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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

マンガ『常敗将軍、また敗れる 第一巻』原作 北条新九郎、漫画 渡辺つよし、ホビージャパンコミックスを読書する男ふじき

これはジャケ買い。
っつーか、タイトルに惹かれた。

常に負けるが、常に生き残る無敵の男。
「常敗にして無敵!」矛盾したキーワードに惹かれる。
才能がある者が才能を活かせないとどうにもならん。
延々とそんな状況が描写される。
だが、彼には部隊ごと生き残る秘策がありそうだ。

続巻が楽しみ。
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マンガ『柔のミケランジェロ 全二巻』カクイシシュンスケ、ヤングアニマルコミックスを読書する男ふじき

最近、マンガの嗜好として分かってきた事の一つに、文化系で別の修練を積んできた者が体育会系で活躍するストーリーが自分は好きなんだな、というのがある。簡単に言えば『ドカベン』の殿馬。体育会系の延々とスポ根みたいなのは実生活で縁がなかったので、ちょっと視点を変えた者がぐんぐん伸びるというのは、とても都合のいい話だけど引き寄せられる。要は自分の素養に近いからマンガを読みながら夢を見るのだろう。この手のマンガは全国の帰宅部のルサンチマンに支えられている。全く真逆のベクトルすぎるので何故、人気があるか分からないのがイブニングで連載中の『女子柔道部物語』。あれ、スポ根っぽいが、主人公の強さの秘訣は努力とかではなく「何となく」である(おそらく天分)。

で、タイトルのマンガは美術部経験者がデッサンの際に人物の重心を見る力を武器にして柔道部に入部。こんなん実話なら無理だが、マンガだと成立する。そのいい意味での適当さ、ラフさが愉快だ。

一巻が凄く面白いが、二巻で失速してしまう。打ち切りが決まってドタバタ話を畳んでしまったのである。あー、勿体ない。

そう言えば女っ気がないマンガだ。

ヤンジャンに連載してる按摩師がバトミントンのプレイヤーになる『シャトルアイズ』も連載開始当初は按摩師の異能が際立った描き方でムチャ面白かったのだが、今は他のプレイヤーに寄り道してるので失速してる。

マンガ『勇者のパーティーに栄養士が加わった! 第一巻』高田サンコ、ドラゴンコミックスエイジを読書する男ふじき

過敏性腸症候群の勇者のパーティーに栄養士が加わる。

「人の悩みは全て××さえ分かれば解決」と言う「美味しんぼ」タイプドラマの新手。
ファンタジーの世界に現代栄養学の素養を持ったスマホ持ちの美女栄養士。
出自には裏がありそうだが、悩みごとの解決ドラマとしては、
栄養学には強い即効性がないので、薄ぼんやりしたドラマになりそう。
主人公の衣装の白衣に黒タイツは性癖的に強く刺さるが、
ファンタジーの世界でタイツ作るのは大変そうだ。
かの世界では化学繊維とかなさげだよなあ。

マンガ『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 第一巻』原作 森田季節、漫画 シバユウスケ、ガンガンコミックスONLINEを読書する男ふじき

異世界転生もの。

社畜で過労死した主人公は異世界転生でダラダラしたスローライフを希望する。
で、タイトル通り、300年スローライフを送ったらいつの間にか最強の属性になってしまった。
この最強属性を得るための設定が数学的な理屈としてはいいのだが、
実践的な話としては嘘くさいし胡散臭い。
まあ、ライトコメディーだから言い訳だけ出来ればこれでいいのだろう。

あくまでスローライフを追及したい(と言うか、働きたくない)主人公の
冒険生活回避が新たな冒険生活や仲間を呼び寄せる。

すっとぼけた味がおかしい。安く手に入るなら続きを読んでもいいかな、くらい。

マンガ『ラーメン大好き小泉さん 第一巻』鳴見なる、竹書房を読書する男ふじき

小泉さんがラーメンが好きというだけでマンガを成立させてるのが凄い。
これを成立させるのは画力。
「美味しそうに食べる」それがマンガでの満足度を上げる。
セックスのエクスタシーに近いが、いやらしさはない
(いやらしく見えなくもないようなギリギリな描き方をしてるとは思う)。
ただ、人は他人の幸せな表情を見るだけでも癒される事はある。
自分が不純な人間だから、そう思いたくなるのかもしれない。

