ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『群青 愛が沈んだ海の色』新宿武蔵野館2

恋人をなくした長澤まさみがメソメソしてるけど、最後には乗り越えて復活って、そんな映画。

つまらん。

恋人をなくした長澤まさみが、心底つらくて、追いつめられて、おかしくさえなりかけてるっていうのに、何だか、甘えんぼうが、ただブーたれてる風にしか見えない。

【銭】
常設ダフ屋で前売券を750円で購入。
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『サムライプリンセス 外道姫』速報

まあ、多大に問題も含んでいる訳ですが、

女の子と
血と
死体と
『シンドバッド黄金の航海』のカーリー像が好きな人は、
夏休みの課題として、ちゃんと観ておくように。

『ごくせん THE MOVIE』新宿ピカデリー スクリーン6

こ、こりゃあ子供だましだ。
と言ったら子供に怒られちゃうな。
「私たちはちゃんと分かって騙されてやってるの!(怒)」とか言われそうだ。

TVドラマを一切見ていないので、もしかしたら、もっと深い解釈が・・・どう考えてもないよなあ、これには。TV局が出資してる映画は数が多いので、いい映画だってそこそこある。にも関わらず、未だにTV曲出資作品が「あんなの映画じゃない」と単純明快に断言されてしまうのは、地道な努力を踏みにじるこんな映画とか『ナースのお仕事』みたいな映画があるからに違いない。

特別出演者は豪華。ただ、豪華というだけで、ストーリー的には全く何のプラスにもなっていない。

【銭】
7月19日は新宿ピカデリー開場一周年記念という事で1000円均一。

『トランスフォーマー リベンジ』新宿ピカデリー スクリーン10

こんな映画『変形ロボット大作戦 話のなさはCGでポン』程度の題名で充分だ。

字幕版で観たが、コンボイ親方のアメリカ版のあて声が、何か悪そうな奴っぽい声だったので、観ていてかなり混乱した。

【銭】
7月19日は新宿ピカデリー開場一周年記念という事で1000円均一。

『アマルフィ 女神の報酬』新宿ピカデリー スクリーン4

全編イタリアロケで送る織田裕二映画。

んーと、面白かった、かな。
我ながら、ちょっと歯切れが悪い。

決してつまらなくはないのである。

でも、どっかで観たり聞いたりしたような話なのだ。

映画の顔だけあって、織田裕二は割といい。椿三十郎なんかよりはよっぽどいい。『TRY』なんか映画の顔として成り立っていなかったから、それから考えれば全然、大丈夫だ。
戸田恵梨香はいいという下馬評があったが、まあいい。あんな娘が近くにいたら、是非、ストーキングとかしてみたい。そんな気にさせる。ただ、それは戸田恵梨香本人にストーキングしたいというだけであって、役柄の彼女がそんなに魅力的かってえーと、別にどうって役ではない。

さて、映画のタイトルになってる「アマルフィ」はイタリアの美しい町の名前だそうだ。映画を観終わった後でも、別にわざわざ題名にしなくっちゃいけないとは思えなかった。日本だったら、サスペンス映画のタイトルに『軽井沢』って付けるようなもんだ。普通に考えたら、イタリア人大笑いじゃないの? まあ、全てのイタリア人が普通じゃない可能性もあるから、笑ったりしないかもしれないけど。

【銭】
7月19日は新宿ピカデリー開場一周年記念という事で1000円均一。

あ、この後、ネタバレ。 続きを読む

その南蛮人は臆病者ですらない

新橋駅前にある居酒屋「酔心」のランチ「チキン南蛮定食」についてなんだけど、腹の中に入っちゃえば同じとは言え、唐揚げの横にマヨネーズが添えてある物を「チキン南蛮」と称するのは激しく間違えてると思う。

例えば「きつねうどん」だって、「あげ」がトッピングされずに、別の皿に盛られてきたら「きつねうどん」じゃないでしょ。

『そして、私たちは愛に帰る』ギンレイホール

ドイツとトルコでうっふーん、そんな映画。

なんかいろいろ込み入ったストーリー展開を盛り込んでて、伏線も山のように張って、ご苦労さんな事だけど、観せた相手が悪かった。あ、つまんなくはないです。

【銭】
ギンレイホール、会員パスで入場

『剱岳 点の記』丸の内TOEI①

時は明治、軍の政策の都合上、地図の空白地点、剱岳を制覇しなければならなくなった男達の戦いと信念の物語。冷静でいながら熱い。

ずっと、撮影監督をやっていたとは言え、基本的には素人監督なので、観る前はほとんど期待していなかった。どちらかと言えば逆に、景色を撮る事に熱中するあまりダラダラと綺麗な絵が写るだけの退屈な映画になるんじゃないか、と思っていた。

