ちょっとダメさがズバぬけている。
ここんとこ、いい映画ばっかりでバランス取りたいな、
とか思ってる人にオススメする。
主演は元「モ娘。」の中澤裕子。
オカン(母ちゃん)の役である。
実年齢で、もうそんな役でも全然おかしくないのだ。
だが、ネットの広告で見かける通り、
ダイエットに成功してしまって、彼女はしゅんっと縮んでいる。
「オカン」のイメージがとてつもなく希薄。すんごく小娘っぽい。
この映画と全く関係なく、そういう小娘感は悪くないのだけど、
この映画では邪魔をした。
そして、彼女の高音ボイスがうるさい。
うるさいのに叫んでばかりいるのである。
しかも、その何かと叫ぶ愚痴が、とても理にかなっていない
只の自堕落な甘えが大半なのだ。
そんな主人公、好きになれるか!
主人公も、主人公の元から離れようとする不倫夫も、
バンド命で主人公とぶつかる息子も、
みんな、等身大なのかもしれないが、
欠点ばかり入念に作られていて、
好きになりたくなるような要素が皆無。
出てる奴ら、みんな嫌い。
ううーん、短い映画だけど長かった。
あ、中澤裕子のパンチは腰が入ってないと思う。
ラスト・山場でのスパーリング試合でも
そんなに鍛えた風には見えない。
【銭】
シネマート六本木月曜メンズデーで料金1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ファイティングオカン@ぴあ映画生活
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