西武系列(だったと思う)のチェーン展開鯛焼屋「一口茶屋」、春の期間限定新商品。
ここの鯛焼きは皮がもたっとしていて、活きの悪い魚みたいで、トータル完成度は低いと思うが、貪欲なまでの新商品開発は見ていて拍手を送りたくなるものがある。
で、レモンクリーム、鯛焼きの腹からはみ出るレモン色の透明な餡子。思わず、悪い薬やってトリップしたかと思った。固定観念で、餡子は透けないと思い込んでいた私がまだまだでした。味も当然、従来の鯛焼きをベースに考えると全然、鯛焼きではないが、これはこれで別にまずくない。
でもまあ、何を包むかによって全く傾向は変わる物の、粉物に具を乗せる、この基本的にシンプルな構成は鯛焼きでもクレープでも一緒。だから、クレープに合いそうな食材だったら、鯛焼きにも大概は合うのだと思う。
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ブルーマン、ほんのちょっとだけカラーリングを変えると、ドラえもんに偽装が可能だ。得体の知れない存在であるって意味で、似たもの同士でもある事だし。
こりゃあ最高のドラッグムービーと思って再体験。
よきかな、よきかな。
お気に入りは、主人公が出あった殺人者に対して楽しげに言い放つ「ムチャクチャだな、お前」というセリフ。
そう言えば、この映画の中で、とっても非の打ち所のない「黒桐くん」という男の子が出てきて、アニメだけに、過度に優しくって草食傾向を強めにしてるような感じで、観ていて、ちょっとゲンナリするのだけど、これを実写でやると、ちょっと前に観た『彼が二度愛したS』のユアン・マクレガーになるんだろうな、と納得。
【前回同様、この映画は1000円均一興行】
三日間のみの限定イプニング&レイトショーというふざけた興行。
でも、監督が城定秀夫だったら観にいく。『ガチバン』『ホームレスが中学生』『新宿区歌舞伎町保育園』と、誰も知らないところで(知らないでしょ?)「ムチャクチャ物凄く」とまでは言わないが、実に手堅く面白い映画を撮っている、気になる監督なのである。
で、今回はマンガの映画化。超お嬢様が父親の会社が倒産して、一人社会に投げ込まれて、着いた先の職業がAV製作会社のAD。ん? これ、ピアノがAVに化けた『プライド』だな。
さて、とても残念な事に、田代さやかは演技は下手ではないが、「お嬢様」というイメージからはもっとも遠い所にいる。大手芸能プロ、オスカーのどうしても売りたい女の子という事で主役なのだろうけど、こう言っちゃとっても失礼なんだけど、何だかDNAがとっても安い気がする。先祖代々四畳半で暮して、毎年、夏になるとビキニの水着一丁で夏のグラビアを荒らしまわる、何となくそんな感じ。全然ありえない話を承知で書くなら、Perfumeの
かしゆかがやったら・・・えーと、テーマは変わっちゃうけど、とりあえず興奮しますね。ちなみに、
かしゆかは貧乏娘も似合いそうだ。なので、田代さやかはミス・キャスト。田代さやかで売るなら、もっと、あった企画を作るべきだろう。氷河時代の氷から蘇生させられた可愛い原始人なんかが似合うぞ。
とっても男前なAV嬢を演じるAV女優の紗奈がよい。普通にちゃんと役者である。
常にいつも怒っているAV監督役の森谷勇太、どんな役者だか知らないけど、この人も良かった。凄く実在しそう。
【久々にディスカウント一切なし、1500円で入場】
ということで、アカデミー監督滝田洋二郎のポルノ映画時代の三本立。
これも、もうすっかり一週間前だ。
・『ザ・マニア 快感生体実験』:滝田のシリアスタッチポルノ。シリアスもコメディーも撮れる監督、ではあるけど、ピンクやポルノ時代の滝田のシリアス路線は、上手いけど上手いだけっぽい。これもそんな中の一本。いかにも下宿っぽい建物をホテルに見立てて撮影するなど、お金のなさが切実だ。
・『はみ出しスクール水着』:昔は主演の清里めぐみは田舎くさくってそんなに好きじゃなかった。年を取ると趣味が変わる。垢抜けてない事を好きになれるなんて、昔は考えづらかった。その清里めぐみが巨乳、でっちりを「シンクロナイズド・スイミングは安産型のコンクールじゃなくってよ」と笑われてしまうのだが、そうだな、その通り。個人的には安産型を競う事が目的のシンクロナイズド・スイミングもちょっと見てみたい気がする。
