ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『鬼神伝』をユナイテッドシネマス豊洲11で観て、真面目が必ずしもいい訳ではないのだなふじき☆☆

五つ星評価で【☆☆一生懸命作ったのは分かるが後半冗長】

萌えない。

いや、それは一番大事な要素ではないけれど、
そこそこ大事な要素なのだ。
つまり、キャラクターに没頭できるかどうかと言う点だから。

なんかキャラがみんなやな感じなの。
なんでだろう。
「キャラがみんなやな奴に感じるガス」でも散布されてたんだろうか。

冒頭、平安京での人と鬼との戦いのシーンなどはかなり見せるんだけど、
主人公が出てからが何となくトーンダウン。リアルに注目をひかないキャラだなあ。
例えば同じウジウジしててもエヴァのシンジはアピール度が高く目を引くキャラだ。

という訳で合戦シーンは面白い。

主人公が二つの勢力の間で揺れ動くのも正しい描写だと思う。
でも「正しい」=「面白い」ではない。
「正しくない」ことを「正しくなるように説得する」より、
「正しくない事を糾弾して泣きながら叩き潰す」方がより娯楽だと思う。
そういう主人公の感情への配慮がところどころ抜け落ちてる。
娯楽を表現しようという嗅覚が最後の一線で鈍い映画だった。



【銭】
ユナイテッドシネマ、メンバー割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
鬼神伝@ぴあ映画生活
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『豆富小僧』をユニイテッドシネマス豊洲12で観て、深キョンの声に萌え萌え作品ダメダメふじき☆☆(そこはかとなくネタバレ)

五つ星評価で【☆☆話の展開や設定の周知を間違えてる】

妖怪で『サイモン・バーチ』。
世界の中には必ずその人独自の役割があるという。

それが心に響いてこないのは
その役割がいきなり生死の取引にまで飛んでしまうからだ。
他の人を生かす為に自分が死ぬのが役割。
美談に聞こえるが、これが父や母や妖怪の面々を生かす為なら納得もできるが、
豆富小僧が命を賭けるのはそんなに関係性の強い相手ではないのである。

そして作品世界の設定として、
妖怪がいなくなってしまう理由、
狸が豆富小僧に一目置く理由、
豆富小僧の母の謎など、説明不足すぎる。

ただ、深キョンの、あの喋りには萌え萌え大爆発であって。
あの豆富小僧のフンドシ衣装で是非、キャストを変えずに実写でやってもらいたい。
「お前が役に立つのはこうだ。えいえい」みたいな。
そういう妄想を楽しめる大人と妖怪図鑑を常に携帯してる大人なら楽しめる。

ええと声は武田鉄矢と大泉洋がうまい。
うまいというか、大泉洋なんてすげーいい加減にやってるのがマッチしてる。
これは演出がうまいんだろう。そういう意味では、はるな愛も同様だ。
ちなみに狸のはるな愛にはちゃんとでっかい玉がついてて結構大写しになる。

なんかトレース線(輪郭線)が邪魔だなあ。



【銭】
ユナイテッドシネマのメンバーズデーで1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
豆富小僧@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
豆富小僧@Akira's VOICE

PS 別の話
 「私は命を二つ持っている。さあ、これを持っていくがよい」
 「き、キャップ、ウルトラマンが豆腐を持っています!」

『名探偵コナン 沈黙の15分』をユナイテッドシネマス豊洲3で観て、そんな動機はありえんけどアクションは買うふじき☆☆

五つ星評価で【☆☆辻褄は合わないけど、それ以外はまあまあ】

やあ、みんな、おらゴクウ

もとい

小さくなったら頭脳はそこそこ
迷宮だけの迷探偵
真実はいつも一つ、たまに二つ。

という名探偵コナンです。
えーと、犯行動機がありえなすぎる事を除けばまあまあです。
冒頭とラストに都市破壊シーンがあり、
実写だとお金がかかってできないようなアクションを
コナンくんが小学1年生の身体で楽々やってのけます。
都市破壊に暗躍するボードにのった小さな悪魔。
不吉なことこの上もありません。

