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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

トレマーズのチラシ

『トレマーズ』のチラシが出てきた。

大地を割って襲ってくる怪物グラボイズと
ローカル住民の生死を賭けた戦いを描く傑作モンスター・ムービーである。
しかしチラシの絵柄が古い。
1990年、20年前か。
これ、ジョーズとか1970年くらいのチラシデザインのイメージだな。
ケビン・ベーコン若い。長髪の若造だよ。スーツとか絶対着ない体だよ。
今やスーツは着るは、脱いでチンチンは出すは(いや、映画の中でです)

物語の大部分を絞める屋根がチラシデザインに載ってないのも成程な感じ。
屋根とモンスターって結びつかないし、
よく分かんないイメージ付いちゃうものなあ。

それより笑ったのは公開劇場。

シネセゾン渋谷だ。

フェリーニの『そして船は行く』から『トレマーズ』まで幅広いなあ。
幅広くせざるを得なかった所が
止めざるを得なくなっちゃった原因かもしれない。

まあ『トレマーズ』は面白い映画だけど、
閉館ラインナップに入ってなくってもしょうがない。

『艦隊を追って』『鉄腕ターザン』をシネマヴェーラ渋谷で観て、春眠春眠ふじき☆☆,☆☆

特集上映「映画史上の名作V」から1プログラム。

◆『艦隊を追って』

五つ星評価で【☆☆春眠暁を覚えず】

フレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズが歌う、踊る。

元ボードヴィリアンの水平とダンスホールの歌姫という組み合わせ。
主筋に絡む水平の同僚と歌姫の姉の恋物語は、
その場を取り繕ってハッピーエンドにしているが、
野郎の不誠実な浮気根性が見え見えで、結局絶対うまくいかないと思う。

フレッド・アステア誰かに似てると思ったらそのまんま東だ。
いらん事に気づいてしまった。



◆『鉄腕ターザン』

五つ星評価で【☆☆春眠暁を覚えず】

小説ターザンの原作者ERバローズが自ら製作に乗り出し、
原作に近いターザンを作った珍品。

ターザン、外見はかっこいいんですけどね、
ケンカが強い兄ちゃん程度のリアルな見せ方なので
大勢に囲まれるとターザン割と簡単に負けてしまう。
映画としてスカっとしない。

街では普通の洋服、ジャングルに行くとパンツ一丁。
いや、そんなキッチリ服を分けんでも。

雄叫びのトーンとアクセントが何か違う。



【銭】
シネマヴェーラの会員割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
艦隊を追って@ぴあ映画生活
鉄腕ターザン@ぴあ映画生活

『婚前特急』をテアトル新宿で観て、杏ちゃんかーいー、吉高びみょーふじき☆☆☆

五つ星評価で【☆☆☆全編まんべんなく面白いけど、最後に一発山場が欲しかったような・・・いやそれはあの大ゲンカか。星三つ四つ微妙なところ】

三人の女の子が出てくる。

主役の吉高①
吉高の親友、杏②
吉高のセフレ(笑)の片思い相手、石橋杏奈③

③②①の順で好み。
おっ、俺、間違えてる。
②③①の順だ。帝政もとい訂正

杏ちゃんがいいなあ。
男だったら杏ちゃんに惚れるなあ。
というか、あれはとても得な役なのだ。

今回は主人公が普通じゃないギザギサな個性の持ち主なので、
その脇で主人公を優しく見守るお母さんのような杏ちゃんは
デフォルト、マザコン属性である全ての男性に嫌われる訳がない。
完全無欠の友人キャラだ。

ちなみにこの三人は物凄く大雑把に女性の属性を三分割したキャラだと思う。
まず、②と①③で分割、「女の人」と「女の子」
母属性が入っている②杏ちゃんと、
まだまだ相手と丁々発止恋を駆け引きをしたい残り二名。

