五つ星評価で【★★★いちゃいちゃアニメだって】
女の子同士がいちゃいちゃする(の域を越えてる)いちゃいちゃアニメ。
個人製作アニメということで、作画は素人だが熱意が見て取れて、
絵の粗ささえ気にしなければ、ちょっとかーいらしいなと好意的に見てしまう作品。
物語としてはいろいろ足りない部分もあるが、
好意的に必要最小限にとどめたと思いたい。
エロいけど、長さに抑制が効いてるし、
けっこう細かい演出もやってて、なんか初々しいのう。
初日、本編45分、舞台挨拶1時間。
舞台挨拶、面白かったなあ。
主題歌ライブで歌ってくれたり、
司会務めた落語家の春風亭ぴっかりちゃんは可愛くて上手かった。
すげえキャラの付いた姉さまな今井麻美と、
小動物でいっぱいいっぱいの一色みくが面白くてたまらない。
一色みくはメディアに上手く乗っかれば物凄く話題になる逸材な気がする。
で、監督が「気にいったら、お友達と家族に勧めてください」と
たどたどしく言ってドッカンと受けてた。
百合シーンのあるアニメを家族に勧めるのは、
心臓の強いキモオタでもちょっとハードル高いでしょ。
それをやるとしたら、防腐処置を施した死体の家族とかでだな。
【銭】正規入場料金1000円均一1000円を払って入場
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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くっつきぼし@ぴあ映画生活PS 記事のタイトルを最初、間違えて『くっつきぽし』にした。
ま、まあ、よくある事だ。
ずっと積読しておいた奴を読んだ。
うーん
鉄球は波紋の変形だ。
だから、波紋がスタンドの登場で霞んでしまったように
どうも今一つ、これがど真ん中にいるのは座りが悪い。
多分、「鉄球VSスタンド」より、
「鉄球VS遺体の力」という方が対立図としては良かっただろう
(対立する物を取り込むってポケモンみたいだ)。
鉄球+遺体の力で、爪を回すってのもどうもリアルに感じない
(だって、自分の周りで爪を回している奴はいないもん)。
「遺体」にしても、鉄球にしても、スタンドの能力にしても、
作者が自分で作っているルールなので、ぶっちゃけどうにでもなる。
だからこそ、普遍性のあるルールを制定していないと
凄く甘えん坊な話の流れになってしまう。
そこが今回は練れてなかったと思う。
読み逃しちゃってるだけかもしれないが、ウジャウジャ、
スタンド使いが出て来る理由もなかった気がする
(エンヤ婆が出てたけど話に加わってはこなかったし)。
そして、ラスト、明らかに主人公が負ける
負けて学ぶというより、ただ負ける
(ただ打ち負かした者も別の者に負ける)、
やはり主人公には勝って、何かを勝ち取ってほしい。
そう、だからこの前のJOJO6部「ストーン・オーシャン」も好きじゃない。
主人公が負ける。もしくは負けたか勝ったかも分からない状態。
んー。JOJOに関しては自分にとっては宗教(絶対)じゃないなあ。
よう思わんければダメ出しもする。
なんか宗教になってる人もいるから、物申すのはちょっと怖いんだけど。
あと、大統領はかっこよくならん方が良かったと思うよ。
かっこよくなった理由はまあ、それはそれでいいけど。
「自分の好きなタイプ、芸能人で言うと?」
「自分の好きなタイプライターを
芸能人で例えるなんて難しい事はできない」
五つ星評価で【★短いのに匍匐前進みたいなテンポ】
スペースでレイダースという、凄く乗っかりなタイトルの映画。
うん、昔のつまんないSF映画って、こんなだった。
いきなり鉄工所みたいなところで始まる撃ちあい。
どっちがどうかも分からずに何となく終了。
宇宙船奪って逃げた賊は宇宙船の中で迷子を拾う。
