ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『戦火の馬』『蜂蜜』をギンレイホールで観て、ふんふんぐーぐーふじき★★★,★★

『戦火の馬』

五つ星評価で【★★★お正月のTV特番みたいな映画だった】

なげーよ、スピルバーグ。
相変わらずなげーのに退屈させないのは流石だ。
まあ最近はそうでもないけど、馬は退屈しなかった。

でも、スピルバーグで WAR HORSE なんていうから、
地球外生命体から得た知識により開発された
スーパー軍馬がさまざまな戦地で華やかな経歴を飾りながらも、
その一撃必殺の蹄の鈍い退色を気にし、
「いくら洗っても蹄にかかった血が落ちてくれないんだよお」
といつまでも蹄を洗っている、そんな映画を予想してたのになあ(嘘を付け俺)。

・・・ああっ『戦火の尼』だと思って観にいったのに!(嘘を付け俺)
・・・ああっ『戦火の中村由真』だと思って観にいったのに!(嘘を付け俺)



◆『蜂蜜』

五つ星評価で【★★景色は雄弁ではない】

眠いよ。
寝たよ。
起きてられないよ。
イビキかいてたらごめん。

しかし、同じギンレイでかかった『やがて来たる者へ』
主人公の女の子が喋れなくなる映画だったけど、
あの映画では家族が雄弁だった。
『蜂蜜』は喋らない少年をただ、ぼーっと映してたりする。
見る人が見ると、そこに微妙な感情や詩情を読み取れるのだろう。
人を選ぶ映画で、私は選ばれなかったという訳だ。

ぐすっぐす。な、泣いてなんかいないんだからね。




【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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『先生を流産させる会』をユーロスペース2で観てテーマやモチーフに関係しない快楽だふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★ドーパミンには勝てない】

ずっと何を書いたらいいのか迷ってるうちに
「書く何か」を忘れてしまった。
わはははははは。
いやあ、やはり、早く書かんとダメだね。

で、アルジェントの『サスペリア PART2』を観て、ちょっと思い出した。
モチーフとか、テーマとかは二の次で、映画的な作りがとてもキッチリ、
そしてゴージャスに派手に作ってあって乗れる。
だから、気持ちが良くてドーパミンが出る。
なので、いい映画かどうかは別にして、とても面白い映画だった。

映画って「話」だけじゃないよ。

と言いながら、話についてもちょっと。

「マンコにチンコ入れて精液出したら、
 その精液が子供になるって気持ち悪いよね」
とい形而上的な感情を、
「でも、それは今まで皆がやってきた事だから、気持ち悪く見えてもしょうがないの」
という形而下的な一般論で説き伏せる映画である。
観客は心の中に前者を持ちつつも、
後者の一般性を社会が成立する為の根拠としているから見終わって落ち着かない。
映画の攻撃性から見終わった後に前者が刺激されるのだ。

ってのも含めて、面白いと思うな。

『先生を秋竜山にする会』だったら、
問題作にならなかった筈なのに。

あの先生、ガチガチに硬くてつまらないから、
ナンセンスマンガの巨匠、秋竜山先生に変えちゃおうぜ。
まずはベレー帽からだ!


【銭】
ユーロスペースの会員割引で1000円。

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PS 誰か対になるホラー映画『先生が(JCを)流産させる会』
 というのを作ったらいいと思うよ。
 そうしたら、そっちが10倍叩かれて、
 この映画の評価が普通になるだろうから。

『サスペリアPART2』をフィルムセンターで観て、アルジェントはわはははふじき★★★

五つ星評価で【★★★アルジェントって、いつも単に変な映画でいいなあ】

フィルムセンターの企画「ロードショーとスクリーン・ブームを呼んだ外国映画」の一本。

アルジェントらしい。
実にアルジェントらしい。

アルジェントの映画って話が分からんなあ。
AのシーンとBのシーンが繋がってる理由をじっくり説明してもらわんと理解できない。映画観てる時にじっくり説明されてもウザイから分からんまんまでいいんだけど、結論、話があってもなくてもアルジェントの映画は面白いのだ。

