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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『実験室KR-13』を新橋文化で観る男ふじき

基本的に実験物は好き。

密室内で執り行われる実験ってまんま非現実なので、
映画との相性がいいと思う。

冒頭実験開始の最初の突発的な出来事、
これが一番の大事件でとってもいい。
というか、ここが一番いい。

その後は、各フェーズで、その人が選ばれる理由が
今一納得できなかったりで微妙(最終的には辻褄合う気がするけど)。

検査側の分析姉ちゃんの息づかいがとてもフェティッシュで
そこは評価しよう
(この姉ちゃんにはこだわらないけど、どんでん返しは欲しかったな)。


【銭】
新橋文化、前売券使用で700円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
実験室KR-13@ぴあ映画生活

PS ところで、これ、ドラエもんのメンバーを
 密室に放り込んでリメイクしたら
 絶対3倍くらい面白い映画になる。
 とりあえず最初の大事件はドラエもんで。
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『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』をユーロスペース1で観る男ふじき(ネタバレ気味)

長えよ。

いらんカットやいらんシーン、いっぱいあるだろ。

「全部ぶっ壊して、抜け出すんだよ」という事で、
全部ぶっ壊した事でケンタの中で偶像になってる
兄貴のところに行くというロードムービーなのだが、
つまらない所から抜け出した筈の兄貴はつまらない所に停滞していた。

悪夢の先に用意されていた新たな場所も又、悪夢であった。
高橋葉介の『ライヤー教授の午後』みたいだ。

安藤サクラが出てるシーンだけ、映画のテンションがあがって
(というか正しい状態で狂って)おもろくなる。

多部美華子は死んでしまえ(この映画限定
と言わせるような役をやっててビックリした。


【銭】
ユーロスペースの会員割引で1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ケンタとジュンとカヨちゃんの国@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事にトラックバックを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ケンタとジュンとカヨちゃんの国@LOVE CINEMAS調布
ケンタとジュンとカヨちゃんの国@カノンな日々

PS 長さに負けて寝てしまった。

『おみすてになるのですか』をユーロスペース2で観る男ふじき

戦災障害者を追ったドキュメンタリー。

傷痍軍人、被爆者、などはその治療を国に補償されているが、
空襲などで大怪我を負った者は何十年も、
同様の保証を請求する訴えを無視され続けている。
おそらく、国は掛け値なしに、この声を上げる者たちが皆、
死に絶えるのを待っているのだ。

いまや、終戦から60年も経ち、この問題が大きく
取り上げられて、大事件化する事もないだろう。

国の言い分も分からなくはない(映画の中では言及なし)。
金がないのだろう。
こんな事を譲歩して、際限なく話が大きくなってしまうのを避けたいのだろう。
だから、金は払う方がいいが、最低、払わなくてもいいと思う。
国がする事は、戦争によって障害を負った者達であると認めて謝罪する事だ。
だが、払う金は用意できない。そう言えばいい。
世間は激怒するかもしれないが、ない袖は振れない。
ない袖を振れというなら、言う奴が出すべきだ。
「認める」それが第一歩だ。
それで、ほんの少しだけでも傷の痛みが和らぐかもしれない。

少なくとも「コーヴ」なんてチンカス・ドキュメンタリーの

100倍は観る価値がある記録だ。


人が個人的体験として受ける地獄に、軍人だ、被爆だ、空襲だ、
これらの違いは何一つないと思う。


【銭】
ユーロスペースの会員割引で1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
おみすてになるのですか~傷痕の民~@ヤフー映画
おみすてになるのですか~傷痕の民~@ぴあ映画生活

PS 鑑賞者は異常に少ない。これはチラシやポスターのデザインに問題がある。インパクトは強いが、全く何の映画であるかが分からず、そして、何か重苦しく、観る気を削ぐオーラをぷんぷん出している。残念なことである。

『ハート・ロッカー』『月に囚われた男』をギンレイホールで観る男ふじき

『ハート・ロッカー』
今回はリベンジ戦である。

前回、全開でガーガー寝てしまったので(ダジャレだ)、
今回こそはと、寝ないように剣山を100個用意して、
女王様を配置して鞭と蝋燭まで用意して、
いやあ、劇場には迷惑をかけました(嘘だよ)。

という嘘ほどじゃないけど、努力の甲斐もあって、
ちゃんと起きて見ていられました。

えーと、その結果、つまんねーじゃん。
そりゃ、寝ちゃうよ、という事がわかりました。

きしょー。寝ちゃって正解だよ。
疲れてんだもん。
同じ疲れてても『アバター』は大丈夫だったんだぜ!

ともかく、前半から後半に至るまで、
心理的に追い込まれていくという縦糸はあるものの、
事件その物に連続性と必然性は全くない。
という事は、これ、軍曹がもうちょっと
しっかりした精神力の持ち主だったら、
あと5時間くらいやってたって事じゃん。
そりゃ、きついっしよ。

いや、爆発は美しいけど、映像だけで睡魔を撃退できないのは
どんな高尚な映画であっても同じ。

爆発防護服が四頭身ぐらいでトコトコ歩くのが、
ちょっとゆるキャラみたいで可愛い。
そのファンシー感は評価する
(別にそこを評価してほしくないだろうけど)。



『月に囚われた男』
単身赴任は月。
燃え尽きて何も残りそうにない太陽や、
同じく灼熱の金星、
実は寒い上に蛸がいっぱいいる火星や、
野生のモノリスに襲われる木星なんかよりはマシかもしれないが、
何にでも苦労はあるようで、ここでの人間はネジのように、
宇宙基地の部品の一つに過ぎない。

その部品が「俺は部品なんかじゃない。人間だ。馬鹿にすんな!」と
怒ったところを映画にまとめた作品。
部品の癖に生意気な!

という事で、精神的には『銀河鉄道999』のリメイクみたいなもんです。

すると、メーテル役はケビン・スペイシーか。
ケビン・スペイシー(ロボ)が割といい奴で、
思った以上に人情物みたいな仕上がり。
とりあえずケビン・スペイシーが禿なのに
メーテルのコスプレとかで出演をするとかしてくれなくて、よかった。

予告で類推できた筋以上のサプライズがなかったのがちょっと辛い。



【銭】
ギンレイホール、会員パスで入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ハート・ロッカー@ぴあ映画生活
月に囚われた男@ぴあ映画生活