小泉さんはコミュニケーションを取れないのではなく、取らない。しかし、世間はそれを許してはくれない。考えようによっては有り難いが煩わしい話である。

マンガ『祓ってませんよ 全二巻』カガミツキ、MFコミックス フラッパーを読書する男ふじき

一巻だけブクオフで安値で買ってて、1年くらい経ってか二巻も見掛けたので買ってまとめて通読。

霊が見える為、霊に説教してるうちにボッチになってしまった少女が高校デビューしようとするが霊まみれになるお祓いコメディー(そんなジャンルねー)。ラスト主人公の父親の霊をお祓いする事で、ちょっといいマンガ寄りになろうとするが、割と照れがあるのかきっちりギャグとして回収して終わらせている。

主人公がオカッパ眼鏡の地味子で、容赦なく顔を崩すと思ったら作者は女性。表紙のエロさはマンガ内容に微塵もない。表紙のセーラ服の薄絹具合がなかなか上手い。

表紙下のエッセイ部で、主人公の外観が作者の姿の投影と書いてあって、それは実に隠れた「萌え要素」じゃないかと思った。

マンガ『今まで一度も女扱いされたことがない女騎士を女扱いする漫画 第3巻』マツモトケンゴ、シリウスKCを読書する男ふじき

表紙の第二の女騎士の赤ら顔が激可愛い。
増えたキャラは夢魔と次期魔王くらいだが、とても自然な増員なので、ネタに困って増やしたようには見えない。次期魔王のあまりに子供チックな戦線離脱で分かったのだが、この世界の冒険者や騎士、魔族などは身体は大人だが、メンタリティーはみんな幼稚園児の子供のようだ。だから、安心してニコニコしてマンガを読んでられる。可愛らしさが微笑ましい。多分、クレヨンしんちゃんの野原しんのすけと春日部防衛隊の方がザッと10歳くらい精神年齢が上である。というより、しんちゃんサイドが幼稚園児というより中年っぽいテイストが強い。

マンガ『弱虫ペダル 第26~41巻』渡辺航、少年チャンピオンコミックスを読書する男ふじき

ちょっとまとまって安い棚から購入。

26巻、インハイ三日目機体トラブルの今泉と変わって真波と坂道の一騎打ち。そしてインハイ三日目、ラスト500メートルまで。まだ引っ張るか。
27巻、ついにインハイ三日目。結果決する。田所の裏方への声掛けが良い。こういうところをちゃんと欠かさずに描くのが良書だよなあ。
28巻、三年が卒業、次の世代への引き継ぎ巻。誰からも軽んじて見られる凡人手嶋の熱い戦いがこの巻から始まる。
29巻、次の世代への引き継ぎ巻。手嶋が坂道の巻島呪縛を解く。杉元弟登場。和みキャラほしかったのかなあ。基本、真面目か病んでるかガラ悪いのばっかだから。
30巻、御堂筋vs鳴子、箱学の3年引退引継巻。アラキタから黒田へ。
31巻、杉元兄の復権巻。
32巻、杉元兄の復権巻2。ちょっと負けっぷりが素晴らしすぎて泣く。インハイ予選。機体トラブルで全員失格寸前。にもかかわらずあっさりどうにかしてしまう。ウェイトかけなさ加減が適当で笑う。
33巻、総北のダークホース古賀登場。手嶋とインハイの六人目を争う。古賀がイケズに見えてしょうがないが理由は後の巻でハッキリする。自分に甘えを許さない手嶋が偉い。
34巻、古賀対手嶋決着。何も持たない男手嶋が熱い。やはり手嶋に比べれば坂道だって持つ男なのだ。そして古賀の決めカットが凄い神カット。
35巻、2年目インハイ初日開始。手続き的な巻。
36巻、2年目インハイ初日平坦コースでの箱学銅橋対総北無口先輩+鏑木。銅橋のセンス悪いオラオラぶりと鏑木のバカ振りがキツイ。
37巻、銅橋に負けた鏑木に仲間の声援が染みる。2年目インハイ初日山岳コース真波対手嶋。もう本当に誰からも軽く見られ、それを自覚もしてる手嶋が泣ける。
38巻、相変わらず一番後ろに落ちた坂道が登ろうとすると京伏にぶつかる。もうどうしても人間として描いてもらえない御堂筋。そして、2年目インハイ初日山岳コース真波対手嶋、ことごとく正反対な二人。
39巻、2年目インハイ初日山岳コース真波対手嶋。正しい事を愚直にやって負ける手嶋。山岳コースは終わり、次は初日のトップ争い。
40巻、京伏対総北対箱学。ワープのようにいきなりトップに現われすぎ、京伏は。
41巻、一日目決まり。二日目開始。