って事で筋は分かったような、分からんような。
「お前、バカか」という意見はあえて無視する。

でも、カットカットのアングル、絵としての作り込み、
音を入れた時の漠然とチープなのに、どうしようもなく押し寄せて来る感じ。

いいわあ。

何か、夏の夜道で蛙と蛇のSEXを見せられたような、感情が脳内に渦巻く感覚。
そういう感覚がアルジェント映画の楽しみだろう。お、俺だけっすか?
ドラッグ・ムービーなんだろうなあ。
多分、アルジェントはそんな事、何も考えていないと思うけど、自分が好きな事を追求したら簡単に芸術映画に片足突っ込んじゃった、みたいな。なので、つまらないアルジェント映画というのは、やはり筋がどうこうではなく、映画の中の重要なシーン(主に殺害シーン)が脳に響いてこない、そこじゃないだろうか。

で、今作はビンビン来る。

度々様々に現れる死のイコン。
何故、現われたかが分からないのに観客の脳に大きなダメージを与える自動人形。
変な死が鬱積してるかのような南国植物の廃家屋。
そして、ゴブリンのBGMが荘厳なのにチープに響く。
ああ、気持ちいい。

あ、一応2回目の筈だが、カットカット覚えていても全体はすっかり忘れていた。
「お前、バカか」という意見はあえて無視する。

偉い教授が執拗に家具の角で攻撃されるシーンを見て、
アルジェントは「豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ」を知らないだろうになあ、
と思った。いや、知ってても知ってなくても偉い。
あの教授が見つけたヒント文字、結局何たったんだろうなあ。


【銭】
フィルムセンター、特別協賛価格1000円(普段の興行はもっと安い)

▼作品詳細などはこちらでいいかな
サスペリア PART2 紅い深淵@ぴあ映画生活

PS あと、10分、上映時間が長かったら、
 犯人はゲイ青年に変わったんじゃないかと思うくらい筋がどうでもいい。
 私の嫌いなアガサ・クリスティも筋がどうでもいい映画で作られるけど、
 あれは筋を見せる映画にしなくちゃいけないから、それではダメなのだ。
PS2 「約束です! 決して、ひとりでは見ないで下さい……」
 2回とも約束を破ってごめんなさい。

『カサンドラ・クロス』をフィルムセンターで観て、あれれふじき★★★

五つ星評価で【★★★あれれ、そんなでもないか】

軍の施設で偶然新型ウィルスに感染してしまったテロリストがヨーロッパ列車に乗り込んでしまう。軍は老朽化した橋に列車を誘導し、極秘裏に列車事故で全ての事実をない物にしようと目論む。

という1976年の映画。フィルムセンターの企画「ロードショーとスクリーン・ブームを呼んだ外国映画」の一本

公開年に名画座で観たか、TV放映で観たかは忘れたが、
当時、凄く興奮した事を覚えている。

観直したら、割と普通の映画だった。

思い出はいつも美しい。


そうか、リチャード・ハリスだったのかあ。
戦う医学教授。同じような役どころを『沈黙の陰謀』でセガールが演じていたから、それに比べればまだリアリティがある筈だ。リチャード・ハリス普通だから。

その相手役にソフィア・ローレン。モードから抜け出たような美女。
ある意味、普通のリチャード・ハリスと恋愛モードに入るのが似つかわしくないというか、どこに接点があったのかがよく分からないカップル。まあ、リチャード・ハリスって、いつも普通の癖に、いつの間にか美女と出来てて違和感がないと言う得体のしれなさを持ってるから………チンチンでかいのか!(違ってても違ってなくても違うって)

あと、マーチン・シーンが若者で出てるのが凄すぎて笑える。
若者だからアクションやるんだよ。
若者だからおばさん、垂らし込んでヒモやってたりするんだよ。
いやあ、似てるなあ、チャーリー・シーンに。
マーチン・シーンは若い時はチャーリー・シーンに似てて、年を取るとエミリオ・エステベスに似てきてる。血って不思議だ。
これ以上、年を取ったら………宇宙人ポールに似るんだろうな。

それにしても、初見時はプロット(お話)も知らなかったし、軍が細菌を兵器として管理するという事実一つをとっても目新しい物だったから、今、見直すとありきたりなものに見えちゃうのはしょうがないんだろうなあ。

