『おにいちゃんはハナビ』だったら『月とキャベツ(※)』だ。
失礼。
『おにいちゃんがハナビ』だったら『恐怖 畸形人間』だ。
宮崎美子に向かって「おかあさーん」と叫んで「ドーン」
更に失礼。
なんて、くだらない事を書きながら
ボロボロに泣かされてしまうのである。
ぐっすん。
もう、泣ける。泣ける。
妹の兄を思う優しさに、
兄の妹の供養にかけるその全力ぶりに。
主役の兄妹二人を演じる高良健吾、谷村美月の演技は
言うまでもなく素晴らしいが、
お母さんを演じる宮崎美子の演技も是非、誉めたい。
おにいちゃんから妹の健康を尋ねられた時の気丈な顔と、
一人になった時の寂寥感漂う顔のギャップに唸った。
普段、普通の母親役を演じる時は意識しないが、
地味だけど凄く的確な演技をするんだな、と思った。
お父さん役は大杉漣。
この人と宮崎美子の夫婦って絶対どっか他の映画かドラマでやってる
(調べちゃいないけど、やってない訳がないでしょ!)。
以前、トヨエツと堤真一は配役置き換え可能と書いた事があるが、
大杉漣と柄本明も置き換え可能な関係にある。
どちらも不器用だけど、柄本明の方がちょっと無頼度が高い。
今、『冷たい熱帯魚』で話題のでんでんもトライアングルで置き換え可能。
こう、並べちゃうと単に「初老」ってだけみたいだけど。
『エクステ』の大杉漣の代わりに柄本明、でんでん。
できそうだけど、どっちも不気味だ(大杉漣も不気味だったけど)。
※ 『月とキャベツ』の主役やまざきまさよしの映画内の役名がハナビ。
【銭】
パルコ調布キネマの系列館割引で1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・おにいちゃんのハナビ@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・おにいちゃんのハナビ@映画のブログ
・おにいちゃんのハナビ@Love Cinemas調布
・おにいちゃんのハナビ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP
PS エシディシ(※)のようにこれを観て泣け
※ 『jojoの奇妙な冒険』登場人物。「泣く」話題の時にだけ浮かび上がってくる
ある意味、不遇な登場人物。
PS2 谷村美月ちゃん、ここんとこ幸せになる役がないような気がする。
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