのは、TVドラマ最終回で頭部に怪我を負った綾瀬はるかが記憶を失ってしまったからだと言う。つまり、大雑把に言うと、TV版の奥様と劇場版の奥様は同一人物だが別人だ。この記憶を失って甲斐甲斐しく普通の妻を演じているラスト20分くらいを除く終盤手前までの大部分が壊滅的につまらない。それはそうだろう。観客は普通の中に溶け込もうとしているけど、いい人すぎてついつい人助けで飛びぬけた存在としてはみ出してしまう奥様が目当てなのである。外見がいっしょでも、特に大きな失敗もせず、普通に暮らしている、綾瀬はるかをドラマとしては求めていないのだ。という事で、奥様のヤンチャ振りは終盤までお預け。これでほぼほぼつまらない。だって、奥様のヤンチャ振りが魅力だったのだから(見てないけど違わないやろ)。映画での綾瀬はるかはある一点に到達するまでコメディーでも、アクションでも、重い恋愛ドラマでもない。単に薄い日常だ。それなら複数のストーカー視線とかでも入ればいいのに、そういうアイデアもない。もしかしたら、そういうアイデアがない、と言うのが画期的な部分で、ドラマを見てる人にはカウンターになったりするのか? そんな難しい事には付きあえないづら。
なので、終盤、自分を取り戻す綾瀬はるかはめっちゃ面白いし、アクションはめっちゃ凄い。でも、そこまで辿り着くのがキツくて仕方ない。予告編でも掛かってたエンドロールの主題歌テーマもいい曲。この辺り、『カイジ』も監督した佐藤東弥は恵まれてるのかもしれない。ただ、実写『ガッチャマン』の監督である。おそらく自分の力量に収まりきらないオファーが来ても断らないのじゃないだろうか、この人。んー、『カイジ』は好きだけど、完全に気を許す事は出来ない監督。取り扱い注意である。
シレっと前田敦子が前田敦子オーラを封印するような大きくもなく、見せ場もないような助演をしているのが逆に気になった。こちらも取り扱い注意である。
一言も触れないのも何だな。西島秀俊もいつも通りで、とっても問題なし。鶴見辰吾や佐野史郎や小日向文世がブレないのと同じくらいブレない。西島くんは全く違う人間を全く同じ演技で演じるのだが、それで問題があるようなチョイスはしないので、主役としては珍しいけどOK。水島新司の『大甲子園』(※)みたいに、各映画やドラマの西島秀俊が全員出演する映画があったら、もう誰が誰だか確実に分からないに違いない。
※ 漢字変換で『代行支援』って出て驚いた。
まあ、そうだな。『だいこうしえん』だったら、『大甲子園』より
『代行支援』の優先順位を上げる方が正しいよな。
◆『モンスターハンター』新宿ピカデリー5

▲ジャンケンしたらグーチョキパーで揉めそうなモンスター。
五つ星評価で【★★序盤は良い。後はずるずる】
人気ゲームの実写化。ゲームは未接触。
出だし凄くポンポン進んで気持ちいいが、それで最後まで通すほど短い尺でもない(が、108分ってそんなに長い尺でもない。ともかく一息でダーって長さでもないけど)。出だしのモンスターの残酷なまでの強さが、ミラが船に乗った辺りから「狩れて当然」みたいに落ち着いていくのだが、その際の理由付けが何もない(あえて理由づけするなら「ロン・パールマン」の存在感)のが面食らう。
山崎紘菜を楽しみにしてたのに、何かの洋画に出てたローラの露出以下だった。
【銭】
どちらも前回鑑賞割引+ネット割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・奥様は、取り扱い注意@ぴあ映画生活
・モンスターハンター@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・奥様は、取り扱い注意@yukarinの映画鑑賞日記α
・モンスターハンター@yukarinの映画鑑賞日記α
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