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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ジョン・カーター』を渋谷シネパレス2で観て、バロウズ読者としては残念なりふじき★★

五つ星評価で【★★バローズ読者としては残念なり】

火星シリーズを読んだのは多分、30年くらい前だ。
だから、細かい事はほぼ覚えていない。その程度のファンであり、マニアではない。
今でも漠然と覚えているのは武部本一郎画伯の素晴らしいイラストに繰り広げられる
英雄、絶世のヒロイン、怪物、異世界、
あとジョン・カーターのストイックな人格、だったりと印象のみだ。

という訳で、映画はその印象に追いついてなかった。
武部本一郎画伯の素晴らしい挿絵に触れずにあの小説を読んだ人には
こんなジレンマはないのかもしれない。

・原作は主人公ジョン・カーターの一人称手記であり、
 その「私」が得体のしれない「バルスーム」という世界に放り込まれての
 右往左往を読者はカーターと一緒に新鮮に味わうという構図なのだが、
 主人公を第三人称「彼」として扱う映画というメディアで、
 カーターは内面をさらけ出せていない只の筋肉兄ちゃんになってしまった。
 あと、イメージよりかなり若僧だ
 (これは偉くなった後のカーターを知ってるからなのかもしれない)
・デジャー・ソリスは………それなりの人を連れて来てくれているんだろうけど
 やはり違う。
 あんなの、ボクの「デジャー・ソリスたん」じゃないやい。
 なんかギラギラしてる感がイヤ(これは完全に武部イメージが強すぎるのだ)。
・タルス・タルカスを族長にいただくサーク族。
 インディアンの気高さと飄々とした部分のミックス具合がイラストでは絶妙。
 が、なんかCGでモロにマンガチックになっちゃった。
 まあ、しょうがないんだけど、センスがちょっとよくない。
 人間じゃなくても、かっこよくてもいいのだ
 (そういう捉え方その物がアメリカ人にはないのかもしれない)。

という感じでした。
ただ、原作を読んでなければ読んでないで、
割とどーでもいい1本になってしまったと思う。
敵の設定や能力が、なんか唐突で説得力なかった気がするなあ。
多分、それは「私」の視点ではなく、
「彼」の視点で書こうとしてる映画ならではの問題なのかもしれない。


【銭】
渋谷シネパレス木曜メンズデーで1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ジョン・カーター@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ジョン・カーター@映画のブログ
ジョン・カーター@LoveCINEMAS調布
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