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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『NO NAME FILMS(B)』をユーロスペース2で観て、作品はともかくチラシをこき下ろす男ふじき★★★

五つ星評価で【★★★玉石混交】


評価ではなく好き嫌いの順番だと次の順番。

『閑古鳥が泣いてたら』:短い時間の中で登場人物の関係性が二転三転して、
 物語として単純に面白く飽きさせない。
 話が目に見えて前向きなのも楽しい。
 あ、前田亜紀ちゃんじゃん。得した感じ。
『ぬくぬくの木』:よけいな夾雑物がなく完成してる。
 それが強みであり弱みであるような気もする。
 麿さん、草村さんの皺の一本一本が実にいい。
 女の子(小野ゆり子)さんの情の濃そうな容貌も役とピッタリ。
 小野さんがちょっと加護亜衣に似てたんでタバコ吸わないかとドキドキ(しねえよ!)
 実は「ぬいぐるみ」がなくても成立した話ではないか?
『わたしたちがうたうとき』:大きなオチのない話なので
 周りが同様の作品だときついけど、今回は番組に救われた。空気がいい。
『ふたつのウーテル』:カンヌ映画。何とはなしに主役の二人に関心が持てなかった。ただ、無闇に熱くならない部分はリアルっぽい。
『路上』:浮浪者や外人が話を成立させるために
 行動規範を外付けされてるみたいなのがちょっと好きじゃない。
 外人母は子供がいれば静かで、いなければ騒ぐだけ。
 外人子供は見つけられる為に手を上げるだけ。
 浮浪者は流れに乗って儲けるだけ。
 そこにはもっとドラマがあるだろうし、ドラマを排除して
 スラップスティックにするなら、もっとネタの盛り込み様があると思う。

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ここから先はこの企画の興行関係者に対しての発言だけど、
何となく届いたりしないんだろうなあ、と思ってる。
何か人づてにこんなこと言ってる奴いますよみたいに繋いでくれると
嬉しいんですけどね。まあ、苦言だから言われた方は嫌かもしれんけど。
うーんと、普通の人が読んでもつまらんのじゃないかなあ?

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さて、興行的にはチラシがいけない。
他の人は知らないが、自主上映作品もかけるユーロスペースなどで、
今まで全く知らない人の短編映画を観るかどうかの決め手は予告編とチラシ。
予告編は目にかかる機会が割と少ないので、映画マニアにとっては
あちこちで手に取るチラシは大事な情報源になる。

とりあえず今回、予告編は目にしなかった。
チラシは手に取っていたが、チラシだけの力で見に行こうとは思わなかった。
いや、ごめん、開かなかったのが本当だ。
ブログやツイッターの関係で片岡翔監督の未見作品がある事を知り、足を運んだのだ。
なので、そういう知り合い作戦は有効であると思う。
ただ、観客がいつも同じメンツになってしまうというデメリットもあるが。

で、チラシ。

最終的な「プレスシート」位置づけとしてならいい出来だ。
でも、全部、広げないとどんな作品があるか分からない。
短編集映画の場合、人は企画全体を見に来るのではなく、
どんな短編があって、粒揃いかどうかを吟味して観に来るのだ。
なので、その情報がキャッチーに届かない内部に折りたたまれた状態は
作りとしてもっともよくない。
みんながみんな親切にチラシを開いたりしないのだ。開きづらい4つ折りだし。
げんに私は開かなかった(ああ、ごめんなさい)。それ1枚を渡されるなら別だが、
上映企画が多すぎる昨今、チラシは必ず埋もれてしまう事になる。
だから、チラシは自分から挙手して中身を売り出すよう、コビコビでなくてはいけない。

そして、トータルイメージを出す為の「NO NAME」キャラも、
それがある為にかえって何の上映会かが分からなくなってしまっている。
何だか分からないキャラに感心が持てるのはもっと可愛いユルキャラとかに限る。
えーと、女子高生でもいいです(いや、戦略としては割と本当)。

