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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『新感染半島』『私をくいとめて』『銀魂THE FINAL』『むっつり右門捕物帖 鬼面屋敷』『ズーム/見えない参加者』

割と近々に鑑賞した5本をまとめてライトに。

◆『新感染半島 ファイナル・ステージ』ユナイテッドシネマ豊洲1
▲画像は後から。

五つ星評価で【★★★★マッドマックス的なゾンビ・ムービー】
ドカン、ズダン、ズダダダダダダ的な一本。
まあ、まず、シリーズとしては前作の方が人気があるのは分かる。
前作は普通のゾンビ映画を越えるゾンビ映画だったが、
今作はそのゾンビが添え物になっている。
今回はカー・アクションが一番の見せ場であり、
ゾンビはその障害物にすぎない。話の設定さえ合えば
マンモスだろうが、恐竜だろうが、マツコ・デラックスの
大群だろうが、何でもいいのだ。そこが面白い所でもあり、
前作のゾンビのユニークさを好んだ者からすれば歯痒い所でもある。
ぶっちゃけ『新感染』『地獄のデス・ロード』である。
行って帰る物語でもあるし
(但し、楽園は半島の外にあるし、そこはそこで生きづらい)。
ああ、でも、ドカン、ズダン、ズダダダダダダなんである。
そんな映画は嫌いになれない。
あと、ロリ的にうずく映画(未就学児ではなく、
生理始まったばかりくらいな方にウズウズする/
あえて無視されたのだろうが、あんな世界で4年間、
野郎どもはそこそこ近くにいるというのに
誰一人女を抱けてないし、その女を捕まえようとしないのは、
不自然。そんなに男同士がいいのか。BL花盛りかよ。
腐女子を叩き込んでヒドイ目に会わせてやりたくなる)。
そんな話です(違うだろ)。


◆『私をくいとめて』テアトル新宿
▲画像は後から。

五つ星評価で【★★★積極的な肯定を拒めと俺の中の誰かが言う】
ドカン、ズダン、ズダダダダダダではない映画。そら、そうだ。
世の中「ドカン、ズダン、ズダダダダダダ」な映画の方が少ないのだ。
頭の中に「脳内相談役」が爆誕した「のん」が、
林遣都にハラホロヒレハレになった挙句、
「今更、恋なんて出来てたまりますかバカヤロー」みたいに
異常なドーパミング状態になり、破滅寸前、
敵のATフィールドをこじ開けながら、収まるところに収まって、
マ○コがチ○コを収める濡れ場までは描写しない映画。
的確じゃないか、俺(イヤな的確だ)。

「のん」が精神異常者手前の熱演。まあ、あれ、同じ監督の『勝手にふるえてろ』の松岡茉優みたいなもんだ。同監督の『美人が婚活してみたら』『甘いお酒でうがい』も、同じようにジタバタする女の映画であるが、二つとも主人公がカワイコちゃんではなく、美人系である。これは私が野郎だから思うのかもしれないが、美人がジタバタしてもがく様は割と見ていて苦しげ。カワイコちゃんがジタバタしてもがく様はつまずくポメラニアンみたいに更なる可愛さを感じてしまう。できれば大九監督にはこっちのタイプの女優さんを使ってほしい(単に向くと思う)。ただ、大九監督ドラマとしては正しく見れるのだが、極めてテレビ的と言おうか、何か映画っぽくないのが気になってる。今時、ロングで引く映画撮りばっかりで撮る監督の方が少ないかもしれないが、映像的にも映画っぽくなく、エピソードの単位が細かく羅列するので、強く物語の中に引きこまれるのが抑えられてしまう。面白い物を見せられているのは確かなのだが、没入感が低いのかもしれない。

脳内相談役のあの人(映画内に姿も出てくる)、なかなか味があって、そして、とても紳士を思わせるいい声だと思う。なので、姿が出てきた時に「うわ」とか思ってしまう。意地悪いなあ(撮る方も見る方も)。あ、あれ、声と見掛けでWキャストらしい。なんつか、贅沢なと言うより、やはり、意地の悪さを感じてしまう。

