ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ソルト』『ナイト&デイ』を新橋文化で観て、緩いけど割といい2本立てじゃんふじき☆☆☆,☆☆☆

◆『ソルト』

五つ星評価で【☆☆☆東西冷戦はまだしゃぶりつくせる題材だったのか、という点にビックリした】

アンジェリーナ・ジョリーかっくいっすね。
そこは評価。

お話はどんでん返しを程よく織り込みながらも、なんか観客に優しくない。
娯楽映画のくせに観客を楽しませる以上に
伏線を収束させるのに精一杯になってしまって「ぜいぜい」という感じ。

別にアンジェリーナ・ジョリーが何者かで驚きたいなんて観客は一切思ってないのよ。
話を牽引する主人公キャラが不明確じゃ、主人公に同一化できず、
客観的に横から見てるだけになっちゃうじゃん。
ハリウッド映画のくせして、そんな基本的な観客の乗せ方を忘れちゃうのは、
どっかおかしいんじゃないの(ハリウッドの脚本マネージメント自体が)。

スパイ組織のジョリーの上司って、X-MENのウルヴァリン兄か。どうりで。
何でだか分からないけどあのニヤニヤ顔が生理的に不快。
いつもステーキ食ってそうな顔なんだよな。
ステーキ食ってそうな顔だから、嫌いって自分の感覚も我ながらよく分からないけど。

PS 元々はトム・クルーズ主演の企画だったらしい。
 うーん、ちょっと見たかったぞ。トム・クルーズが演じる女スパイ(違うって)。
PS2 野郎系スパイを作り直した女スパイ系アクション映画として割と評判が
 いいようなんですが、これが成功して女スパイ系アクション映画がいっぱい
 できてしまったら、いよいよ次はマツコ・デラックス系スパイ映画に到達するのだな。



◆『ナイト&デイ』

五つ星評価で【☆☆☆2回目、なんかすごく普通に落ち度がない】

はっきり分かったのが、キャメロン・ディアスがどんなにいい人であっても、
私、キャメロン・ディアスの外観がそんなに好きではないのだな、ということ。
それでも、薬打たれて「SEXしたい」とか口走っちゃう彼女は
いくら何でも可愛いと思えちゃうんだけど
(それにしても「いくら何でも」はねえだろ)。

トム・クルーズは絶妙の薄っぺらさで良かった。
人をバシバシ虐殺しておきながら太陽のような笑顔。
人を殺しながら日焼け止めクリームのCMとか撮れそうだ。

あと中途半端に悪い奴の名前が「アントニオ・キンター×」。
こんな名前の同級生がいたら、オヤジがマフィアとか武器商人であっても
どう考えても学校ではイジメの対象だ。
「間抜けの金玉アントニオ」とか仇名を付けられちゃう。

そんな仇名をクラスの女の子キャメロンが脇からクスクス笑ってそう。

それにしても、何で私はキャメロン・ディアスが好きじゃないんだろう。
ステーキ食いそうだからか。
いや、キャメロン・ディアスはそんなにステーキ食いそうじゃないな。
とりあえず皺っぽいからだな。
うわあああああ、ごめんなさぁい。
鉄パイプで後ろから殴りつけられるとかされたくないよお。



【銭】
前売券700円で入場。

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がまん

  
そ、それは対策とは言わん。

新橋文化で『バウンティ・ハンター』を観て、ネット評の的確さに笑う男ふじき☆☆

五つ星評価で【☆☆つまんなくはないけど、どうでもいい】
  

元妻を代理逮捕する為にムキになる元夫。
だが、連行中に二人の仲は再アチチに、という軽コメディ。

それにしても、どうしようもなくつまんない訳ではないのに、
ここまで「どうでもいい感」が漂ってしまうのは何でだろう。
テレビドラマとかの楽しい痴話喧嘩を
映画として伸ばしてみましたという1本ですね。

ネット評もおおむね「うーん」な感じ。

これ、日本だったら職業として
「バウンティハンター」が成立しないから
ちょっと脚色が必要だけど、
明石家さんまと大竹しのぶで作ったら、
絶対本家をしのぐ面白いコメディになると思う。
※ その本家の夫婦がどれくらいかっていうと
 紀香・陣内クラス程度の面白さ(って事はつまんないんじゃん)。


【銭】
番組表割引で100円引きの800円。

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『おにいちゃんのハナビ』をキネカ大森3で観て心地よく号泣ふじき☆☆☆☆