マンガ『弱虫ペダル 第18~25巻』渡辺航、少年チャンピオンコミックスを読書する男ふじき

ちょっとまとまって安い棚から購入したり高い棚を挟んだり間違って2冊買ったり(マンガ読みがよくやる奴)。

18巻、インハイ二日目ゴール争い直前。箱学と京伏と総北の三つ巴戦から京伏が一つ抜けたのが前巻まで。どんなに決定的な差を付けても何もかも捨てきっていても母親の死さえも糧にしていても理由もなく御堂筋は勝てない。ただ勝てないという結果が明らかにされるだけだ。ただ、御堂筋に関しては「絶対に勝つ」というメンタルとそれを支える技術だけで、相対的な自他評価があまり正しくないのだろう。マンガ自身が御堂筋の主観で描かれているというのもあるが、箱学と総北は3年で、御堂筋は1年、総合的な脚力でひっくり返されてもそんなにおかしくはないのである(知ったか)。御堂筋の裏側に思った通り哀しいエピソード。
19巻、二日目から三日目の足切りのエピソードが泣かす。御堂筋の復活しえないほどの落ち込みとちっちゃい復活。新たなるヒール呉南の待宮登場。御堂筋が人間実寸大の虫みたいなイヤさだとしたら、こいつは高利貸でボコボコ女の子を風呂に沈めてきたみたいな冷静なイヤさ。この巻間違って2冊買った。まあええわ。金持ちやさけ。
20巻、呉南のペテンの仕掛けがバレて坂道が激怒する中、箱学のオラオラ男アラキタが突っ走る。
21巻、アラキタの過去回想を挟みながらアラキタが呉南を制して、マンガ的にはここで呉南はリタイヤ。どんな厳しいミッションでも不平不満を口にしながら必ずこなす驚異の男アラキタもここでリタイヤ。この巻はアラキタ巻。ブクオフで買ったので「アニメイトでお買い上げの皆さまへ」というペーパーが付いてた。絵柄はアラキタ。セリフが「ボケナスが!!」最高。
22巻、箱学泉田、総北田所リタイヤ。総北金城不調によりリタイヤ。
23巻、総北鳴子の根性が巻前半、総北今泉の覚醒が巻後半。
24巻、何が何でも必ずゴール前に絡んでくる影の主役京伏御堂筋と箱学真波の戦い。決着は付かず。
25巻、インハイ三日目ゴール直前、因縁がある京伏御堂筋と総北今泉の戦い。もうこんなにボロボロになって御堂筋ありがとう。総北今泉が御堂筋を振りきる中、機体トラブルで箱学真波に抜かれた所で次の巻に引き。地獄のようにグイグイ読ませる。表紙の御堂筋が清々しいくらいに化け物でしかない。深夜2時にこういうの出てきたら泣く。

マンガ『七都市物語 第1~4巻』原作:田中芳樹、漫画:フクダイクミ、ヤンマガKCを読書する男ふじき

『銀河英雄伝説』で有名な田中芳樹の架空戦記物のコミカライズ。
キラキラして宝塚で実演しそうなあっちより、泥臭いこっちの方が好き。いや、田中芳樹の作品はやろうと思えばどれでもヅカ化できる気もするが(精神は変わる)。

帝国のヅカ系は登場せず、連邦のヤンの変わりは流しの政治家リュウ・ウェイ。政争・戦争が嫌いだが歴史を見るように平坦に世界を見れる。こういう人物を中心に置くのは好戦的な野犬みたいなのをバリバリ出す代わりのバランス対策と言うか、本当は平和も好きなんです、という世間に向けてのアピールつーか、アリバイなのかもしれない。
ヅカの代わりは野良犬のように敵意剥き出しの軍人三参謀と捨てられた子犬感の強い生え抜きの少年軍人。この少年に野良犬が勝てなかったりするのが面白い。ただ、盛大に負けるのは不幸だが、盛大に勝ってしまうのも又、不幸という皮肉な結果が待っているのだが。野良犬どもはとても有能だが、有能であるだけで、みなロクデナシである。逆にロクデナシにもっとも適合する仕事が軍事参謀なのかもしれない。
野良犬3匹とヤンもどきはまあ、どれがどうと言うほど推せない。誰か一人推すなら、子犬ちゃん軍人のギュンター・ノルトかな。目が寂しいのが後家殺しみたいでイカす。

4巻まで読んで5巻の予告。5巻が最終巻らしい。うーん、もちっと続いてほしいもんだが、原作そのままの長さであろうからしょうがなかろう。
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