あと、片桐はいりが飛び道具的な役割ではなく、いい味わいだった(飛び道具的な使われ方も勿論好きなのだけど)。


◆『銀魂THE FINAL』ユナイテッドシネマ豊洲10
▲画像は後から。

五つ星評価で【★★★ちょっと長い】
みっちり詰まってる。詰まりすぎじゃないだろうか。ただ流れの方向が予見できるにしてはアクションは長い。アクションは割とルーチンっつーか、繰り返しが多いから飽きてしまうのかもしれない。しかし延々と突っ込みがあきらめないのは相変わらず凄い。あきらめたらゲーム終了ですみたいな。主題歌はスパイエアだが、挿入歌のドーズの方がバリバリかっけー。スパイエアの方がメロディーがキャッチーなのだが、キャッチーであるよりも、鈍く凄みが効いてる方が『銀魂』には向く。まあ、宣伝する会社からしたら、キャッチーな方がありがたいだろうが。
途中で疲れてしまって、心が無になった状態があり(決して寝ていた訳ではない)、存分に楽しめなかったのでもう一回見たい。っつーか、オマケが欲しい。もう、あの、『鬼滅の刃』色紙は終わったらしいが、コンプしたくなるいい出来だった。コンプの代わりに次は、あのイラストを全部集めたポスターと言う事なので、それはそれで欲しい。ちなみに色紙は甘露寺蜜璃、きゅん。
ちなみにこれは、ドカン、ズダン、すってんころりんみたいな映画。

◆『むっつり右門捕物帖 鬼面屋敷』神保町シアター
五つ星評価で【★★死んだように楽しめなかった。いつかリベンジしたい】
特集「没後40年 嵐寛寿郎」の1プログラム。
1955年、白黒、85分、初見。山本嘉次郎監督。
アラカン、エノケン、キンゴロウ、ZZZ。失敬失敬。


◆『ズーム/見えない参加者』109シネマズ木場5
▲画像は後から。

五つ星評価で【★★そんな大層なもんじゃないっしょ】
やりたい放題だな。これはやりたい放題をやらずに、実はこういう恐ろしい事が起こっていたのです、というカマシ方か、ともかくやれるだけやっちまえ、いえー、みたいなカマシ方しかないのじゃないか。なら、やりたい放題でいいのだと思う。ただ、心に何も残らない。今回、思った事は「うわ、眼鏡女子、一番ブス」くらい。日本人が演じてた分、感情が詳細に伝わってきたからか、同じズーム(会議ソフト)を使ったホラーとしては『真・鮫島事件』の方が推せる。外人の叫び声は声量がでかくて、皆が一度に悲鳴を上げているとうるさい。詫び寂び無双(何じゃそりゃ)。
代金が1000円である事に関してツイッターでけっこう流れてきて、それで見に行った。映画自体はともかく、60分の長さで一本サクっと見れて1000円だとかの枠はいいなと思う。

発券器でチケットを買った時には10人くらい観客がいたのに、場内に入った時も、見ている最中も、場内から出る時もずっとボッチだった。見えない観客でもいたのか。劇場から引きずり出されなくて良かった。


【銭】
『新感染半島 ファイナル・ステージ』:劇場モギリで貰ったユナイテッドシネマ期間限定割引券を使用して1200円で鑑賞。
『私をくいとめて』:テアトル会員券+曜日割引で1100円。
『銀魂THE FINAL』:劇場モギリで貰ったユナイテッドシネマ期間限定割引券を使用して1200円で鑑賞。
『むっつり右門捕物帖 鬼面屋敷』:神保町シアター通常料金一般1300円。
『ズーム/見えない参加者』:番組特別価格1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
新感染半島 ファイナル・ステージ@ぴあ映画生活
私をくいとめて@ぴあ映画生活
銀魂 THE FINAL@ぴあ映画生活
むっつり右門捕物帖 鬼面屋敷@ぴあ映画生活
ズーム/見えない参加者@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
新感染半島 ファイナル・ステージ@ノラネコの呑んで観るシネマ
新感染半島 ファイナル・ステージ@ノルウェー暮らし・イン・原宿
新感染半島 ファイナル・ステージ@yukarinの映画鑑賞日記α
私をくいとめて@ここなつ映画レビュー
私をくいとめて@ノラネコの呑んで観るシネマ
▼関連記事。
あとから。
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『劇場版ポケットモンスター ココ』『夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者』ユナイテッドシネマ豊洲2,8