昔、金田一耕助がやってくると「よく人が死ぬんだよお」
と冗談で言われて、コナンくんにもその傾向は重々あったのですが、
最近は人が死ぬだけにとどまらず、災害を呼び起こします。
しかも今回は二か所で大災害です。
おめ、台風かよ。
ああ見えて『ダイ・ハード』みたいな奴なのです。
『ダイ・ハード』がくたばり損ねてるのは4回だけど、
コナンくんは年も取らずに15回ですからね。
年季が違う。

今回はその都市災害に実は水害も含まれています。
担当者の目端が利かずに自粛にならなくてよかった。
アニメの鉄砲水を自粛せんでもいいでしょ(しそうな傾向だからなあ)。

ところで、推理の大詰めが終わった後に大災害が起こるんだけど、
その時に全員が避難する中、コナンくんが麻酔針で自由を奪った犯人だけが
ほったらかしにされている。
避難場所で「コナンくんがいない!」と騒いでいる時、犯人もいないのだ。
もとより自律歩行はできない状態の筈だ。
おいおいいっしょに連れて行ってやれよ。
最後に捕まるシーンが出てくるので偶然、助かったと思われる。
殺伐とした世の中だ。そりゃ犯罪も犯すよ。

コナンくんのラストの大活躍も、あれであれが起こるの?(ネタバレ対策)
何か決定打もなくアレを起こそうとするのは……関取でも連れてけよ。

そして都知事。都知事がアレなのは(ネタバレ対策)
個人的にはなんだなあ。ちゃんとアレにしてほしかったなあ。
せっかくアレな顔なんだから。



【銭】
ユナイテッドシネマスメンバーズデーで1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBだけをこっそり付けさせて貰ってます。お世話様です。
名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)@単館系
名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)@みんなシネマいいのに

PS アガサ博士と同棲する灰原哀(女子小学1年生♀)が
 所帯染みて世話女房みたいになってく展開は面白かった。
 プレイボーイやなあ、博士。
PS2 そうそう、戦場カメラマンの声優起用はネタとしてよかった。
 けど、本当はしんちゃん側に起用される様なゲストだよね。

共通テーマ「ゴールデンウィークの予定は決めましたか?」

GW始まっちまった。

という事で、出たとこ勝負です。

今日(4/29)はユナイテッド・シネマのメンバーズデーで
映画が1000円で見れるので4本立てにしてみてきました。
もうヘロヘロです。

①名探偵コナン
②豆富小僧
③高校デビュー
④鬼神伝

③①④②の順かな。
③が一番、しょーもないけど、娯楽に取り込んでいる感じがする。
①はいつも通りだけど、ともかく推理が荒い。
④は正攻法すぎ。
②は情報の書き込み不足。

なんかなあ。でもだからと言って③が傑作でもないし。

個別のレビューは又、別途書きます。

『孫文の義士団』をシネマスクエアとうきゅうで観て狂喜ふじき☆☆☆☆☆

五つ星評価で【☆☆☆☆☆娯楽は全てを凌駕する】

こんなん面白くない言う奴は馬鹿扱いじゃ。
そんな風に思えるくらいの大傑作。
ドニー・イェンは『イップ・マン』でも気を吐いたが、
今作でも気を吐きまくり。

しかも、ミニドニーとばかりに、
カンフー病にかかった役者が大量に息つく暇もなく次々と火花を散らす。
こんなん面白いに決まってる。

という訳で、映画観る時は役者が楽しいという見方をするので
一人ずつ書いていきます。

『孫文の義士団』凄いキャラ・ランキング

1位 暗殺団№2カン・リー
 プロの役者じゃなくって格闘技の人らしい。
 あのドニー・イェンを追っかけてきた恐怖の暗殺者。
 断言しよう。
 カン・リーは間違いなく、有史以前からスクリーンに
 登場した人類の中で最も強い人類である。
 シュワルツネッガーのターミネイターだろうが(人類じゃないけど)、
 スタローンのロッキー、ランボーだろうが、あの本気の強さには勝てない。
 マシンガンとか撃たれても気で跳ね返すのが当然なくらいの強さだ。
 映画のではなく、マンガの『ドラゴンボール』みたいな強さ。
 街一つ、星一つ破壊しても炎の中から歩いてくるような。
 いやあ、そんな悪役のいる映画がつまらない訳がない。

