園子温だねえ。
嫌がる方へ、嫌がる方へ、話を持っていきつつ、的は外さないみたいな。
あまりにぶちまける原色が強烈なので、
観てる方は自分が何を観てるのかが分からなくなってしまう。
という訳で、インパクトに蛸殴りされた感じだが、
結局、自分が何を見せられたのかがいまだによく分かっていない。
とりあえず水野美紀の乳と全裸は見たのだからそれでいいだろう。
うっ、練られた戦略にまんまとはめられてる気がする。
まあねえ、映画の登場人物みんなが完全主義を突き詰める必要はないと思うんだ。
そんなキャラばっかりを集めるからハイテンション・ドラマになる。
そうそう、『ALWAYS 三丁目の夕陽』と正反対の市井の人々。
『けいおん!』の記事で、園子温の『けいおん!』を望んでみたけれど、
作ったら『恋の罪』+『自殺サークル』みたいになるんだろうなあ。
なんか榊原郁恵の「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」みたいだな。
そうでもないか。
アンジャッシュの児嶋が結構大事な役で普通にちゃんと演じているのに
嘘のようにどこの誰の話題にも乗らないのが何か逆に凄い。
結局「恋の罪」ではなく「行為の罪」という、只のダジャレなんじゃないのか。
なんか、ともかく虚仮脅しでも何でも、あれだけ大きい声を張り上げて
撮り終えた作品はそこに何かが宿っている気がしてならない。
その度胸に敬意を表する。
【銭】
シネパトス三回券を前月のうちに購入1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・恋の罪@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・恋の罪@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
・恋の罪@LOVE Cinemas調布
・恋の罪@我想一個人映画美的女人blog
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