同日鑑賞2本をまとめてライトに。

◆『劇場版ポケットモンスター ココ』ユナイテッドシネマ豊洲2
▲画像は後から。

五つ星評価で【★★★★ターザンをポケモン世界に翻訳】
ジャングルでポケモンに拾われて育った子供、ココ、彼はジャングルでスクスク育ってそれなりに無敵。だが、そのジャングルに侵略者である人間が。実にターザン。ターザン映画ではミッシング・リンクの類人猿だったり、ゴリラだったりする親の役は「ザルード」というウータンとゴリラの中間に毛がボーボーみたいなポケモンが務める。このザルードという種族がアフリカの戦闘部族のように彼等独自のプライドと選民思想を持ちながら、軍隊のような強さで楽園を守っている。ココを育てる為にザルード群から弾き出されたザルード父ちゃんとココの種族を越えた信頼の話が良い。朝ドラでこれでもかと反面教師のクズ親を演じているトータス松本が歌う「父ちゃんの歌」も良い。ココが素直で可愛い(上白石萌歌ちゃんの声も熱演)。このまま、実は第二次成長期がまだで、胸が膨らんできて、サトシが「服、着ろよお」みたいなブラのないラブコメ展開に進んでほしい。上白石萌歌ちゃんがトップレスで演じてほしい。(*´Д`)ハァハァ 父ちゃんザルードの中村勘九郎も熱が入った演技でよかった。他の二人、山寺宏一と中川翔子はもう普通にプロだから上手いも下手もない(上手いけど)。ロケット団、何をやりたいのかがよく分からない。何か便利に脚本家に使われてるなあ。サトシ「ピカチュウ10万ボルトだ!」そればっかだなあ。ザルードが神殿を守る戦闘部族で、ジャングルのポケモンが雑多な難民で、ジャングルを開発しようとする人間がポケモンを野蛮な獣としか見てなかったり(野蛮かどうかはともかく獣ではあるが)、SWの帝国は白人純血主義みたいな考えの流れが裏にあるのかもしれない。
最後にココが取った行動は、ポケモン映画の中での最終回答であるかもしれない。
トータス松本もいいけど、ボンゴボンゴ響くザルードの歌も肉感的で好き。