2位 身持ちの悪い博打打ちドニー・イェン
 カン・リーが際立つのはやはり相手にするドニー・イェンが
 超絶技巧の持ち主だからだろう。
 映画本体は「うふふ、しょーもな」な物であっても、
 ドニー・イェンのカンフーだけはいつもキラキラ輝いて目を奪われるのだ。
 オールスターキャスト布陣から出番その物はちょっと少な目だけど、
 カンフーだけでなく、強く弱い人間を演じて、
 けっこうコンパクトにお得な役だ。
 奥さんと娘(の役者さんが)がめちゃ綺麗で可愛い。
 渡される方は理由がよく分からないという、
 人形の手渡しシーンとか、計算された脚本だ。

3位 耐える車夫ニコラス・ツェー
 サラサラ長髪のイメージが付いてたのと、
 顔に付けた引きつり傷で、ニコラス・ツェーとは気が付かなかった。
 いい役者になったなあ。いや、別に普通に可愛らしい若手役者だったけど。
 若い時のBLっぽいイメージから、男が惚れる役者に変わったなあ。
 どっちにしても男同士なんかい! いやいやいやいや言葉の綾だよ。
 この車夫が孫文なんかはどうでもいいのに義理から義士団に参加して、
 命を賭ける道理も本来ないのに、状況に縛られて
 踏んばらざるを得ない所が泣かせる。
 そして嫁にもらう写真館の女の子が普通に可愛くてたまらん。
 プログラム掲載の写真を見て気づいたけど、
 車夫の彼がデートの時に足の悪い彼女を自分のリキシャに乗せて海まで連れて行く。
 彼は彼女の脚なのだ。出会うして出会った良縁だったのだ。
 力のない者が、その存在を込めて暴力に立ち向かうのは
 『キックアス』同様、人を泣かせるのである。

あとはみんないい。
・扇子を華麗に扱いながら死地で自分の人生取り戻すレオン・ライ。
 レオン・ライって、国家が表彰するような一番上のボタンまで絞めてる
 好青年と言うイメージだったので、浮浪者という役どころは意表を付いた。
 扇は・・・ジュリ扇じゃなくってよかった。
 身を汚くすると極楽とんぼの加藤にちょっと似てるのが少し嫌かな。
・大商人ワン・シュエチー。
 新聞出してるので実はこの映画は「新聞の義士団」なのだ。
 まあ、この人が物凄くしっかりした演技をするからカンフーが引き立つんだな。
・義士団の紅一点クリス・リー。
 個人的にはこういうセックスを感じさせないライトな感じの姉ちゃんは好き。
 歌手なのにカンフーよう頑張った。
・義士団のでっかい奴メンケ・バータル。
 チェ・ホンマンかと思った。
 またはジャイアント馬場が電気ショックで蘇えったのかと思った。
 アジアのでっかいのはみんなイメージが似てるなあ。
 でかいのが一人いると絵面が変わっていい、紅一点もそうだけど。
 出るべき時に出てくるのは、映画として凄く正しい。
・悪い奴№1フー・ジュン。
 悪い奴だけど理屈はちゃんとある。
 あまり悪役を複雑にするとヒーロー物はつまらなくなる傾向もあるのだが、
 この映画では「だからこそ絶対に引けない」という強い決意と
 本当に悪そうな顔で違和感を封じた。
 顔が悪いよね。
 だって、地下鉄とかで「この人が痴漢やりました」って指差されたら
 「間違いなくやってる、しかもその後に女を売り飛ばそうとしてる」とか
 そこまで思われちゃう顔じゃないですか。
 歴史に「たられば」はないんだけど、
 彼が勝ったら勝ったでいい中国ができてたかもしれない。
・バカ息子ワン・ポーチエ
 とりあえず日本だったら「えなりかずき」だな。
・警察署長エリック・ツァン
 これは『鉄人28号』の大塚署長ソックリだ。
 だが、それ以上に見ている時に「なんか、せんだみつおに似てる」と
 気づいてしまったら「せんだみつお」にしか見えなくなってしまった。
 ごめん、エリック・ツァン。
・あ、あと孫文。
 命を賭けて守った孫文が『アマデウス』のトム・ハリスみたいな奴じゃなくって
 本当によかった。誰だか知らんけど、納得させるだけの顔力を持ったキャスティング。
 日本だったら津川雅彦とかだろうなあ。
 
