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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 黄金のスパイ大作戦』をパルコ調布キネマで観て、いんじゃねふじき☆☆☆くらい、そしてネタバレ

五つ星評価で【☆☆☆割と良かった気がするけど、ちょっと理由があってこの評価は当てにできない】

ここんとこ波があるしんちゃん映画、今年は割と良かった気がする。
今回はしんちゃんがMIBのトム・クルーズよろしく
スパイとして大活躍、と言いながら、『オトナ帝国』や『戦国』のように
どっちかって言うと主役でありながら脇の立位置にいる。
だから、いいんだという訳ではなく、一応、書きたい物がちゃんとありつつ、
大枠しんちゃんの世界観も崩してないのが良かった。

えーと、なんとなくネタバレしてきますけど、
別にネタバレ読んだ上で映画を観てもそんなに困らんと思います。
まあ、気になる人はここで止めておいてください。

今回の主役は、しんちゃんと行動を共にする7才児エージェントレモン。
いや、映画内で宣言する訳でも何でもないが、
彼女の境遇の変更の方が、しんちゃんの活躍より面白い。

子供でいながら既にプロのスパイ。
任務の為に人を騙す事を厭わない、
親との繋がりが任務における業務連絡のみである、
など、本人は意識していないが不幸な少女だ。

この少女がしんちゃんを騙してスパイ活動を行う。
最終的に、このミッションとは、
独裁国の独裁者が昔、バカにされた事を逆恨みして、
全世界をオナラ臭くする最終計画を企んでおり、
その最終計画に使用するバイオ兵器のコア部品を窃盗するというもの。
しんちゃんの活躍で首尾よく部品の入手は適う。

その部品窃盗後、用済みになったしんちゃんは
レモンに親切にした野原ファミリーともども
バイオ兵器の人体実験に使われる羽目になる。

ここで、しんちゃんの訴えもあり、レモンは正義に目覚めるのだ。
「だって、おかしいと思わないの? 世界中がオナラくさくなっちゃうんだよ」
親はそんな子供の訴えに耳を貸さない。

つまり、親や社会が正しくない事だってある。
それでも正しい事はなされなければならない。
そのメッセージを5才児と7才児に託すのである。

この「オナラ臭い」が「放射能臭い」に聞こえてしまい、
偶然とは言え、凄いタイムリーだと思った。

最終的にしんちゃんの活躍で危機は回避されるが、
その辺はスペクタクルな見せ場ではあるが
物語的にはそうしないとしょうがないからというだけの部分だ。

という訳で、大人の皆さんは、世界をオナラ臭くしちゃだめよ。
いや「原発」反対してる訳じゃないよ。
比較の問題だけで言うなら、私は原発推進派だし。



ええと、さて。作品の話とは別に。
地震被害の延長という事で映写トラブルがあった。

パルコ調布キネマは、調布パルコのテナントとして入っている映画館なので
ビルの防災放送が行われた為に(場内には聞こえなかったがそうらしい)、
映画の音声が無声になってしまうという事故が発生した。
30年くらい映画館で映画を観ているけど、これは初めてのケースだ。
「原因がよく分かっていませんが」と劇場スタッフも言っていたので、
防災放送と場内音声の関係がどうなっているかまでは
すぐに分からなかったという事らしい。

しばらく暗闇で無声の映写が続いた後、
映写が止まって場内も明るくなって、
劇場スタッフから何が原因であるかについての説明が入った。

ほどなく設備点検も済み中断15分の後に上映再開となった。
いつ再開するか分からない上映を待つのは体感的には30分くらいに感じる。

再開開始時点で、15分遅れたので後ろのスケジュールがある人は
窓口まで来てもらい対応を検討させてくださいと劇場側が自ら言ったのは良かった。
案外、行け行けドンドンで再開する方に目が行って、これは言えないケースが多い。
で、代わりの日に入場できる券をもらって帰る人が2、3人。
上映終わった後に「ごめんなさい券」が出るかなと思ったけど、今回は出なかった。

ええと、私、劇場に顔も知れてて、この記事も読まれる可能性が高いし、
とっても意地汚い奴と思われるのが分かるので、恥を忍んで言うけど
「ごめんなさい券」は配ろうよ。
劇場スタッフのみんな大変な思いをして復旧して、
時間がずれて次の回の整理とか大変なのも分かる。

