あああああ、可憐なエマが恐ろしいセロンにいいいいいいい。
そして、『ヘルプ』では主人が絞めて家政婦が料理したフライドチキンを、
『ヤング≒アダルト』では、まるで薬物であるかのように
セロンが胃の中に流し込むよ。
『ヘルプ 心がつなぐストーリー』
五つ星評価で【★★★★だってエマちゃんがかーいーんだもん】
エマ・ストーンが可愛い。
『ラブ・アゲイン』は割とチョイ役だし、
『アメイジング・スパイダーマン』では個性が薄かったし、
実は『ゾンビランド』はもう細かく覚えてない。
という訳で、これがエマちゃんのマイ・ベスト。
でっかい目で、まんま子供みたいで、純真無垢っぽくて、かーいーのう。
けっこう辛辣な話なのに、ラストまで笑わせ泣かせ
気分を落とさせないのが凄い。
難を言えば『ヘルプ』という邦題は少し分かりづらい。
かと言って『お手伝いさん』とか『ザ・メイド』でもニュアンス違うし、
『女給地獄・酷暑個室トイレでチョコパイ醸造』も違うだろうし、難しいな。
でも『ヘルプ』ってのは逃げ題名だと思う。
『ミシシッピで焼かれるパイ』とか、どうですかねえ。
鄢いメイドはみんな人間として優秀なのに、
白いご主人様はみんなバカか不寛容。
まあ、そーゆー徹底したカリカチュアをして見せる映画だけど、
バカの中にもチャーミングを滲み出させるような白人を随所に配置するのが上手い。
あ、エマの育ての親がいかりや長介みたいで、顔がいい味だった。
PS 「大奥様は召し上がってはいけません。
大奥様にはもう少し分量を多くした物を用意してありますから」
それこそが味の秘訣だった。
PS2 クマネズミさんとKLYさんのとこのコメントに寄せたんだけど、
黒人が同じトイレを使うのは気持ち悪いんじゃないだろうか。
だって、相手は貧乏、家にトイレがあるかどうかも分からない。
共同のトイレで、とても不潔に用を足してるかもしれない。
そういう人と同じトイレを使うのは嫌じゃない?
あと、この映画の中では野郎陣の影は薄いので、ちょっと考え辛いのだけど、
南部で黒人の家政婦が孕まされ続けてきた歴史を考えると、
「黒人女性は下半身を家の外に置いて来い」
という白人女性のメッセージとも見えます。
って、考えを持つのは異端?
◆『ヤング≒アダルト』
五つ星評価で【★★★セロンが神がかったイカレ女を熱演】
キティちゃんを着ながら常時「ぶつぶつ」言ってそうな
セロンのイカレっぷりを容赦なく堪能できる映画。
こえーよ、こえーよ、セロン、こえーよ。
ライブ会場で、ただ一人戦ってるよ。
負け犬同士、傷を舐めあった後で、
既に低体温で生命力を維持できる程度にそっと回復してるよ。
そして、決して自分が世界の中心である事を諦めようとせず、
世界の辺境がどんなに乱れようとも気にしたりしなそうだよ。
でも、そんなセロンがうつぶせで死んだように寝落ちしてる時の
ぷりっとした尻はステキ。
PS セロンは「世界の中心で愛を叫ぶ」ではなく「世界の中心はIだ」と叫んだ。
的確なこと言ったな、俺。
【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
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・ヤング≒アダルト@ぴあ映画生活
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