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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『緊縛 鞭とハイヒール』『18才 下着の中のうずき』シアターイメージフォーラムB1

ピンク映画42作品を一挙上映する特集企画「WE ARE THE PINK SCHOOL!」の一番組。

『緊縛 鞭とハイヒール』:『がんばっていきまっしょい』の磯村一路のピンク映画時代の秀作。こりゃあ面白いや。デパート勤めのイケメン係長は隠れた脚フェチ願望を満たす為に、休日になると妻にはゴルフ接待と言い訳をして、靴磨きに出かける。そこで偶然出会った美脚の女王に「あなたはマゾヒスト」と断言されて、いきなり仕込まれそうになる。「やめてくれえ。僕はそこまで変態じゃないんだあ」みたいな話。それぞれが他人に求める人間関係の機微具合が絶妙。イケメン係長(牧村耕治)が目黒祐樹っぽいというか安倍元首相っぽいというか、とっても煮え切らない感が溢れ出てて素敵。S役のイメージが強い早乙女宏実がこの映画の中ではまだ可憐なM役。本当はガタイとか小さいからなあ。靴磨きに出かけるのが1985年の渋谷109近辺。ちらっと昔の渋谷東宝、渋谷スカラ座、渋谷文化が映る。ああ、懐かしい。渋谷がまだ「ヤング」に感染して間もない頃の時代だな。
ところで、『がんばっていきまっしょい』の女の子たちに、「これが今度の監督の旧作だから、じっくりと見て事前に勉強しておくように」とビデオを手渡されたりすると言うソフトセクハラはなかったんだろうか。いやあ、あってほしいなあ。

『18才 下着の中のうずき』:女子高生の間に理由なき自殺が感染する20世紀最後の年、近くの者に死なれた同士の優しい結びつき。観念的だけどとても美しい。渋谷スクランブル交差点での21世紀モノホン・カウントダウンが映像に残っているのを今、観れるのは凄くいい。
冒頭青い空の下でSEXしている若い男女
女「ノストラダムス来なかったねえ」
男「まだ分からないよ」
女「ああ、このまま死んでもいい」
いいなあ。うまいなあ。

凄くいい二本立てでした。

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『長江に生きる ビンアイの物語』ユーロスペース2

なんでこんな映画を観るかね、俺。

いや、まあ、これも何か合わない映画、観ちゃったなって感じで。ダムによって生活の場を奪われる中国人夫婦を7年間追ったドキュメンタリーなんだけど、何だか、この中国人女性に同情する気にならないのだ。そりゃあ、生活の場を取られる事は辛かろうが、文化大革命後、延々と同じ党の独裁が続く中、こんな我侭な事を言い放って全然、問題にならないのが不思議だ。問題にならないほど田舎って事かもしれないが、そんなんは日本人にはわからん。政府側の方が正論を言って、やるべき事をちゃんとやってるように見えるのだが、違うのだろうか。

言わなくてもいい事を、「念の為」という断罪符を使って言っておくと、長江健次(元・イモ欽トリオ、メインボーカル)とは一切関係がない映画です。

「念の為」について、やはり「念の為」に言っておくと、中国人に念さんという人がいたとしても、その人の為という意味ではないです。

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