一応、映画一本観てるからチャラって理屈も分かる。

でも、サービス業として通常の満足を提供できてる状態ではなかった。
勿論、それは劇場側の落ち度で起こった事故でも何でもないのは承知なんだけど、
それとお客の心情は別だから。

お客はこういう時に味方に付けよう。
そう、思います。
次からはできるだけそんな対応にしてくれるといいな、と思います。

も一つダメ出し(出すなあ、俺、ただふんぞり返ってイスに座ってるだけなのに)。
事故が起こった際には①出来るだけ早く場内を明るくして
②事故を把握している事、③事故の内容と、④どれくらいの時間で復旧するかを
口頭でいいからアナウンスしてもらいたい。

今回は①②が遅れた。④は結構後になってからだ。

地震関係で同じような状態が続けて起きないとも限らないので、
イスにふんぞり返って座ってて文句ばっか言ってるのも申し訳ないんですが、
よろしくお願いします。



という映写トラブルがあって、
何か映画の印象が分かったような分からんようなになっちゃったんで、
☆は適当です。


【銭】
パルコ調布キネマ会員割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 黄金のスパイ大作戦@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 黄金のスパイ大作戦@『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

PS しんちゃんの敵、いかれたビジュアルは大概オカマという設定が
 劇場版の常識だったのだが、今回は変な女二人。
 エージェントレモンをサポートする家政婦(スーパースパイ)も
 顔が変と言うだけで普通におばさん。
 何か徹底しきれてない感があるな。
PS2 ヒマの残酷な無邪気さが好き
 前回の大人になったヒマもよかったけど。
PS3 キューブリックの『シャイニング』のパロディが嬉しい
 (別になくても全然困らんカットなんだけど)。
PS4 「アクション仮面と逢えるの!」
 おいおい、劇場版一作目でさんざん逢ってるだろ。
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トレマーズのチラシ

『トレマーズ』のチラシが出てきた。

大地を割って襲ってくる怪物グラボイズと
ローカル住民の生死を賭けた戦いを描く傑作モンスター・ムービーである。
しかしチラシの絵柄が古い。
1990年、20年前か。
これ、ジョーズとか1970年くらいのチラシデザインのイメージだな。
ケビン・ベーコン若い。長髪の若造だよ。スーツとか絶対着ない体だよ。
今やスーツは着るは、脱いでチンチンは出すは(いや、映画の中でです)

物語の大部分を絞める屋根がチラシデザインに載ってないのも成程な感じ。
屋根とモンスターって結びつかないし、
よく分かんないイメージ付いちゃうものなあ。

それより笑ったのは公開劇場。

シネセゾン渋谷だ。

フェリーニの『そして船は行く』から『トレマーズ』まで幅広いなあ。
幅広くせざるを得なかった所が
止めざるを得なくなっちゃった原因かもしれない。

まあ『トレマーズ』は面白い映画だけど、
閉館ラインナップに入ってなくってもしょうがない。

『艦隊を追って』『鉄腕ターザン』をシネマヴェーラ渋谷で観て、春眠春眠ふじき☆☆,☆☆

特集上映「映画史上の名作V」から1プログラム。

◆『艦隊を追って』

五つ星評価で【☆☆春眠暁を覚えず】

フレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズが歌う、踊る。

元ボードヴィリアンの水平とダンスホールの歌姫という組み合わせ。
主筋に絡む水平の同僚と歌姫の姉の恋物語は、
その場を取り繕ってハッピーエンドにしているが、
野郎の不誠実な浮気根性が見え見えで、結局絶対うまくいかないと思う。

フレッド・アステア誰かに似てると思ったらそのまんま東だ。
いらん事に気づいてしまった。



◆『鉄腕ターザン』

五つ星評価で【☆☆春眠暁を覚えず】

小説ターザンの原作者ERバローズが自ら製作に乗り出し、
原作に近いターザンを作った珍品。

ターザン、外見はかっこいいんですけどね、
ケンカが強い兄ちゃん程度のリアルな見せ方なので
大勢に囲まれるとターザン割と簡単に負けてしまう。
映画としてスカっとしない。

街では普通の洋服、ジャングルに行くとパンツ一丁。
いや、そんなキッチリ服を分けんでも。

雄叫びのトーンとアクセントが何か違う。



【銭】
シネマヴェーラの会員割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
艦隊を追って@ぴあ映画生活
鉄腕ターザン@ぴあ映画生活