ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

マンガ『村人ですが何か? 第一巻』原作 白石新 作画 鯖夢、ドラゴンコミックスエイジを読書する男ふじき

『ありふれた職業で世界最強』が鍛冶屋なのに勇者より最強という物語なら、これは村人なのに勇者より最強というパラドックスを描く。ただ、これも村人が勇者以上を得るために常人以上の努力をするものの、基本的には世界全体の構造をだまくらかして強くなる物語なので爽快感が薄い。別に主人公は卑怯でもかまわないし、物語の上で誰をだまくらかしても構わないのだけど、JOJOがそうであるように、そういうだまくらかす姿勢そのものを嫌悪感を抱かせないように作者側は何らかの手を打たなければならない。何だろう。この物語では読者が主人公を信頼できない感じがする。それは主人公が自信たっぷりに実績も読者に見せていないのに、そこそこ万能だからじゃないだろうか? 種は明かせないが、自信たっぷりで上から目線って感じがちょっとイラっとする。うーん、私はそう。
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マンガ『ありふれた職業で世界最強 第二巻』原作 白米良 漫画 RoGa、ガルドコミックスを読書する男ふじき

やはり気になるので続巻を購入。
幽閉されていた女の子と一巻まるまる使って
コミュニケーションを上げていく話。

ところどころに魔物とのアクション・シーンが入るのだが、
絵を描いてる人のスキルがあまりよろしくない。
怪物の全貌や外観上の特徴がパッと見で分からない。
これがストレスになる。
カラーページを白黒として格納しているみたいなので
単行本だけ見ている私だけが見辛いという可能性はある。

どんなもんでしょうねえ。

マンガ『ありふれた職業で世界最強 第一巻』原作 白米良 漫画 RoGa、ガルドコミックスを読書する男ふじき

ロールプレイングゲーム的なファンタジー世界に学校のクラスごと飛ばされた凡人で心優しい主人公が、特に勇者的な能力の開花もなく、与えられた地味な能力を応用しながら最強の存在になっていく。

というアウトラインはワクワクするのだけど、思ったより「他人から注目されない授かった能力」を重用して強くなる訳でもないのが引っかかる。もうちょっと心優しい彼のまま、知力で能力を補完しながら頑張ってくみたいな話かと思ったのだが。彼はとても原始的に彼の授かった能力とはそう関係なく、生きる為に魔物を食らった事で魔物の能力を総取りしてしまうのである。なんかそれはずるい気がする。「人喰い」にも通じるが、食う行為そのものは相手の力を自分の中に取り込む事だからそれを否定はしないのだけど、それでスキルをばんばん上げていくというのは反則だろう(RPGやらんから何が王道だかは実はよく分からん)。とは言え、続巻は読んでみたい。気になる。

マンガ『すこしふしぎな小松さん』大井昌和、ヤングアニマル・コミックスを読書する男ふじき

帯によれば「SF小説好きJKのテンパリ読書コメディ」

テンパって赤面して、逃げて、逃げて、ちょっと距離が縮まって、という主人公は面倒くさい。
このキャラを許す読者はそういう人物像を愛すべきキャラクターとして認めてあげるという心の広い人なんだろうけど、こちとらキッチリ心が狭くってしょうがない人間だから、もうごめん。ただこういう人物像はリアルな世界に置き去りにして、空想の世界のマンガくらいはハッキリ物申すみたいな手っ取り早いコミュニケーションで満たされたいと思ってしまったりする。

「テンパって赤面して、逃げて、逃げて」って自分に自信がない事の表れだけど、ある意味、そういう風に自分を低みに設定しておけば、単に傷つかないっていやらしい憶測が充満してる感じでイヤなのだ。相手がこじ開けてくれるのを待つのではなく、もうちょっと譲歩して自分から近づく、そういう進歩をもうちょっと見たかった(そういう面もあるのかもしれないけど、私には感じづらかった)。

マンガ『電車内でJKがダベるだけのヤツ。』茶麻、角川書店を読書する男ふじき

題名のまんまだったよ。以上
本文より記事タイトルの方が長くね?