『ウォーター・ボーイズ』より遥かな昔、シンクロの曲に合わせて男子高校生がダンスのステップを踏むシーンが1カットだけ出てくる。妻夫木くんや玉木宏クラスのイケメンならともかく、ステップを踏むのがジミー土田だったりするので、やはり、これを元祖ウォーター・ボーイズと言うのは問題があるだろう。
・『桃色身体検査』:うわあ滝川真子ちゃんは、もう本当に昔っから癒し系だよお。
【新橋文化の会員証で100円割引されて1200円】
ああ、観てから一週間もタイムラグが空いてもうた。
『アイズ・ワイド・シャット』みたいな映画になるんかと思ってたら、思いも寄らない方向に話が進むのが、とても新鮮。それでもSEXシーンはエロくてよい(と、言いながら、映画全体に占めるエロの割合が、話が進むにつれて小さくなっていってしまうのは、とても残念だ)。
ユアン・マクレガーっていい加減、いい年なんじゃないかと思うんだけど、全く擦れた感じがしない。ホモじゃないけど、冒頭、観ていて凄く心配を誘う、同情させる、すっと男の観客を味方に付けてしまう。いい役者だなあ。メタボっぽいスター・ウォーズでの彼はどうかと思うけど。迎え撃つミシェル・ウィリアムズも凄く感情が顔に出る、とってもいいツラの女優さんだ。
それにしても、こりゃあ、いい邦題だ。
【新橋文化・前売券値上げ前に買った前売券600円で入場】
映画鑑賞後に読んだ。
えええええ!
びっくりしたのは、映画で起こる事が原作の中でけっこう起こらなかったりする事だ(詳細はネタバレだから秘密)。原作そのままでは映画にできない要素を結構含んでいるので、脚本化の労力と才覚の高さに素直に脱帽。
沼田先生(映画は高島政伸)は映画観てからの方がイメージがはっきりして、滅法面白く読める。
読んだ後に、本当に上手く脚本化してあるんで、それを確認する為にもう一回映画を見直してみたくなった。
『バチスタ』『ナイチンゲール』『ジェネラル・ルージュ』の白鳥、田口ペアのスピンオフみたいな位置づけに見えるけれど、どっちが主で、どっちが従という意識は作者にないっぽいので、ラインから外れてるから読まないってのは勿体無いとだけ言っておこう。
面白い面白くないで言えば面白いだけど、好き嫌いで言うと微妙。面白さはある程度、鉄板だけど、好き嫌いは分かれるかもしれないって何か変な小説だなあ。
映像化しやすい要素がいっぱい転がっているにもかかわらず、安易に映像化するとムチャクチャ安い「土曜ワイド」みたいなのが出来ちゃいそうな危険な小説。
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』がムチャクチャ面白かったので、『チーム・バチスタの栄光』に引き続き、まあ、一応、順番通りの方がいいかな、という事で『ジェネラル・ルージュの凱旋』を読む前に読み出した。
前半、ムチャクチャ面白い。
後半、リアルを踏み外してしまう所があり、その辺りは苦手。
まあ、これは映画に出来ない小説だな、という事だけはよく分かった。
(ただ、だからと言って『ジェネラル・ルージュ』が映画化しやすい原作であるかと言うと、そういう訳でもないのだ)
仮に映画化するとしたら、ポニーテールのスティーブン・セガールが白衣の看護婦姿で小児科経営を阻む魑魅魍魎を合気殺人術を駆使して退治する。これぐらいの翻案が必要である。
文庫あとがきに発表順序順に読むのがいい、と勧めてあるのは偉いぞ、よく言った。誉めてつかわす(但し、『螺鈿迷宮』と『ジェネラル・ルージュの凱旋』は物語の中の順序と発行順序が逆なので、『螺鈿迷宮』が後でもいい。発行順序通りでも支障はない)。
いわゆる「空気」を表わすのに、ここまで力を注いでくれるんだったら、「空気」も本望だろう。ぶっちゃけ「空気」に意識はないから、本望でもホモでも、どっちゃでもええやろ、と思うけど。
そんな、実も蓋もない正論は正論として、北野きい、可愛い。
久しぶりに大沢たかおが仕事らしい仕事してる。
冒頭、淡くて映るか映らないかギリギリのシャボン玉。センスいいぞ。
【ヒューマントラスト、水曜割引で1000円】