五つ星評価で【☆☆☆☆泣いた泣いた1年分泣いた】
  

『おにいちゃんハナビ』だったら『月とキャベツ(※)』だ。

失礼。

『おにいちゃんハナビ』だったら『恐怖 畸形人間』だ。
宮崎美子に向かって「おかあさーん」と叫んで「ドーン」

更に失礼。

なんて、くだらない事を書きながら
ボロボロに泣かされてしまうのである。

ぐっすん。

もう、泣ける。泣ける。

妹の兄を思う優しさに、
兄の妹の供養にかけるその全力ぶりに。

主役の兄妹二人を演じる高良健吾、谷村美月の演技は
言うまでもなく素晴らしいが、
お母さんを演じる宮崎美子の演技も是非、誉めたい。
おにいちゃんから妹の健康を尋ねられた時の気丈な顔と、
一人になった時の寂寥感漂う顔のギャップに唸った。
普段、普通の母親役を演じる時は意識しないが、
地味だけど凄く的確な演技をするんだな、と思った。

お父さん役は大杉漣。
この人と宮崎美子の夫婦って絶対どっか他の映画かドラマでやってる
(調べちゃいないけど、やってない訳がないでしょ!)。

以前、トヨエツと堤真一は配役置き換え可能と書いた事があるが、
大杉漣と柄本明も置き換え可能な関係にある。
どちらも不器用だけど、柄本明の方がちょっと無頼度が高い。
今、『冷たい熱帯魚』で話題のでんでんもトライアングルで置き換え可能。
こう、並べちゃうと単に「初老」ってだけみたいだけど。
『エクステ』の大杉漣の代わりに柄本明、でんでん。
できそうだけど、どっちも不気味だ(大杉漣も不気味だったけど)。

※ 『月とキャベツ』の主役やまざきまさよしの映画内の役名がハナビ。


【銭】
パルコ調布キネマの系列館割引で1300円。

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PS エシディシ(※)のようにこれを観て泣け
※ 『jojoの奇妙な冒険』登場人物。「泣く」話題の時にだけ浮かび上がってくる
  ある意味、不遇な登場人物。
PS2 谷村美月ちゃん、ここんとこ幸せになる役がないような気がする。

共通テーマ「プリキュアで、一番感動したエピソードは?」に観た事がないのに参戦ふじき

「プリキュアで、一番 官能 したエピソードは?」
  
そ、そんな恥ずかしい性癖こんなとこに書けません。

共通テーマ「親孝行できていますか?」に今更聞くの?ふじき

そんな、誰もが胸を張って「YES」と答えられないような
そして、尚且つとっても答えられなそうな集団を対象にして、
投げかけてみるってのはサディズムか何かの集団実験か、何か?

共通テーマ「携帯、スマートフォンの機能でよく使うのは何?」にしれっと嘘ふじき

そらあ、もちろん、あれですよ。
  
自爆装置!
  
いろいろ重宝してます。

『ウィンター・ソルジャー』『ハーツ・アンド・マインズ』をキネカ大森1で観て、どっぷりアメリカ不信ふじき☆☆☆,☆☆☆

◆『ウィンター・ソルジャー』

五つ星評価で【☆☆☆ひどい話だ】

ベトナム帰還兵が語る戦場の真実。
証言ドキュメンタリーで、ひどい話がてんこ盛り。
世界の警察アメリカがいったい何の為にベトナムまで赴いて
どんな理由で単に虐殺を繰り広げたのか。
それはこの映画ではよく分からない。
兵士は大局に立たず、地に足を付けて虐殺しているのだから。
そう、戦争ではない。「虐殺」である。

村があったら焼き払い、
人を見かけたら撃ち殺し、
ヘリに乗せた捕虜は1機2桁の人数で空中に放り投げられる。
その為、ヘリに乗り込むベトナム人の数は数えない。
ヘリから降りたベトナム人の数だけ数える。

ひどい話のオンパレードだ。
彼らが助けに行った筈の村人をゲリラと見分けがつかないから殺す。
何故なら、村人が彼等から逃げたらベトコンだし、
逃げなかったら訓練されたベトコンだから。

東西のパワーバランスという本音があったにせよ、
曲がりなりにも赤化する民衆を守る為に出向いた正義の軍隊が
その民衆を無差別に殺していたのだから、第二次大戦のナチスより
タチが悪いんじゃないだろうか。



◆『ハーツ・アンド・マインズ』

五つ星評価で【☆☆☆こっちもひどい話だ】

もうちょっと多角的に色々な証言や映像を集めた1本。
そもそもの発端はベトナムの独立戦争であり、
独立で苦しんだアメリカがまさか自分たちの敵に回るとは思わなかったという
ベトナム側の思惑が泣かせる。

