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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『タンタンの冒険』を109シネマズ木場1で観て、間違えた映画製作の方向ではないかふじき★★

五つ星評価で【★★結局モーション・キャプチャーが心底嫌いというだけの事かもしれない】


そんなに評判が悪くなく、面白い場面もあるのだけれど、
「モーション・キャプチャー」と言われる
この技法に何だか燃える物を感じないのです。

私、アニメのリアル志向嫌い派です。
アニメがどれだけ現実に近づこうとしても、
現実の役者の肌の実感(不揃いさと言ってもいい)は
表現し難いし、そのデジタル化できない肌の陰影が
アニメでは出せない「心の味」を出すのだと思っています。
リアルであるという事は「リアルに縛られない」を捨てる事です。

通常のアニメが得意なのはデフォルメ、誇張する事。
ワーナーのカトゥーンのような派手なデフォルメだけでなく、
例えば3頭身キャラ、あんな人間いないでしょ。
つまり、セルアニメ的だったり、マンガ的である事は
かなり無意識にデフォルメを許す世界観を持つという事です。

で、この『タンタン』は、そのどっちの特性も捨ててしまった。
キャラはかなりリアルだけど、陰影がないのでいい演技にはあまり向かない
(ハドック船長のいいセリフなんて上滑りだよ)。
かと言って、凄く思い切ったアニメートをする訳でもない。
ようは、これは精巧なモデルによる人形アニメにすぎない。
しかも人形は陰影を持つが、CGはのぺっとしている。
キャラを中途半端にリアルにした為、主人公タンタンの顔は何か怖い。
イジメラレっ子といじめっ子を足して2で割って
絶妙にブレンドしたような顔だ。
なんかイラっ来る。

そのイラっと来る顔と引換にCGならではの物凄いアングルを得ている。
CMでも流れているバイク逃走シーンや、
波止場でのクレーン戦のカメラの自由な事。

でも、バーチャルで出来る事は実写で出来ると思う。
ようは、本当に実写で同じ物を撮ろうとすると、
出来栄えは別として、とても高くついてしまうのだ。
いや、やれよ。
ハリウッド金あるだろ。
効果が上がらんものを「新技術」の言葉で誤魔化して売りにしちゃいかんよ。

ちなみに『トイ・ストーリー3』のように、
媒体とかデフォルメとか一切考える余地のない超CGアニメもあるので、
結局、最終的には「何を書きたいか」に戻っていくのかもしれない。
そうすると、感情の伴わない、アクションの為のアクションはやはりつまらないだろう。
凄く目新しいがゆえに面白いところもあれば、単調さに飽きてしまう部分もあるのは、
アクションに感情が伴っていないからに他ならない。


【銭】
109シネマズのたまったポイント6回分で無料入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密@LOVE Cinemas調布
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密@新・映画鑑賞★日記
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密@よくばりアンテナ
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密@愛知女子気侭日記

PS 映画館貸切。すすすす、すんません。無料入場なのに。
PS2 しまった。タンタン、「塙」に似てるよ。
PS3 「ちんちん」とか「ティンティン」だろ、みたいな話題はけっこう出たけど、
 流石に「タンポン」で呆ける奴はいなかったな。生っぽくってきついからかな。
PS4 タンタンの表情がたまにジョーカーみたいに邪悪になる。
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