で、その残り二名はズバリ「本音」①と「タテマエ」③で二分される。
だからもう、この映画に女性がムチャクチャ入ってるのはよく分かる。
吉高は観ている全女性の「本当はあんな風に人生バリバリ自由勝手やりたい」、
そんなキャラなのだ。
本音で五股というキャラはまだ「女性」ではなく、「女の子」だから許される。
けっこう都合のいい設定のキャラだ。

吉高もうまい、というか合ってる
(いや、別に本当に五股やってそうとかじゃなくて)。
もともとどこからどう見ても「完全無欠」っぽくない、
かと言ってボロボロでもない所、が吉高の売りだと思う。
これがキャスティングをシャッフルして、この役を他の二人どっちかでやったら
とても痛い映画になると思うのだ(多分コメディにならない)。

ただ、今回メイク的には吉高をそんなに綺麗とか可愛いとかは思わなかった。

五股相手も的確だったなあ。
適材適所。

あのしょぼいエンディングにかかるラスト音楽のかっこよさ。
いやあ騙される騙される。



【銭】
テアトル新宿水曜1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
婚前特急@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
婚前特急@Love Cinemas調布
婚前特急@ノラネコの呑んで観るシネマ
婚前特急@ラムの大通り

PS もうちょっとハイバジェットな映画だったら、
 田無タクミ=浜野謙太→ドランクドラゴン塚地
 に捻じ曲げられたと思うな。
 浜野謙太が誰だかはよく知らないけど、彼は凄く良い。
 その辺にいそうな頭に来るやつ。
PS2 ウェディング・ブーケの効果があまり絶大だと呪術っぽい気もする。
 そう考えると杏ちゃんが微笑みの裏で代々、魔女の家系とかであっても、
 なんか分からなくもない気がするって、それは妄想の脱線しすぎ。
PS3 ハリウッドだったらキャメロン・ディアスとかがやりそうだ。

あなだーがんつ

「あなだぁ、ガンツが始まりますよぉ」

みたいなぬるさでした。
まあ、再編集版とは言え、
三か月前の劇場公開作品が続編プロモの為とはいえ
地上波TVでかかるのはよくない気がするなあ。

内容は本当にダイジェストちっく。
ニノ、小雪夫の私生活部分を思い切ってバッサリやっちゃったから
繊細な部分が削ぎ落とされてしまって戦いだけ繋げたみたいになってしまった。
その合間合間にルポライターの新撮が挟まる。
新撮あんまり、面白みがないなあ。

でもまあ、夏菜ちゃんの、
あの全身スキャンがカットされてなかったから
それだけでいいや。

『紙風船』をユーロスペース2で観て、緒川たまきは相変わらず素敵♡ふじき☆☆☆

五つ星評価で【☆☆☆4本の短編それぞれ玉石混交であるが、トータルでは平均な感じ】

岸田國士の戯曲を元にしたオムニバスらしい。
「何でこれなの、何で今なの」感が色濃く漂うが作品自体はそれぞれまあまあ。

◆『あの星はいつ現はれるか』
 大後寿々花の等身大な女子高生像にずっきゅんする。

◆『命を弄ぶ男ふたり』
 「タイトル古」と思った。
 佐津川愛美が本当、重そうで。
 佐津川愛美がすっと視界から消えた時のリアル感が凄い。

◆『秘密の代償』
 もっとも不満度が高い一本。
 なんだか分からん。
 「秘密」その物は存在しないように思える。
 「秘密」がない事が「秘密」なのかもしれない。
 その存在しない「秘密」の代償として、
 主人公の家政婦が雇われている家の家族に支払いを強要する。

 夫も息子も家政婦に色目を使う。単に女体「物」として彼女を見る。
 妻は家政婦の人格を認めていない。
 この秘めた対人感覚が「秘密」という程ではない「秘密」であり、
 それを体感してしまった家政婦の彼女が見過ごせないものだったのではないか。