うわ、もう一回、観たくなってきちゃったよ。



【銭】
常設ダフ屋で安売り前売券を発見1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
孫文の義士団@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
孫文の義士団@映画のブログ
孫文の義士団@Love Cinemas調布
孫文の義士団@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
孫文の義士団@ノラネコの呑んで観るシネマ
孫文の義士団@ラムの大通り
孫文の義士団@ダイターンクラッシュ
▼関連記事。
孫文の義士団二回目感想@死屍累々映画日記
孫文の義士団三回目感想@死屍累々映画日記
孫文の義士団四回目感想@死屍累々映画日記

PS 映画中盤、ふらっと現れた侍姿の役所広司に
 「ここからは蹴って蹴って蹴りまくれ」と言ってほしかった。

共通テーマ「最も苦しかった恋の病について教えてください」に興味をもたれない回答ふじき

「こいの病」ですかあ。
  
代表的なのは鰓腐れ病で、鰓の中が炎症し
気付かないまま死に至ってしまったりする病気です。
もちろん、私はかかった事がないですが(鰓ないもん)、
きっと想像を絶する苦しさじゃないかと。
  
鯉にはね。

『魔法少女を忘れない』をテアトルダイヤ2で観て、地団駄悶々ふじき☆

五つ星評価で【☆映画としての出来は散々。でも女の子は無敵に可愛い】

三人の女の子が出てくる。

主役ヒロインのみらい(谷内早苗)①
ヒロインの親友、千花(森田涼花)②
千花の担任教師、希美(前田亜季)③

②①③の順で好み。
うーん、取り柄がね、女の子しかない映画。
でも、その取り柄に対する熱意・激情には
ちょっと「ぐっ」とくる。
だって、場内にダウナー系ドラッグでも
撒き散らしてるんじゃないかと思うくらい女の子が可愛いんだもの。

③前田亜季がもう大人の女性なんである。
びっくりする。
芸達者だから、ちゃんとこなしてましたけどね。
こないだまで子供だと思ってた女の子が高校教師役である。
多分、制服着て混じってもまだまだ問題なしだろう。
そういや妊婦になる「孕み」なんて映画にも出てたっけ。
演技上手なんだけど仕事は選んでない感じ。
いいぞ。

①ちょっとグレイタイプエイリアンに似てる気がするけど可愛いぞ。

②ずっと侍言葉を使うというビックリするような役柄。
でも、そんなマンガな展開に堂々と立ち向かってる姿が
可愛さの極致。

この女の子三人に立ち向かう主役は高橋龍輝。
ええとアンジャッシュの小嶋とオードリーの若林が混じった顔。
かっこよくなく、信用できない顔。
なんかちょっとイヤな顔なんだよね。
こりゃあ自己同一化が難しいな。


