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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『12人の怒れる男』下高井戸シネマ

ハリウッドの骨太な古典をロシアでリメイクしたら、同じ骨組で全然違う映画ができてビックリ。これがリメイクって言うんなら『12人の優しい日本人』だってリメイクだ。でも、悪いリメイクではなく、渾身の力作である。オシャレの「オ」の字もないので、宣伝配給会社には同情申し上げる。

旧作とメリハリを付ける為にタイトルをちょっとだけ変えるなら『12人の怒りすぎる男』。もう、本当に鬱陶しいくらいの怒号怒声。これ観た後だと、ロシア人と一緒に裁判するのは、とてもじゃないけど耐えられない。

【下高井戸シネマの火曜割引で1000円】
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【お金をかけずに映画を観る・シネクイントのチケットリターン】

前回観たチケットを提示すると、入場料金が1000円になる。

指定席制を取っていなかった昔は、あんまり古くなると前売券を提示されても、そもそもシネクイントでやった映画かどうか判断するのが難しいよなあとか、きっとそんな理由で、過去1年以内という制約があった。今は期限なしになってる。とは言っても現実的には感熱素材のチケットなので、100年手元に置いておいたりしたら目で判断できるかどうかは疑問。とりあえず1年くらいなら、ちょっと黄ばんでくるけど大丈夫。

1枚のチケットについて、チケットリターンが効くのは1回だけ。裏に「済」のスタンプを押されるので、何回も同じチケットの使いまわしは不可。
又、1000円以下の入場料金(映画の日やチケットリターン)で入場した券はチケットリターンの対象外。

『斬KILL』シネクイント

チャンバラオムニバス。
刹那の快楽に身をゆだねる為だけに作られた4篇の物語という感じだが、そもそも映画ってそれでいいのだと思う(ってのが持論)。

4篇の中に含まれてないけど、押井守が手がけるオープニングがムチャクチャかっこいい。押井は自分の手がける作品より、こっちの方が断然いい。

『キリコ』:辻本貴則作品。ともかくチャンバラの派手さ、正確さに目と心を奪われる。一芸を成り立たせる為だけのとても潔い映画。前作『ハードリベンジ・ミリー』とやってる事は変わらん気がするが、この短さでのチャンバラてんこ盛りはとても心地よい。

『こども侍』:深作健太作品。『バトル・ロワイアル2』は最低だが、『スケ番刑事』『XXエクスクロス』は猥雑な小品として私は割と評価している。この人もあんなバケモノ監督の子供に生まれてこなかったら、もっと普通にのさばっている筈なのに。という訳で、と言っていいのかどうか微妙だけど、今回の4本の中で体裁が一番ちゃんとしていた。え、深作健太が一番体裁がちゃんとしてるようじゃいかんだろう。

『妖刀射程』:田原実作品。刀の間合いを銃の間合いに置き変えるアイデアが秀逸。絵になる。話にはならない。

『ASSAULT GIRL2』:押井守作品。基本、ビジュアルだけ。話はない。3本目と4本目にビジュアルだけの作品が持ってこられると辛い。

でも、全体としてキライな作品じゃないです、ってよりかなり積極的に好きです。正確に分析するとダメダメなんだけど、映画は理屈じゃないですから(・・・「理屈だけじゃないですから」だな)。

【シネクイントのチケットリターンで1000円】

読書『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』太田直子、光文社新書

字幕翻訳者の裏話とか苦労談とか。職業によって色々変わった気苦労があるもんです。

話言葉と読言葉はスピードが違うので、全てを正確に訳している訳ではない。
字幕翻訳者はバイリンガルのように聴く能力、話す能力に長けてなくても作業が出来る(もちろん長けていた方がいいんだろうけど)。
なんてサワリを眺めるだけでも楽しい。

読んだ直後に、著者の字幕『ブラインドネス』を観て、日本語にも字幕が付いているのに気付き、そんなに聞き取りづらい日本語でもなかったので、聴覚障害者向けかなあなんて、ぼんやり考えた。

本のタイトルとしては長めだと思うが、これは字幕の短いスペースに言葉を収めなければいけない著者のストレス解消だと思う。

『破片のきらめき 心の杖として鏡として』UPLINK X

精神病患者の絵画治療を題材にしたドキュメンタリー(と言うより絵画治療を受けている患者の人間関係にスポットを当てた、という方が近いか)

