巻頭に一言。
やはり、どこかにトニー谷を出さんといかんでしょ。
エンドタイトルとかにBGMで滑り込ませるのがスマート。
さて、つまらなくはない。
でも、ドーンと来る物がない。
山場の設定がない。
本筋としては破綻した一家の財政をソロバン一つで立て直す、
な訳だから、立て直す為の戦略、技術を矢継ぎ早に見せてくれれば
面白そうなのだけど、その辺に目を見張るようなアイデアはそんなにない。
原作の元が「家計簿」なので、そこまで読み取れないというところなのか。
現代人にも分かるように、どれくらいの負債があって、
どれくらいずつ、いつまでに、精算していくという姿勢が見れれば
面白くなったのに、と思う。
いやまあ、でも、「家計簿」からこれだけ話を作れれば上出来だ、
って言われればそれもそれで納得できるけれど。
堺雅人はこういうヘナチョコなりに芯が通った役には最適。
仲間由紀恵もようやってた。後半、老け方がちょっと遅いのが気になった。
中村雅俊と松坂慶子が堺雅人の父母役、西村雅彦が仲間由紀恵の父役なので
中村雅俊と西村雅彦はほぼ同年代の設定
(昔は今ほど晩婚とかなくて結婚時期は一定してたでしょ)
の筈なのだが、流石にそうは見えない。
西村雅彦は仲間由紀恵の父に見えない。
史実ぴったりにあわせる必要はないのだから、
兄でも良かったんじゃないだろうか。
西村雅彦の良く通るいい声と自然なヅラ(まあ、そうだろう)と、
けっこう気合の入った剣術はいい。
あっ、道具屋が買い取りに来た時に仲間由紀恵が出産した長女は
どうなったんですかねえ?
あの後、長男の嫁とかは当たり前のように食卓にいるけど、
あの長女の姿が全く見えないのが気になったんですが。
え、エア長女?(自分で書いておきながら何だけど「エア」の使い方がなんか違う)
口減らしなんて言わないでね。
【銭】
常設ダフ屋で1000円の前売券を800円でGET。
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PS 「そろばんバカ一代」というタイトルが本当。
PS2 武士の家計簿・人件費削減編
「ゆ、許せ。我が家の家計を守る為にはもうこれしかないのだ!」
バシュ、ボシュ、ズバ!
「ひえええええい。若旦那様がご乱心にぃ!」
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