「糖類ゼロ ノンシュガーチョコレート」というコピーは、まあ、いいとして、「食物繊維レタス1.8個分」というコピーは、レタス味が滲み出てきそうで、ちょっと嫌かもしれない。
そんな包装紙のコピーより、このチョコの見栄えが笑う。
板チョコ型ではなく、1センチ四方の立方体なんだけど、角が少し使った後の消しゴムよろしく丸い。立方体の六面全部、スベスベしていない。材質がチョコだというだけで、固形ブイヨンみたいに「だいたい立方体っぽい形だから許してえ」という大雑把感モロだしなのだ。
一回キッチリした立方体を作っておいて、こう、ネットで話題になる事を見透かして、人肌でわざとぶざまな形にしてるんじゃないだろうか。どうせ、人肌で緩い形に整形しなおすなら、専用工場に1000人の女子高生を集めて、女体盛りの要領で体中チョコを1センチ間隔でロボットアームにセットしてもらいたい。
わああ、なんか、それはとってもプレイっぽくていいぞ。
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原作での主人公の絶望の深さは、やはり小説と言う心理を描くのに適したメディアならではのものだろう。にもかかわらず、映画は果敢に小説に挑む。その姿勢は立派だ。でも、ちょっと考えすぎちゃったんじゃなかろうか。
須賀健太君はうまい。
プロデューサーをやってる爪楊枝に目鼻が付いたみたいな姉ちゃん、シェリー・デュヴァルがタイトル・ロールのラップンゼル(髪長姫)を演じる。プロデューサーをやってるぐらいだから、頭はいいんだろうけど、物語で演じる役柄は超バカ。そのあまりのパカっぷりに分かっていながら、本気でイライラする。演技だったら偉い(いや、演技だろうけど)。
『フェアリーテールズ・シアター』では恨みでもあるかのごとく、王子様や王族をかっこ悪く書いているが、『ラップンゼル』に出てくるジェフ・ブリッジスの王子様は唯一、普通にかっこいい王子様になってる。金でも掴ませたか?