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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『犬と猫と人間と』ユーロスペース2

『時計仕掛けのオレンヂ』のアレックスみたいにしてでも、これからペットを飼うという人全員に見せたい映画。

さて、劇場の切符売場で「『馬と犬と人間と』を1枚」と間違えて言ってしまいそうだ、という、とっても個人的な葛藤と恐怖感を抱えつつ、鑑賞(言わんかった助かった)。

上記に関する詳細は右記参照→『馬と犬と人間

という事で、過度の興奮は呼び起こさないけれど(たりめーだ)、とってもいい映画でした。最近、単に映像素材を流すだけでドキュメンタリーと言い張る、頭の悪い映画が多い中、どうすれば観客が理解しやすく、どうすれば観客に伝えたい気持ちが届くのかを、ちゃんと整理して提示しています。

「ペット大国だがペット天国ではない」
この問題と、その現状、現状を変えられるかもしれない展望が描かれています。

で、偶然、オマケにくっ付いていた映画鑑賞後のトークショーで分かった事として、テレビでこの問題(大切にされないペットや、捨てペット)を取り上げると、確実に視聴率が下がるんだそうです。つい、目を背けてしまう。だから、なかなかテレビでは取り上げつらい。なので、この映画を観てください。

同様にトークショーで監督の対話相手が言ってた事に、やっぱり踏み込む(映画を観る)のには躊躇があった。でも、観たら心配する事は何もなかった。これも印象的でした。ヘビーな題材です。現状は統計を見るだけでも悲惨と分かります。でも、この映画では、次から次へと、ひどい事、悲惨な事が描かれて、辛い現実を見せ付けられる、そういう作りにはなっていません。普通に観れます。ホッとするシーンも多いです。だから、心配せずに観に来てください。


【銭】
ユーロスペース会員カードに付いてる有料入場時にたまるポイント8ポイントを使って無料入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
犬と猫と人間と@映画生活
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『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』シネマート六本木スクリーン3

これは割と好きだ。

ウルヴァリンを主役に昔の話を描くと聞いた時から、ウルヴァリン1人対マフィア・軍隊みたいな映画になると思ってたので、ミュータントがテンコモリで出てきてワイワイガヤガヤって展開になったのは嬉しい誤算。

特に滑り出し近くで、ウルヴァリンが仲間となった傭兵ミュータントとともに、ダイヤ精製工場に乗り込むシーンの、それぞれの見せ場の持たせ方が考え抜かれていて最高。あの、ぶんぶん振り回す刀で飛んでくる弾丸を全部弾き飛ばすシーンの気持ちよさといったらない。
で、このミュータント集団が、どこかでウルヴァリンと拮抗するのは、最初から見えている。盛り上がる、盛り上がる、テンション上がる。

と、ここまでが一番よかった。
残りはストーリーに破綻を来たして、みるみるいいかげんな映画に。でも、いいかげんな映画だから、アクションを楽しめない訳でもないので、間を取って、そこそこ面白い、というのが評価かな。

残念なのは、前半、1番かっこよかった刀の男が後半、生彩を欠いてしまう事。

で、ラスボス・キャラは十徳ナイフみたいで、強さに説得力がない。細かく、何でもできるというよりは機能を集中させて、近寄り難い化物に仕上げるべきだったろう。だって、十徳ナイフ持ってる奴より、ナタを持ってる奴の方が確実に怖いでしょ。

今回よかったミュータント特技ベスト3
1.刀で弾丸を跳ね返す野郎
2.肌がダイヤに変わる姉ちゃん
3.杖術で周囲全体を一気に爆発させる野郎


【銭】
新宿、六本木共有のシネマート会員カードのたまったポイント10ポイントを使って、無料入場。10ポイント1回で無料入場って回数はちょっと時間かかるなあ。飯田橋くらら(成人映画館)と一緒かよ! みたいな。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ウルヴァリン:X-MEN ZERO@映画生活

『それでも恋するバルセロナ』ギンレイホール

ウッディー・アレンのラブ小噺。

ウッディー・アレンもいい年こいて(いい年でしょ)、いい意味でも、悪い意味でも、お盛んで相変わらずだ。まあ、作品を発表し続けられるだけでもめでたい。個人的には『SEXの全て』とか『泥棒野郎』とか、初期の単なるくだらない映画たちが好きなんだけど、ニーズがないから、今更、作れないだろうなあ。

チョコチョコ挿入されるナレーションがオシャレっぽくて、それでいて、そう垢抜けている訳でもなくって、ちょうどいい。
ペネロペ・クルスは、あの顔と、あの役で、中盤以降、映画を乗っ取ってしまった。

結局、とどのつまり、大した映画じゃないのがいい結果を生んだんだと思う。

【銭】
ギンレイホール会員パスで入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
それでも恋するバルセロナ@映画生活