どこかで誰かがお金儲けをする為に戦争が行われているのだろうけど、
現場の阿鼻叫喚を見るにつけ、その構造が変わってない事を知るにつけ、
アメリカは他国に災難を撒き散らすひでえ国だと再認する。

あちこちで飛行機突っ込まれる様な事をやってる国なのだ
(ただ、だからと言って突っ込んでいい物でもないが)。


【銭】
3回くらい来るだろう。3回使える回数券を買った。3000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ウィンター・ソルジャー/ベトナム帰還兵の告白@ぴあ映画生活
ハーツ・アンド・マインズ/ベトナム戦争の真実@ぴあ映画生活

『戦火の中へ』を角川シネマ有楽町で観て、戦争にヒリヒリふじき☆☆☆☆

五つ星評価で【☆☆☆☆業】
  

実話がベースと聞かされていたので、
じゃあ、71人の学徒兵はみんなひきこもりで
最後はみんな花火を持って突っ込んで
「お前も村の人間だ」って、そういう事か。
それじゃあ『おにいちゃんのハナビ』だよって、
正しいような、大間違いなようなって、大間違い以外の何物でもないよ。
ハナからごめん。
『おにいちゃんのハナビ』の谷村美月ちゃんの役名が「ハナ」なだけに。
きしょー、つまらん。

さて、戦争映画だ。
ヒリヒリくるような戦争映画だ。

弾が飛んでくる。
爆発する。
死ぬ。
殺される。
そんなんが山盛りだ。

だから素晴らしいとか人非人発言をする気はない。
でも、そんな地獄だからこそ、浮かび上がってくるドラマもある。
最初だらだらだった学徒兵が生きる為に兵士になっていく。
兵士にならざるを得ない極限。
そして、その甲斐もなく惨殺されていく同胞、
惨殺されていく中でも、他の誰かを生かしてやろうとする
絶望的な、それでいてひたむきな努力が泣かせる。

本当のところ、そんなに緻密には作られてはいない。
ただ、情を物量でぶつけてくるような映画的な攻撃に負けた。
主人公の顔がいいなあ・・・痛々しくて。

そして、敵が圧倒的に敵だ。
「ごめん」と言っても許してもらえそうにない。
映画中で北朝鮮の大尉が学徒に降伏を勧め、
その言葉に裏表があるようにも見えないのだが、
学徒は降伏を断る。
「愛国心」の発露ではないと思う。
圧倒的なまでの敵への恐怖と、「許してもらえないだろう感」
なんだと思う。それが戦争なのだと思う。

この辺、なんだかんだ言って、バンザイ攻撃以外は
そんなに真摯に殺しあわないで、そこそこ敬意を表しあう
『太平洋の奇跡』の敵とは対照的だ。
だから、なんとなく『太平洋の奇跡』には
欺瞞を感じてしまうのかもしれない。


【銭】
角川さんの映画館は水曜1000円だ。

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戦火の中へ@ぴあ映画生活
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戦火の中へ@Love Cinemas調布
戦火の中へ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP

PS 誰にも共感してもらえない事を言うなら、主人公の学生帽が
 最初期、ビデオリリースされていた頃の『ホントにあった怖い話』の
 『踊り場の友人』の学生帽の幽霊に凄く似てる。
PS2 学生帽ってアイテムが日本では「昭和」だ。
 考えたら「学生帽」の実物って見た事ないぞ。
PS3 韓国より北朝鮮の軍人の方がかっこよく描写されていたのも新鮮だった。

『西川里美の日経1年生!』「西川里美は日経1年生!」編集部著、祥伝社黄金文庫を読書する男ふじき

日経新聞の読み方や経済用語の基礎知識をレクチャーしてくれる文庫版入門書。
番組進行の先輩に長谷部瞳がいて、その長谷部瞳がロボ芸者になってしまったので、
と、別にそれが理由かどうかは知らないけど、女の子を換えての一冊目。

経済解説本としては長谷部瞳版より分かりやすく深く突っ込んでるので評価できる。
でも、女の子のキャラ付けがなんか大袈裟っぽくて好かない。
細かいワイプもやめちゃって、編集も手を抜いてるし
(もちろん経済の入門書だから
 アイドルのワイプがいっぱいあるとかないとかは
 本来どうでもいいのは、そりゃそうなんだけど)。

長谷部瞳がロボ芸者の芸風(とりあえずマワシを締める)で、
もう一回やってくれるのが「ぷれい」としてはベストだな。
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