(が、これか?って選出が自分らしいと思う)。
TV版一切未鑑賞の状態で劇場版に突入。
結果、特に問題なし。
お、これはなかなか。
面白いと言っちゃうのは恥ずかしいけど、役者陣が実に豪華だ。
これだけ出てたら、オールスタームービーと言っても怒られないだろう。
笹野高史と津川雅彦のツーショットなんて、
表と裏を歩いた老優同士のやっと出会えた一瞬みたいで赴き深い
(案外土曜ワイドとか火曜サスペンスで会ってたりしそうだけど)。
ぱっと見、よかった役者を列挙すると、
こういう役をやれるふてぶてしい女優が他にいないんだよな、米倉涼子。
やっぱり悪役やってた方が楽しそうな、津川雅彦。
いい意味で内容がなさそうなところがグッドチョイスな反町隆史。
若いって、若いって、青臭さが眩しい、林遣都。
チョイ役なんだけど、凄く実直に仕事をしている、星野真理。
あ、こんな所に、いい役もOKなんだ、相島一之。
おお、いっぱいいるじゃん。
にしても、交渉人の米倉涼子、活躍しすぎである。
しかも、ほとんど交渉をせず、肉体労働専門。
続編は「お前の身体に交渉しちゃるけんのう」というノリで
是非、X指定でお願いしたい。
でも、そうするとキャストが杉本彩に変わっちゃいそうだなあ。
それじゃあ、どこからどう見ても別の映画だ。
前半から詰めの甘さはあちこち見られるものの、
ムードは悪くない。後半、話を急いで二転三転させる為に、
それぞれのキャラクターが何を目指して、今回の事件に関わったのかが、
かなり曖昧になってしまった。そこが残念。
細かいアラは別として、話の大局がそこにあったのだから、
それを書かないのは、一つの事件として明らかに欠けている。
そうだ、そうだ、続編は米倉涼子が担ぎこまれた病院での治療に残された
DNAから作られた、米倉涼子と全く同じ性能を有する悪の交渉人が、
警察手帳一つで航空機に乗り込み、ハイジャックを起こし、
その航空機にたまたま、乗り合わせていた正義の米倉涼子と大戦争というので
どうでしょう。
【銭】
常設ダフ屋で買った東映の株主券6回分2500円、そのうち1回で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10000mの頭脳戦@ぴあ映画生活
PS タイトルのキーワードがこんなに嘘だらけなのも珍しいかも。
・交渉人→交渉しない。
・高度10000mの→高度10000メートルでそんなに事件は進展しない。
・頭脳戦→頭脳戦じゃない。
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