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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『座頭市 THE LAST』を新宿ピカデリー・スクリーン7で観る男ふじき

香取慎吾くんのファン、
映画お気に入りの人は
スルーしてもらった方がいいのかな、と思います。

んとさ、このキャスティングじゃ、
香取慎吾くんが可哀想だと思うな。

これは『座頭市』じゃなくって
『座頭市マン』だと思う。

リアルであれば、何でもかんでも
いい訳でない事は承知の上で、
それでもあんな動き(居合いの事ではない)
を盲人がするとは思えないし、
演技以前に、あのビルダーのような体格を
食うや食わずの按摩が保持してるのは甚だ不自然だ。

これが「特」が付くような超絶役者で
自分の体格をも大きく見せたり小さく見せたり
できるんなら別だが(いるんだ、非CGでそういう人)、
それを求めるのは慎吾くんには酷だろうし、
そんな時間を捻出もできないだろう。
だから、これはハナからキャスティングが間違えている。
しかも、特に慎吾くんだけ。

動作的に、特におかしいのは走り。
走っちゃいけないという事はない。
だが、目が見えずに、石ころを避けられないんだから
あんなドタドタ走ってはいけない。怪我をする。
何故か畳でだけやってた摺り足が基本だ

杖も老人と違って足腰の為に使ってる訳ではなく、
音を聞く為だから、もっと細かく近い所の音を探るのが普通だ。
杖があれだけ遠くの音を聞いているなら、
逆に足先で近くの地面をもっと綿密に判断するように歩いてないとおかしい。
なのに、歩きは常人なみの速度で歩いている。
舞台は住み慣れた町ではないのだから、おそらくあの速度では歩けない。
市は乞食按摩みたいな身分なので、偉い人にぶつかったりしたら
無礼討ちに会っても文句は言えない。
もっと卑屈に(見えるくらい)ゆっくり歩くのが本当だろう。

殺陣の時に大きな呻き声をあげる。
えっ、そんな事したら、敵の挙動が一切、聞こえなくなっちゃうじゃん。
風や気配だけから敵の動きを感知してるようには
あまり見えなかったし、そういう演出もされてなかった。

みたいに違和感、続出。細かいですかね。
この辺は、勝新太郎でも北野武でも綾瀬はるかでも特に気にならなかった。
多分、そんなに極端に大きな動作をしてないからだろう。
(ルドガー・ハウアーの西洋版座頭市『ブラインド・フューリー』は
文化が違うから外す)

できれば、観ているうちに「香取慎吾」という存在を忘れられて
「座頭市」として観れればいいと思っていたのだが、
最後まで、そう思えなかったのが残念だ。

音楽は三味線ウェスタンみたいでかっこいい。
背景、美術も妙に贅沢だし、新興ヤクザのハッピなんか
アートデザインっぽくっていい。

で、役者陣がけっこう好き。
・ダメ出しする人もいるけど、仲代達也の、何ともいい様のない大演技は
 不安感を極限まで煽って好きです。
・倍賞千恵子の婆ちゃん振りもよかった。
・反町隆史、そんなに貧乏が似合う顔だったのか!
・高岡蒼甫おもろいなあ。こういう力のない者が何故か力のある者を打ち取れてしまう
 ラッキー構造は物語ならではなので、結構評価します。
・中村勘三郎は場を制する。
・工藤夕貴も女将さんなんだなあ、もう。しかも、えっちい女将さんかあ。
・豊原功補の筋書きのなさそうな何やりだすかわからないキャラも、よう作った。

キムタクも草ナギくんも盲人役をやってるので、
この後、吾郎ちゃんと中居くんにもどこかで盲人の演技をさせて、
24時間テレビで『盲人戦隊ミエヘンジャー』とかやったりする、
そんな魂胆があるんじゃないだろうか。


【銭】
常設ダフ屋で前売券を1000円でGET。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
座頭市 THE LAST@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事にトラックバックを付けさせて貰ってます。お世話様です。
座頭市 THE LAST@LOVE CINEMA調布
座頭市 THE LAST@カノンな日々

PS 『座頭市』って打とうと思ったら『怒涛市』って打ってしまって、
 そのギャップのような、ギャップじゃないような、
 な誤変換にちょっと驚いてしまった。
PS2 香取慎吾くんには『デアデビル(全盲のマーヴェル・ヒーロー)』の
 リメイクを強く推させていただきます(ようは、そういうカラーの違いなのよ)。
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『パラノーマル・アクティビティ』『2012(ネタバレ)』を新橋文化で観る男ふじき

『パラノーマル・アクティビティ』

こ、これはビックリ。
わははははは、つまらんぞ。

原納丸(はら・のうまる)さんがマクビティークッキーを
食い続ける映画の方が面白いかもって、
オヤジだからオヤジギャグの一発もかまさせてもらって、
あんな、聞こえるか聞こえないかの音がするくらいで
ノイローゼになるんだったら、高速道路の横とか、
鉄道線路のすぐ横とかに密集して建築する日本の都市部には
住めませんぜというね。
日本の都市部では今、3分に1件の割合で
『パラノーマル・アクティビティ』が発生してます、
って状態に10年経ったらなってるかもしれない
(アメリカで流行った異常犯罪は伝播するまで10年)。

本当かと疑うような噂として、続編ができるらしい。

そ、そこか、ホラーって。

仮に続編ができるとしたら、
今度は『エイリアン』→『エイリアン2』みたいに集団戦でどうだろう。
キャンプに集まった10人の男女、みんなでビデオなど撮って
キャンプをエンジョイするが、眠る時に変な異音がする事に気が付いてしまう。
しかも女の子全員(ラストの自由度が高くってなかなかいい設定じゃん)。

どこか家に閉じ込めなくっちゃいけないんだったら、
乱交サークルでもいいかって、そりゃあよくないか。



『2012』(ネタバレ)

わははははは、何じゃ、こりゃ。
どっかんと来て、そこだけ耐えれば種は続くんかい。

それなら人類60億人総出で海に出てサーフィンやった方が
生き残れるんじゃないかい。

って話は極端にしても、あんなでっかい乗り物を作るよりも
秘密を公開した後、チマチマとでも民間で
ある程度の機密性を有するシェルターを数多く作る方が
現実的な対応策であると思う。

まあ、キリンや象をシェルターに入れるのはつらそうだし、
キリンや象にサーフィンさせるのもつらいと思うけど。

それにしても滅ぶシーンの美しいこと。

ローランド・エメリッヒは小松左京のように世界を何回でも滅ぼす。
よし、次も上手いこと滅ぼしてくれるのを待ってるから頑張ってくれよ。

あ、唯一出てきた日本のシーンが風通しが悪くって暑そうな住居に
肌の浅黒い日本人のワイフ、なんとなく
タイの現地妻っぽく見えちゃったのが残念。


【銭】
新橋文化、前売券使用で700円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
パラノーマル・アクティビティ@ぴあ映画生活
2012@ぴあ映画生活

PS まあ、そこそこな二本立てだったかな。