映画の記事を書く時、最近、決めうちのフォーマットを使ってましたが、あれをやめます。何かめんどくさい割には、勢いを止めちゃって逆効果かな、と。ある程度、定型にして、体裁を整える事で、立派ぶろうって考えがあったんですね。いや、今でも、そういう欲望はもちろん「めらめら」あるんだけど、「違うな」と。そんな立派ぶるほど大層な人間じゃないじゃん、と。自戒しました。
んで、もうちょっとダラダラ話す感じでいければいいな、と。気張っても大したもんを書ける訳でもなし。
あと、文中で一人称に「俺様」とか使ってましたが、あれもやめます。理由は「俺様」じゃないから。「なら、最初から使わなきゃいいじゃん」って、ごもっとも。「使い続けていれば、俺様になれるかなあ」なんて密かに思ってたけど、まあ、そんな事もなし。かと言って、この「世界中の下僕である白豚の私」とまで、へりくだるのもどうかなあ。大体、字画が多くって大変だ。
で、ランキングサイトへのLINK遊びも一段落つけて、ちょっと休もうかな、と。
ランキングサイトの順位が上がったからといって、サイトの訪問者数が上がる訳ではない、というのが理由です。いや、上がるケースだってあるだろうけど、どこの国の話なんだか目覚しい変化がない。ピクリとも動かない。んな感じです。
特集上映「映画ニアイコール劇画」から一本。こんなんが実写映画になってたのかって事実にビックリ。ヒロイン役の女の子が、何か悪い背後霊でも付いてるんじゃないか、と心配してしまうくらい、大根。
【銭】シネマヴェーラ渋谷、最終回、会員割引で800円。
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【映画の概要】三組の爺さんと婆さんのとってもシルバーなラブストーリーを『狼少女』の新鋭、深川栄洋がまとめあげた。期待度が低い分、人にすすめるのに、かなりベスト・チョイスな映画かもしれない。
【映画の感想】3組の夫婦のバランスがとってもいい。特に、イッセー尾形と綾戸智恵の夫婦は奇跡が起きたとしか思えない似た物夫婦ぶり。脚本が上手い。お手本みたいな脚本だ。
脱サラして取り組んだ事業がうまく行かずに、家で若いパートナー原沙知絵の身持ちの悪そうな派手派手パンティーを洗濯する中村雅俊。男だったら何よりここで泣いてくれ。まあ、原沙知絵のパンティーだったら、ちょっと洗ってみたいとも、もちろん思うし、それがかなわないなら持って帰るだけでもいい、と思うんだけど。中村雅俊はそんな事、絶対、考えなさそうだから泣ける。
【銭】パルコ調布キネマ会員、三回有料入場後の一回は無料入場でロハ。
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フォレスト・ウィティカーについてなんですけど・・・
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【映画の概要】戦争映画と刑事アクション、入れ替え無しの二本立て興行。
【映画の感想】・『いのちの戦場 アルジェリア1959』:フランス版『プラトーン』。戦場に翻弄されて徐々に狂っていく若きエリート将校って鉄板な内容ながら、役者が立案した映画だけあって、狂い方は鬼気迫る名演である。ナパーム投下後の遺体の残骸っぷり描写が凄い。
・『フェイクシティ ある男のルール』:キアヌ・リーブス主演の刑事ドラマ。キアヌは違法捜査で手柄を立てる刑事。原題は『STREET KINGS(街の王)』、街を統べる汚職警察権力の仇名だが、これそのままの原題では通りが悪いからって事で、日本語タイトルが『フェイクシティ』、かなり的を得たタイトルである。でも、まだ、分かりづらい。『偽りの街』とかでいいんじゃないの? 洋画のタイトルはカタカナにしないと、動員に響くとか不文律があるんだろうか? 『LAコンフィデンシャル』のジェームズ・エルロイが脚本を手がけているので、話はしっかりしている。
【銭】新橋文化前月発売の前売券購入により700円で入場。
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【映画の概要】特集上映「映画ニアイコール劇画」から一本。TVドラマ『サインはV』の再編集映画。華麗な必殺技の数々に怒涛の展開が乗っかって、今観てこそ面白い映画。
【映画の感想】「♪V・A・C・A・T・I・O・N サインはV」のっけから違うぞ、俺。
鉄のスパイクだ。神社の階段をうさぎ跳びだ。バネつけて目隠しで特訓だ。ギターを持ってフラッと現われる謎の女は運動神経抜群でアメリカ軍人とのハーフだ。骨の癌だ。病床から駆けつけなくては、だ。試合中に必殺技に対抗する新必殺技だ。
こういう今では使えなくなってしまった物語の文脈が、とても楽しい。
この今は亡き物語の文脈の荒波の中、全てが主人公に逆風となる素晴らしくも、いいかげんな話の中、主人公が何をやるのかと言うと、基本的に、ただ困った顔で耐える。それだけなのだ。素晴らしい。お前、新興宗教に入ったらケツの毛まで抜かれるぞ。
【銭】シネマヴェーラ渋谷、最終回、会員割引で800円。
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