◆『夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者』ユナイテッドシネマ豊洲8
▲画像は後から。

五つ星評価で【★★★短編2本】
30分の新作アニメ2本を劇場用映画としてカップリング、1300円という価格なら妥当と思ってしまうくらい、昨今の特別上映は高価になっている。
背景的に「恐ろしい物語」として語ろうとすれば語れるが、「怪異」が「妖怪」である場合は、実はそれほど大きな恐怖を伴わない。「幽霊」や「悪霊」と違い、「慮外の物」ではあるが、明らかな害意を向けてきたり、自分らの意思の為に他の存在をとことん無視するような排外性が少ないからだ。「妖怪」は「人間目線」で捕えた「自然界の挙動」である事が多い。例えば自然界の雪害に人格を与えたのが「雪女」である。そこには人に見立てた「人格」や「意識」がある。そういう物とは折衝が可能だ。だから、彼等に付随する恐怖感は薄い。ただ「人間」と「妖怪」では、世界に対する向きあい方や考え方が違うので、相手を知らないが故に、噛みあわない事もある。主人公の夏目は「怪異」である相手に対して、それがどういう存在で何を求めているかをゆっくり噛み砕こうとする優しさと真摯さを持つ。決して「人間が至高である」との考えに偏らない。それがこの物語を優しくしているし、大人な味付けにしている。このマンガのオリジナルは少女マンガであるが、さもありなん。「他者」とどう共存するかという思想が女性的な考え方なのである(いいとか悪いとかではなく)。逆に少年マンガだったら、「他者」をどう従えるか、になる。これは男性的な考え方である(単純に鬼太郎なのだ)。
単に同じ日に見ただけだが、『ポケットモンスター ココ』の異種部族の争いについても、それぞれの部族の立場で考える事で平和が成立する。この話の終わらせ方は実に少女マンガ的な結論に到達している。但し、その役目を担うのはポケモンに育てられた人間という特殊な存在である。彼を「勇者」ととらえれば、彼の開拓する全ての者が彼に従わされる者とも言える。この構造は少女マンガ的でもあり、少年マンガ的でもある。この「勇者」と夏目の存在は実はよく似ている。ポケモンに育てられた少年のように、夏目も人間にスポイルされ、怪異に育てられた存在である。狭間の位置にいるので、どちらに対しても公平な目で立場を見る事が出来る。ただ、違うのは彼はその異なる二つの母体を決して一つの物にしようとは考えていない事だ。二つの母体は争うような位置にはないので、わざわざ一つにする必要はないのだが、夏目がミニマムに行っている事は「人」のいる世界で「怪異」が不幸にならずに存在できるあり方の模索だったりするので、進む方向は大きく変わらなく見える。だがまあ、夏目が「勇者」のように、二つの世界を一つに開拓して行くなら、その物語は大川隆法的な物語になってしまうだろう。それは誰も求めていまい。そして、逆に言うならば、ポケモン世界の「勇者」とて、彼が開拓するこれからの道は大川隆法のような荒れ地の開拓になるに違いないのだ。
前置きが超長くなった。
『石起こし』:ミツミの純粋な感じに心がほだされる。しかし、岩鉄がアバウトであっても、岩起こしまでの経緯はちゃんと見ているのではないかという気もする。それは見ていてほしいという願望かもしれないが。
『怪しき来訪者』:怪しい。

【銭】
『劇場版ポケットモンスター ココ』:有料入場ポイント2ポインを使って1000円で鑑賞。
『夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者』:特別価格1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版ポケットモンスター ココ@ぴあ映画生活
夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者@ぴあ映画生活
▼関連記事。
あとから。

『大コメ騒動』トーホーシネマズ日本橋6

◆『大コメ騒動』トーホーシネマズ日本橋6

▲真ん中三人の演技が凄い。

五つ星評価で【★★★★井上真央が凄い】
映画全体としては主人公のやりきりに呼応した悪漢のギャフンがないのが不満なのだが、ともかく井上真央が素晴らしくて、そういう「あれっ、あそこ足らんかったんじゃないの?」な部分は見た直後、思い浮かばなかった。井上真央はちんまくて、黒くて、目がギョロギョロして、黒蟻のようだ。ちょっと大丈夫だろうか?ぐらいな感じに挙動不審で、つまり、余裕がなく、いきなりバタンと倒れそうに見える。日焼けで肌が黒いのは浜に出てる女達は皆、同じなのだが、井上真央の黒さには何だろう、隙がない感じがする。その井上真央は極貧の身の上ながら、文字が読めて学問が好きだ。周りの女達はみな文盲で、井上真央の事を「変わり者」扱いしている。どちらかと言うと文字が読める事で彼女は逆に差別をされているのだ。この構造がたまらない。新聞などの正しい情報を彼女が周りの女達に警告として伝えると、彼女がそれを呼び寄せたものであるかのように非難をされる。だからと言って、それらの情報が必要とされない訳でもなく、せっつかれて話をしては非難を受けている。全体貧乏な集落の中で、彼女がスケープゴートとして機能していて、それをくつがえそうものなら村八分に会うのも目に見えている。

村の女の生き字引みたいな、と言うより生きすぎて妖怪になったような役を室井滋が演じる。室井滋すげーのー。
井上真央の姑役に夏木マリ。ちょっと夏木マリの印象でなかったので驚いた。

男の役者はいろいろ出てるけど、何かちっこい役ばかりが当てられている。
その中でも幼女に執拗に絡んで手を握ってニヤニヤする石橋蓮司の気持ち悪さは出色。もう、すっかり名優なんだから、今から傷跡とか残さなくてもいいでしょ。ただ、石橋蓮司だから演技で済むけど、他の役者がやったら「あの人本当にロリじゃないの?」とか言われそうだから石橋蓮司でよかったのかもしれない。

