主人公の名前はハート。
そう、あの『北斗の拳』に出てきた「拳法殺し」
の異名を持つデブが主役である。
ダメだよ。最初っから嘘ついちゃ。
気分を取り直して小劇をどうぞ。
「お前、ラマ僧だな」
「お父さん、お父さん、お父さんだね。
今、ラマ僧って呼んだよね。
ラマ僧ってとってもいい名前。
でも、どういう意味?」
「ラマ僧ってのはチベットにいる僧侶のことさ。
殺生禁の戒律を持ち、肉食いをしない」
「知ってるよ、そんなこと」
「(こいつ、意外と大人だな)」
ちゃんちゃん
おいおい、だから、ちゃんとやろうよ。
という訳で、面白かった。
大人の鑑賞に耐えます(あ、でも、俺、精神が子供だ)。
子供の鑑賞にも耐えます(周りは楽しんでたよ)。
深いテーマ(※1)を分かりやすく提示しながらも
エンタメ性をちゃんと連れて歩いてる。
※1:チラシには「親子の絆、思いやりの心、大きな夢に挑戦する勇気」
と書いてある。プラス敵対しあう組織にあったとしても、
命を賭けた決死の働きかけで、思いが通じる、を付け加えたい。
後、人間ドラマにするなら、こんな読み替えが可能だと思う。
貧しいユダヤ人の娘が金髪碧眼の乳児を捨て子として拾う。
戦争に向けてきなくさい空気が漂う中、ユダヤ・コミュニティーは
いまや少年になった子供を追い出すように娘(母親)に勧告する。
ユダヤ・コミュニティーと距離をとって暮らすようになる母親。
そんな中、ユダヤ人狩りが始まり、彼と彼の兄弟はナチス少年隊に囲まれる。
自分がユダヤ人でない事を自覚させられる少年。
彼は母親と兄弟を逃がし、自分はドイツに浮浪児として留まる。
数年後、彼はSSに入っていた。
収容所に出向くと必ず彼の後ろを付いて回る小さな子供がいる。
子供は彼が父親に似ているのだと言う。
目立たぬように密かに彼を補助してやるようになる彼。
そんな中「ベルリン陥落か」との噂が飛び交う。
「陥落の前に証拠隠滅の為、収容所の全ユダヤ人を殺す」との噂が流れる。
リストを見て母親と彼の兄弟を探す彼、
施設移動のニセ文書を引退したSSの何でも屋に作らせて、
フランクフルト・ウマソーを施設移動すると称して、
彼は母親と兄弟を収容している施設に急ぐ。
どうにかして助け出さねばならない。
そこに立ちはだかるSS最強の片目軍曹。
ね、面白そうでしょ、いけるっしょ。
【銭】
常設ダフ屋で前売券を700円でGET。その後、見た底値価格は650円。
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PS 単純な線のアニメに凄く分かりやすい喜怒哀楽の表情が気持ちいい。
CG全盛で、人間の役者がやるような微妙な表情が付くようになったけど、
アニメの強みであるデフォルメ表情って減った。
その意味でアリエッティの樹木希林は貴重(といってもあれもリアル指向だけど)。
PS2 平原最強のティラノ、バクーの声はハムの人、別所哲也。
ハムの人なのに渋い声だ。
でも、話題性もそんなないから別に別所哲也じゃなくてもよかった気がする。
お母さん恐竜の原田知世は違和感なし。
ウマソウの加藤清史郎はいい。うまいと言ったら言いすぎだけど、いい声をしてる。
PS3 ペロペロがゆったりしてて好きだなあ。
いや、付き合いたいとか真剣に交際したいとかそういうんではなしにね。
PS4 ハートの孤独さがけっこう泣ける。
ちなみに、新規コメント不可に関する記事
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