賊と迷子はスコットランド・シンドロームだか何だかで仲よしになって、
身代金を奪おうと画策する別の悪から子供を守ったりする。
横町で遊んでる只の子供にしか見えなかったから、
あんなんいくらでも連れて来れるだろ。
なんて真剣に考えちゃいかんのだ。
何せ死んじゃうような大けがを部室の奥に放り込んでる様な
絶対滅菌処理されてない工具が入ってる「救急箱」で直しちゃうような
そんな世界観なのだ。
お前ら絶対SF知らないだろ。
子供から「子供だましの映画つくんなよ」と言われちゃうような映画なのは、
ロジャー・コーマン製作だから。
ロジャー・コーマンその物はハリウッド映画界二軍ベースキャンプの主として、
とてもうまく機能してたけど、映画その物は、ジャック・ニコルソンが
「たまに間違えて傑作ができる」と言ってたように、大概は良くて凡作、
普通に駄作というラインだと思う。
で、これは駄作寄り。
あの素晴らしいロジャー・コーマンが作ったのだから素晴らしい映画に違いない、
とか、今、見ると傑作、とか無理に誉める必要はないよ。
普通につまらんよ。
大絶賛してる人とかいたら、
映画興行側のスタッフか、何となく寝ちゃったけど、
周りが誉めているから誉めなくっちゃって人じゃないかなあ。
OK。大丈夫。問題ない。次に風が来た時にどーんと行けばいいのさ。
風が来てよかったね、コーマン。
【銭】ロジャー・コーマン特集上映「夜コーマン」
『コーマン帝国』の前売券持参割引で500円
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スペース・レイダース@ぴあ映画生活PS 妙に幾何学構成された宇宙ステーションの背景セットを見て、
白黒だったら『カリガリ博士』みたいかもしれんと思った。
五つ星評価で【★★星一つは加藤夏希にオマケ】
押し寄せる三流感。
それはいい。
問題なのは、倉田保昭を中心に据えながらアクションがよくない点。
いや、アクションはいいが、圧倒的に撮り方が悪い。
カメラが最初から最後までぶれ続けるのだ。
というか、わざと揺さぶっている。
昨今、よくある臨場感を煽る為のカメラ揺らし。
これが、とてつもなく失敗している。
効果が上がらずただ気持ち悪いだけ。
・そもそも「揺らし」は普通のアクションシーンの
一か所でやってこそ効果が上がる。
こんな最初から最後まで揺れていては効果も上がらないし、
観客の平衡感覚が狂ってしまう。
・効果的な「揺らし」は、ただ、カメラを振るのではなく、
一か所、中心になる部分を外さずに振る。
つまり、奥に向かいながら自然に振る、みたいな使い方をする。
・中心がずれた「揺らし」は撮っている物を見辛くする。
当然。ぶれているのだから。
臨場感を煽る為にやっている筈の効果が、
アクションその物を見えにくくし、何だか、はっきり見させない、
悪い所を隠す為にやっているようにさえ見えてしまう。
という事で、アクションに関して、演じ手はいいが、映像は最低。
倉田保昭氏はなかなかいいです。
石垣佑磨って、こんなに下手だっけ、と思ってしまうくらい冴えなかった。
とりあえずメトロン星人っぽい対座以降やっとよくなるけど、
それまでの青春ラブコメ風演技が気持ち悪くてしょうがない。
山口華林の老婆も良かった。
そして
加藤夏希。
ああ、綺麗で可愛い加藤夏希を見る事が出来て幸せだ。
いやあ、本当。
「生まれ変わったら加藤夏希になるんだい」と言いたいくらい
カワイコちゃんとして完成している。
ポスターのビジュアルが思いっきりネタバレ。
血まみれだなあと思ったら西村映像だった。
問題は多いが、結局、
加藤夏希が可愛かったので、全てチャラになった。
【銭】新聞屋系の招待券を貰った。
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レッド・ティアーズ@ぴあ映画生活