 とはいうものの、そんな風に解釈するのが正解かどうかも判然としない。
 判断要素にするような開示すべき情報がゴッソリ抜け落ちてるとしか思えない。

◆『紙風船』
 緒川たまきと仲村トオルを夫婦とする二人劇。
 緒川たまき、ええのう。うまいのう。この短編はそれに尽きる。
 仲村トオルも好演。
 

好き順だと④①②③かな。



【銭】
ユーロスペースの会員割引で1200円。

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紙風船@LOVE Cinemas調布

共通テーマ「入学式、入園式の思い出を教えてください」

残念なことに、入学式や入園式に鮮烈な思い出は何もない。
  
やっぱり、琵琶湖の湖底とか、
東京スカイツリーの先端部分とか、
第一原子炉の炉心の中とかでやらなかったからだろう。
そうに違いない。
  
毎年何人もの溺死者を出したり、
毎年何人もの墜落死者を出したり、
毎年何人もの癌患者を出したりする入学式はスリリングで
ちょっと惹かれないでもないですが、
それを経た事で何か特別な思いを授かる、
そんな事もない気がします。
  
ヌーディスト・キャンプで行われる
入学式とか入園式に夏菜ちゃんといっしょに出席したいなあ。

共通テーマ「お昼ごはん、どこで食べていますか?」

琵琶湖の湖底とか、
東京スカイツリーの先端部分とか、
第一原子炉の炉心の中とか書きたいのは山々だけど、
  
ごく普通に会社の机の上です。
もちろん、その会社は
  
琵琶湖の湖底にも、
東京スカイツリーの先端部分にも、
第一原子炉の炉心の中にもありません。
  
毎日、通勤で第一原子炉の炉心の中に通うのはきついからね。

『キートンの西部成金』『暗殺者の家』をシネマヴェーラ渋谷にて春眠暁を覚えずふじき☆☆,☆☆

特集上映「映画史上の名作V」から1プログラム。

◆『キートンの西部成金』

五つ星評価で【☆☆春眠暁を覚えず】

キートンと言えども春には勝てない。
牛がいっぱい出てきて大都会ニューヨークを埋め尽くす。
コメディーというよりはパニックホラーだ。
同趣向の、花嫁が大地を覆い尽くす『セブンチャンス』の方が
ずっと非現実で面白いなあ。


◆『暗殺者の家』

五つ星評価で【☆☆春眠暁を覚えず】

ヒッチコックと言えども春には勝てない。
ヒッチコック自らセルフリメイクした『知りすぎた男』の原型版。
コンサートホールの悲鳴はやっぱり聞きなれた曲で来るぞ来るぞの
『知りすぎた男』の方がいいなあ。


【銭】
シネマヴェーラの会員割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
キートンの西部成金@ぴあ映画生活
暗殺者の家@ぴあ映画生活

『わたし、男子校出身です。』椿姫彩菜、ポプラ社を読書する男ふじき

ポプラ社である。

あの仮面ライダーカブトの書いた『KAGEROU』を出版したポプラ社である。

という事で、ともかく文学的素養とかを全く必要とせずに死ぬほど読みやすい
(いや、死なないけど)。

ワイドショー見るしか家でやる事のないお母さんでも大丈夫。

美容室に行って女性週刊誌を読める視力があるなら大丈夫。

というくらい文体も編集も読みやすく作られている。

これは、椿姫彩菜、自らがそうプロデュースしたというよりは
ポプラ社がそう作ったのだろう。

だから、誰が書いたかは知らないけど『KAGEROU』も
そこそこ面白い読み物である事を確信している。
水嶋ヒロは素人でもバックに付いてるポプラ社はプロの編集集団だ。
それが『わたし、男子校出身です。』を読むとよく分かる。

この本、もうちょっと我慢してブックオフで100円セールに
紛れ込むようになったら手に取ってみてください。
私も『KAGEROU』が100円になるまで辛抱強く待ちたいと思います。

ちなみに定価1200円→新古書店で付いた価格300円→割チケ50円を使って250円で購入。
まあ、これくらいならいいかな。
話題性が価格の中に折り込まれているのだから今、1200円は払わんでもいいと思う。

共通テーマ「どんなときにマスクをしますか?」に定番ふじき

そりゃあ、みなしごハウスに寄付をしにいく時さ。
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