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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

マンガ『変身忍者嵐・全二巻』石ノ森章太郎、秋田文庫

元になった(なのか同時進行なのか?)の特撮ドラマは未見。

なので、今回、マンガで初めて「変身忍者嵐」の世界に触れた。

いやあ駄作だ。明々白々の失敗作だ。
石ノ森章太郎は当たり外れの振幅が大きいけど、連載作品だとどうにか最終回だけは帳尻を合わせて大団円にする(というイメージを私は持ってる)。この作品では、その大団円に当たる最終回も二倍のページ数が必要な話を無理やり詰め込んだ挙句、終わりきらないで時間切れ。大沢親分だったら「渇!」と言うに違いない。

最終回に至るまで、こんなに絶望的な暗い話が続くマンガも珍しい。
主人公は不信感の権化、敵にどんな事情があろうが、出会い頭にともかく斬殺。愛、友情、思いやり、家族、母子愛、ありとあらゆるプラス感情に対して何らかのルサンチマンを晴らすが如く一切合切ぶった切りである。敵だけならまだしも、敵と主人公の間に位置する本来、戦いとは無関係の脇役(例えば事件が起こる堀への案内役の船頭)も異常なくらい目の前で殺される。確信犯的犯行としか思えない。にも関わらず、話の中で納得のいく解説が語られない。実に死に損チックだ。

自らの血縁をともかく殺しまくる事で絶望の悲鳴をあげて終るラストはどうやら『マクベス』へのオマージュらしい。らしんだけど私自身『マクベス』がよく分かってないから「なーるほど」と相槌を打てない。だだだだ、だって、『マクベス』を知らなくったって、別に何の支障もなく生きていけるんだもん。いや、でも、そうだ。勉強して『超時空要塞マクベス』ってバカ話でも気が向いたら書いてみるか。

という訳で、「変身忍者嵐」はつまんないので、リバイバル企画に向けて、ちょっとだけタイトルを変えてテコ入れプロモーションをしてみましょう。
『変身忍者V6』
『変身忍者カトゥーン』
『変身忍者カンジャニ』
『変身忍者ニンジャ』

ええと、すいません。あまり上手く落ちなかったと言う自覚はあります。
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