それにしても脚本が弱い。弱すぎる。
「魔法少女は誰にも忘れられてしまう存在」
という設定が単にヨタ話になっちゃってるのは
設定の説明をちゃんと行ってないからだ。



【銭】
テアトルダイヤ水曜1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
魔法少女を忘れない@ぴあ映画生活

『婚前特急』の原型とスピンオフをテアトル新宿で観て、なるほどなかなかねな男ふじき☆☆☆

五つ星評価で【☆☆☆普通にいい意味での時間つぶし感覚充足】

「婚前特急―ジンセイは17から―」
「婚前特急―ジンセイは21から―」

二つ合わせて1時間弱。

「17から」は携帯配信のミニドラマをまとめた奴で、
「21から」は今回の映画上映に際して作られたスピンオフのようだ。

どっちも『婚前特急』本編より吉高が可愛い。

「17から」はチエ(吉高)の女子高生時代。
いかにしてチエ成り立つや、的な話ではあるが、
こっちの方が先に作られてるので、
映画の種明かし的な趣向は少ない。
それにしても吉高は童顔で、制服に何の違和感もない。

そんな女子高生仲間の一人として
山下リオちゃんが出てきたので、なんかすげえ得した気分。



「21から」の方が吉高が何故、ああなったかをちゃんと書いてる。
短いだけで普通に映画になってる。
吉高はやっぱり本編よりこっちの方が可愛い。



【銭】
テアトル新宿『婚前特急』半券提示で1000円(1時間程度なので、ちょっと割高)。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
《LISMOドラマ『婚前特急』期間限定レイトショー上映》@ぴあ映画生活
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宣言

映画レビューを起こしてる余裕が
全くと言っていいくらいないので、
一言だけ宣言だけしておきます。


『孫文の義士団』すげえ狂うほど面白え。

『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 黄金のスパイ大作戦』をパルコ調布キネマで観て、いんじゃねふじき☆☆☆くらい、そしてネタバレ

五つ星評価で【☆☆☆割と良かった気がするけど、ちょっと理由があってこの評価は当てにできない】

ここんとこ波があるしんちゃん映画、今年は割と良かった気がする。
今回はしんちゃんがMIBのトム・クルーズよろしく
スパイとして大活躍、と言いながら、『オトナ帝国』や『戦国』のように
どっちかって言うと主役でありながら脇の立位置にいる。
だから、いいんだという訳ではなく、一応、書きたい物がちゃんとありつつ、
大枠しんちゃんの世界観も崩してないのが良かった。

えーと、なんとなくネタバレしてきますけど、
別にネタバレ読んだ上で映画を観てもそんなに困らんと思います。
まあ、気になる人はここで止めておいてください。

今回の主役は、しんちゃんと行動を共にする7才児エージェントレモン。
いや、映画内で宣言する訳でも何でもないが、
彼女の境遇の変更の方が、しんちゃんの活躍より面白い。

子供でいながら既にプロのスパイ。
任務の為に人を騙す事を厭わない、
親との繋がりが任務における業務連絡のみである、
など、本人は意識していないが不幸な少女だ。

この少女がしんちゃんを騙してスパイ活動を行う。
最終的に、このミッションとは、
独裁国の独裁者が昔、バカにされた事を逆恨みして、
全世界をオナラ臭くする最終計画を企んでおり、
その最終計画に使用するバイオ兵器のコア部品を窃盗するというもの。
しんちゃんの活躍で首尾よく部品の入手は適う。

その部品窃盗後、用済みになったしんちゃんは
レモンに親切にした野原ファミリーともども
バイオ兵器の人体実験に使われる羽目になる。

ここで、しんちゃんの訴えもあり、レモンは正義に目覚めるのだ。
「だって、おかしいと思わないの? 世界中がオナラくさくなっちゃうんだよ」
親はそんな子供の訴えに耳を貸さない。

