恐怖映画だが怖くない。
というのがまず致命的だろう。
ちなみに、立ち向かってくる主体性のある霊より、
理由不明に佇む霊が怖いというのが私の持論です。
霊のメイクがコテコテで盛り盛りである。
そこまで盛って、変な演出で「ポウ」とか霊に言わせんでもいいだろ。
あまりに盛ると日常から乖離して、
そらありえん度が高くなって、恐怖は半減する。
発生しうるであろう事態の延長上にしか恐怖はやってきてくれないのだ。
女の霊が回転数を変えて低くなった声で恨み言を喋ったりするが、
一部、裏声的にも聞こえて、鷹の爪団の吉田君みたいに聞こえる所がある。
キャーキャー言うお姉ちゃんがいっぱい出て来るが、
みんなお水っぽい。メイクきついし、疲れてる。
まあ、でも、これで楽しめるって人がいるなら、
それはそれで否定はしないが、どんなもんだろうね。
【銭】
映画ファン感謝デーで1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・劇場版 ほんとうにあった怖い話プレミアム ~呪いの動画~@ぴあ映画生活
PS 安値の日なのに5人くらい。消費者は頭がよくて的確だ。
PS2 冒頭1分くらいフィルムトラブルで音声が出なかった。
その時の恐怖感たるや半端ない。
音が遮断された上でのえぐい恐怖映像はとても怖い。
『リング』のビデオ映像に近い。
いつも効果として使われる音のせいで恐怖が陳腐、摩耗しているという事だな。
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