テケテケのテケテケテケテケテケテケテケテという移動音が可愛くもあり、気持ちよくもあり、怖くもある。そして『東京残酷警察』で気を吐いた、あの西村嘉廣の描写する数々の真っ二つが素晴らしい。ばしゃんと惨殺された後、惨殺直後の肉が「ぷるん」と震えたりする。ぞくぞく。
PART1は導入編、PART2は応用編。個人的には応用編にぐっときたが、どっちがどっちって言うほど独立してはいない。応用編のひょんなきっかけが大事件に繋がってしまい、一度その展開を呼び寄せたら、もう波に従うしかないという流れが『バトルロワイアル』の灯台のシーンを思い起こさせる(全然ちがう物だけどね)。こういう悲しい少女たちがとっても好きだ。
PART1
大島優子ってAKB48か。及第点及第点。凄く真っ白な感じ。
山崎真実もお姉さんっぷりがグー。
PART2
仲村みう いい役みつけました。ぴったりです。
岩田さゆり 下町っぽい。
松嶋初音 うわあ、何てヒール(悪役)が似合うんだ。
山本彩乃 えっ、出てたの?(取り巻きの一人だろうなあ)
【キネカ大森・水曜千円均一、二本で2000円】
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ノーマン・マクラレンの『算数遊び』というレアな短篇がかかっていた。レアかどうかの判断は今まで自分が見ているかどうかってだけ。うわあ、天上天下唯我独尊だなあ、俺。でも、ノーマン・マクラレン度(しんどさ)抜群の『シンクロミー』を5、6回観てるなんてヤカラはアニメ関係者でもない限りそんなにいないんじゃないかと思うぞ(アニメ関係者じゃないぞ)。
・・・ノーマン・マクラレンのストーカーではないので、ノーマン・マクラレンは安心して生活してください(物故してたよなあ・・・墓の中で安心してください)。
で、この『算数遊び』なんだけど、ノーマン・マクラレンは明らか数字に欲情してる(こんな事を言われたら墓の中で安心できないか。すまん、ノーマン・マクラレン)。
映画が映画だけにフィルムセンターなのに爺濃度が低かった。
【フィルムセンターの一般入場料金500円を普通に支払】
空前の大ヒットを今も秘密裏に叩きだし続けている劇場用中篇アニメ『空の境界』の過去六作を切り刻んで流麗なる音に乗せたもの。編集により、過去六作の物語をお浚いしようという企画ではなく、過去六作の一番盛り上がったエモーション(情動)を集めて、再体感しようという企画。
なので、六本分が一本に入ってるなんてリーズナブルでお得と思って観に来ると、全く訳が分からないと思う。でも、この映画シリーズを今回のRemixで始めて見る人がいたら、話が分からないままでも、ただぼんやり画面を見てるだけでもいいと思う。
実は本編を見ても、完全に話は理解できない(えーと、バカだから・・・とは言ってもそんな目で俺を見るなあ)。だから、Remixも単に音の気持ちよさを確かめられればそれでいい。気になるようだったら、元になる作品を後追いすればいいだろう。
【1000円均一】