
▲「1995」がタイトルとは思えなかった宣材。コ・アソンは真ん中。
五つ星評価で【★★★★しまった。面白いよ】
ノーマークだったのだけど、1回見た予告が割と好印象だったのと、『グエムル』で、怪物に浚われるコ・アソンちゃんが出てるので見に行った。コ・アソンちゃんOL役だ。でかくなった。で、全然『グエムル』要素がない映画だったが、すげえ面白かった。いや、『グエムル』も最初の始まりは公害か。
実話ベース。「サムジンカンパニー」となっているが、「サムスン電子」辺りだろうか。会社の中で、いいように使い捨てされている高卒のOL達、その中の一人が会社の不正を目にしてしまい、あまり大事にして自分達の立ち位置を悪くするのもと逡巡しながらも、人の命にかかわる事を目のあたりにして止まれなくなる。不正をしているのは誰なのか。不正は止められるのか。この辺りかなり敵が強力で見応えのある物になっている。
会社変わったりもしたけど、30年サラリーマンをやってれば、鬱憤たまる事もあるし、小さい物ならば不正に出合う事だってある。その上で、正しく振る舞う事の何と難しい事か。だから、彼女たちの怒りにもシンパシーを覚えるし、なかなか問題解決に至らない展開にもヤキモキする。そんな話なので、ちゃんと正義が勝つ物語になってて本当に面白かった。出来れば多くの人に見てほしい。
エンドロールが8ビットしかなかった頃のファミコン画像みたいで可愛い。
タイトル、チラシのロゴデザインだと「1995」が付いてる事分からんし、気が付かん。そこはちゃんとやろうよ。
主役の三人の女性が姉御肌の長女、猪突猛進の次女、甘えん坊だけど心優しい三女と三姉妹設定っぽい。『キャッツアイ』かよ(あれは映画がひどかった)
【銭】
テアトル会員割引で1300円
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・サムジンカンパニー1995@ぴあ映画生活