ところが、これが大誤りで、とても懐の深い、そして最初から最後まで絶景を撮りつつも、その絶景の裏にある人々の心の動きを忘れない、大層、立派な日本映画になっていた。すまん、木村。とても偉そうに上から目線で話しかけるけど、今の邦画で、こんなに昔ながらのどっしりとした構えの日本映画を撮れる監督っていないんじゃないかと思う。偉い。私はそんなに昔ながらの日本映画に執着しないゲリラ気質の映画が好きな人間だけど、お前がやってきた事、そして、その集大成として、最初で最後の監督作品として作り上げた、この映画に関しては、ちゃんと「おそれいりました」と言っておきたい。

この映画の中で、山に立ち向かう役者は凄い。

立ち向かえば立ち向かうほど、顔も身体も不鮮明になって誰だか分かんなくなってしまう。それでも、映像には役者の怨念のようなものが漂っている。役者本人でない筈がなかろう。1年くらい経ってから「実は全てCGでした」とか言ったら、それはそれで凄いけど。

そんな、山に立ち向かう役者よりも、宮崎あおいちゃんの若妻っぷりが可愛いくって、そっちの方が印象に残っちまったのは、宮崎あおいが凄いのか、木村大作が割と女好きなのか、単に私が女好きなのか。


【銭】
東映の株券4回分を常設ダフ屋で1800円で買って、そのうちの1回。最後1回分が余って、同じ『剱岳』しか観れそうになかったので、母親に贈呈して観に行って貰った。面白かったと言ってました。

P.S.
つるつる滑るから「つるつるつるつる剱岳」と、脈絡もなく思う。
もちろん、間違えている。
間違えていようが、何だろうが、まあ、よい。

『守護天使』角川シネマ新宿シネマ2

何かお客が少なかった。

そりゃあ、カンニング竹山主演だし、竹山は頑張ってたし、仕組んだように公開に合わせてフライデーなんかもされたけど、宣伝が竹山一本槍ってのは無理があるでしょ。何で『キサラギ』監督の次回作というキャッチーなコピーを全然、使わなかったのかが、さっぱり分からない(私が気付いていないだけで実際は使っていたのか?)。

荒筋は、メタボ中年にして屈指のダメ男、竹山がネット犯罪に巻き込まれるキラキラピュアピュアの忽那汐里(クツナシオリ)ちゃんを守る為に大活躍をしようとするものの七転八倒。仲間のヤクザと引きこもり少年の力を借りながら、必死に頑張る、という物。

『キサラギ』の前作『シムソンズ』も好きなので、今作に関してどうしても点が甘くなってしまう感はあるが、それでも、ちゃんと面白い物に仕上がってた(ただ色々とギクシャクしてる部分があって前2作よりはランク単位で落ちる)。

カンニング竹山は好演です。彼はこの映画の中での彼の使命をせいいっぱい果たしている。それで全然OKです(演技的には、いつもと同じ。『感染列島』に出てた竹山と同じ人間、つまり竹山本人です。ただ『感染列島』はバラエティ同様、キレキャラだったけど)。
佐々木蔵之介は当たり前にいい。
出番はそんなに多くないけど、大杉漣が久々に弾けた大芝居で気持ちいい。

忽那汐里(クツナシオリ)ちゃんは何もやらされてないし、やってないと思うけど、その存在が映画にマッチしてて、全然OK。これは儲け役だけど、やれる人間はある程度、限られてるから彼女は彼女でよかった。ポッキーのCMより、この映画の汐里ちゃんの方が好きよ。

【銭】
角川シネマ新宿は水曜1000円均一。

『築城せよ!』新宿ピカデリー6

ええっ、『蓄膿せよ!』な、なんか、やだなぁ。

という戯言は置いといて、

「戦国時代の武将の意識が現代人に取り憑き、強い築城への思いを巨大なダンボールハウスに昇華する」って荒筋だけ聞くと、なんとも「そりゃあないだろ」みたいな話ですが、映画として観ると一応、ちゃんとそれらしく納得させられちゃいます。

さて、戦国武士の思い、現代人の思い、現代箱物行政への意見、巨大なダンボール城の威風堂々具合、恋、などがいい具合にゴチャマゼになって、なかなか面白いです。

主役、片岡愛之助。苗字から言って歌舞伎役者でしょう。偉いんだか、売れてるんだかは知らないですが、なかなか貫禄の演技です。なんて言っておいて、片岡鶴太郎の弟子だったりしたらどうしよう。えーと、あ、そう。歌舞伎役者なの。そうなの。やっぱり歌舞伎役者は現代劇の衣装を付けると顔がでかい感じだねえ。そんな事いったら鶴太郎だってでかいけど。

ヒロイン、海老瀬はな。可愛くて親しみやすい。井上真央を薄くした感じ。この薄まり具合が微妙で絶妙なので、うまくいけば大ブレイク、しくじると誰にも思い出してもらえず、ってライン。頑張ってほしいもんです。

あと、顔は見かけるけど、名前までは知らないって役者の津村鷹志が大学教授役で、いい味を出している。

【銭】
新宿ピカデリー、平日メンバーシート割引で1000円。
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