ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

マンガ『24のひとみ 第一巻~第四巻と第六巻』倉島圭、少年チャンピオンコミックスを読む男ふじき

女教師ひとみがむやみやたらに嘘をつく。
「嘘をつく」というフォーマットだけで出来上がってるギャグマンガ。

どうでもいい事だけど、これを延々と続けられるというのは、
ある意味、凄まじい才能だ
(凄まじいではあるけど、どうでもいいと言えばどうでもいい)。

深夜の5分番組になった時に、目利きだけど物好きな人もいるもんだと
思ったけど、出来上がったもんは割とホッコリしてて、妙に面白かった。

で、これ。
この「嘘」に「嘘」を重ねて、「表」も「裏」も、
「内」も「外」も分からなくなる感覚。

キューブリックも変な不倫メロドラマなんかを遺作にせず、
これを遺作に選んだら良かったのになあ。
思考方法が限りなくデジタル(ハーフトーンでさえ全て0と1に分解しそう)な
キューブリックにこのマンガはよく似合うと思う。

キューブリックが好きな人が読んだら激怒しそうな記事だ。

そう言えば、
古本屋で売ってるコミックスが、倉島圭に関しては驚異的に汚れ知らず。
確かに読み込むマンガじゃないし、読み返したりもしない。
何でか五巻だけ100円本で見掛けないから未読。
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あの味と色

  

うわ、だから6時に起きる人が
この時間に記事書いてちゃダメだよ。
  
って、事で今日も軽く書いてすぐ寝る。
  
この間、マンゴープリン食べてて、
「この色、カボチャとそんなに変わらんな」と思った。
  
それだけっす。

グラスの仮面

  

もう、こんな時間だから一つくだらない事書いたら寝るよ
(地震もあったし)。

「マヤ、仮面をかぶりなさい」
「月影先生、これは」
「樹氷を買うと付いてくる顔グラスを集めて作った
 『一見ガラスに見えるグラスの仮面』です」
「あの、グラスの底に顔があったっていいじゃないか(岡本太郎風)のですね」
「さあ、被りなさい、マヤ」





マヤ、重くて仮面を地面から持ち上げられない。

「ここは物凄く重力の想い惑星。
 ゴラスの底に顔があったっていいじゃないか(岡本太郎風)」

満場の花が彼女に寄せられた。

鷹の団にはこのサインを持って入れ

鷹の団

という事で新カテゴリ「ふじき78の引越秘宝館」を作りました。
引越で出てきた得体のしれない物をチョコチョコ載せていこうと思います(いまだにゆるーく引越中です)。

で、一発目
加藤鷹のサイン。

何だ。いったいどこでどうやって手に入れたか全く覚えていない。サインプレゼントみたいなもんだっけ。貰って喜ぶ理由がないよなあ。よっぽど他に応募する物がなかったのかなあ。

あ、日付が今日(もう昨日)日付けじゃん。いったい21年前、いったい何が……加藤鷹のビデオすら見た記憶がないものなあ。

『灼熱の魂』『幸せパズル』をギンレイホールで観て、へへっへそりゃああの韓国映画みたいでげすなあふじき★★★★,★★(ネタバレあり)

『灼熱の魂』(ネタバレ)

五つ星評価で【★★★★すげえなあ。でも、ショック展開をすればいい映画かと言う疑問も沸く】

条件は違うんだけど『オールド・ボーイ』みたいだ。
その、脚本の衝撃度がこの映画の全てを支えている。
映画を見て、その映画に打ちのめされるという体験はたまにあるけど、個人的には幸せな打ちのめされ方をしたいなあ、へたれだから。



◆『幸せパズル』

五つ星評価で【★★なんか締めが気にいらない】

一言でいうなら、
主人公のパズル母ちゃんの顔がウィレム・デフォーに似てると思った。



・・・『灼熱の魂』後に見たので、ちょうどいい熱さましでした。
(『灼熱の魂』的な展開だったら、あの父ちゃんがパズル男爵を拷問して、
 目の前で母と息子二人がドイツを賭けてセックスってまとまってないよ、俺)

PS デフォー似の御尊顔は下記TBから他の人のブログでご確認ください。

【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。あっ、この日に年会費10500円はろうた。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
灼熱の魂@ぴあ映画生活
幸せパズル@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
灼熱の魂@LoveCINEMAS調布
灼熱の魂@映画のブログ
灼熱の魂@映画的・絵画的・音楽的
幸せパズル@LoveCINEMAS調布
幸せパズル@映画的・絵画的・音楽的

『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』のチラシ

メインコピー
「ついに、15年の歴史に幕が下りる。」
  
15年もやってたのか、というのが正直な感想だ。
確かに最初のテレビシリーズは面白かったし、
続くテレビ特番も盛り上がった。
でも、一本目の映画くらいまでがいい感じだった。
これが大体2年以内(1997-1998)。