今回の売りは作品と言うよりNO NAMEの「監督」本人たちだから、
売るなら、作品、監督の名前、略歴、そしてキャッチ・コピーを
一目でわかるように配置する。
キャッチコピーなんて嘘でいい。「嘘」が嫌なら「演出」でいい。

片岡監督だったら

超スイート作品『くらげくん』で一世を風靡した自主上映会のプリンス。
新作『ぬくぬくの木』はコワモテ麿赤児をそのスイート手腕で
どんな風に料理しようというのか! 乞う御期待


こんなんでいいんだと思う。
フィルモグラフィーも1行くらいで充分。足りなければURLでも付けておけばいい。
それ以上は、いろいろ作ったものに対して、ちゃんと漏らさずに書きました。
偉いでしょって作り手の主張に過ぎない。
一般映画なら、「ああ、あの映画もこの人が」みたいな出会いもあるが、
自主映画では基本、そういう連想は客にほぼ起こらないので、
そんなに細かくフィルモグラフィーを乗せる理由はないのだ。
「明るい短編映画を30本くらい作ったってさ」くらいでも構わん。

「映画批評」の人の言葉も邪魔だ。
あれ、一番上にあるのは間違い。
あれが重くなって、下の一番強調したい作品の内容を読む気を失せさせる。
重い文は一番、下。
その方が重い文にもいい筈(B4二つ折りの特集チラシとかでも、
総論が最初に目に飛び込むような構成には普通してない)。

あと、スケジュールと料金が目立たない。

スケジュールはかなり変則的なので
サービスとして、はっきり打ち出さないといけない。
カレンダー映画興行は土曜始まりだから、土曜を最左端に置こうよ。
これ、普通のカレンダー見ながら作ったなあ。
後、カレンダーの上で一番大事なのはイベントスケジュールではなく、
当日上映されるのはA、B、どちらのプログラムか。
これで色分けしてもいい。

料金も観るかどうかの大事なファクター。
ちっちゃいよ、分かりづらいよ。
多分、標準フォントかもしれないけど、紙がでかいから異様に目立たない。
自主上映1500円だったら割と高い
(ユーロスペース会員割引を使うから私自身は抵抗なく入ったけど)。
割引もこういうのでっかい声で言わなきゃダメだ。

だって、プロの映画が前売券で1300円で観れるんだから、
素人の映画はそれより下って思うのが人情でしょう。
なんとなく感覚としては1000円から1200円くらいだったら払ってあげてもいい、ぐらい。
その代わり、時間はフルフル使わずに短くてもいい。

とかいう風に不満です。
映画じゃなくって、チラシとか興行に。

Bを見たからAも観たいけど、色々事情や都合があって無理そうだなあ。
週替わりでABだったら観れてたと思うんだけど。


【銭】
ユーロスペース会員割引で1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
《NO NAME FILMS/Bプログラム》@ぴあ映画生活
《NO NAME FILMS》@我想一個人映画美的女人blog
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『月刊NEOムービー上映会 田畑智子/Liv』をオーディトリウム渋谷で観て、かなりな罰ゲームだ、ふじき★

五つ星評価で【☆変化に乏しい】


有名どころを剥いていくことで人気を集めた写真集『月刊』の映像版。

写真集のついでに撮りました感がありあり。

一応、これは女の子単位に売りに出してるのだと思うけど、
売り物としてのプライドが物凄く希薄。
女の子に寄り掛かってヒモ商売。ええのう。

組み合わせとして『田畑智子』+『Liv』が興行単位。

田畑智子はドラマ仕立てだが、そのドラマの中で
殊更、田畑智子をチャーミングに撮ろうとはしていない。
かたくなにそのスタンスが貫かれているのは、とっても謎だ。
こういうきつい性格の役は似合わないよ。


もう1本、Liv、全編英語で会話。分からん。
というより、これは完全にプロモビデオの撮影光景に過ぎない。



【銭】
割引なし1000円。

おっと忘れる所だった。
劇場でいきなり「藤木さんですよね」と呼びかけられた。
なんでも、パルコ調布キネマに勤めていた方だそうです。
(当時、常連の私はスタッフに顔を覚えられていた)

業界狭いな。