五つ星評価で【☆☆☆立派だが主人公がちょっと痛い】
『水曜日のエミリオ・エステベス』って・・・・・違ッ!
主人公は妻帯者に惚れて略奪婚したナタリー・ポートマン。
夫には元妻との連れ子がいて、「水曜日」はベビーシッターが休日である為、
主人公のエミリアが学校まで迎えに行き、連れ子と一日過ごす。
最初はぎこちなかったが、徐々に出来上がっていく信頼関係。
だが、事件は起こる。
エミリアは事件を乗り越え、家族を手に入れる事が出来るのか。
ナタリー・ポートマンがいいのである。
今や昔日『レオン』で共演したジャン・レノは
日本でドラえもんを演じているような体たらくだというのに。
そのナタリーは欠点や謎をいくつか持ち合わせるけっこう複雑な役だ。
略奪結婚しちゃう勝ち気なキャラで、
ある事実に対して常に恐れを抱いている。
夫との対話するより、自分の言い分を聞いてもらいたいタイプ。
その為、どうしても自己中心的なふるまいを行いがち。
なんか何気に嫌な主人公なんである。
エミリアの境遇には同情するが、
その境遇でのベストな行動を取ってるようには見えない。
ようはエミリアは不器用で、問題にぶつかってみないと対処が効かないのだ。
観客はジレンマを抱えながらもエミリアを応援する。
凄くエミリアの感情流れの匙加減がうまくできたドラマだった。
その反面、エミリアと連れ子が信頼を結ぶシーンの
積み重ねが少ないので、いきなり仲よしになった感じでちょっとめんくらった。
映画って難しいなあ。
【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・水曜日のエミリア@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・水曜日のエミリア@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
・水曜日のエミリア@LOVE Cinemas調布
・水曜日のエミリア@映画的・絵画的・音楽的
・水曜日のエミリア@銀幕大帝
・水曜日のエミリア@いやいやえん
・水曜日のエミリア@紅茶屋ロンド
PS ナタリーも上手いけど、あの元妻の人もキンキンしてて凄いなあ。
PS2 「天国からイザベラを召喚しなさい」
「連れてきました」
「死因についてハーモニカで答えさせなさい」
「まだ、息をする力が小さいので音になりません」
「やはり、まだ人間になってなかったか」
「ギャフン」
PS3 イザベラ可愛かったなあ。
イザベラが『ブレインデッド』に出てる赤ちゃんみたいだったら
きっとこの映画はとんでもない映画になってただろうなあ。
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