その後は5年経ってから映画第二作(2003)。
映画第三作は更に7年後(2010)
最終第4作が2012年、長い道のりだ。
どんどん世間とかい離していく15年
  
いったい映画はいつの話なんだろう。
きっと見には行くけど、リンクがどうのって、
内輪受けの伏線回収に走るだけの映画にするのはやめてほしい。
何を見せてくれるのか。
いや、期待はすまい。
ただ、見届ける。
もちろん面白かったら誉める。
15年の集大成と言うよりは、
15年前の原型と相通じる映画ができたらいいな。

『楽日』『西瓜』をキネカ大森3で観て、僕には早すぎましたふじき★★,★★

もう、忘れかけてるけど、こんなのも見てるよ。
台湾のツァイ・ミンリャン2本立て。
記事アップ直前に全文ロストしてしまって、悪い夢を見てるみたいだ。

◆『楽日』

五つ星評価で【★★何を意図してるのか分からないけど間が長すぎる】

映画館最後の日をこれでもかと記録して映す。
話は基本ない。全くなくはないが、ないようなもんだ。
実際の取り壊しにあう映画館を使って
隅から隅まで撮りあげてるので、
物語としてより、記録映像として貴重かもしれない。

でかくて、いい映画館だなあ。
夏は暑くて冬は寒そう。

それにしてもロビー広いよ。
Gメン75の横一列出来ちゃいそうなくらい(それは大袈裟)広いよ。
あんな無駄に広いスペース、日本の映画館では取れないから、
そこはちょっと感動する。

ロビーの広さはともかく、古さと佇まいがちょっと昭和館を思い出させる。



◆『西瓜』

五つ星評価で【★★現実と幻想の境界線が分からん】

幻想と現実が交差するらしいんだけど、全て幻想だと思って観てしまったので自分の中に全くストーリーを構築できず、いつまで、この不毛な繰り返しが続くのか、(空白)、まだ続くのか(空白)と、睡魔に負けに負け、負け続けて、気が付いたら映画が終わってた。幻想と現実が分からない手法なんだろうけど、そこはちゃんと分けてほしかった。いや、そういう事をしないって映画か。であるなら、幾つになってもこんな映画をみるには若すぎるって事なんだろうな。

だめだ、俺。すいません、ツァイ・ミンリョン。
最初から「お前は不適格者だ」と言ってくれれば来なかったのに。



【銭】
キネカ大森名画座3回券(3000円)の2回目。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
楽日@ぴあ映画生活
西瓜@ぴあ映画生活

PS キネカ大森で普通にもぎる片桐はいりさんに遭遇。

『泥だらけの純情』『伊豆の踊子』をキネカ大森2で観て、百恵ちゃーんふじき★★★★,★★★

うわ、もう、忘れかけてるけど、こんなの見たよ。
ちなみに普段は映画一人で観てるけど、珍しく映画友だちの「すーさん」と見たよ。

◆『泥だらけの純情』

五つ星評価で【★★★★百恵ちゃんがとっても芋々しいのがステキ】

チンピラの友和と令嬢の百恵のちょっとロミジュリ的な一編。

武骨なチンピラを演じる友和は頑張ってる。
それ以上に、その武骨なチンピラに惹かれるあまり、変なTシャツを着て
新宿の街に入り浸ってしまう百恵ちゃんがちょっと芋々しくって可愛い。
ああ、もてあそんで捨てたい(そんな甲斐性ないって)。
昔の新宿の街も懐かしい。
でっかい伊勢丹の「伊」の字とか映ってるよ。
歌舞伎町もまだ映画街だったよ。
ラストは三省堂の大通りだよ。ようゲリラ撮影できたな。

脇がみんないい役者。
大坂志郎の刑事、もうこれ以上の酸いも甘いもの人情刑事ってありえない。
有島一郎の闇医者、昭和というより戦後を引きずってるキャラ。濃いなあ。いいなあ。
百恵の親代わりの西村晃、出た途端、問題はこいつだと分かる。いい。いい。明確だ。
そして、友和のチンピラ兄貴分、石橋蓮司。わっけーの、ヒョロヒョロなの。
いかにも何かやりそーなの。たまらん。

PS 配役陣見てると、島本須美(クラリス)が出演してるらしい。



◆『伊豆の踊子』

五つ星評価で【★★★百恵ちゃん可愛い。ちゃんと映画になってるなあ】

若い。若いんである。
素人である。
だから、演技がどうとかではない。
素に近いだろう。

でも、いいなあ。
結局、「踊子」を見てるのではなく、
「百恵」を見てるのだ、という事だろう。

友和も若い。まだ、顔が後の横に平べったい友和顔になっていない。
顎とかシャープでちょっとトッポイ感じ。
友和は一番古いこの映画が一番現代的な若者みたいに撮れてる気がする
(実際の映画とか観てないから、あくまでイメージだけど)。

ラストはあれかいって、ちょっと唖然とした。
まあ、意味は分からんでもないけど、
文芸映画らしく綺麗に幕を閉じると思ってたので、ちょっと驚いた。



【銭】
キネカ大森名画座3回券(3000円)の1回目。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
泥だらけの純情〈1977年〉@ぴあ映画生活
伊豆の踊子〈1974年〉@ぴあ映画生活