出来上がった絵画は出来不出来が目的ではないので、訴えてくる物もあれば、そうでない物もある。そうでない物を見てしまうのはちょっといたたまれない。「精神病患者が手がける絵画は全て素晴らしいものだ」という奇跡を自分が信じたがっている事がよく分かる。みんな天才ならドラマチックなんだけど、現実は難しい。

【日曜最終回割引で1000円】

『同窓会』『百万円と苦虫女』ギンレイホール

『同窓会』:何だコリャ。
ラストに二つのドンデン返しがあるが、一つ目は余りにもありすぎなのでドンデン返しとして機能しない。二つ目は演出側が引っ掛ける意図的ミスリードだが、普通、常識的に考えて、そんな事ありえないだろうという物。話の展開がキビキビしてるので退屈はしないし、退屈しないと言うだけで映画としてはソコソコ誉めれる気もするんだけど、何だか誉める気にさせない映画。

『百万円と苦虫女』:蒼井優というだけで誉めれる。海、山、町とエピソードが続くが、本題に入る前の軽いジャブであるところの海と山のエピソードが身軽な感じでいい。それにしても蒼井優の手足は武骨に長い。よく、この娘が『ハチミツとクローバー』でちっちゃいハグちゃんを演じたものだ。
あ、そうだ。スケベエな意味じゃなくって、お風呂に入って「ぽわーんとオドオド」してる蒼井優がとてもよい。この映画でスピンオフを作るなら、エピソードのキャラクターがどうのこうのじゃなくって、単にお風呂に入ってる蒼井優の映画を作ってほしい。

【ギンレイホール会員パスで入場】

『ブタがいた教室』ネタバレありの追加感想

ふと、思ったんだけど、これ、人非人にして兎大量虐殺者のホドロフスキーとか、どう見ても行っちゃってるグリーナウェイが監督やったら、絶対Pちゃんが食肉加工される所まで撮られたと思う。

ああ良かった、前田哲監督で。

【お金をかけずに映画を観る・1月2日】

下高井戸シネマは1月1日が休館日。
その代わりに1月2日をサービスデーにしている。
偉い。頭が下がります。



「下高井戸シネマは1月1日が休肝日。」って誤変換がちょっと笑えた。のんだくればっかり集まってる映画館かよ!

【お金をかけずに映画を観る・曜日割引・日曜日】

土曜同様かきいれ時なんだけど、あまり遅い時間まで遊びまわって、月曜の仕事に支障を来たすのもまずいという考えか、家に帰って「サザエさん」を見なければいけないという使命感からか、日曜の最終回は映画館、あまり混みません。

そこでテコ入れを考えたのが渋谷のシネマライズ。日曜の最終回を1000円均一にしました。若者の町、渋谷であるからか、話題作だとけっこう早い時間に券が売り切れたりします。50席くらいのミニシアター、シネマライズXでも同じサービスをやっていて、ちょっと前までシネマライズでやっていた集客力の残っている作品なんかは、落差の激しさでやっぱりけっこう早く売り切れたりします。

どうしても1000円で観ないと気がすまないという人は朝からチケット買って、ずっと渋谷の街をウロウロして、チーマーに絡まれたりしてください。というか、チーマー見つけるのが大変だけど。あまり無理すると最終回には疲れがたまってて、ダウンしちゃったりして、本末転倒になったりするんですけどね。

あ、どっちが先だか知らないけど、同じく渋谷のル・シネマも日曜最終回割引をやってます。映画の傾向が合わないから、なかなか足を運ばないんで混んでいるかどうかは知りません。

渋谷のUPLINK Xも日曜最終回割引をやってます。繁華街から離れたところにあるので、よっぽどの事がない限り、満席で断られるような事にはなりません。ただ、ライズ、ル・シネマと違って、最終回の券は、その前の回が始まってからじゃないと買えません。販売ルールが変わっていないなら、上映1時間前から売り出します。

【お金をかけずに映画を観る・曜日割引・土曜日】

映画館にとって、土曜日はかきいれ時なので、この曜日をターゲットにして割引をしている映画館を今まで見た事はありません。

ただ、ふと思ったんですが、出だしの入りがいいと映画興行は波にも乗るし、宣伝で大入りをアピールして、更に観客増員を煽ったりする事も可能なので、どこかの映画配給会社が英断で、「初日割引」とかって戦略に踏み切ったりしないですかね。貧乏な学生客をいっぱい集めたりするアクション映画なんかにはうってつけの戦略じゃないか、と思うんですが。

誰か、これ見てたらやってくれ(誰も見てないから実現したりはしないと思うけど)。
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