タイトルロゴの「大」に「だい」とフリガナ振ったのは「オオコメ」だと「オオメコ」っぽくて、それはちょっと不味いかもって気遣いじゃないだろうか。でもまあ、映画の内容としては、かなり「オオメコ騒動」な内容でありました(言っておくが濡れ場は一切ないぞ)。


【銭】
トーホーシネマズデーで1200円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
大コメ騒動@ぴあ映画生活

『ホワイト・ストーム』新文芸座

◆『ホワイト・ストーム』新文芸坐

▲アンディ・ラウ(左)とルイス・クー(右)。キスの近さ。

五つ星評価で【★★★★★破壊の気持ち良さよ】
アンディ・ラウ、プロデュースによるアンディ・ラウ映画。相変わらずトカゲみたいな顔してるくせにかっこ良くてステキ。丸ごとの善人ではないのだが、アンディ・ラウ演じる主人公の行動はその道しか選べなかったという説得力をいつも観客と共有する。観客を味方に付けるのが他のどの香港スターよりも上手い気がする。
今回はこの逆目の運命を背負わされる悪役にルイス・クー。中々の悪人ぶりである。「ニタニタ」という、とてもイヤらしく信用のおけない笑いを浮かべる。怒ると雲散霧消してしまう軽い笑顔である。

アンディ・ラウが結婚する堅気の株ブローカーっぽい女弁護士が、ちょっと広瀬アリスっぽい。広瀬アリスっぽいという事はあまり、頭がよく見えないという事も含む。いや、失礼。

チラシにある「ラスト15分、映画史を塗り替える大激突!」という惹句は決して大袈裟ではない。いやあ、凄かった。ビックリした。まだまだ、アクションのアイデアってあるのだなと、その唖然に「ポカーン」と口を開けた。こんなのを撮るのだから、アンディ・ラウはやはり信用できる。とは言うものの、流石にファースト・ランの「のむコレ」までは手を出せない。



【銭】
特別興行+新文芸坐会員価格で@1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ホワイト・ストーム@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ホワイト・ストーム@ここなつ映画レビュー

『オペラ・ハット』シネマヴェーラ渋谷

特集「ソフィスケイテッド・コメディへの招待」の1プログラム。

◆『オペラハット』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★★キャプラ凄い】
1936年、白黒、116分、初見。フランク・キャプラ監督。
もう映画はすんげ面白い。凄いわ、フランク・キャプラ。
にしても何で『オペラ・ハット』なんて邦題にしちゃったのかは不明。だって、原題の直訳は『ディーズ氏が街にやって来た』だもの。映画内で「オペラ」は話題の一つとして出てくるが(主人公ディーズ氏がオペラ興行組合の理事長になる)、ハット(帽子)なんて、主人公が日常的に着用してるだけである。単にこの1年前にヒットした『トップ・ハット』にあやかってるだけなんだろうか。

田舎の兄ちゃんが世界的な大富豪の遺産争いに巻き込まれるコメディーなのだが、主人公に与えられる「いくら何でもここからは逆転できないだろう」って負荷がエゲツナイ(っつか、あそこから逆転できるのが神技)。


【銭】
一般入場料金1200円-会員割引400円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
オペラ・ハット@ぴあ映画生活