真っ白な細菌防御服を着用してマシンガンを構える軍部隊のイメージが強力。これはその後、ゾンビ映画でたまに見かけるようになる。頻度が少ないからか、今見ても新鮮。うん、初々しい、基本かっこ悪いんだよね、細菌戦がまだ慣れてない時代だからかなあ。

決して悪くない映画なのに、普通になっちゃったのは残念だなあ。




【銭】
フィルムセンター、特別協賛価格1000円(普段の興行はもっと安い)

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カサンドラ・クロス@ぴあ映画生活

『長ぐつをはいたネコ2D吹替版』を早稲田松竹で観て、偉いぞ早稲田松竹ふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★ラテンとアニメがよく似合う事の発見】

2Dで観たが、空間認識力が物凄く冴えてるアニメだなと感じ入った。

屋根の上での追っかけっこ、洞窟での戦い。
めまぐるしく視点やアングルは変わるのに、
奥行き(近くと遠く)、主人公がどう動いて何をしようとしているか、
この情報が揺らがない、安定している。
アニメ、実写を問わず3D映像の中で、
おそらく何をどう撮るかのテクニックが
もっとも整理された映画であるに違いない(2Dで観たから推測だが)。

ストーリーはほろ苦くて大人向け側面も強いが、
次から次へと冒険、冒険と背景がめまぐるしく変わるので、
小さなお子様でも退屈はしないだろう(小さなお子様じゃないから推測)

そしてラテン。
音楽とダンスがなんと自然に話の中にカットインしてくる事か。
これはジャパニメーションでならす日本のアニメの不得手分野だ。
という事は、商品としての売りになる。
そうだよなあ『ヤマト2199』では踊らんよなあ。
いや、ちょっと踊ってほしくもあるけど。

あとは声優。竹中直人は器用で今回も及第点。
ハンプティ・ダンプティ役の勝俣州和は
声の演技的にちょっと大根くさいなと感じたが、
それが何を考えているか分からないハンプティの役と奇妙に合致。
何がプラスになるか、分からんもんだなあ。

あ、あと、これを番組に選んだ早稲田松竹さんの眼力に拍手を送りたい。



【銭】
ラスト1本800円。

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長ぐつをはいたネコ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
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長ぐつをはいたネコ@LOVE Cinemas調布

共通テーマ「オリンピックで期待している競技・選手は?」

『愛と誠』の権太くんが出場できたらなあ。

競技はメンチ。

そんなオリンピックが面白いと思うよ。

共通テーマ「なでしこジャパン、メダルの色は?」

昔、「ママでも金」と言った人がいませんでしたっけ。
  
であるなら、こんな色ではどうだろう。
「なでしこ全員ママになって女子力OKを証明するのだ。
 つまり、一丸桃色になって金色と玉色を目指せ」
  
ああ、因数分解すると下ネタだよ、またまたまたまた、俺って奴は。
  
しかしなあ、澤さんは女だからセックスアピール的には残念だけど、
男だったら、男前だよね。質実剛健な感じが凄くする。
澤さんは、頑張ればスーパーサイヤ澤さんとかになれそうな気がするのよ。
フリーザ様と戦えそうだよ。
  
………えーとね、
誰か、この暑さでとち狂って「なでしこジャパン、パンツの色は?」
という共通テーマをあげたりしないかなあ。

共通テーマ「この夏やりたいことを教えて!」

やりたいことをおしえて?
  
やりたいことおおしえて?
  
やりたいことおおしてえ?
  
やりたいこと「おお」してえ?
  
やりたい娘と「おお ♡ 」してえ?
  
いやん。
    
何てことを聞きよるですたい(左門豊作)!

