存在も知らない(死んだと伝えられていた)祖父は
ハンセン氏病患者で50年近く、隔離生活を送らされてきた。
祖父と再会し、かっての仲間を探す旅に出る祖父と孫のロードムービー。
美談である。
さらっとすんなり心に入ってくる美談である。
財津一郎の「本当に年を取ってしまったんだな」感がいい。
あと、陣内孝則の熱演もいい。この人はもう完全に役者だな。
爺さん同士が長い時間の垣根を物ともせずに、再会を喜んでる姿は心を打つ。
残念な点は三点。
・私は「ジャズの事なんか何も知らないよ」という門外漢ですが、
その門外漢を唸らせるような音をラストに持ってきて欲しかった。
できない事はない筈だ。
『スウィング・ガールズ』なんて、
それを素人の演奏でやってのけたんだから。
・ハンセン氏病施設の女性を韓国人の方が演じているみたいです。
その施設女性は韓国人の役なので、
日本語の発音が多少つたないのは問題ないんですが、
一人二役の財津一郎の若かりし頃の妻役の言葉の発音が少しおかしいのは
ちょっと問題がある(別の女優を使うか吹きかえるべきだった)。
・姉の婚約破棄、あまりにもあっさり何も触れなさすぎ。
【銭】
常設ダフ屋で前売券を500円で購入。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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PS 元歌手の陣内孝則がボーカルは「俺にやらせろ!」と舞台に。
でも、パンクだからジャズに合わない。
PS2 ジャズじゃなくって、フォークだったら、きっと主演は泉谷しげるだ。
PS3 スタン・ハンセンがジャズをやる映画ではなかった。
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