五つ星評価で【★★★女優がええねん】
まず、猫や犬については思い入れがない。
どれって話で言えば金魚かもしれないが、
あれは別になつくもんでもないしね。
だが、そもそも人間もダメだから、
その流れから言ったら動物映画を見てもいいだろ。
という事で、間違いがないという印象の
亀井亨監督の
『くろねこルーシー』を観ました。
毎度、動物相手は大変だろうなあ。
だが、いつも通りいい出来に仕上がっているのである。
基本フォーマットが
『猫タクシー』に似てるのが気にならないでもないが、
ともかく女優がいいのである。
安めぐみが素晴らしいです。
あんなに昭和を体現できる女優さんはいないです。
現代は似合わんかもしれんけど。
ああ、あのセーターがなあ。
温かくってしっかり者で歯に衣着せず言いたい事は言うんだけど、
物言いが優しいから殊更叱責口調で険悪になったりしない。
女神だなあ。
こういう出来る女の人にはDV夫が付いちゃったりするのが
映画のパターンだけと、ドランク塚地はまあ、いい組み合わせだ。
何が引かれて結婚したんだかは分からんが。
安ちゃんはちょっとマヌケそうだから、そんな事もあるだろ程度で見れる。
あと、ペットショップの
大政絢も猫知識を伝える為だけの
便利な狂言回しでもあるが、優しさがにじみ出てる感じでよかった。
いつもあんなホワホワ感を持ってるから、こういう気持ちいいチョイ役には適任。
安ちゃんと大政絢ちゃんには黒猫のコスプレを披露してもらいたいもんだった。
いやあ、それくらい出来るっしょ。
迷子の黒猫ルーとシーを探す為に親猫のかっこをさせるとか、
別にリアルじゃなくても夢でいいんだし、それを舐めるように撮る。
舐めながら撮ってもいいよ。
黒猫コスの上に煮干しを撒きながら毒が入ってない事を怪しまれないように
ベロベロ舐めながら食べてくって………成人映画かよ、俺。
………成人映画でいいよ、俺。
いや、ちゃんと仕事しようよ。成人映画になっていいから。
もとい、相変わらず芸達者な濱田マリもおもろい。
この人は黒猫というより、コモドドラゴンコスだな。
根拠はないけど。
踊るとは全く別人、占い師匠の佐戸井けん太が上手い。
話の〆方も納得できるいい感じだった
(息子側の話はないならないでよかったと思うけど。
/他のブログ見てると息子側を描いたTVシリーズがあるんだそうです)。
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▼作品詳細などはこちらでいいかな
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くろねこルーシー@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
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くろねこルーシー@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評・
くろねこルーシー@紅茶屋ロンド・
くろねこルーシー@ほし★とママのめたぼうな日々PS 『くろねこルー大柴』だったら躊躇した筈だ。
PS2 デジタル上映だったが、何かちょっとドット荒い感があったのは残念。
PS3 黒猫………安ちゃんのオッチョコチョイなキャット・ウーマンで
『ダークナイト・ライジング』。
バットマンのクリスチャン・ベールは死んじゃうかもしれないけど、
何となくラスト、安ちゃんがほほ笑んでほのぼのハッピーエンドで終わる気がする。