つまり、親や社会が正しくない事だってある。
それでも正しい事はなされなければならない。
そのメッセージを5才児と7才児に託すのである。

この「オナラ臭い」が「放射能臭い」に聞こえてしまい、
偶然とは言え、凄いタイムリーだと思った。

最終的にしんちゃんの活躍で危機は回避されるが、
その辺はスペクタクルな見せ場ではあるが
物語的にはそうしないとしょうがないからというだけの部分だ。

という訳で、大人の皆さんは、世界をオナラ臭くしちゃだめよ。
いや「原発」反対してる訳じゃないよ。
比較の問題だけで言うなら、私は原発推進派だし。



ええと、さて。作品の話とは別に。
地震被害の延長という事で映写トラブルがあった。

パルコ調布キネマは、調布パルコのテナントとして入っている映画館なので
ビルの防災放送が行われた為に(場内には聞こえなかったがそうらしい)、
映画の音声が無声になってしまうという事故が発生した。
30年くらい映画館で映画を観ているけど、これは初めてのケースだ。
「原因がよく分かっていませんが」と劇場スタッフも言っていたので、
防災放送と場内音声の関係がどうなっているかまでは
すぐに分からなかったという事らしい。

しばらく暗闇で無声の映写が続いた後、
映写が止まって場内も明るくなって、
劇場スタッフから何が原因であるかについての説明が入った。

ほどなく設備点検も済み中断15分の後に上映再開となった。
いつ再開するか分からない上映を待つのは体感的には30分くらいに感じる。

再開開始時点で、15分遅れたので後ろのスケジュールがある人は
窓口まで来てもらい対応を検討させてくださいと劇場側が自ら言ったのは良かった。
案外、行け行けドンドンで再開する方に目が行って、これは言えないケースが多い。
で、代わりの日に入場できる券をもらって帰る人が2、3人。
上映終わった後に「ごめんなさい券」が出るかなと思ったけど、今回は出なかった。

ええと、私、劇場に顔も知れてて、この記事も読まれる可能性が高いし、
とっても意地汚い奴と思われるのが分かるので、恥を忍んで言うけど
「ごめんなさい券」は配ろうよ。
劇場スタッフのみんな大変な思いをして復旧して、
時間がずれて次の回の整理とか大変なのも分かる。

一応、映画一本観てるからチャラって理屈も分かる。

でも、サービス業として通常の満足を提供できてる状態ではなかった。
勿論、それは劇場側の落ち度で起こった事故でも何でもないのは承知なんだけど、
それとお客の心情は別だから。

お客はこういう時に味方に付けよう。
そう、思います。
次からはできるだけそんな対応にしてくれるといいな、と思います。

も一つダメ出し(出すなあ、俺、ただふんぞり返ってイスに座ってるだけなのに)。
事故が起こった際には①出来るだけ早く場内を明るくして
②事故を把握している事、③事故の内容と、④どれくらいの時間で復旧するかを
口頭でいいからアナウンスしてもらいたい。

今回は①②が遅れた。④は結構後になってからだ。

地震関係で同じような状態が続けて起きないとも限らないので、
イスにふんぞり返って座ってて文句ばっか言ってるのも申し訳ないんですが、
よろしくお願いします。



という映写トラブルがあって、
何か映画の印象が分かったような分からんようなになっちゃったんで、
☆は適当です。


【銭】
パルコ調布キネマ会員割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 黄金のスパイ大作戦@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 黄金のスパイ大作戦@『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

PS しんちゃんの敵、いかれたビジュアルは大概オカマという設定が
 劇場版の常識だったのだが、今回は変な女二人。
 エージェントレモンをサポートする家政婦(スーパースパイ)も
 顔が変と言うだけで普通におばさん。
 何か徹底しきれてない感があるな。
PS2 ヒマの残酷な無邪気さが好き
 前回の大人になったヒマもよかったけど。
PS3 キューブリックの『シャイニング』のパロディが嬉しい
 (別になくても全然困らんカットなんだけど)。
PS4 「アクション仮面と逢えるの!」
 おいおい、劇場版一作目でさんざん逢ってるだろ。
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