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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『東京無印女子物語』をHTC渋谷3で『アーティスト』のように鑑賞して、妄想を膨らます男ふじき★★

五つ星評価で【★★こういうのには話の転機にドッカンが欲しいな】

思春期の若者特有の、というにはちょっと年齢層が上かも知れないが・・・
・・・いや、この映画の主人公の谷村美月も、柳めぐみも、
役柄上セックスはしている年齢だが、結局、「子供」なのだ。

谷村美月編は中学生が考えるような「自分探し」だし、
柳めぐみ編は他者との濃密なコミュニケーションを如何に取るか、だし。

どちらも本来「大人」になってからの話ではないんじゃなかろうか。
君たち、社会人になる前にそんな事を考えるチャンスはいくらでもあったろう?

にも関わらず、違和感がないのは社会全体が子供化しているからだろう。
みんな、いつまでも同じように子供として悩んでいい時代なのだ。


ばぶう。


俺もいつまでも子供だぜ!
はともかくとして、話は普通。
こういうのは役者を変えて同工異曲が作り続けられるものだから、まあ、いんでない。
どっちの話もそうだけど、こういうのは見てる側が予想もしないような
展開がただ一つあれば、凄く冴えた映画になるのになあ。

谷村美月は相変わらず童顔だ。
だけど、顔だけ童顔で身体がギシギシ音を立てるように成長してる。
次は社会人オンリーの役で逢いたいな、それが自然だから。
でも、屋上でぼけっとしてたりする空気感はこの人特有、
確かに「うさぎスピード人間」側の役はこの人には似合わんかもしれない。
いや、大阪弁とか喋るとけっこうチャキチャキなんだよな。
って事は、それだけ演技がオーラ化してるという事か。

柳めぐみはOK。問題ない。
もう一人、伊藤蘭の娘、趣里がキーになる役で出てるが、
自分目線で言わせてもらうなら、とてもうざい女で、これは損な役だ。


上映トラブルで、役者の声が最初20分くらいほぼ聞こえなかった。
頭から上映し直してもまだ聞こえない。
この映画、セリフが少ないからトラブルの回避確認が難しいのだ。
結局、。レイトショー公開で終了時間に制約があるので、
最初20分くらいは不完全状態のまま、
直った状態での続きを上映するという選択を劇場側は選んだ。
正しい状態で最初から見たい人は代わりの入場券を出すので
別の日に観に来て下さいと言う選択だ。

デジタル上映ならではのトラブルだろうが、
新しいメディアや方式に少ない人数で取り込まなければならない
劇場側も大変だ。
ご苦労様でした。

直った機材での「亀ちゃんいたんだあ」
という谷村美月の今まで聞こえなかったセリフを聞いて、

「よし、きっともっと聞こえなかった
 Hなセリフを谷村美月が恥ずかしさに耐えながら
 もっと話していた筈だ」

と思ったので、私に関しては、まあ、あれはあれでよし。

ああっ、美月ちゃん、そんなHなセリフを!




【銭】
テアトル系のメンバー曜日割引で火曜は1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
東京無印女子物語@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
東京無印女子物語@LoveCINEMAS調布
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『ディヴァイド』をシアターN渋谷1で観て、無人島で仲間割れプレイだふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★えっ、そっちの方向に行くの?】

核戦争勃発により地下シェルターに閉じ込められた9人の男女。

無人島や、閉鎖された共同体などで発生する
人々の諍い、覇権争いなどを描く、思ったよりヘビー。

背景に核戦争があろうが、無かろうが、
この手の隔絶された共同体が変質していく映画はたまに作られる。
そもそも、そういう小さな共同体が獣としてのヒトの始まりだろうから、
組織的な獣としての一面からヒトを書きたい時、避けては通れないのだろう。
そして、ボス猿の交代劇同様、諍いは必ず起こる。
諍いと同時に少しずつ壊れていく共同体の各人格。
絶望の中で、心が耐えきれず、弱い者から徐々に、人から獣に落ちていく。

こわいこわい。

物語中盤、シェルター外部からの干渉が発生する。

外部からの干渉は何なのか、彼らは誰なのか?
外部はどうなっているのか?
外部との接触は彼らをどう変えていくか?

これらの回答は何も得られない。
これらの回答を得る方向での伏線の張り方や話の展開もあったろうし、
そっちの方が話や設定が広がっただろう。
広げなかったゆえに焦点が絞られコンパクトに収まったのかもしれないが、
遠大な話だって見たかったから、そこはちょっと残念だった。

若者のイメージのマイケル・ビーンが骨のある頑固爺を演じるようになったのか。
主役女性のローレン・ジャーマンのコケティッシュな感じは実によい。
いや普通だったら、ロザンナ・アークエットより最初からこっちの姉ちゃんでしょ。



【銭】
シアターNの変な割引「ヒューマントラスト開催・未体験ゾーンの映画たち半券持参」で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ディヴァイド@ぴあ映画生活
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ディヴァイド@LoveCINEMAS調布
ディヴァイド@ここなつ映画レビュー
ディヴァイド@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS もうちょい見やすいテイストにするなら『愛と誠』を導入するしかない。