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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『海外アートアニメーション トリウッド2008秋(D)』トリウッド

Dプログラムは7本で計、約54分。カナダのアニメ集

『王様のシャツにアイロンをかけたのは、わたしのおばあちゃん』『ボブ叔父さんのお見舞い』『デンマークの詩人』 どれもいわゆる善良な作風。『デンマークの詩人』はアカデミー賞受賞作。アカデミー賞は割と理念だけで賞を上げたりする傾向があるんで、これも実直だけど、そんなに大した一本とは思わない。

『新説・眠れる森の美女』 スラップスティックだ。

『ロイジーピブ』『生物学は心労の種』『道に迷ったモンスター』 NFBらしい実験映像と小品。
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『海外アートアニメーション トリウッド2008秋(C)』トリウッド

Cプログラムは6本で計、約40分。
性的描写があるため、対象観客が「※中学生以上」となってるのが、アニメーション興行としては珍しい。

『ローズガーデン通りの秘技』 オシャレなヤン・シュワンクマイエルといった感じ・・・感じではあるんだけど、オシャレというだけで、既にシュワンクマイエルではないな。失敬失敬。

『執事』 『鏡の中に』のエーリック・ローセンルンドの作品。こんなん見ても子供は理解できまい。米『プレイボーイ』誌とかに載ってる艶っぽい1コママンガっぽいテイスト。

『初体験。今と昔』 童貞喪失、処女喪失のエピソードをアニメ技法を駆使して描く。この手の話が時代や国に関係なく、普遍性がある事がよく分かる。

『石油連鎖』 告発アニメ。ただ、こういうのは昔からあるんで、あまり新味はない。

『至福の美酒』 とっても不気味。このプログラムでは、この作品の得体の知れなさが群を抜いている。

『オペラシャワー』 題名通り。

『ウォンテッド』新宿プラザ

えええ、いいんか、こんな脚本で。

映像さえ良ければ、後は細かい事にこだわるな・・・最近この手の多いなあ。

本作ビジュアルの売りである弾丸カーブ、理論的な背景がなく、「気合い」という精神論的なスタンスでしか映画内で語られていないのが凄いなあ。暗殺の理由もオカルトっつーか電波だし。

「WANTED」は「指名手配」と「人材求む」のダブル・ミーニングかな?

この映画の能力者は『13 ザメッティ』の変形ロシアンルーレットには出場禁止とする。

『20世紀少年』新宿コマ東宝

原作は未読。

少しずつ日常が軋み出す前半はかなりいい。
その軋みが暴走し、その暴走を止めようと主人公たちが立ち上がる、この部分がモタモタしていて、かつ、内容が薄いので、ラストが盛り上がってこない。

ただ、竹中直人を一瞬でお役御免にした美徳に関しては素直に評価しよう。

『闇の子供たち』新宿ミラノ3

現実は重い。現実は痛い。幼児こそ買わないものの世界を真っ二つに分けるなら、俺は加害者側に位置する。そして、代償を支払ってまで、その立場を変えたいとは思っていない。

『蛇娘と白髪魔』角川シネマ新宿2

モノクロ時代の楳図かずお映画。『赤んぼ少女』と内容がかなり被っていて、ホラーずれしていない分、この旧作の演出の方が好感が持てる。ただ、主役の女の子が森昌子っぽいのがなあ・・・。