『恋するけだもの』UPLINK渋谷1

◆『恋するけだもの』UPLINK渋谷1

▲ケダモノ。

五つ星評価で【★★★凄いけどちょっと雑】
同じ監督、製作で作った18分の短編『恋のクレイジーロード』を長編にリブートした映画。もともと18分だったのを85分に引き伸ばしたので、ちょっと余計な贅肉が付いてる感じはある。でもまあ、伸びてよくなった分もあり、そこは肯定しきれない、否定しきれない、というグレーゾーンみたいな形で仕上がった。
ケダモノとして覚醒する田中俊介の演技がともかく凄い(勿論演出あっての事なのだろうが)。マジに演技スペックが変わっただけで、同じ人間に見えないと言うのは凄すぎる。
W主役を張ってる宇野祥平はラストに向かって倍々ペースで良くなる。と言うより導入部がモタついている。割と本人や演出の中では前回を踏襲しているから、異常に見えても初めてじゃないからいいやと気にしていないように見える。でも、傍目に見ていても汚い姿で女装に見えない。前作はそれなりに容姿の問題は別にして、一見、女性に見えるかも、という観客を迷わせる部分があった。それはおそらく初登場から一つ一つ異常性が開花する構成だったからだろう。今回は「いきなり化け物」なので、その化け物が自らを「少女」と名乗る異常性が逆に埋没してしまった。キチガイだから変な事を言ってもしょうがないだろうと言う論理。でも、それではどんな演技をしても「キチガイ」という設定に呑みこまれてしまい、オンリーワンなキャラが立たない。あー、でも、シャベルを手にしてからは気持ちいい。あの地と接してカチカチ出る火花がいー。
二匹の化け物に対峙する三人のチンピラも、どう見ても噛ませ犬なのだが、銃を持たせた事により、化け物どものグレードが上がって見えたのはよかった。
ちなみに、2020年に見た最後の映画。


【銭】
UPLINK水曜1200円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
恋するけだもの@ぴあ映画生活
▼関連記事。
恋のクレイジーロード(オリジン)@死屍累々映画日記・第二章
・恋するけだもの(リブート)@死屍累々映画日記・第二章

『襤褸と宝石』シネマヴェーラ渋谷

特集「ソフィスケイテッド・コメディへの招待」の1プログラム。

◆『襤褸と宝石』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★ラストが意外で嫌い】
1936年、白黒、95分、初見。グレゴリー・ラ・カーヴァ監督。
そもそも「襤褸(らんる)」の意味が分からないよ。ランララルンルン。ボロ布の意味だよ。
『ボロ布と宝石』なら意味は通じる。オシャレじゃないけど。
セレブのお嬢様の気紛れで、執事として働く事になったゴドフリーは常識外れの家族の中で極めて常識的に振る舞う、、、、、有能な乞食と頓珍漢な金持ち家族の格差コメディー。意地悪な姉に、仮病で対抗する妹、知性の無い母に、ただ食にありつく事しか考えてない寄生虫の芸術家、彼等を統制できない父親と対峙しながらゴドフリーは徐々に自分の居場所や、自分の進むべき道を確立して行く。

なんだけど、ラストはコメディーだからか、コメディーの域を越えてか、主人公の意図しない状況になって、ちょっと怖いし、主人公には同情を禁じ得ない。ラスト正しいがゆえに主人公はバカの勢いに呑み込まれる。それはとてもリアルだ。

あれはあの終わりじゃないと個人的には思う。


【銭】
一般入場料金1200円-会員割引400円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
襤褸と宝石@ぴあ映画生活

日本インターネット映画大賞・2019年分の投票記事になる筈だった奴

日本インターネット映画大賞はなくなったものの、いつもの癖で選ぶだけ選んで公開しなかった奴(なので11カ月くらいズレてる)。もっとも遅い2019年映画のベスト記事。

日本映画

【作品賞】(3本以上10本まで)順位(点数記入なし)、作品数(順位を削除し点数記入なし)、自由採点(点数記入)から選ぶ
1位  「蜜蜂と遠雷           」    点
2位  「主戦場              」    点
3位  「宮本から君へ          」    点
4位  「High & Low the WORST    」    点
5位  「PRINCE OF REGEND      」    点
6位  「賭ケグルイ            」    点
7位  「七つの会議           」    点
8位  「L ♡ DK            」    点
9位  「ヒロアカ ヒーロズ・ライジング」    点
10位 「洗骨                 」    点
【コメント】
 選出理由は1位ピアノの音色とビジュアルと登場人物の心情と、何度見ても飽きが来ない。2位おもろい。右翼も左翼もけっこう両方汚くて、映画が下すジャッジが凄く納得できる。3位ビバ昭和!4位・5位食わず嫌いはいかん。はっきりいってあれだけの数のキャラをほぼほぼ混乱させる事なく交通整理した脚本や演出の手腕は認められるべき。6位あかんところも含みつつの、どんどん狂っていくラストのギャンブルバトルは超燃え。7位やっぱ売れてる物はおもろいんだよなあ。8位きゅんきゅんする。上白石萌音ちゃん大好き。9位話の展開の仕方が上手い。あんなん『鬼滅』同様ボロ泣きだろ。10位地味にいろいろよく出来てて笑い所も多い。

