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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『黄色い星の子供たち』『ちいさな哲学者たち』をキネカ大森1で観て、ジャン・レノごめんふじき★★★,★★

◆『黄色い星の子供たち』

五つ星評価で【★★★知識】

フランスがドイツに占領される中、ナチスの言うがままに
ユダヤ人排斥に手を貸していたフランス側の暗黒の歴史を暴くドラマ。

まあ、確かに地続きだから、ドイツ人がヤダヤ人を嫌いなら、
フランス人がユダヤ人を嫌いな素地があっても何らおかしくない。

ユダヤ人排斥物を見ていると「人を人と思わない」と言う極北が
どういう事かが分かって慄然とさせられる。
私、案外、こういうどこまで残酷になれるかの知恵比べみたいな映画は嫌いじゃない。
目の前で見せられるなら別だと思うが、多分、何か行きついた先の物が見たいという
願望があるらしい。因果な物だ。

ユダヤ人を献身的に看護する看護婦にメラニー・ロラン。
『オーケストラ!』『イングロリアス・バスターズ』の美人女優だが、
収容者と同じ食事でガリガリになって大きな目を動かす様は
「美人女優」で片づけられない凄み。
この人、いい仕事選んでるなあ。

そして、その収容者の治療をするユダヤ人医師にジャン・レノ。
マチルダもとい、ナタポの『水曜日のエミリア』
「ジャン・レノ何やってるんだ」とつい書いてしまったが、
ごめん。
真面目な作品にも出てたんだね。

ユダヤ人嫌いのパン屋のおかみさんに最後に再登場してほしかった。
つまり、気軽な一言「私はユダヤ人、嫌いだね」が彼らを死に追いやったのだ。
そして日本が第二次世界大戦参戦に踏み切ったのも、
軍国政治がどうのこうのではなく、世論からだったという。

大衆は信用するに値しない。
大衆は自分の損得で短視野で発言するからだ。
だから、政治家は世論に迎合せずに舵取りしてもらっても構わない。
ただ、今、とてもそういう正論を信用できないのは、
政治家が政治のプロに見えず、
大衆と全く同等の素人の寄せ集めに見えてしまうからだろう。



◆『ちいさな哲学者たち』

五つ星評価で【★★哲学】

フランスの幼稚園生徒への哲学講義を収めたドキュメンタリー。
子供は可愛いし、意外な真理を突く言葉も吐くから面白い。

ただ、その真を突いた言葉の積み重ねがラリーになってく様子などは
なかなか得られないので、予告編に使った、短いカットみたいな方が
面白く感じてしまう。

ちょっと冗長だったので劇場で寝てしまって、
時間があったので、もう一回最初から見直した。

韓国の女の子が一人混じっていて、同じ東洋人として、
アジア人の顔立ちって可愛いなと思った。
まあ、力士みたいな顔立ちと言ってしまえば、そう言える顔立ちなんだけど。



【銭】
キネカ大森3回券の1回を使用。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
黄色い星の子供たち@ぴあ映画生活
ちいさな哲学者たち@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
黄色い星の子供たち@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
黄色い星の子供たち@love Cinemas調布
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