マンガ『ベクターボール 第3~5巻』雷句誠、講談社コミックスを読書する男ふじき

なんつーか、これから話が大きくなると言うところで体裁も何も取らずに、ただ終わるという終わり方を選択したので驚いた。連載時に読んでて、最近マガジンに載らなくなったなあとは思っていたが、まさか終わっているとは思わなかった。伏線の回収も何もブツっと切れてるものなあ。マガジンさん、そういう切り方はいけないよお。

マンガ『あさひなぐ 第二十三巻』こざき亜衣、ビッグコミックスを読書する男ふじき

河丸摂戦の開始。
この巻は大きく、河丸摂戦、國陵三年最後の団体戦、男子薙刀の三部構成で出来ているが、秀でているのは河丸摂のエピソードだ。このタイプは今まで、このマンガの中にはいなかった。
スポコン漫画の根幹は「努力は結果に現われる」。だから、馬鹿みたいに努力する。いわゆる体育会系的な思考である。今までの登場人物は努力の差異に違いこそあれ、みな同じこの線上に乗っていた。
河丸摂は違う。努力が許されないという特異なキャラだ。しかし、このキャラが一般社会で特別かと言われればそうとは言えない。ハンディキャップは人それぞれだが、こういう実例は他にもいろいろあるに違いない。そして、河丸摂は努力を許されないからこそ、自分を追い詰めて明るく穏やかに振る舞いながらも、狂おしい部分を持たない訳にもいかない。実に異形な存在で面白い。

しかし、こざき亜衣は表現下手な部分が残っているな。
この巻でも、旭が摂にフェイントをかけるシーンが、どちらがどちらに掛けたか判じ物のように考えないと分からなかったり。

マンガ『ガンプラはなぜ37年も売れ続けているのか?』原作ゆきもり 作画ロドリゲス井之介、ビッグコミックススペシャルを読書する男ふじき

ガンプラがずっと売れ続けている理由をバンダイへのインタビューから読み解くルポマンガ。

インタビューを砕けた形で分かりやすく描いてあるのはいいが、基本インタビューに忠実に描いてあるだけのマンガになっていて、情報伝達手段としてのマンガの適応性は認めるが、読み物としてはつまらない。それは最終的に驚くような目新しい結果が出ないからであるのと、インタビューという形式がマンガの喜怒哀楽表現に向かないからである。もっと嘘でいいから笑ったり泣いたり怒ったりする方がマンガとしては面白い。インタビューされる人をそういう風に描けないのならインタビュアー自身が道化になるべきだ。その点、この読み物はマンガとしては覚悟が足りていない。

初出が記載されていないので、単行本として独自に売り出したものだろうが、内容は雑誌掲載の方が適しているだろう。要はコツコツお客の為に粉骨砕身しろという事しか書いていないので、それは人生訓として小出しに雑誌に載るならいいが(いいか?)、単行本として同じような話が一冊続いてツラツラ読まされてもつまらん。

巻末に載っていた同じ作者の既刊マンガ(フィクション)の方が面白そうである。

マンガ『あさひなぐ 第二十二巻』こざき亜衣、ビッグコミックスを読書する男ふじき

新キャラ河丸摂がよいなあ。

常態のようでいて、ギリギリの綱渡りをしているような女の子の危うさに超ひかれる。

やす子コーチ側のエピソードは河丸摂と二本立てするのがはがゆく、今、今、語るんか
みたいにちょっとヤキモキさせられてしまう感じ。

マンガ『あさひなぐ 第二十一巻』こざき亜衣、ビッグコミックスを読書する男ふじき

インハイ団体決勝戦の続き。

そう来るかという続き方にちょっと驚きつつも納得させられる。
そう言う話が支配する力強さがこのマンガにはある。

試合後の一堂寧々の崩れ方が良かった。

インハイ後の関東大会についてはまだ話が膨らんでないので、
オマケっぽいなあとしか思えない。
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