【監督賞】          
【主演男優賞】
【主演女優賞】
【助演男優賞】
【助演女優賞】
【ニューフェイスブレイク賞】
【音楽賞】
   [今回全て省略]
【コメント】


外国映画

【作品賞】(3本以上10本まで)順位(点数記入なし)、作品数(順位を削除し点数記入なし)、自由採点(点数記入)から選ぶ
1位  「EXIT               」    点
2位  「工作               」    点
3位  「神と共に 第一部    」    点
4位  「イップ・マン外伝 マスターZ 」    点
5位  「ジョーカー            」    点
6位  「ハンターキラー   」    点
7位  「ハロウィン           」    点
8位  「アベンジャーズ E.G.    」    点
9位  「西遊記 女人国の戦い     」    点
10位 「クリード 炎の宿敵        」    点
【コメント】
 選出理由はなんとなく、以上。


【外国映画 ベストインパクト賞】
   [今回省略]
【コメント】

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【ふじき78が選ぶ○×賞】
   [今回省略]
【コメント】  

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 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
(同意しない方は「同意する」を「同意しない」に書き改めて下さい)
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付記
2019年は1月1日にキネカ大森3で『四月の永い夢』『パンとバスと二度目の初恋』が映画初め。
12月30日にトーホーシネマズ新宿12で『シティーハンター』で映画収め。
509本463興行。

『按摩と女』神保町シアター

特集「松竹映画100周年 監督至上主義の映画史」の1プログラム。

◆『按摩と女』神保町シアター
五つ星評価で【★★★のんびりテンポ、純愛】
1938年、白黒、67分、初見。清水宏監督。
肩凝り体質だが、按摩で「痛気持ち良く楽になる」という感覚を持ち合わせていないので、温泉宿に按摩が鈴なりみたいな光景が大層珍しい。交通機関が馬車だったりで、緑も残り(白黒だけど)、観光映画としていいかもしれない。
目が見えない故に見えすぎる男と、事情を隠している為に按摩に誤解される美女と。高峰三枝子の美女っぷりが凄い。
按摩のボディー・アクションがなかなか尊い。


【銭】
神保町シアター水曜割引均一料金1000円
▼作品詳細などはこちらでいいかな
按摩と女@ぴあ映画生活

『クローゼット』シネマート新宿1

◆『クローゼット』シネマート新宿1

▲お父さん=「苦労Z」。

五つ星評価で【★★ショック映像は上手いが選択肢が少ないのではないか】
怪異に連れ去られてしまった娘を取り戻したい父親。
父親には、事故で母親を失った後、子供との生活を成立させる為に、仕事に没頭しなければならない事情があった。だから、彼は娘を奪い去った娘と同類の怪異に、親の愛を証明しなければならない。もう、これは結末が二つしかなく、親はやはりロクデナシで、無間地獄のような体裁で終わるパターンと、やはり親の愛は何よりも強かったで終わるパターンと、で、ある。ただ、これは親の愛が数値化できないので、どっちで終わっても違和感はない。そういう構造としか言いようがない。
この構造にイケメン・エクソシストが介入してくるが、話の本筋は決して変わらない。

なので、いろいろ映像やビジュアルを駆使して「愛」を描こうとしていた。
それに反作用で働く霊的ショック画像。これがなかなか上手く出来ていた。
怖い怖い。ラストに選択肢の余裕がないのだから、中盤、怖ければOK。

あと、子役の子が頑張っちょる。


【銭】
前回有料入場割引+ネット割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
クローゼット@ぴあ映画生活
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