『未来警察 Future X-cops』をシネマート六本木2で観て、見てくれじゃない魂だふじき★★★

  

五つ星評価で【★★★魂だ、魂だ、これを「かっこいい」と言うとイジメ対象になりかねないけど、魂だけはいっぱいこもっている】

確かに、アンディ・ラウは昔から容姿にそんなに拘らない人だった。
『マッスル・モンク』なんて怪作に出たのも、人は外見じゃないという、
明確なビジョンゆえかもしれない
(もしかしたら、単に目端が利かないだけかもしれない)。

上映開始0分、西暦2080年の未来。

こ、これは………古い。
絶妙に古い感性、いわば昭和初期の未来イメージだ。
摩天楼、チューブカーにピッチリ・スーツ。
そして、悪い奴らは素顔を晒したショッカー怪人みたい。

あっ、『イップ・マン』シリーズのルイス・ファンだ。
なんか嬉しい。この人は濃い顔でいつも屈折してるよね。
今回は悪い奴でメカの力で強いぞ。強さが似合う顔だ。
この人が日本人だったら『テルマエ・ロマエ』のルシウス候補だったかもしれん。

この2080年から急転直下、
タイムリープ技術を悪人に盗まれたと言って、
舞台は突然2020年に。
強引だな、おい。

ここからコメディ・シチュエーションがくどいが、
ラストに向けて、ルイス・ファンとアンディ・ラウの一騎打ちの機運が高まっていく。
そして物語中盤でアンディ・ラウが遂に変身。

ぷぷーっ。

嘘のようにこれがかっこ悪い。

だが、それはそれ。
娯楽的に盛り沢山で楽しめて、最後はいい話系で〆る。
なかなか、やるじゃん。

悪玉側のネズミの姉ちゃんも、
善玉側の刑事の姉ちゃんも、どっちも可愛かったな。



【銭】
シネマート、月曜メンズデー割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
未来警察 Future X-cops@ぴあ映画生活

PS 未来人敬礼割引ってのもあるぞ
 「未来人です」と表明後、3名以上で敬礼すると1人1000円。
PS2 あと、女の子の地味っぷりに好感を持ってます。

『テルマエ・ロマエ』を109シネマズ木場8で観て、まずまずくすくすふじき★★★

  

五つ星評価で【★★★決して面白すぎないように目配せしてるようにすら見えるが、つまらない訳ではない】

大上段に悩む阿部寛の姿がまるで絵のようだ。
あのビルドアップした姿で悩む阿部ちゃんは妙におかしい。
例えば全盛期のシュワちゃんが無言でヤカンを振り回すCMに出てた時の面白さに通じる物がある。そう、筋肉って基本的におかしい物なのだ。だって、生物の基本戦略として、生きていく上に油を塗ったビルダーほどのビルドアップ筋肉は必要ない、むしろ邪魔な筈だから。

って事で阿部ちゃんはおかしいに決定。

この物語の三角形の頂点、二つ目、上戸彩は雰囲気役。
上戸彩はお得な場所にいる。
ドラマもそんな成功してないし、歌手としては失敗したし、
バラエティを席巻してる訳でもない。
タレントとしてそんなに自慢できるキャリアではないと思う。
なのに、何かお茶の間に確固とした「憧れられる女の子」の位置を確立している。
これはCMの成功のおかげだろうが、ここまでCMだけで、長期間いい位置にいるタレントも珍しいのではなかろうか。

という訳で、「演技」というより、「いつもの上戸彩」である。
誰も、上戸彩に上戸彩以上を求めてはいないから、これはこれでいい。
上戸彩がこのいかれたドラマを日常に引き下げている。
でも、ポロリは欲しかった。
トイレで温水浴びて「ひいっ」てシーンはルシウスの代わりにやってほしかった。

そして三角形の最後の頂点。
日本全国通津浦々、爺、爺、爺。
日本は爺と上戸彩しかいないんか、というくらいの爺率の高い映画だった。
あの爺さんはみんな「理想」。
みんなチャーミング。
そこに平和がある。

って事で、とってもキャラクターバランスのいい映画だった。
映画用に、山場(実際はそう盛り上がらない)を作ったのも、良心的だ。
あと、日本人、トイレと風呂ではどこにも負けない、というプライドをすぐってくれたのもよかった。

ただ、なんか、とってもとってもテレビドラマみたいだったのはどうしてだろう?
あんな、チネチッタスタジオの大セットを使ってしてもテレビドラマっぽいってのは
どうしたことなんだろう? 不思議だ。


【銭】
レイトショー割引で1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
テルマエ・ロマエ@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
テルマエ・ロマエ@LoveCINEMAS調布
テルマエ・ロマエ@映画のブログ
テルマエ・ロマエ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS 上戸彩は太知喜和子に似てると思う。
 ゆで卵にチョコチョコ顔が付いたみたいなツルンとした顔立ちは
 ほんと「平べったい」。
PS2 ルシウスがユニットバスを見て呟く「執念のようなものを感じる」に
 ひたすら同意。
 どんな大きさでも家に風呂を持たずにはいられない風呂好きの国民なのだなあ。
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