五つ星評価で【★★★ナナよりもカオルがいいのだな】
優等生女子のナナ(青野未来)と
キモメン・カオル(栩原楽人)のライトSMライフ。
2作目になって1作目主演の女子が芸能界を引退してしまって、
テンション下がるかなと思ったけど、ちゃんと同一線上に
クオリティを維持できていたのは、演出の上手さと愛なのだと思う。
女の子は変わったけど、思った以上に違和感はない。
これは、前作もあくまで役柄を通して女の子を見ていて、
そのベースになる女の子の事をあまり知らず、
女の子自身の個性が出ていなかったという事かもしれない。
ちなみに前作の子の方がもうちょっとムッチリしてたと思う。
前作同様キモメンのカオルは、とてもいいバランスで演じている。
「分かる気持ち悪さ」。
気持ち悪いけど、理解できて、単に毛嫌いにならずに同情できる余地がある。
そして、バカの清々しさを出しつつも、
優しさや強さも隠し持っている。イイキャラだなあ。
けっこうデフォルメした強烈な演技だけど、それが浮いてないのは
「気持ちが伝わる」からなのだと思う。
女の子側は、とてもいい、素材に徹してくれたと思う。
だんだんダメに落ちていきながら、凛ともしてる。
これもこれで、いいキャラなのだ。
【銭】
ユーロスペース会員割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ナナとカオル 第2章@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・前作のレビューヘ@ふじき
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