浅草世界館でめくるめく荒木太郎新作を世界的に鑑賞 @asakusasekaikan

森村あすかの主演作(および佐藤寿保監督作)と荒木太郎、池島ゆたかの監督作という中々期待の持てる組み合わせをツイッター発信タイムテーブルで見かけて浅草まで足を運んだ。こっ恥ずかしい話だが、森村あすかが好みなんである。性格が痛い所も含めて。


◆『美熟女の昼下がり もっと、みだらに』

五つ星評価で【★★★★★いやあ、いいモノ見たよお】

荒木太郎監督の新作。
荒木太郎監督、面白いんだけど、
一般映画やとんがったアーートな映画を撮らないから
一般的には勿論、映画ファンの中でも知名度は低いと思う。
でも、見ると、外れがないんだよなあ。

林由美香の映画でも荒木太郎のキャラバン野郎シリーズとか
後期林由美香の代表作だと思うんだけどなあ。
林由美香の遺作を撮った吉行由美ともども、
普通に娯楽系の成人映画を撮る人って一般的には凄く評価が低いと思う。
それは、とても残念だ。

という事で、ダメ男と強い女とそれを蝕む悪い男が出て来る
今回の新作も、なんか良かったあ。誉めづらいんだよね。

だって、今時、成人映画で「純愛」を描こうとするなんて、
そんな、そんな、こっばすがしい事、しかも、それがちゃんと実を結んでる。
ああ、ええのう。
愛田奈々ちゃん、かーいーのう。
ダメ男(役者しらない)も、いい味、出してるのう。
客演してる池島ゆたかもいい味。
そう言えば、この映画の脚本は五代暁子。池島ゆたかの奥さんだ。
家族ぐるみで、暖かくて濃密な映画。

突っ込むところは多多あっても、
撮ってる人、出てる人の気持ちが伝わってくる映画は良い映画だ。
そう、思うから、見て見て見てね、見る機会があるならね。



◆『盗撮 レイプの瞬間(制服盗撮魔 激写・なぶる!)』

五つ星評価で【★★★★森村あすかの可愛さが異常】

森村あすか、かーいーなー。
映画内のキャラには全く共感しないけど(はっきりうぜー)、
あの、どう見てもJCみたいなロリボディーが凄い。
裸よりセーラー服で、ただ立ってるとかの方が可愛いのだ、
成人映画なのに。

高名なセラピストの女医(滝沢薔)と弟、
その弟の秘密を握るカメラ女子(森村あすか)の間の
コンプレックスと愛と確執という物語。

滝沢薔も「ゆったり感」が出てる感じでよかった。
多分、女優が綺麗に撮れているのは佐藤寿保監督の腕がいいからだろう。

女優と言えば「中村京子」。
セラピストの元に通う潔癖症の女性を演じるが、
目がいっちゃってて、マジ怖い。これはいいキャスティングだ。
冒頭、その潔癖症の女性のセラピー内容を聞いた弟が
中村京子をゴミ集積所で生ゴミだらけにしながらレイプする。
こんな壮絶なレイプシーンは滅多にない。

反社会的な言動を承知で書くなら、
成人映画で描かれるレイプシーンには爽快感が伴われる。
一切、爽快感がなかった。
いやらしいし、エロいんだけど、単に嫌なレイプ。
小学生くらいで、これ見たらトラウマになって、
生ゴミの中でしかSEXできない人とかになってしまいそう。

1990年の『制服盗撮魔 激写・なぶる!』を改題して
『盗撮 レイプの瞬間』として公開してるけど、
前のタイトルの方が全然いいなあ。


◆『痴女天使 あふれる愛汁』

五つ星評価で【★★すんません。寝てしまいました】

池島ゆたか監督の2008年コスプレ物。
神様や天使、悪魔、ロボットとか出て来るマンガチックな1本。
なんか寝ちゃったけど
出て来る女優さんがみんな蛍光色のヅラ(ウィッグっちゅーんか)を
付けてるのはまあ、珍しいと言えよう。
なかみつせいじが、もう爺さんの役を普通にスでやるんだなあ。

体力がある時に見たら、面白そうだけど、
これも五代暁子脚本だし。
でも、うんまあ、いいか。体調不良には勝てない。



【銭】
3本立て1200円、正規料金で入場。

ファミリーマート「レアチーズのクッキーシュー」

まあ、うまい。

ゴツゴツの生地にレアチーズ、レモンなクリーム。

問題は150円という値段設定。
130円くらいまでなら、
頑張った感が出る値段なんだが、
ちょっとだけやわめに高い。
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