だから、6時に起きるんだから、2時まで起きてちゃダメだよ。
ああ、時間がなくて映画の話が書けん。
トラックバック返すので本当、精いっぱいだ。
「性おっぱいだ」とか、そんな事ばかし思いつくね。
じゃ、おやすみ。
ダメな野良メイドにいつかれる主人公。
なんかめんどくさい。
この居つく方のメイドがとことんダメで、H展開に行きそうで、いかないというのも定番なのだが、メイドがとことん自分勝手自己中心的な尺度の考え方をするので、ただただひどい目に会ってしまう主人公が居候を許す理由が、主人公の優しさオンリーになってしまってて、とても居心地が悪い。ただ、そういう自分の想いのままにならない異性というのは、よりリアルに近い設定と言っていいかもしれない。
でも、そんなのは別にメイド漫画で展開しなくてもいいフォーマットだ。
うん、多分。
実際のところ、娯楽としては映画観てれば満足してしまうので、
それ以上、何かをやりたいというのはあまりない。
近場で美味い物とか安く食べられれば、より満足だけど。
小奇麗な商業施設はそれなりに銭も要求するからなあ。
ちょっと主旨は違うけど、
できれば、『ガメラ 大怪獣空中決戦』でギャオスが巣にした為に
湾曲してしまった東京タワーを原寸大で(はダメだろうからもちっと縮尺で)、
どこかに作ってくれたりしないかなあ。
その中で食べる「名物料理 ギャオスの卵焼き」とかあったら、
1500円くらいなら払ってもいいよ。
行ってないけど、メイド喫茶に行くよりは満足する気がするよ。
そいと、太陽の塔も原寸大は無理かもしれないけど、
東京のどこかに20本くらい林立させてくれたりしないかなあ。
いいじゃん、パチもんで。
誰か「岡本次郎」を名乗って作れよ。
そこで作った、ゆるキャラ着ぐるみ「太陽くん」が
施設内をドタドタ走り回っているなら30円くらい払ってもいい。
あ、でも「太陽の塔」のぬいぐるみがあったら欲しいかも。
メイド喫茶をグラビアから、社会史、メイドアイドル変遷史、起業レポート、名店案内、メイドへのインタビューや投降などまで集めたムック本。1998年から2008年の10年間を描く(メイド喫茶誕生が書籍が発行された2008年で10年目の節目なのだそうだ)。
面白いのは起業レポート。
萌えビジネスとは関係のない普通の脱サラ社員が雇われ店長としてメイド喫茶を立ち上げ、惜しまれながら閉店するまで。怒られるのを想定であえて書くなら、とっても風俗チックだ。業態の話ではなく、アルバイトの個性を冷徹に見据えて、もっとも原価のかかる人件費をやりくりしながら、商品価値をどう高めていくかの戦略を立てていく構図が、とっても風俗に似ているのだ。「性」を売り物にしていないだけで、店舗が従業員を管理する仕組みは基本、変わらない。裏話はとても面白い。
一巻について「残念感漂う」と評した。
で、まあ、二巻もきついはきつい。
叙事詩のように壮大な「地獄」が現出してきて、
「さあ、どうだ」と見せられる。
気持ち悪いのは、生を長らえている者全て、
その存在がみんな死んでいるからだろう。
「イキイキしてない」
地獄の中で過剰にイキイキしてるのも気持ち悪いが、
全てが沈んだトーンというのもめげるものだ。
対峙するどちらもが浮かない表情で、
勝利の瞬間、どちらが勝っても事態の好転を信じられない。
つまり、対峙に理由が感じられないのだ。
もう少しすると地獄の全貌が見えて来るに違いない。
そうすると物語の進む先が見えて来るだろう。
・・・の前に笑顔を見せる少女が出現。
気になるが、きっと彼女は幸せなままではいられないに違いない。
まだ「地獄編」と名付けられた物語の只中なのである。
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